ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
その噂はあっという間に広がった
曰く、【ヘスティア・ファミリア】はモンスターを匿っている
曰く、そのモンスターは見たこともない種類である
曰く、エルフにも引けを取らない美しい容姿をしている
ベル「で、こうなるわけか」
本拠地の中からベルは周囲を囲む民衆の大群に目を見張る、夜だと言うのに
リリルカ「まぁ、想定通りと言えば想定通りですね」
外では【モンスター保護反対!!】や【さっさと殺せ!!】と言ったプラカードを掲げており押し寄せる民衆を影の兵士達が抑えている状態だった
ベル「やっぱり不味かったかな」
ヴェルフ「殺気バリバリ出してたからな」
リリルカ「神様達まで動けなくなってましたからね」
春姫「申し訳ありません、私が目を離したばっかりにこんなことに」
ベル「そこは僕も春姫さんとイグリットに任せっきりにしてたから春姫さんだけのせいじゃ無いよ」
ヘスティア「ま、まぁ、情報が集まりやすくなったと考えよう、今日はもう遅いし寝よう」
ヘスティアはポジティブに考え話を打ち切り眠りについた
翌朝
ベルはギルドに呼ばれ1人外出することになった
ベル「じゃあ、ちょっと行ってきますね」
ヘスティア「気を付けるんだよベル君、特に行き帰りは」
ベル「はい、直ぐに戻ります」
そう言って外に出るとやはり罵詈雑言の嵐が飛び中には石や瓶等が飛んで来る、しかしそれらは高位冒険者どころか恩恵を刻んで貰った者が投げている訳ではないためベルからしてみれば酷く遅い
ベル「はぁ」
溜め息を吐くと散々好き勝手やっていた民衆がビクリと震えその手が止まる、ベルはその間にさっさとギルドに向かい中には入る
冒険者「おいおい、こんなところにモンスターを庇う裏切り者がいるぞ」
冒険者「おお、本当だ、後ろから刺される前にここで殺しちまうか」
そう言って立ち塞がったのは2人の厳つい顔をした男、体格はベルよりも良く顔には大きな熊のものか引っ掛き傷もありその威圧感をより強くしていた
ベル「……………………」
冒険者「ギャハハハハハ!!、怖くて声もでねぇか⁉」
冒険者「謝っても許さねぇぞ!!」
そう言ってベルに拳を繰り出し空気が揺れる、しかし
冒険者「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
悲鳴を上げたのは殴られたベルではなく殴った冒険者の方だった
ベル(また何処かのファミリアがこれを口実に戦争遊戯を仕掛けてきたのか?)
ベルは自分を置いて勝手に繰り広げられる事態にかつて同じ様な事をしてきた【アポロン・ファミリア】を思い出していた、その時
エイナ「喧嘩なら他所でやって下さい!!!!」
???「あんたら何してんの!!!!」
現れたのはエイナと人間の女冒険者
冒険者「あ、姉さん!!」
冒険者「こいつが俺の腕を!!」
女冒険者「ん?、って【
冒険者「へ?」
女冒険者は何処か怯えた様子で冒険者2人の頭を殴る
女冒険者「阿保!!!!、今日恩恵刻んだあんたらがこの人に勝てるわけ無いでしょ!!、この人はあのレコードホルダーで1人で【アポロン・ファミリア】を壊滅させた【
その言葉に2人は完全に青ざめるがベルは無視しエイナに声を掛ける
ベル「エイナさん、ギルドに呼ばれたんですけど、今日はどうしたんですか?」
エイナ「あ、うん、これ、渡してって、極秘の
ベル(
呆気に取られるエイナから渡されたのは白い封筒、中を開けると
| 【ファミリア】全団員、及び竜の娘と共にダンジョン20階層に向かえ |
|---|
と書かれていた
ベル(まぁ、昨日の騒ぎもあるからいつか来ると思ってたけど早すぎないか?)
エイナ「神ヘスティアにも見せるようにって」
ベル「分かりました、ありがとうございます」
そう言って去ろうとするベルの手を取りエイナは俯く
エイナ「何かあったら相談してよ、私、ベル君の力になりたいから」
ベル「………………………………ありがとうございます、でも大丈夫です、僕には、仲間がいますから」
ベルは笑ってその手をソッと離すとギルドを後にした
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】