ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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賢者の成れの果て

ベル「教えて下さい、貴女達の事、僕のこの力の事」

 

 

 

レイ「分かりました、我々は『異端児(ゼノス)』です」

 

 

 

ベル「異端児?」

 

 

 

レイ「はい、何時から現れるようになったのか、それは我々にも分かりません、その特徴は通常のモンスターより高い知性、つまり知能があり何より心があると言うこと、つまり姿形以外貴殿方となんら変わらないと言うことです」

 

 

 

ベル「そう、なんだ」

 

 

 

放たれる予想以上の情報にベルはそう返すので精一杯だった

 

 

 


 

 

 

ヴェルフ「………………夢か、これは」

 

 

 

リリルカ「頬をつねって差し上げましょうか?」

 

 

 

話し合いの後『異端児』達は酒と食事をベル達に振る舞い宴会を開いていた

 

 

 

リド「じゃんじゃん飲んで食ってくれ!!、新たな同胞と初めての人間の客が来た祝いだ!!」

 

 

 

リドはベルの横にどっかりと座りそう言う

 

 

 

ベル(本当に人間みたいだ)

 

 

 

ベルは酒を片手に肩を組み笑い合うリド達を見てそう思う

 

 

 

ベル(まぁ、歓迎一色って訳でもないけど)

 

 

 

ベルは岩影に隠れベル達をじっと見るモンスター達の視線を感じる、その眼差しには懐疑心や疑念が混ざっていた

 

 

 

リド「悪いな、アイツらも人間に相当酷い目に合わされてきたんだ」

 

 

 

ベル「向こうが手を出してこなければ此方も手出ししませんよ」

 

 

 

リド「ハハハハハハ!!!!、助かるぜ」

 

 

 

ベルはリリルカ達がモンスターに囲まれ困っているのを確認するとリドに訪ねる

 

 

 

ベル「リド、まだ答えて貰ってない事がある」

 

 

 

リド「ん?、ああ、お前の力の事か?」

 

 

 

ベル「そう」

 

 

 

リド「………………………………」

 

 

 

リドは酒瓶を置き先程の宴に浮かれた雰囲気が消える

 

 

 

リド「俺も全てを知っている訳ではない、ただ、どれだけ前かは知らないが神がこの世に降りて来る前、そいつらは現れたらしい」

 

 

 

ベル「君主達?」

 

 

 

リド「いや、そいつらは自分達を支配者と名乗ったらしい」

 

 

 

ベル「支配者?」

 

 

 

リド「………………この世は光と闇の戦いが渦巻いている、光が支配者で闇が君主、と言うことらしい」

 

 

 

リドは酒瓶を取りグビッとそれを煽ると話を続ける

 

 

 

リド「支配者達はこう言ってきたらしい『君主達が地上を破壊しようとしている、止めたければ力を貸せ』と」

 

 

 

ベル「それで、神様達は手を貸したの?」

 

 

 

リド「いや、貸したくても貸せなかったらしい、地上では神の力は使えないらしいからな、俺が知ってるのはそれくらいだ」

 

 

 

リドはそう言い終わると再び酒瓶を取り中の酒を煽った

 

 

 

ベル(…………神と同等の存在、支配者と君主、つまり影の君主である僕の敵は支配者と言うことか?)

 

 

 

???「これはまた予想の斜め上を行く展開だな」

 

 

 

ベルが考えに耽っているとそう言ってローブを纏い手袋を嵌めた人物が現れる

 

 

 

リド「フェルズ!!、やっと来たか!!」

 

 

 

フェルズ「リド、軽く経緯を説明して欲しいね」

 

 

 

リドが説明する

 

 

 

フェルズ「成る程、取り敢えず自己紹介しておこう、私はフェルズ、ウラノスと異端児達の連絡係を勤めている、後は雑用係さ」

 

 

 

リリルカ「ざ、雑用係ですか?」

 

 

 

フェルズ「そう、ベル・クラネル、リリルカ・アーデ、ヴェルフ・クロッゾ、ヤマト・命、そしてサンジョウノ・春姫、君達をこの7日間見張らせて貰っていた」

 

 

 

リリルカ「あ、貴方もモンスターなのですか?」

 

 

 

リリルカの質問にフェルズは首を横に振る

 

 

 

フェルズ「いや、私は人間だよ、いや、元人間と言った方が言いかな?、君達には見せておこう」

 

 

 

そう言ってフェルズは手袋を外しフードを外す、そこには皮膚も肉も目玉も髪の毛すら無い骸骨が立っていた

 

 

 

ベル「凄いですね」

 

 

 

フェルズ「ありがとう、もう少し驚くと思っていたのだがね」

 

 

 

リリルカ「ベル様の兵士を普段見ているので動く骸骨位では驚けなくなってます」

 

 

 

フェルズ「ハハ、確かに、影の君主の力に比べればこの程度どうと言う事は無いか」

 

 

 

その言葉にベルが反応する

 

 

 

ベル「この力について何か知ってるんですか?」

 

 

 

フェルズ「………………知っているとも、何せ私は、君主に接触した初めての人間だからね」

 

 

 

リリルカ「あの、貴方はもしや『賢者』ではありませんか?」

 

 

 

フェルズ「正確にはその成れの果てだ」

 

 

 

フェルズはある筈の無い目で何処か遠くを見るようにそう言った

 

 

 

フェルズ「さて、その話はともかく、ベル・クラネル、君の知りたい事は分かっている、だが私の口からその答えは教えてあげられない、今はまだね」

 

 

 

ベル「…………………………」

 

 

 

フェルズ「知りたければ付いてくると良い」

 

 

 

フェルズはそう言って何処かへ向かう、ベルはその後ろを付いていくとダンジョンの一角に大きな扉が現れた

最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで

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