ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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2つ名

桜花「取り敢えず此方は1人合流出来たが…………」

 

 

 

暗闇の中桜花達の視線の先には弓使いと思わしきエルフと神官の格好をする少女がいた

 

 

 

千草「……貴方達は…………」

 

 

 

エルフ「見ての通り冒険者よ、そっちも同業者でしょ?、何か見たことない格好してるけど」

 

 

 

神官「皆さんお怪我が無いようで何よりです。」

 

 

 

???「ああ!!」

 

 

 

声を上げたのは千草にそっくりの声の女性暗闇で良く見えなかった視界も魔法兵の火の玉で明るく照らされ漸く特徴を捉える事が出来る、火の様に紅い髪を短く切り揃え白い長袖の外からツナギを着ている、見たところ冒険者とは思えないが神官達とは知り合いの様だった、聞けば彼女は牛飼いの様で気が付けばここにいたらしい

 

 

 

互いに互いが居ることを驚きながらも一行は一先ず共に行動する事になった

 

 

 

牛飼「そう言えば彼!!、彼は居るの?」

 

 

 

エルフ「たぶんね、オルクボルグだから心配はいらないけど」

 

 

 

神官「突然光に包まれてゴブリンスレイヤーさんとも散り散りに」

 

 

 

桜花「???、他にゴブリンスレイヤーとオルクボルグと言う奴がいるのか?」

 

 

 

神官「あ、言え、同じ人なんです、その人のあだ名で」

 

 

 

エルフ「小鬼殺しって意味よ、良い冒険者には歌と異名が付きものでしょ?」

 

 

 

桜花「ああ、2つ名の事か、此方も似たような奴を探してる」

 

 

 

エルフ「へぇ~‼、なんて奴?」

 

 

 

桜花「【血塗れの影の軍(ブラッティ・シャドウレギオン)】だ」

 

 

 

牛飼「え?」

 

 

 

神官「ぶ、血塗れ(ブラッティ)ですか?」

 

 

 

エルフ「何かヤバそうな名前ね、何したらそんな異名が付くのよ」

 

 

 

リュー「彼のスキルで死者の魂を己に服従させる事が出来ると言う物があるのです、敵を殺せば殺す程その力が丸々彼の物になる、故に付けられた名前が【血塗れの影の軍(ブラッティ・シャドウレギオン)】、今あちらで火をお越し我々を守っている怪物達も彼の兵士です」

 

 

 

リューが指差す先で待機している兵士達を見て3人はギョッとする

 

 

 

エルフ「竜牙兵…………みたいな物かしら?」

 

 

 

神官「た、多分そうだと思いますよ、異形を召喚して従える魔法や術は実際存在しますし………………でも、そう言うのって回数が2~3回しか使えないと聞きますし、お仲間を守るために全部の術を使うなんて優しい人ですね」

 

 

 

リュー「???、彼の兵士は数百はいると聞きますが」

 

 

 

その言葉に2人は何も言えなくなった

 

 

 


 

 

 

ベル「これがゴブリン?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤーの松明の灯りに照らされるゴブリンの死体を見てベルは呟く

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「ああ」

 

 

 

ゴブリンスレイヤーの短い返答が洞窟に響く

 

 

 

ベル「ゴブリンって一番弱い怪物ですよね?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「怪物の中では一番弱い、その通りだ」

 

 

 

ベル「………………」(取り敢えず仲間にしてしまおう)

 

 

 

現在進行しているクエスト中に仲間にした兵士はクエスト終了後強制的に無の世界に旅立ちます

 

 

 

ベル(クエスト終了後に無の世界に?、じゃあこいつらを積極的に召喚解除していかないとな)

 

 

 

ベル「…………………………起きろ」

 

 

 

ベルの呼び声に答える様にゴブリン達の中から黒いゴブリンが立ち上がる

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「!!」

 

 

 

ベル「あ、すいません、こいつら僕が呼び出したんです」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうか、死者を操る術か、良いものだ」

 

 

 

ベル「ありがとうございます」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「………………知らん場所に出たな、地図は持っているか?」

 

 

 

ベル「いえ、仲間に持って貰ってたもので、今手元に無いんです」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうか、見たところ斥候の類い…………嫌、先程の術からして術師か?武器は持っているか?」

 

 

 

ベル「え?、はい、短剣を」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうか、なら構わん、奴らの1匹に地図役をやらせろ、重要だ松明は使うが隠密を重点におく、少し待て」

 

 

 

ベル「ッ!!」

 

 

 

2人が反応したのはほぼ同時、ゴブリンスレイヤーがナイフを取り出しゴブリンの死体に突き立て掻き回す、ゴブリンの死体に血溜まりが出来そこに布を突っ込み絞るとベルに近付く

 

 

 

ベル「???、あの、何を」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「奴らは匂いに敏感だ、特に女、子供、エルフの匂いには、お前はそのどれにも該当しないがだからと言って備えない理由にはならない」

 

 

 

ベル「ちょっ、まさか」

 

 

 

べちゃ

 

 

 

ベル「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

 

 

システムに覚醒以降、恐らく最大級の悲鳴をベルは上げた

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