SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

1 / 106
前作に続いて読んでくださる皆様、改めてよろしくお願いします。
この作品から読んで下さる皆様、初めましてです。

記念すべき第1話は、おさらいを兼ねた世界観のスケッチみたいな感じになっております。





プロローグ:チュートリアル C.E.72年4月1日~C.E.73年3月31日
第01話 C.E.72年4月1日、”ユニウス条約”時代の始まり 【挿絵入り】


 

 

 

”ユニウス条約”

 原作と異なり、中立国オーブ領の宇宙要塞化されたスペースコロニー”ヘリオポリス”にてC.E.72年3月1日に調印された地球連合、プラント間の戦争終結と戦後体制を決めた国際条約だ。

 同年4月1日より地球連合、プラント両国で施行されるため、後の歴史書に”第一次連合・プラント大戦”の公式な終戦日はC.E.72年3月31日ということになった。

 また、ヘリオポリスで調印が行われているにも関わらず”ユニウス条約”という名称が使われているのは「戦争の重要な起点で象徴がユニウスセブンである」こと、また「オーブが公式には参戦していない」事が理由であるらしい。

 詳細は、前作『種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた』を参照して頂きたい。

 

 

 

 では、唐突だがチュートリアルを始めよう。

 何しろ、ガンダムSEEDのコズミック・イラとガンダム00の要素が混じり合ったこの世界線は色々と”おかしい”のだ。

 

 例えば、オーブの巨大人工島”クニノミハシラ島”に地球全土の電力を賄えるほどの巨大太陽光発電施設でもある軌道エレベーター”アメノミハシラ”が聳え立つ。

 アメノミハシラの管理権限を持ちを拠点にしているのが、オーブの稼ぎ頭である太陽光発電公社”ソレスタルビーイング”だ。

 

 そのソレスタルビーイングの理事会を構成するのがイオリア・シュヘンベルグとその賛同者によって生まれたホモサピエンスに似て非なる人工情報生命体先導者(イノベイド)

 そもそも、ソレスタルビーイングの理事長はイノベイドの首魁であり、この世界ではイオリアイズムの正統後継者を自負する”リボンズ・アルマーク”だ。

 この世界線に金ぴか大使は存在しないらしく、その代わりと言ってはリボンズの教え子であり、彼を師匠と慕うのが……

 

 

【挿絵表示】

”カガリ・ユラ・アスハ”

 

 だった。

 カガリはソレスタルビーイングの表看板、代表を務めている。

 もっと言えば、物語のメインステージになりがちな”オーブ首長国”の成立にはイオリア・シュヘンベルグ一派とイノベイドが深く関わっている。

 なぜならば再構築戦争(第三次世界大戦)直前にイオリア一派が”隠し拠点”としていたのが、原作の地中海ではなく南太平洋、ソロモン諸島のとある島だったというのも大きい。

 その時代の詳細は、いつか機会があれば話してみたいが……”この世界”は西暦とC.E.が二つの原作と異なる意味で繋がっていた。

 

 

 何者かの暗躍が原因で始まった再構築戦争あるいは第三次世界大戦は、誰もが想像を絶する未曾有の被害を齎せた。

 西暦末期には100億に達しようとしていた地球人類は、限定核戦争と並行して使われた生物・化学兵器の直接的なダメージだけでなく、その後の小規模な”核の冬”と小氷期が重なった地球温暖化を相殺して余りある地球寒冷化、その異常気象や残留放射能とそれらに起因する飢饉と疫病の大蔓延により、最悪の時代は地球総人口は20億を大きく割り込んだという研究報告まである。

 

 現代文明は大幅に衰退し、”暗黒期”と呼ばれる時代が間違いなく100年以上あるいは200年近く続いたとされる。

 そう例えば、原作ガンダムSEED開始時のC.E.71年は、西暦換算で24世紀初頭の可能性があるのだ。

 

 メタな視点で語るならイオリア一派とイノベイド、そして再構築戦争に前後してここに移り住んできたとされる「選別された300万人程度の”旧日本人”」こそが、オーブの礎となったのは紛れもない事実だ。

 故にオーブにこそ、00要素があるいは因果が集中するのだろう。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さてさて、あまり難しい歴史背景を語っても飽きてしまうだろう。

 では、ここらへんで原作と大きく運命(DESTINY)が変わった主要なメンバーをダイジェストで紹介してみよう。

 

 

【挿絵表示】

「うふふっ♪ キラくん、”ミナ”ちゃんお眠の時間みたいよ?」

 

「だね。じゃあそろそろベッドに寝かせようか?」

 

 旧姓マリュー・ラミアス。現”マリュー・()()()”。

 C.E.71年12月にキラ・ヤマトと結婚。同月クリスマスイブに長女”ミナ”を出産する。

 現在は軍から離れ、オーブ政府直属緊急展開任務群”アロウズ(ARROWS)”所属の技術者だが、現在は産休&育休中……ということになっているが、フェイズシフト素材のエキスパートとして、在宅ワークのオンライン参加でちょくちょく技術会合に参加してるようだ。

 

 キラ・ヤマト

 原作ではPTSDに近い状態で、半ば世捨て人のような状態だったが……この世界では家族の為に元気に働く若いパパさんだ。

 元々は飛び級で工短大(カレッジ)の学士号を取りモルゲンレーテ社所属だったが現在はマリューと同じく姉であるカガリがソレスタルビーイング代表と兼任で最高責任者を務める”アロウズ”所属のモビルスーツ技官兼テストパイロットになっている。

 

 現在、アロウズ主導の新型核動力モビルスーツ開発計画である”月蝕計画(ECLIPSE PLAN)”に関わっているようだ。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

【挿絵表示】

「カ~ガリ♡ にゃ~ん♪ ゴロゴロ~♪」

 

「お前はホントに可愛いな」

 

 ラクス・クライン

 先の大戦で紆余曲折あり戦時中にオーブに移住。現在、カガリと同棲中。ちなみに”水星の魔女”もびっくりなカガリ同性の恋人(ヨメ)(ガチ)である。

 今はソレスタルビーイングの広報担当……というかソレスタルビーイングをバックに付けたネットアイドルシンガーで、”らくらく☆ちゃんねる”という配信チャンネルを持っている。

 『脳量子波を”()()()()()()()()”』という、アコード由来の可能性がある特殊な素養を持ち、”クォンタム・MIDIフレーム”という特殊な機材を介することにより、専用に調整したモビルスーツに乗ればキラに匹敵する戦闘力を発揮するトンデモネー歌姫である。

 

 

 

 他にもニコル・アマルフィが生き残っていてヒリング・ケアと交際していたり、またニコルの両親であるアマルフィ夫妻がオーブに亡命してきて特にパパは普通に技術研究職やっていたりするが……まあ、そのあたりはおいおいに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて、現在の時間軸は”エイプリルフール・クライシス”からちょうど2年後にあたる………

 

C.E.72年4月1日

 

 今は歴史用語になってしまった日本の伝統を引き継ぐオーブでは新年度の始まりだ。

 この日、オーブでは「ウズミ・ナラ・アスハの代表首長退任式とウナト・エマ・セイランの代表首長就任」を兼ねた”引継ぎ式”が大々的に開催された。

 戦後のオーブ、新時代のオーブを国内外に大々的にアピールするための式典と考えていい。

 

 

【挿絵表示】

「国民よ、愛すべきオーブの民よ。今、万感の想いとともに伝えたい……ありがとう」

 

 式典は厳かに行われ、そして終わったのではあるが……

 

 

 

 

⌚⌚⌚

 

 

 

 

「……ウナト、これはどういうことだ?」

 

 原作の政治家としては落第もいいとこの”自爆エンド”を回避し、こうして無事にオーブ代表首長からの引退を迎えられたウズミであったが、今は……何というかタチの悪い詐欺被害にあったかのような苦虫を嚙み潰した表情をしていた。

 

 

【挿絵表示】

「どうもこうも俺はお前の代表首長からの引退は了承したが、政界からの全面撤退を許可した覚えはねえぞ?」

 

 そう、本日付でウズミには新たな役職に就任が、「代表首長権限」で申しつけられたのだ。

 その役職は、”特別政務顧問”。平たく言えば、政界のご意見番あるいは相談役だ。

 

「しかしだな……お前を中心とする新体制のオーブに、旧時代の遺物が居座るのはどうなんだ? 国民は納得するのか?」

 

「むしろお前が”重し”になることで安心するんじゃないか? 別に権威だけで権力があるわけじゃない名誉職だとでも思っておけ」

 

 ニヤリと笑うウナトに、

 

「”建前的には”だろ?」

 

 半眼で返すウズミ。

 

「娘一人に戦後の後始末押し付けちまう形になって心苦しがってたのは、一体どこのどいつだ? ん?」

 

「それを言われると弱いが……」

 

「ウズミよ……」

 

 ウナトは真顔で、

 

「逃がさんぞ。お前ひとり楽隠居できると思うなよ?」

 

「それが本音か」

 

 

 

 4月はかつて存在した日本もオーブも年度初め。

 色々なことがスタートする日。

 さて次回は、誰がどんなスタートを見せるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、何となく第1話が書き上がってしまったので、早速新シリーズを開始しました。

とはいえ、前作を読んで下さった皆様には周知の内容が大半になってしまってますが、様式美とAIパイセン謹製の蔵出しイラストでご容赦くださいませ。

そして、やっぱりウズミ様は逃げられなかったw
そりゃ集団自決エンドしてなきゃ普通にこの世界線のウナトは使うよなぁ~と。

とにもかくにも新シリーズの出発ですが、実はストックが全くない状態(第2話執筆中)でのスタートなので、ちょい更新は前作に比べてゆっくり目になってしまうかもしれませんが、気長に待っていただければ幸いです。

どうか新シリーズも応援よろしくお願いいたします。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。