ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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悪魔王に惚れた鍛冶師

18階層 リヴィラの街

 

 

 

思った以上にクロッゾの名前は威力が大きいのかリヴィラで準備を整えるだけの筈が夜になってしまった

 

 

 

リリルカ「夜営の準備が無駄になってしまいました」

 

 

 

仕方無くリリルカ達は急遽宿を探す

 

 

 

そうしてリリルカが見付けた宿の前に着くと皆何とも言えない顔になる、薄暗い洞窟の中に立つかなり豪華な宿、オラリオでもそこそこ高い額を払いそうな宿、しかし物価の高いリヴィラの街においてその宿は破格と言って良い金額だった、その理由は

 

 

 

ヴェルフ「なぁリリスケ、ここって」

 

 

 

リリルカ「…………どうやら以前冒険者の無惨な亡骸が見付かったと言う曰く付きの宿の様です」

 

 

 

春姫「だ、大丈夫なのですか⁉」

 

 

 

命「リリ殿⁉、別の宿に変えた方が良いのでは⁉」

 

 

 

リリルカ「いえ、だめです、他の宿は高すぎます、曰く付きだろうが何だろうが安さに勝る物はありません、それに、幽霊や呪いなんて存在しません」

 

 

 

ヴェルフ「ベルの兵士は死体から出来てるから幽霊と言えるんじゃないか?」

 

 

 

リリルカ「ですがそれは逆に冒険者の死体や呪いがあったとしてもベル様の手中と言うことです」

 

 

 

リリルカの言葉に少なからず安心した春姫達、中に入ると曰くから久しぶりの客に店主は泣いて喜び酒や食事を提供してくれた、男女は別としてリリルカ以外の女性陣はやはり恐怖を隠しきれず1部屋で肩を寄せ会う様にして寝たと言う

 

 

 

一方ヴェルフは宿を抜け出し昼に椿と会った場所に来ていた

 

 

 

ベルはそれを兵士を通し感じヴェルフの元へ向かう

 

 

 

ヴェルフ「………………なぁベル、お前の持つ短剣、見せてくれるか?」

 

 

 

ベルはどれの事か分からず取り敢えず全ての武器を見せる

 

 

 

ヴェルフ「ああ、ちくしょう、スゲェのばっかだな」

 

 

 

ヴェルフは武器をベルに返しそう呟く

 

 

 

ヴェルフ「【ヘファイストス・ファミリア】の鍛冶師達は全員ある儀式を受けるんだ」

 

 

 

ベル「儀式?」

 

 

 

ヴェルフ「ああ、一振の剣を見せられるんだ、その後入団するかどうかを決める、そしてヘファイストス様にこう言われるんだ」

 

 

 

ヘファイストス『違うと思ったら別の所に行きなさい』

 

 

 

ヴェルフ「震えたよ、あの一振を見た時、人は、鍛冶師はこんな凄い物を作れるんだってな、俺はあれを越える武器を作ってみたい、それは今も変わらない、でもお前とあの騎士、イグリットって言ったか?、あいつの振るう武器を見た時、その美しさに惚れたんだ」

 

 

 

ベル(悪魔王の短剣と長剣かな?)

 

 

 

ヴェルフ「俺は魔剣は嫌いだけどよ、イグリットの振るう剣、いつまでも壊れることの無い稲妻を呼ぶ魔剣、あの剣だけは俺は惚れたんだ、絶対使い手を裏切らない魔剣、そんな物考えたこと無かった、無理だと勝手に決めつけて、作ろうともしなかった、だからさベル、お前が言ったようにしてみるよ」

 

 

 

ベル「僕が言った様に?」

 

 

 

ヴェルフ「『どんな手を使っても強くなる』ってな、だからようベル、お前の持つ武器、それを越えてやる!!どんな手を使っても絶対だ!!」

 

 

 

そう言って嬉しそうに、楽しそうに笑うヴェルフの背後にうっすらとバランの姿を幻視した

 

 

 

ベル(悪魔王に惚れた鍛冶師………………か)

 

 

 

ベル「………………僕もその武器に見合う様に強くなるよ」

 

 

 

ベルはそう言って笑った

最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで

  • フィン・ディムナ【勇者】
  • ヘスティア様
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