ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
深夜
ベル達はすっかり人の居なくなったバベルから出ると裏路地等を使い極力人目を避け本拠地に戻った
リリルカ「ベル様は1度ここで待ってて下さい、先にミアハ様達にお帰りになってもらいます」
リリルカ達が先に中に入り物陰に隠れ暫く待っていると正門の方からミアハ達が帰っていくのが分かった、それと同時にヴェルフ達が裏口から戻ってくる
命「ベル殿、ヘスティア様への説明は?」
ベル「僕がするよ」
そう言ってベルは少女と2人で中に入る
ヘスティア「やぁやぁお帰り~」
裏口から中に入るとヘスティアが笑顔で出迎えてくれる
ヘスティア「それにしてもどうしたんだいベル君?、裏から1人だけ帰ってくるなんて、ミアハ達はもう帰っちゃったぜ?、それにその子は」
不思議そうに首を傾げていたヘスティアの言葉が止まる
ヘスティア「ベル君、何なんだいそれは?」
ヘスティアの表情が鋭くなり『誰』ではなく『何』を問うてくる
ベルはソッと少女の被っていたフードを下ろしその姿をヘスティアに晒す
ヘスティア「……………………話を聞かせてくれ」
リビングに向かうと全員で円卓を囲みベルは少女と会った時の事を話した
リリルカ「どうなさいますか?ヘスティア様」
ベルが話し終えたのを見計らいリリルカがヘスティアに訪ねる
ヘスティア「この事は誰にも話さないでくれ、しばらく様子を見る、正直僕もこの状況をどう受け止めたら良いか分からない、こんな事があるなんて」
何とも言えないと言う顔で自分を見るヘスティアに少女は物怖じしベルの服をギュッと掴む
ヘスティア「モンスターは下界の住人の、君達の敵、争わないといけない存在だって言うのは分かってる、でもこうも怯えられると見捨てることは出来ないよ」
ベル「それじゃあ」
ヘスティア「うん、この娘はしばらく保護しよう、ただし、ベル君、見張りとして一番強い兵士を彼女に付けておくんだ、これだけは譲れない」
ベル「分かりました、イグリット」
イグリットが姿を現しバサリとマントを翻しベルに向かって膝を付く
ベル「君にこの娘の監視を命じる、この娘が人間に害意を持って危害を加えたら殺せ、ただし、人間側から手を出した場合はその限りじゃない、後、身の回りの世話をして上げて」
イグリットは低かった頭を更に低く下げ少女の影に潜った
ヘスティア「そういえば君に名前はあるのかい?」
???「…………なまえ?…………ベル?」
ベル「それは僕の名前」
???「名前…………分からない」
ヴェルフ「ベル、もうお前が決めろ」
ヘスティア「そうだね、助けたのはベル君だ」
ベル(影の兵士に付けるのとは訳が違う、適当な名前は付けられないな、ヴィーヴィル、モンスター、宝石)
ベルは少し考え決める
ベル「…………ウィーネ、君の名前はウィーネだ」
ウィーネ「ウィーネ…………私の名前」
ウィーネと名付けられた少女は噛み締めるように名前を反芻する
ウィーネ「うん、私…………ウィーネ」
やがて名前を理解したのかウィーネは顔を綻ばせた
その後ベル達は後の事を明日に回す事を決め眠りについた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】