ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ベル「………………???」
光が弱まり目を開けると神殿ではなく空、宙に浮いていた、しかし舞空を使っているわけではなく体は白炎の様に白く揺らめいていた
ベル「何だここ?」
キョロキョロと周りを見ると下の方には地面がありそれを覆い尽くすようにモンスターの群れが広がっていた
ベル(ゴブリンやオークだけじゃない、悪魔や見たこと無いモンスターまでいるぞ)
モンスター1体1体を見てみると彼らはベルを見ておらず更に上を見ていた
ベル(何を見て………………⁉)
ベルもモンスターの視線に釣られ上を見るとそこには大気が渦を巻いていた
ベル(な、何だこれ⁉)
パリーン!!
とガラスが割れる様な音が響き空が割れ純白の翼を持つ銀色の戦士が無数に現れる、そこからの展開は誰もが予想する通り争い、戦争が起こる
金属と金属がぶつかり血で血を洗う戦争は終始銀の戦士達が優勢だった、モンスター達が全滅しそうになった時、銀の戦士達の動きが止まった
???『起きろ』
赤く染まっていた大地は突如黒く染まり王の呼び声に答えるように血に濡れた黒い大地から生まれ変わったモンスター達が立ち上がる
ベル(これって、もしかして君主の領域と影の抽出?、でも僕の物より規模が桁違いだ、もしかしてあの人が影の君主?)
四つ目の馬に股がり漆黒のマントと鎧から紫色の炎が吹き出している
不死が戦場を支配し影の君主の勝利は揺るがない物だった、彼らが現れるまでは
ベル(???)
再び空に渦巻きが発生しその中からモンスター達が現れる
ベル(あれは、悪魔の城の悪魔貴族達?)
現れたのは悪魔の城でベルが戦った悪魔達、更にその隣には獣型のモンスターが立っている
影の君主は何処か残念そうな目をする
悪魔と獣型モンスター対影の軍の戦いになり影の兵士達が次々破壊され再生を繰り返す
ベル(まだ再生する?、僕ならとっくに魔力が無くなってるのに凄い魔力量だ)
どれだけ戦争が続いたかは分からない、気付けば戦争は終わりボロボロになった悪魔と影の君主が話していた
影の君主『勝利まで後1歩だった、なぜ私を裏切った?』
悪魔『この上なく無念だ、後1歩でお前の息の根を止める事ができたと言うのに』
影の君主『なぜ裏切ったのかと聞いている』
悪魔『ククク、……………………』
悪魔は何かを叫んでいるがベルには認識出来ない
影の君主はそれに激昂したのか首を掴み折る
ベル(あの目、何処かで)
ドサリと落ちると影の君主は兜を剥ぎ取る
ベル(あれは…………バラン⁉、何故バランが…………)
その時ベルは漸く気付いた、己の手が異形の物になっていることに、自身の姿が影の君主そのものになっていることに
ドクン ドクン ドクン
と心臓が脈打つ、赤い血を運ぶ赤い心臓、そしてその反対にある魔力を運ぶ黒い心臓
2つの鼓動が響く中で背後から先程とは装いの違う銀の兵士達が現れた
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その表記と共にベルの意識は再び暗闇の中に戻った
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】