ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ヘファイストス「……………………ベル・クラネル、あの子と2人にしてくれない?、皆も」
ベル「………………分かりました」
ベルはそう言うとヴェルフの影からスルリと兵士達がベルの影に戻る、それと同時に他の【ヘファイストス・ファミリア】の団員もヴィル達を連れその場を去る、それを見届けた後ベルもその場を去る
ベル「ヴェルフ、また後で」
ヴェルフ「ああ」
そう短く挨拶を交わしベルの姿が見えなくなった後ヴェルフとヘファイストスは目も合わせず話す
ヴェルフ「……………………俺は…………間違ってましたか?」
ヘファイストス「いいえ、どんな心境の変化があったのか知らないけど間違ってはないわ、有限の時間しか生きられない貴方達が私達の領域に辿り着くにはそれこそ何もかも支払わないといけない」
ヴェルフ「……………………俺は…………壊れない魔剣って言うのを初めて見ました、俺はあれを造りたい」
ヘファイストス「あら、魔剣は嫌いって言ってたのに」
ヴェルフ「はい、使い手を残して砕ける魔剣が嫌いです、でも、あの魔剣を見た時、あの騎士を裏切らない剣を俺も造りたいと思った、俺はあの剣を…………あんたを越えて見せる」
ヘファイストスはそれを聞くとヴェルフにバレないように小さく笑うとヴェルフの頭をワシャワシャと撫でる
ヴェルフ「なっ、何すんだ⁉」
突然の事にヴェルフは慌ててその手を振り払う
ヘファイストス「あら、嫌だった?」
ヴェルフ「俺はもうガキじゃない!!、そう言うのはベルとかリリスケにして下さい!!」
ヘファイストス「そうやって兄御振ろうとするところ、私は好きよ?」
そう言って笑うヘファイストスにヴェルフは顔を赤くする
ヴェルフ「そう言う貴女はどうなんです?」
ヘファイストス「???」
ヴェルフ「椿から俺が居なくなって寂しがっていると聞きました」
してやったりと思うヴェルフに対しヘファイストスはきょとんとした顔をすると一つ溜め息を吐く
ヘファイストス「あの娘ったら、本当に口が軽いんだから」
ヘファイストスはポリポリと頭を掻きそう言う
ヘファイストス「そうね、ヴェルフが居なくなってから少ししんみりしていたわ、子供が巣立っていくのね、って」
ヴェルフ「……………………」
ヘファイストス「………………そうね、もう貴方は私のファミリアの子じゃないから教えてあげる、私、貴方を目にかけていたのよ?、育っていくのを楽しみにしてた、もし私を認めさせる程の作品を持ってきたら何か褒美を取らせようと思っていたのに、残念だったわね」
ヘファイストスはからかうように言う
ヴェルフ「…………それはまだ、有効ですか?」
ヘファイストス「え?」
ヴェルフ「貴女に吠え面掻かせる程の作品を貰えるかって聞いてるんです!!」
ヘファイストス「え、ええ、出来たならね」
ヴェルフ「なら貴女が認める武具を作れたなら自分と付き合って下さい」
酷く冷静で真面目な態度
その目を見ると笑う気も失せる
ヘファイストス「昔、同じことを言った子がいたの、でもそれが叶った子は1人もいない、貴方に出来るかしら?」
ヴェルフ「…………上等です」
ヘファイストスはヴェルフの真剣な表情に少し悲しそうな顔を浮かべる
ヘファイストス「まぁ、それはそうとして貴方も早く伴侶を見付ける事ね」
ヴェルフ「は?、俺は真剣に……」
ヘファイストス「永遠に生きる私達に纏わり付かれるなんて損をするだけよ、家庭なんてものもつくれないしね、何より、私は女として失格」
淡々と告げるヘファイストスは己の眼帯に触れる
ヘファイストス「この下にはね、あなたがビックリするくらい醜い顔が広がっている、この眼帯の下を見て気味悪がったり笑ったりしなかったのはヘスティア位、子供達も気味悪がった、だから私何か止めておきなさい」
そう言ってヘファイストスは去ろうとする、しかしヴェルフは去ろうとするヘファイストスの肩を掴み強引に振り向かせるとその眼帯を無理矢理剥ぎ取る
ヘファイストス「ちょっ、ちょっと!!」
久しぶりに晒される素顔と両目での視界、目の前にはヴェルフが映り嫌に明るい
ヴェルフ「この程度で俺を遠ざけられると思ったんですか?」
ヘファイストス「全く、鍛冶師って皆偏屈で頑固何だから」
ヘファイストスはそう言って笑った
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】