ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ベル「ここは?」
フェルズ「君のために作られた、【カルテノン神殿】と言えば君には伝わるかな?」
ベル「!!」
ベルはその言葉にピクリと反応する
ベル「貴殿がこれとシステムを作ったんですか?」
フェルズ「いや、私は神殿を作る場所を提供しただけだ、後は何もしていない、この先に進むかは君次第だ」
ベル「…………………………」
ベルは扉の前に出ると鍵穴を見る
| カルテノン神殿には鍵がかかっています |
|---|
| 鍵を使用して下さい |
|---|
ベルは鍵を取り出すとそれを鍵穴に指し捻る、すると自動で扉が開く
ベル「リリ、魔石灯を」
リリルカ「は、はい」
リリルカは魔石灯を取り出すとベルに渡す、灯りが神殿内をボンヤリと照らす、様々な石像があり門の反対側には玉座に座る巨大な何かがいる
ベル「……………………皆はここで待ってて」
ベルはそう言うと魔石灯を手に中に入る
| 鍵の所有者が入場しました |
|---|
ベルが神殿に入ると扉が自動で閉まる
ヴェルフ「お、おい⁉」
フェルズ「これは彼への試練だ、他の何者も介入することは出来ない、我々はここで待つしかない、彼が出す結末を」
春姫「あの、試練とは何を」
フェルズ「それは私にも分からない、先程も言った通り私は場所を提供しただけだからね」
扉が閉じると壁に掛かっていた松明が青い炎を吹き出す
ベル「……………………………………」
周囲を軽く見回す
ベル「…………………………違う」
ベルは周りの石像を見回し呟く
ベル「コイツらは生命体でも魔物でもない、でもお前からは力を感じる」
歩きながらそう言うと不意にその足が止まる
ベル「お前が、この神殿の支配者だ」
ベルの視線の先には見たことも無い文字の石板を持つ羽の生えた石像
ベル「………………………………」
石像「………………やっと来たか」
石像は顔を上げると赤い目と獰猛な笑みを浮かべそう言う
石像「良く来た、我が名はカンディアル、システムの設計者だ」
ベル「お前が………………お前は何者だ?、モンスターなのか?」
カンディアル「質問がおかしいだろう?、私が何者かではなくお前が何者なのかを聞くべきだろう?」
カンディアルはそう言うと手を叩く、すると周りの石像が動き始める
カンディアル「最終テストを行う、このテストが終了した時点でお前が立っていられれば全てを教えてやる、それが、お前への褒美だ」
ベル「…………………………出てこい」
ベルの影が動き兵士達が出ようとする
カンディアル「待て、ここはテスト会場だ」
カンディアルが指を鳴らす
| 最終テストでは職業スキルが使用出来ません |
|---|
カンディアル「私が試したいのはお前だけ、お前の影の力量など興味ない」
| ポーションの購入などショップの利用及びレベルアップとクエスト完了時の報酬による状態の回復も出来ません |
|---|
| 最終テストが終了するまで退場出来ません |
|---|
ベル(回復手段と兵士を封じられた…………いや、インベントリの使用は封じられてない、僕の力だけで突破してやる!!)
ベルは悪魔王の短剣を取り出し石像達に立ち向かう
ベル(久しぶりのソロだ、背後に気を付けながら戦わないと)
ベルはスルスルと石像の間をすり抜けながら石像を砕いていく
カンディアル「素晴らしい!!、人間の体でよくぞそこまで立派に成長してくれた!!、だが、テストはまだまだここからだ」
カンディアルが指を鳴らすと王座に座っていた石像が立ち上がる、その目はベルを見下す様に笑っていた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
-
フィン・ディムナ【勇者】
-
ヘスティア様
-
アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】