ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
翌朝
ヘスティア「ウィーネ君に関する情報が欲しい」
皆で朝食を取っているとヘスティアがそう切り出した
ヘスティア「これからの方針方針を決めるにしてもこの娘についてもっと良く知ってからだ、彼女の様な存在がまだ居るのか、ダンジョンで何が起こっているのか、それを知りたい」
ヘスティアはベルの命令でウィーネの世話を焼いているイグリット以外にウィーネの事について情報を集めるよう命令する
ヘスティア「情報が欲しいからって他人に余計な詮索を受ける真似は絶対に駄目だ、僕達がウィーネ君…………モンスターを匿っている事は絶対に知られてはいけない、僕も探って見るから今日からよろしく頼むよ」
ヴェルフ「ダンジョン攻略はしばらくお預けだな」
リリルカ「命様と春姫様は信頼出来る人以外には接触しないで下さい、録な事にならないので」
命&春姫「「あ、はい」」
遠回しに嘘が下手と言われた春姫と命はガックリと項垂れる
ヘスティア「くれぐれも注意してくれよ、それじゃあ頼んだよ」
ウィーネ「あれは、なぁに?」
ウィーネは【ヘスティア・ファミリア】の本拠地の中庭でダンジョンには無かった太陽に釘付けになっていた
春姫「あれは太陽、お日様でございます」
すると、その背後から春姫が現れる
ウィーネ「…………太陽、おひさま」
天で輝く存在を存分に楽しむ、その眩しさと暖かさを
ウィーネ「あったかい、地上って綺麗だね」
そう言って笑うウィーネにモンスターとしての気配は無く天真爛漫な少女としてしか春姫は見れなかった
ベルもその姿を見ながら情報収集の為に送った兵士達の帰還を待つ
春姫「ベル様、何か情報は…………」
ベル「まだ何も、やっぱりそう簡単にはわからないみたい」
ウィーネ「これは、なに?」
ベル「それは魔石灯、暗くなると光りが出るんだ」
ウィーネ「じゃあ、あれはなに?」
ウィーネは本拠地に戻りたがらず見慣れない物に興味を持ち自身の足で動き回る
春姫「ウィーネ様、そろそろお食事にしましょう」
ウィーネ「おしょくじ?」
ベル「ご飯の事だよ、朝食べたでしょ?」
ウィーネは朝イグリットに世話を焼かれた事を思い出し目を輝かせうんうんと頷く
春姫がバスケットを取りに向かい戻ってくると同時にイグリットが現れる
ベル(前から思ってたけどイグリットって世話焼きだよな、まぁ身の回りの世話をしてって命令したのは僕だけど)
ウィーネ「いぐりっと、ありがとう」
イグリット「………………………………」
イグリットは何も言わずウィーネを見ている
ベル「ごめんねウィーネ、イグリットは話せないんだ」
ウィーネ「???、いぐりっと…………喋ってる」
ベル「え?」
ウィーネはそう言うとイグリットの手を引き走り回る
ベル「春姫さん、今のどういう意味だと思いますか?」
春姫「分かりません、ですが、ウィーネさんは私達とは何もかもが違います、ウィーネさんにしか聞こえない、或いは理解できない言葉で話していても不思議はありません」
その瞬間
ウィーネ「いぐりっと⁉ごめんね、痛い!!」
ウィーネの悲鳴に似た声が聞こえそちらを見る、そこには何時もの様に立つイグリットと手に少しだけ靄が纏わりついていたウィーネがいた
ベル(イグリットの腕に爪が引っ掛かったのか、昨日斬った筈なんだが、伸びるのが早いな)
ベル「大丈夫だよウィーネ、イグリットは僕の魔力で再生するから」
そう言ってウィーネの背中を擦ると背後から見る梟にベルは嫌な気配を感じた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】