ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
2人の戦士が間合いを計り合う、一方は兎の様に白い髪の少年ベル、もう片方は右腕を失いながらも真っ直ぐとベルを見ているい異形の戦士リザードマン
ベル「…………………………」
リザードマン「…………………………ゲェ」
リザードマンは武器を構えたままニヤリと笑う
リザードマン「ゲギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!」
今までの殺気が嘘のように霧散する
リザードマン「ゲギャギャギャギャ……ァハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
やがて鳴き声の様だったそれは人の笑い声と遜色無い物に変わる、その衝撃的な光景にパーティーメンバーは呆ける事しか出来なかった
リザードマン「おもしれぇ!!、やはりオレッち程度では相手にもならんな、腕まで持っていかれてしまった」
リザードマンは何処からか紐を取り出すと右腕を縛り上げ止血する
???「だから言ったでしょうリド、彼からあの御方の力を感じると」
バサリとリドと呼ばれたリザードマンの頭上から金色の羽根を持つセイレーンが姿を現す
ベル「君は………………」
ヴェルフ「あ、あの時の!!」
セイレーン「またお会いできて光栄です、影の君主様、そのお仲間の方々」
今度はローブ等で隠すこと無くベル達の前に現れたセイレーンはベルの前に跪き笑う
リド「実力を試すだけのつもりだったんだがな、あんたは強すぎて危うく此方が死ぬ所だった」
ベル「実力を試す?」
リド「ああ、同胞が影の君主様の傍にいると聞いてな、しかも生きたままだ、本当にそれは影の君主なのか試させて貰った、あんたは間違いなく影の君主だ、完全ではないがな」
ベル「あの、僕影の君主について詳しく知らないんですけど、教えて貰って良いですか?」
リド「む?、そうか、まぁ詳しい事は案内してから話す、まずは、同胞を守ってくれてありがとう、影の君主様」
リドはそう言ってベルに今を下げる
ベル「…………………………口を開けて」
リド「???、お、おう」
ベルはリドの口に赤い液体を放り込むと斬られた筈の右腕が生えてくる
リド「こりゃあスゲェ!!」
リドはそう言いながら生えてきた手をまじまじと見ると周りに灯りを付けるように号令を出す、一部のモンスターは何処からか魔石灯を取り出し灯りを付ける
リリルカ「モンスターが魔石灯を…………」
モンスター達が灯りを付け部屋全体が明るくなる、更にハーピィ達が布を払い除けると石英の塊が現れ更に部屋を明るくし地上の昼と変わらない程明るくなる
明るく照らされると今まで見えなかったものも見える様になり地面に寝そべっていた竜の姿が見える
リリルカ「ぐ、グリーンドラゴン!!」
ヴェルフ「こんな奴もいたのか」
現れた巨大なドラゴンに驚きリリルカは声を上げヴェルフも呆然とする
ベルの周りにモンスター達が群がり挨拶を求めている
ベルは影の兵士とは違う反応に四苦八苦しながらも話をしていく
ウィーネ「ベルを持ってっちゃダメ!!」
ウィーネは突然ベルの腕に抱き付きそう叫ぶ、どうやら焼きもちを焼いている様だ
そんな中セイレーンの少女レイが前に出る
レイ「名前を聞かせて貰っテモ良いですか?」
ウィーネ「……………………ウィーネ」
レイ「ウィーネ、とても良い名ですね」
レイはそう言って優しく笑う
レイ「初めまシテ、アラタナ同胞、ココには貴女を虐げる者はいません、我々は貴女を歓迎シマス」
レイの言葉にウィーネの琥珀色の瞳がソッと涙を流した
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】