斉木久遠の要Ψ   作:弁慶の泣き所

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楠雄の噴火を止めるためのループをどうしようか迷います。
まぁ久遠は何も知らずに普通に原作通りにループするのがいいかな。

そういえばどうでもいい話ですが、久遠の名前の由来は
祖母、久美 母、久留美
なのでそこから「久」を取った名前にしてます。でもなかなか久で始まる女の子の名前って思いつかなかったですね。本当は「美」も入れたかったんですがそうしたら久美子、久美絵くらいしかなくて。
何となくどちらもしっくりしなくて久遠になりました。今では結構気に入ってます。久美子や久美絵って名前も可愛くていいですよね。


第3X ビーチΨド夏物語

 

 

今日は夏休み!夏休みと言ったら海!っと言うことで今日は友達と一緒に海に来ています!

 

先日やっちゃんたちと一緒に買いに行った新しい水着。フリルが着いた白いビキニだ。ビキニなんて初めてで、肌の露出面積も多くて少し恥ずかしいけど、みんなが凄い似合うと褒めてくたので勇気を出してみた。

 

今日いるのはクラスメイトのやっちゃんと、みはりん、あねさんだ。みんなとても優しくて大好きな友達である。

 

家から水着を着てきて準備満タン!さっきみはりんが「イケメンいたら逆ナンしようね!」と言っていたけれど本気だろうか…。

 

家を出る前にママにとても心配されたけれど、私だってもう高校生である。確かにまだ泳げないけれど浮き輪があるし、何より足のつかないところに行く気はない。

 

ママがくーちゃんも一緒に行ったら?と言っていたが全力で拒否しておいた。くーちゃんも年下の女の子に紛れて海に行くなんて絶対嫌だろうし何より、この露出の多い水着を家族に見せるのは結構恥ずかしい気がする。もしもパパにバレたら絶対に着るのを禁止されるし、家族には内緒なのだ。まぁくーちゃんにはバレているだろうけど。

 

海についていい感じの場所にレジャーシートをひいてから服を脱いで水着になる。

 

先日4人で水着を買いに行ったのでみんなが着る水着は知っているがそれでも実際に来ている姿を見ると改めて可愛いと思う。

 

やっちゃんはオレンジ色の明るいビキニ。みはりんはピンク色の可愛いビキニ。そしてあねさんは黒のおとなっぽいビキニだ。そう、今日はみんなでビキニなのだ。

 

みんなとっても可愛くてつい目をキラキラさせてじっと見てしまう。

 

「うわぁ〜!みんな可愛い!すごい似合ってる!!」

 

私が興奮混じりにそういうと3人も嬉しそうにお互い褒め合う。

 

「こんこんもめっちゃ可愛い!似合ってるよ」

 

「うんうん、さすがのスタイルね」

 

「キャー!可愛いぃー!」

 

「えへへ、ありがとう!」

 

これが女子の礼儀であり儀式なのだ。別に可愛いと思っていない訳では無いが可愛いと言葉に出し合うことで、お互い嬉しいし気分が上がる。ちなみにこんこんとは私のあだ名だ。久遠なので、こんこん。

 

その後4人で水辺で遊んだり、砂遊びしたり、海の家でご飯を食べたりした。やっちゃんもみはりんも、あねさんも、みんなとても可愛くて綺麗なので結構男の人に声をかけられる。

 

「あ!イケメン発見!!ねぇねぇ声掛けに行こうよ!」

 

みはりんは大の面食いで肉食系女子である。そしてむが民(六神通のファンの名称)でもあった。やっちゃんは結構乗り気で、あねさんも仕方ないなぁ、と笑っている。

 

逆ナン……。やはり本気だったのか。正直彼氏もいた事ない私にはハードルの高い行為だ。しかし今日はみんなも一緒!新しいことにチャレンジするのもいいかもしれない。もしかしたらここから始まる恋があったりして……!!

 

『久遠、どうか俺のハニーになってくれないか?お前と一緒になら、たとえチョコレートのない人生だって乗り越えられる!俺を君のダーリンにしてくれ!』

 

人気のないビーチ。沈みかけるオレンジ色に輝く夕日とそれを反射してキラキラ光る水面。私に思いを伝えてくる彼。私の腕を強引に掴む男らしい手を私は振り解けない。なぜなら彼があまりにも真っ直ぐで真剣な目をしていたから。

 

そして私は--…

 

 

ハッと我に返る。いけない、つい妄想に浸ってしまった。前を見ると3人は先程話題に出ていた男の人に話しかけていた。話しながら歩いていたため私が後ろの方で立ち止まっていることに気づいていないようだ。

 

すぐに3人の所へ向かおうとすると後ろから声をかけられた。振り向くとそこに居たのはとても大きな男の人だった。サングラスに割れた顎。そして黄色いモヒカン。なんとも奇特な風貌だがどこか既視感がある。どっかで見たことある気がするんだけど……。

 

「ヘイ!そこのねーちゃん、俺っちとかき氷でも食おうぜ」

 

そう言った彼はスチャッとサングラスを外してどこかキラキラした目をよこしてきた。ちょうどかき氷が食べたいと思っていたのだが、なぜこの人は私がかき氷を食べたがっていることに気づいたのだろう。そんなに顔に出ていたかな?…はっ!もしかしてこの人も超能力者?!、、なわけないか。

 

なんかさっきから胸元に凄く視線を感じるが、なにか変だろうか。チラッと確認してみるが特に何もなくただ白い水着を着ているだけだ。気のせいかな。

 

私も一緒にかき氷を食べたいところだが、今日は友達と来ているのだ。自分だけ別行動する訳には行かない。

 

「ごめんなさい、かき氷一緒に食べたいんですけど、今日は友達と来ていて…ってあれ?!」

 

やっちゃんたちがいるはずの場所に視線を向けると既にそこには誰もいなかった。

 

えぇ!置いてかれちゃった?!ど、どうしよ…

 

周りを見渡すもどこにも姿が見えない。探しに行きたいが下手に移動するのも良くないだろう。せっかく私のことを誘ってくれたのだし、この際この人と一緒にかき氷を食べて3人を待つのもいいかもしれない。

 

「やっぱり一緒にかき氷食べませんか?私ずっとかき氷食べたいなーって思ってたんです!」

 

ニコッと笑顔でそう返すとその人はよっしゃ!とガッツポーズをした。やはりこの人もかき氷が食べたかったんだろう。でもひとりじゃ寂しかったのかな?

 

「私、斉木久遠って言います。ぜひ久遠って呼んでください!あなたのお名前を聞いてもいいですか?」

 

「お?斉木?俺っちの相棒も斉木っていうんだ、へへ、」

 

凄い!なんて偶然だろう。斉木って苗字はそんなに多くないのでびっくりだ。

 

「えぇ!すごい偶然ですね!ところであの…あなたのお名前はなんですか?」

 

「俺っちは燃堂力!りきって呼んでくれていいぜ」

 

「りきさん!りきってもしかして[力]って書いてりきなんですか?」

 

「お?おぉ、かーちゃんがつけてくれたんだ」

 

「えー!かっこいいですね、[力]でりきなんて。お母さんのセンスがいいんですね!」

 

私は人の名前を知るのが結構すきだ。その漢字や由来など、愛を感じる名前を見るとつい嬉しくなってしまう。りきさんも名前通り筋肉質で力強そうで、正に名は体をあらわす、だ。

 

少し照れくさそうな、でもどこか嬉しそうに人差し指で鼻の下を擦るりきさんを見ているとこっちまで嬉しくなってしまう。

 

じゃあかき氷屋さんに行きましょうか、と言いかけたところで自分を呼ぶ声が聞こえた。

 

「こんこん!大丈夫?!」

 

振り返ると3人が走ってこちらに向かってくる。大丈夫?とは何のことだろうか。

 

「あ、あねさん!みんなも!ごめんね、1人ではぐれちゃって…」

 

「全然いいのよ、むしろごめんなさいね、こんこんがいないことにすぐ気づかなくって…」

 

あねさんが申し訳なさそうな顔をするので全力で顔を横に振った。ぼーっとしてはぐれてしまったのは私の方である。

 

「あのーごめんなさい、この子私たちと来てるので、」

 

あねさんが私を背にし、りきさんにそう言った。りきさんは状況が掴めず「お?お?」と言っている。

 

ここで私は勘違いに気づいた。もしかしたら私がりきさんに逆ナンしたと思われたのかもしれない。

 

「あ、違うの!りきさんとはたまたま知り合っただけで別に逆ナンしてた訳じゃ…」

 

「「「いやわかってるよ!」」」

 

3人に一斉に突っ込まれてしまった。どうやらしっかり分かっているようだ。りきさんとはただかき氷を一緒に食べようとしていただけで、決してあねさんたちをほっぽって逆ナンしていた訳では無いと。

 

「りきさん、ごめんなさい。お友達がきたので一緒にかき氷は食べられないです。またご縁があったらご一緒しましょう!」

 

せっかく一緒に行こうと誘ってくれたのに申し訳なく思い、頭をしっかり下げて断りを入れた。

 

「お?おう、またな」

 

りきさんがにやっとしてそう言ったので手を振ってさよならをする。りきさんが笑った時にあねさんたちがヒッと息を飲んでいたがどうしたのだろうか。

 

結局その後3人に話を聞くと、なんと先ほどの逆ナン相手は彼女と来ていたらしかった。

 

みんなでかき氷を食べながら新たななんぱ相手を探す。みはりんが大の面食いなこともあってなかなかターゲットが見つからない。

 

「ん〜、イケメンはやっぱり女といるわね、はぁ〜どっかにフリーな超絶イケメンいないかなぁー!」

 

「みはりんの言うイケメンはレベルが高すぎるのよ、まぁむが民だものね」

 

「はは、確かに六神通を普段見ているむが民はイケメンのレベルが上がっちゃうかもねー」

 

みはりんの呟きにあねさんとやっちゃんが反応する。確かに六神通は類を見ないほどイケメンだ。

 

結局その日は良い感じの人を見つけられず4人で沢山遊んでから帰った。水着を着てきたので下着を忘れてしまい、ノーパンで帰ったのはここだけの秘密だ。

 

夕飯時の話にでてきたが、どうやらくーちゃんも今日は海に行っていたらしい。しかもくーちゃんの友達が家まで迎えに来たとか!

 

なんて珍しい!くーちゃんにも仲良しな友達がいて嬉しくなってしまう。どこの海に行ったんだろうか。向こうでは合わなかったけれどもしかして同じビーチだったのかな。

 

そんなことを考えてチラッとくーちゃんを見ると、くーちゃんはどこか気まづそうに目を逸らした。

 

え、何?

 

 

 

◇◇◇

 

 

私の名前は早理 実葉。高校1年生だ。私には仲のいい友人が3人いる。今日はそのうちの1人、斉木 久遠のお話をしようと思う。

 

斉木久遠。亜麻色の背まである髪の毛を左右でふわっと三つ編みにして前に垂らしている女の子。雰囲気はどこかおっとりしていてなんだか一緒にいるとほわほわする子。

 

タレ目がちのうるっとした優しい瞳に白いすべすべモチモチな肌。少し幼げな顔立ちだがなかなか整っていて小動物感の強い、まぁ一言で言うと男の理想な女の子って感じ(人による)

 

身長は平均より少しだけ低いかな。手足もスラッとしていて全体的なスタイルが凄くいい。なんであんなに童顔で純粋無垢な顔立ちをしているのにおっぱいが大きいんだろう(関係ない)

 

男女問わず面食いの私には大好物な女の子。雰囲気もとても優しくて、ああ、穢れを知らないってこんな感じなんだなって子。一緒にいるだけで自分も優しくなれる気がする、そんな不思議な子。

 

こんこんはめっちゃ可愛いんだけど、2年の照橋先輩みたいにおっふ、ってなる感じじゃなくて、ほわぁって思わず愛でたくなる感じなの!

 

まぁこんこんの見た目は置いといて、中身の話をしよう。こんこんは一言で言うとド天然だ。接していると驚く程にいい子なのは伝わるが、それ以上にどこか抜けていて放っておけない。

 

朝はいっつも遅刻ギリギリだし、よく忘れ物しちゃうし、あんな見た目なのに勉強全然できないし、運動も音楽もからっきし。何も無いところでよく転ぶし、定期的にぼーっとしてるし。

 

まぁこんなものは普段のことで、私たちクラスメイトの記憶に刻まれた珍エピソードは他に沢山ある。

 

最近だと授業中に先生に「斉木さんは本当に天然ですねぇ」と言われ、こんこんが戸惑った顔で「あ、私病院で生まれましたよ!」と言ったことだろうか。一瞬空気が固まったよね。

 

空を見ながら「明日は晴れるかな?」と言うと「どこか怪我したの?大丈夫?」と返ってきた時は一瞬理解できなかった。こんこんは「明日は腫れるかな?」と受け取ったらしい。……なぜ?どこにもそんな要素なかったよね?

 

そのくせなにか天然なことをすると顔を青くしたり赤くしたり、頑張って取り繕おうとするからいじらしくて困るのだ。

 

本人はとても明るく表情豊かで聞き上手でなんだか全てを受け入れてくれそうな優しい雰囲気を持っている。あの子がいるだけでその場の空気が浄化されてるみたい。本当に心底優しい子なのは間違いない。

 

だから私や他の友人たちもみんなこんこんのことが好きだ。初めはこんこんの可愛さとかどこかあざとい感じとかがあってこんこんを嫌っている女の子も結構いたんだけれど一学期でそういう子はほとんど居なくなった。

 

というかこんこんのあざとさを超えた天然さ、いや、残念さに軽くひいていた。

 

先日、そんなこんこんとやっちゃんとあねさんの4人で海に出かけた。みんなで水着を買いに行った時は楽しかったなぁ!露出面積の多い水着をみて変な声をあげていたこんこんは微笑ましかった。やっちゃんとあねさんも中々な美人さんなので、私にはとても眼福でした。

 

海でしばらく遊んでから4人で逆ナンしていたらいつの間にかこんこんが居なくなっていた。こんこんは方向音痴だし人を疑わないし、どこか危なっかしいので1人にしては危険だ。

 

さっきも浅瀬で溺れかけていたし…。浮き輪の空気を入れようと、蓋をつけたままフーフーして顔を赤くしていたし…。ぼーっと歩いて建物にぶつかって謝ってたし…………。心配だ。

 

幸い3人で辺りを探すとすぐ見つかった。しかしとても怖い男の人と二人でいたのだ。その瞬間私たち3人は悟った。あれはきっとなんぱされているのだと。

 

すぐに駆けつけたが、どうやらこんこんはなんぱされた自覚すらないらしい。……この子本当に大丈夫かな?

 

最後、別れる時、男の人がにやっと笑ったのだが、そのあまりの強面さに、私たちは思わず息を飲んでしまった。

 

こんこんは怖くないのだろうか。確かにそういえばこんこんはあまり人のことを容姿では見ていない気がする。私とは大違いだ。

 

人によって対応を変えたりしないしみんなに愛想良くてどこか愛嬌のある、そんなこんこんだから皆んなに好かれるのだ。

 

以前こんこんには兄が2人いると聞いた。しかも1人は同じ学校!こんこんの兄ならそれはもうイケメンなのだろうと期待したが、まぁなんて言うか、うん、普通の人だったな。地味な感じの。

 

いやでもよく見れば肌は綺麗だし顔も整っていた気がする。

 

 

こんこんはそんな感じなので男子にも結構モテているのだがあからさまなアピールをされても気づかないし、何故かこんこんに告白する男子は見たことがない。

 

以前こんこんに男性のタイプを聞いたら、男らしくて優しい、私を大切に思ってくれる人、と言っていた。

 

ふーん、なるほどねぇ?ずっと傍にいて気づいたことだが、こんこんは男らしい、というより筋肉が結構好きなようだ。何となくだが、顔の話よりも体格の話の方が食い付きがいい気がしなくもない。

 

今度ぜひこんこんの好みの体についてじっくり話したいものだ。

 

 

 

 






燃堂の好みのタイプは巨乳らしいです。アニメでは巨乳の女の子ばかりなんぱしてました。つまり燃堂になんぱされる久遠もなかなか……ね?

母親思いの燃堂はお母さんのつけてくれた名前(もしかしたら父親かもだけどここでは母親ってことで)を褒められるときっと喜びますよね。

余談ですが、久遠の友達の紹介!名前がもろそのままだね!

条峰 矢乃子(じょうほう やのこ)ことやっちゃん。とても情報通。PK学園の情報屋。色んな噂を知ってるよ!明るく元気なムードメーカー。学級委員だったりする。

早理 実葉(はやり みは)ことみはりん。 流行りものに詳しいミーハーな子。むが民でもある。大の面食いで男女問わずイケメン&美少女好き。もちろん照橋先輩も大好きです。

伍派田 亜音(ごはだ あね)ことあねさん。ちょっと姉御肌なおとなっぽい子。頼られるのが好き。実は3人の弟妹がいる。あねさんっていうか姉さん。
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