ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
スズ「ハッ!!」
ゲートを潜ったかと思うとダンジョンで寝転がっており慌てて飛び起きる
スズ「…………………………夢?」
今までが夢だったのかと思う程力が出ず傷や疲労も消えている、身体を確認し溜め息を付く
スズ(いくら何でもあの夢は無いでしょう、変な所に行き着いて階層主がパパ?、はぁ、バッカみたい、今日はもう帰ろう)
スズはそう思いダンジョンを出た
バベルから外に出るスズを見送る3つの影
ベル「設計者の残したシステムがこんな形で役立つなんて、思ってもいなかったよ」
イグリット「主君、そろそろ小君主様に力をお戻しになってもよろしいのでは?」
スズの後ろ姿を見送るベルにイグリットはそう提案する
イグリット「以前も何度かテストしましたが君主様の所まで到達したのは初めてでございます、十分に合格点かと」
ベル「うん、力だけならね、でもどんなに強い力を持っているとしても時には逃げる選択肢も必要だ、自分より強い相手にはね、
ジークフリード「………………小君主様」
スズを見送るジークフリードの目には相変わらず涙が溜まっている
ベル「今日は大切な用事もあるし帰ろう、それが終わったら皆で食事をしよう」
スズ「あ!!、リヴェリアさんだ!!」
リヴェリア「ん?、ああ、スズか、ダンジョンの帰りか?」
スズ「はい!!、今日は4階層まで行きました!!」
リヴェリア「もうか?、流石にあの2人に鍛えられているだけあるな、だが無理はするなよ」
スズ「はぁい!!」
スズはそう言うとあっという間に去っていく
ガレス「今のが【ヘスティア・ファミリア】期待の新生か?」
リヴェリア「ああ、団長、ベル・クラネルと副団長リュー・クラネルの娘だ」
フィン「ついこの間まで両親の背中におぶさっていたと思ったんだが、時が経つのは早いね、僕も年を取ったかな」
ベート「ヘッ、お前が年取っただと?、冗談キツいぜフィン」
レフィーヤ「リヴェリア様に何と失礼な!!、今度両親とキッチリ話し合う必要がありそうね!!」
アイズ「…………………………あの娘」
リヴェリア「どうした?」
アイズ「分からない、けど、凄く気になる」
上空
ベルはカイセルに乗り夕日を見ていた、その隣で微笑む妻と共に
リュー「素晴らしい景色ですね」
その景色の感想を告げリューはベルを見る、その手には小さな箱が握られており中から美しい指輪が出てきた
ベル「結婚記念日だから」
ベルはそう言うとソッとリューの手を取り指に嵌める
ベル「直ぐに戻るから、先に帰ってて」
リュー「直ぐに戻るのね?、待ってる」
そう言うと2人はその場で別れベルは空、宇宙とも言うべきそこに穴が空いているのを確認する
ベル「……………………………………起きろ」
無数の影の兵士が立ち上がり戦に備える
スズ(ああ、また死んだ、もう何日もこうしている気がする)
起きろ
スズ(何時からか心に何かが語り掛けてくる)
起きろ
スズ(そう言って私を奮い立たせる)
起きろ
スズ(だからそれに従うのだ、成長を続けられる限り、だから、さぁ)
スズ「…………………………起きろ」
今までご愛読ありがとうございました、これにて本編及び後日談は終了となります、外伝集はまだ連載しますのでそちらもお楽しみに
本当に今までありがとうございました