ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ある日のギルド
ベルはエイナに今後のダンジョン攻略の為の情報を貰おうとしていた
エイナ「……………………」
ベル「………………何かありました?」
エイナ「へ?」
酷く暗い表情のエイナにベルはそう訪ねる
ベル「いえ、何時もと違う感じだったので何となく何かあったのかな?と、何か手伝えるなら手を貸しますよ?」
そう言うベルの顔を見たエイナは一瞬ドキリとする
エイナ(前から思ってたけどベル君雰囲気変わったな~)
普段からそう思っていたエイナだが今日はそれをより強く感じていた
エイナ「昨日の事なんだけど」
エイナはそう言ってベルに相談する
ベル「付けられてる?」
エイナ「うん、気のせいかもしれないけどね」
ベル「………………兵士を付けましょうか?」
エイナ「え?」
ベル「エイナさんの影に僕の兵士を入れておくんです、エイナさんが危険な目にあったら兵士から僕に連絡が来ますし間に合わなくても兵士が撃退してくれます」
エイナ「でも、ベル君の大事な仲間?でしょそんな大事な人を」
ベル「人じゃないんで大丈夫ですよ、モンスターも混じってますし」
エイナ(そう言う問題じゃ無いと思うんだけど)
ベル「一応兵士を起点にエイナさんの所に一瞬で飛べるスキルもあるので大丈夫だと思いますけど、兵士も強いのを付けますし」
エイナ「それって例の黒いゴライアスの?」
ベル「そのつもりですけどエイナさんに希望があるなら聞きますよ?」
エイナ「う~ん、じゃあお願いしても良い?」
ベル「分かりました、ではクリスタルの他に2体程付けておきますね」
エイナ「待って、クリスタル?」
ベル「例の黒いゴライアスです、そう呼んでるんです」
エイナ「個体名ってことね、分かったわ、見えないけどお願いね、クリスタル」
その時エイナの影がユラリと揺れる
ベル「一応僕もすぐ駆けつけられる位置で怪しい人が居ないか見ておきます、それじゃあ」
そう言ってその場を去るベルにエイナは慌てて声をかける
エイナ「待って!!」
ベル「はい?」
エイナ「その、ありがとう」
ベル「いえ、僕もお世話になってますから」
ベルはそう言うとギルドを出た
夜 退勤時間
エイナ「すいません、上がります」
職員「あら、今日は早いわね、お疲れ様」
エイナは職員と挨拶を交わすと家に向かう、やはり帰路に付くや否や視線を感じる
エイナ(大丈夫、大丈夫、ベル君の兵士が付いててくれる)
自身にそう言い聞かせながら慣れた道を進む
エイナ(こんなに家まで遠かったっけ?、ううん、きっと気のせいよ)
エイナが言い聞かせているとシュンとエイナの頭上を影が横切る
???「ぐわぁ⁉」
野太い声が聞こえエイナが振り替えると黒い外套を着た何者かを地面に押さえ付けるベルの姿があった
エイナ「ベル君⁉」
慌てて駆け寄るとベルがエイナの方を見る
ベル「エイナさん、多分こいつが正体です」
外套を剥くとそこにはドワーフがいた
ドワーフ「な、何をする⁉」
エイナ「ど、ドルムルさん⁉」
ベル「知り合いですか?」
エイナ「う、うん、私が受け持ってる冒険者の人」
その時ベルがエイナから視線を外し遥か向こうの闇を見つめる、すると
???「ぐわっ⁉」
エイナ「え?」
ベル「どうやら複数犯みたいですね」
そうして現れたのは黒い影に引き摺られる同じ様な外套の人物、兵士が外套を剥くと今度はエルフが現れた
エイナ「る、ルヴィスさん⁉」
ベル「またか、何でエイナさんを狙った?」
ルヴィス「狙う?、それは此方のセリフだ!!、貴様!!、エイナさんに無粋な化け物を付けると言っていただろ!!、エイナさんを監視して何をするつもりだったんだ!!」
ドルムル「そうだそうだ!!」
ベルとエイナは互いを見合せ首を傾げる
すると何処からかゲラゲラと耳障りな笑い声が聞こえる、そちらを見ればそこには2人の男神がいた
ベル(成る程、神の悪戯だったのか、なんて迷惑な)
どうやら2人の男神はそれぞれドルムルとルヴィスの主神だったようで遊ばれたと気付いた2人は顔を真っ赤にしながら闇に消えようとする男神の後を追った
ベル「傍迷惑な話でしたけど、何はともあれ解決ですね」
エイナ「うん、そうだね、私個人としては非常に迷惑だったけど」
2人はそう言って笑い事態はあっけなく収束を迎えた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
-
フィン・ディムナ【勇者】
-
ヘスティア様
-
アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】