ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
エイナの神の悪戯事件から少し経ったある日の朝食後
ベルの前では地獄が広がっていた
ヘスティア「だぁかぁらぁ~‼、僕は風紀を乱す様な関係は認めないって言ってるだけだ!!何も恋愛そのものを否定してるわけじゃない!!」
リリルカ「何処がですか!!、その条件は十分恋愛を否定してます!!」
言い合うヘスティアとリリルカ、それを顔を赤くして見ている春姫と気まずそうに見ている命と苦笑いを浮かべるヴェルフと我関せずのベル
ヴェルフ「ベル、お前も何か言ってやれよ」
ベル「ヴェルフは僕に死ねって言うの?」
ヘスティア「兎に角!!、過度な触れ合いは駄目だ!!、後、他の派閥の子との恋愛なんて絶対駄目だ!!」
そこには全員賛成な様で誰もそれに関しては文句は言わない、他のファミリアの者との恋愛等どちらのファミリアにとっても厄介事でしかない
命「あの、今回の決まりごとはその、神様相手にも適応されるのでしょうか?」
命はおずおずと手を上げヘスティアに訪ねる
ヘスティア「ああ、君はタケの事が」
命「い、いえ!!、これはタケミカヅチ様に限った話では⁉」
ヘスティア「そう言うことなら僕は邪魔しないぜ!!」
その後もファミリアの恋愛に関するルール決めは進み
ベル「じゃあ僕はちょっと出てきます」
ベルはその場から逃げるようにその場を去った
ベル(………………恋愛………………か)
ベルはシステムに目覚める以前、あの運命の日の事を思い出す、上層に迷い混んできたミノタウロスから逃げ回り追い詰められた時に現れた金色に輝く長髪の少女アイズ・ヴァレンシュタイン
アイズ「大丈夫?」
そう言って差し出される手を振り払い逃げ出しそれを笑われた、システムに覚醒し強くなろうと決め強くなった
ベル(けど、僕は強さと引き換えに大事な物を失った気がする、人として、大事な何かを)
己の影に潜む無数の兵士を感じ取りながらベルは考え歩く
???「あ」
声が聞こえそちらを見るとそこにはアイズ・ヴァレンシュタインがいた
ベル「……………………何でここに、ラキアと戦争してたんじゃ」
アイズ「………………捕まえた虜囚を運ぶ【ガネーシャ・ファミリア】の護衛」
ベル「え?、戦場からここまで結構あると思いますけど」
アイズ「うん、でも戦場でも抱えきれない位増えたから一旦オラリオに置いておくって」
ベル(ってことはラキアとの戦争ももう終わるのか、僕も戦場に出れれば兵士を増やせただろうけどうちにそう言う依頼も来ないだろうしね)
アイズ「……………………君は、何してたの?」
ベル「……………………貴女に初めて会った時の事を思い出してました」
アイズ「……………………」
ベル「僕も随分変わった」
アイズ「そうだね、君は変わった、強くなった」
ベル「それを目標に頑張ってきましたから、でも、同時に何かを無くした気がしてたまらない」
アイズ「……………………」
ベル「いえ、忘れて下さい」
ベルはそう言って再び何処かへ行こうとするのをアイズは止めようとするが身体が動かない、それは去っていくベルに自分を重ねたからかもしれない
アイズ(っ!!、違う!!、私が求める強さはあんなのじゃない!!!!)
頭を振りそんな考えを振り払う
???『手を貸してやろう』
次の瞬間、世界が黒く染まり人が消える、まるで最初からそこに居なかったように、ただその暗闇から声が木霊する
アイズ「誰?」
???『私は疫病の君主、お前に力を貸す者だ』
アイズ『………………何が望み?』
???『お前は何もしなくて良い、私がお前の身体を借りるだけだ、永遠にな』
アイズ『え?』
その瞬間、アイズの意識は途絶え容姿が変わる
美しかったストレートの金髪は黒く染まり幼さ残る顔は逆に色気のある大人の様になる
冒険者「おい、見ろよ、剣姫だ」
冒険者「あ?あれ剣姫か?、剣姫って金髪じゃなかったか?」
アイズ?「………………フフ、フゥ」
アイズが軽く息を吐くとその周りにいた数十人が倒れる
アイズ?「さて、まずは他の奴らの身体でも探してやるかね」
アイズ?はそう言うと何処かへ姿を消した
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】