ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
翌朝
ベル「命さん」
命「ベル殿」
ベルは中庭でボーッとしている命に声を掛ける
ベル「昨夜は春姫さんの所に?」
命「はい、居ても立ってもいられず、でも、拒絶されてしまいました、自分の様な人間は知らないと」
ベル「知ってます、聞きましたから」
命「………………そうでした、ベル殿に隠し事は出来ませんでしたね」
ベル「……何か理由があるんでしょう」
命「…………もしかしたら春姫殿は怒っているのかもしれません、私はファミリアの事を優先して1度春姫殿の手を離してしまった、1人にしてしまった、1人になる事がどんなに辛い事か知っていたのに!!」
そう言って泣く命にベルは黙って泣き止むのを待っていた
???「おやおや、昼間ッから女の子を泣かせるなんて、ベル君も隅におけないね」
そう言って現れたのはヘルメス
ベル「ヘルメス様」
ヘルメス「何かあったのかい?、僕で良ければ話を聞くよ?」
そう言ってベルの横に座るヘルメスに命とベルは事の経緯を話した
ヘルメス「う~ん、確かに僕としてもイシュタルを敵に回すのはお勧めしないけどその子が娼婦なら【身請け】と言う方法がある」
ベル「身請け?」
ヘルメス「例えば今回のその娘の場合、【イシュタル・ファミリア】が提示する金額を払って自由にするんだ」
ベル「そんなこと出来るんですか?」
ヘルメス「イシュタル自身が許可してるからね、その娘がいきたいと言うなら許可する筈さ、ただ、その娘が幹部や強い冒険者なら当然イシュタルは手放さないだろうけどね」
命「春姫殿は非戦闘員の筈です!!」
ヘルメス「なら先は明るいかもね、ただ身請けには少なくとも2~300万ヴァリス必要になるけど」
ベル「僕達なら無理な金額じゃありません」(疲労で動きが鈍らない兵士達を使えば倍の数字でも現実的だ)
それから4日間ベル達はダンジョンに入り浸り金を稼いだ、ベル達が休んでいる間も兵士達が戦闘していた
ヴェルフ「相変わらずスゲェなコイツら、もうベルが戦わなくても良いんじゃねぇか?」
ベル「そうも行かないんだ、自分で倒さないと経験値が貯まらないし勘が鈍る」(それにレベルも上がらないし)
そうしてベル達は次々とモンスターの素材を集めている時、ふと命とベルがある方角を見た
リリルカ「お二人とも?どうしました?」
ベル「何か来る」
命「ええ、これは人の足音と怪物の足音?此方に向かって来てます!!」
リリルカ「ここは一本道です!!、このままだと怪物進呈の対象にされます!!」
ベル「一旦十字路に戻ろう」
ベルはそう判断し全員で十字路に戻る
ヴェルフ「アイツらが追われてんのか?、冗談じゃねぇぞ!!」
ヴェルフは後ろを確認しながらそう叫ぶ、後ろからは何人かのフード付き外套を纏ったパーティーが走ってきていた
命「もうすぐ十字路です!!」
ベル「右だ!!、最短でこの階層を離脱する!!」
ベルが叫び右に曲がるとそこには魔物の群れがいた、更に左からも別の魔物が集まりベル達を襲う
ベル(偶然?、にしては出来すぎてる、リリの時みたいにトラップアイテムを使ったのか?、今は兎も角)
ベル「……………………出てこい」
ベルは兵士達を展開し3方向からの魔物に対処する
ベル(それぞれの方角にイグリット、タウラス、クリスタルを配置、これで一先ず問題ないっ⁉)
ベルがそう思った時、突如外套を纏った冒険者から蹴りを受ける、何とか悪魔王の短剣で防御するがリリルカや兵士達と分断されてしまう
ベル「……………………何のつもりですか?、アイシャさん」
その人物は名前を言い当てられ外套を脱ぐ、そこには先日ベルが歓楽街で追い回されたアイシャがいた
アイシャ「早い再会だったね」
ベル「…………僕の警告を聞き逃した…………訳では無さそうですね」
アイシャ「悪いね、あんたも気まぐれな女神様の目に止まっちまったのさ」
ベル「……………………イシュタルか」
アイシャ「それはどうだろうね!!」
アイシャはそう言いベルに斬りかかった
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】