ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
桜花「どこだ、ここは…………なんだ、ここは?、一体何が起きた⁉」
千草「ベルさんも、リューさん達もいない…………、皆何処に?」
桜花「わからん、探すしかないが、クソ、目が暗闇に慣れないせいで視界が…………」
ベルがゴブリンスレイヤーと名乗る冒険者と会っている頃、【タケミカヅチ・ファミリア】の2人も同じ洞窟の違う場所に立っていた、暗闇に四苦八苦しているそんな時
???「きゃああああああ!!」
遠くの方で女性の悲鳴が聞こえた
桜花「!!、千草!!、いつの間に向こうへ!!」
千草「私は此処にいるよ!!」
桜花「は?、じゃ、じゃあ今の悲鳴は⁉」
千草「兎に角助けに行こう!!」
???「止めて来ないで!!」
桜花「千草!!」
千草「私じゃ無いってば!!」
似た声の2人に桜花はあたふたしながらも何だかんだ対処していく
ゴブリン「GRRRRR!!」
無数のゴブリンが襲い1人の戦士では対応出来なくなっていく
千草「え?きゃああああああ!!」
桜花「千草!!、ええい!!退けええええ!!!!」
ゴブリン達が千草に群がりその衣服を剥ぎ取っていく、その毒牙が遂に肌に達しようとした時
ブワッ
と2人の影から斧を持った手と牙を持った頭が飛び出しゴブリン達を粉砕していく
タウラス「ブモオオオオオオオオオオ!!!!」
ベビー「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
千草「え?、こ、これ」
桜花「これは、【
千草「桜花!!、う、うん、服が破られちゃったけど」
桜花「側にいろ、俺がお前に近付く脅威全てを薙ぎ払う!!」
桜花の戦闘力が更に高まりあっという間にゴブリン達を薙ぎ倒すが同じくゴブリン達も勢いを増す
桜花「なんなんだコイツらは!!、女を狙って服まで剥ぐなど」
???「何って、オルクよオルク、じゃない、ゴブリンに決まってるでしょ」
戦いながらも呟く桜花の声に何処からか矢が飛来しゴブリンの頭を貫く、それも単なる矢ではなく空中で旋回しゴブリン達を貫いた
桜花「!!、矢の軌道が空中で曲がった⁉」
???「フフン、気配さえ掴めれば、目を瞑ってたって当たるもの、良いわよ!!」
???「【いと慈悲深き地母神よ、闇に迷える私どもに聖なる光をお恵みください】」
詠唱が聞こえたかと思うと辺りに光が満ち視界が開ける
桜花「光が…………これなら!!」
タウラス「ブモオオオオオオオオオオ!!!!」
ベビー「ギャアアアアアアアアア!!!!」
3人は開けた視界に映る全てのゴブリンを倒し終わり桜花はホッと息を吐いた
???「油断しないで!!、まだ何か近付いてくる!!」
声が響き桜花は緩めた気を再び締める、見ると確かに遠くから灯りがゆっくりと近付いてきていた
???「………………皆さん?」
現れたのは黒いローブに火の玉を掲げる魔法兵とその後ろを歩いてくる見慣れたエルフ
桜花「お前………………」
千草「リューさん!!」
リュー「すみません、争う音が聞こえたので来たのですが、遅れた様だ、申し訳ない」
桜花「いや、大丈夫だ、此方も助けて貰ったからな、それよりソイツは…………」
リュー「クラネルさんの仕業でしょう、目が覚めたら見知らぬ場所で寝ていた、暗闇で上手く進めずにいると何処からか飛び出し灯りを付けてくれたのです」
魔法兵「…………………………」
魔法兵は何処か自慢するように胸を張っていた