ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ダンジョン 3階層
魔物の死体が積み上がりその横では小人族の女性がせっせと魔物から魔石を抜いていた
リリルカ「いや~、初日でいきなり3階層とは、あのお二人の娘だけありますね」
リリルカはそう言いながらも手を止めず隣で退屈そうに岩に座り足をプラプラされるハーフエルフに声をかける
スズ「ねぇ、リリルカお姉ちゃん、もっと下に行っちゃ駄目?」
リリルカ「駄目です、そもそもダンジョン探索初日で3階層まで降りること自体が異常なんですから、我慢して下さい」
スズ「だって、つまんないんだもん、ねぇ、本当にここ以外にダンジョンって無いの?、昔は何かもっと強いのに囲まれてた気がするんだけど」
リリルカ「……………………ダンジョンは世界でここだけですよ、ベル様は破天荒と言うか、常識外れと言うか、貴女を背に下層や深層に行ったりしてましたから、その影響でしょうね」
スズ「え?、パパが?」
リリルカ「そうですよ、貴女のお母様も現役のLv.6冒険者、お二人なら貴女を抱いてのダンジョンアタックも余裕でしたよ、貴女も貴女で結構肝が座ってましたから飛び回るお二人の背中ではしゃいでましたよ」
スズ「……………………ねぇ、パパってママより強いんだよね?」
リリルカ「そうですね」
スズ「でもさ、パパがLv.6になったのって割りと最近でしょ?、今なら兎も角、昔からLv.6だったママに勝てないと思うんだけど?」
リリルカ「………………ベル様はLv.1の頃からステイタスの蓄積が他の追随を許さない程でしたからね、蓄積の差でしょう、現にベル様は昔から格上相手に戦いを仕掛け勝って来ましたから」
スズ「本当⁉」
リリルカ「勿論正々堂々とは言えません、策を労し、罠を張り、騙す、そうやって自身に出来ることを精一杯やって勝ったのです、と言うことにしておきましょう」
スズ「へぇ、パパってそんな凄い人だったんだ~、私てっきり女の子に振り回されてるだけの人だと思ってた」
リリルカ「それは否定しません、さ、今日はこれくらいにして帰りましょう」
スズ「はぁい!!」
その日の夜
ベル「リリ、スズの始めてのダンジョンどうだった?」
リリルカ「そうですね、取り敢えず3階層まで行きましたが苦戦する様子はありませんでした」
リュー「初日に3階層まで行ったのですか?」
リリルカ「はい、あの様子なら
ベル「そっか、今回は何処まで行けるかな」
ベルは悪い笑みを浮かべながらスズの部屋を見た