SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
唐突であるがキラ・ヤマトは変態である。
例えば、今年のキラの誕生日の再妊娠報告イベントの後の頃……
「き、キラくん、どうかな?」
「マリューさん、とっても可愛いです!」
既に一児の母だというのに、”お母さんモード”が外れれば相変わらず童顔でかわいらしく、身長は高くないがその分胸部の厚みが豊かな妻に、モロに少女趣味なホワイト&パステルピンクのミニスカ・ワンピースを着せてデートと称して街を歩かせ喜んでいるから……ではない。
もう少し詳細を話すと、マリュー自身も可愛い物好きで、可愛い服とかも好きなのだが……流石に年齢的に厳しいとか思い込んでいた。
まあ、こういう感性があるあたり、彼女はやはりオーブ出身者ではないということなのだろう。
ところがぎっちょん!
マリューに妙に懐いている”
に凸。
キラの出征の寂しさと相まって、ついついマユ(+護衛の
という訳で、本日の「お腹が目立つ前に夫婦デートしましょ♡」イベントのキラ的なお題は”可愛いマリューさんとデートしよう!”だ。
しかしこのマリュー、どう見ても子持ちには見えないと言うか……いくらオーブが比較的治安が良く性犯罪が少なめ(0では無い)とはいえ、ちょっとこの格好で一人で街を歩かせるのは危険かもしれない。
何しろ、
「で、でも、これスカート短いから、ちょっとかがんだだけでパンツ見えちゃうかも……」
「それがいいんだよ」
ちなみにスカートの短さは言うまでもなくキラのリクエストだ。
この後、ラブホではなく夕暮れが綺麗な海浜公園の茂みで……
後は音声データで創造の翼を羽ばたかせてくださいませ。
「ふふ。マリューさんもすっかりお尻で感じるようになったね?」
「ひゃい♡」
「ねえ、もっと僕に可愛い姿を見せてよ」
「あい♡」
……どうやら、ちゃんとお腹の子には配慮する意思はあるらしいな。うん。
⌚⌚⌚
とはいえ、別にこれら一連の行動が変態と言ってる訳ではない。今は9月に入り、マリューの順調に膨らんでいるお腹に大興奮して、安定期に入った事をいいことに、耐久配信ならぬ耐久……を
ぶっちゃけ、オーブでは”お散歩プレイ”程度までなら一般性癖である。
リアル全裸散歩者をチラホラ見かける開放的南国気風をナメてはいけない。
むしろ変態というのは……
「んー。やっぱりカガリのお土産、いいな……”ユーリ”さん、これで新型複合炉の開発、加速できそうです」
話はプラントからカガリが帰国した頃のこと。
『いいね。キラ君、朗報だよ』
キラの映像通信の相手は、年の離れた中年男性。ちょっと小物臭はするが技術は確かな”ユーリ・アマルフィ”、そう仕事仲間で年下の友人でもあるニコル・アマルフィの父親だ。
前作においての紆余曲折の果てにオーブにニコルの後を追うように”ターミナル”を通じてオーブに亡命し、現在はオーブ国立科学研究所に新設された”ニュートロンジャマー・キャンセラー研究室”の室長(主任研究員)という立場に収まってい。
ユーリ氏の才能を有益に発揮できると同時に、彼の自己顕示欲や承認欲求を満たせる良いポジションであった。
故に彼はオーブを離れる事はないだろう。収入も良いし、本人が辞めると言いだしかねない限り、安定の終身雇用だし。
実はこの二人、ニコルを通じて繋がりが出来たのだ。
ニコル自身は戦時中からスライド移籍する形でキラと同じく独立緊急展開任務群”
故に最近は、ニコルよりもニコルの父親と通信上とはいえ話す機会が増えていた。
というのも、キラはニュートロンジャマー・キャンセラー付核動力(MHD発電)、パワーエクステンダー系バッテリーなど、高温超電導電源部、レーザーや指向性マイクロウェーブなどの外部受電システムを組み合わせたオーブ製複合核動力、多くのモビルスーツに搭載された”NBSC(ニュークリア&バッテリー・スーパーコンダクティブ)ハイブリッド・パワーパック”の開発者だ。
そして、ユーリ・アマルフィの最近の抱えている開発案件の一つは、”ニュートロンジャマー・キャンセラーの
そしてこの二人、現在、ある計画に関わっている。
その計画こそ、”Neon Genesis Hybrid Powerplant Project(NGHPプロジェクト:新世代複合動力計画)”だ。
その中核となる冷却水を必要としない全個体マイクロモジュール超高温核分裂炉は国立科研と軍の中央技研の共同開発が行われており、これにユーリが小型化しているニュートロンジャマー・キャンセラーをユニットとして組み込むのが第一段階。
何やら開発計画名にエヴァっぽさが滲み出るのが、なんともオーブ的と言うか……
誤解の無いように言っておくが、オーブは”ユニウス条約”に署名も批准もしてないので、核動力に対する開発制限は特に受けていない。
それどころか大西洋連邦に関しては、核関連の”抜け道”の確保のためにオーブを裏から支援すらしていた。何やら現実でもどこかで聞いた話ではある。
この新型核動力を心臓部にし、パワーエクステンダー系のバッテリーユニットと外部送電装置を組み込み、それをコンポジット・システムとしてトータルデザインするのがキラのお仕事である。
無論、キラが0から100まで全て行うのであり、システムのトータルデザインを上げれば、各部の部地理的な製造と調整は各担当部署が行う手筈だ。
現在、もっとも注力しているのはカガリが持ち帰った”デュートリオン送受電システム”をどう複合核動力を組み込み、その特性をどう活かすかだが……
『資料を呼んだけど、デュートリオンビームによる送電は、等比級数的に距離に比例して粒子線の自壊でエネルギーを減らしてゆくけど、高エネルギー粒子線だけあってレーザーやマイクロウェーブに比べても時間辺りのエネルギーゲインが大きいだったかな?』
「ええ。モビルスーツ1機のバッテリーを試作品でさえ1分程度でフル充電が可能です。ただし、到達距離……受電可能距離がレーザーやマイクロウェーブに比べて極端に短いですね。レーザーやマイクロウェーブはやろうと思えば常接可能、モビルスーツを送電機が追従できれば、送受電したまま戦闘も理論上は可能ですが、デュートリオンの場合は近距離の無線急速充電って使い方がベターですね」
『要するに使い分けが大事ということか……』
キラは頷きながら、
「ですね。特に受電側は今でもモビルスーツに搭載できるくらいコンパクトにできてますし、送電装置のコンパクト化も出来そうな構造だから、もしかしたらそのうち核動力機のような電力に余裕のある程度の内部容積を持つモビルスーツになら緊急送電装置の内蔵も可能になるかもしれません」
『ほう、目途はたっているのかね?』
「一応、概念と回路図を見る限りですが。ちゃんと精査やシミュレーションをやっていないので目途というほどではないですね」
『ふむ。アイデアスケッチまとめられるなら、送ってくれるなら私の方でシミュレーションや改良はやっておこうか? キラ君は確か”月蝕計画(=エクリプス開発プラン)”にも関わっているのだろう?』
「えっ? それは大変ありがたい申し出ですが……ユーリさんも確か”ムラサメ”の空力弾性翼の開発に携わっていましたよね?」
空力弾性翼、厳密には”能動的空力弾性翼(Active Aeroelastic Wing, AAW) ”と言って、通常より小さな動翼の空気力により主翼全体の形状をゆがませる(ねじる)ことにより空力制御を行う”たわみ翼”の一種で、現実世界でもF-18を改修した”X-53”実験機などでテストが行われた。
ただし、C.E.ではさらに技術は進み、フラップやスラットのような動翼部分を完全に排して前縁や後縁、あるいは翼全体を能動的にをたわませることにより空力制御を行うタイプの空力弾性翼に進化していた。
そういう意味ではむしろAFTI/F-111A に採用された”任務適応翼(Mission Adaptive Wing, MAW)の方が発想的に近いのかもしれない。
そして、フェイズシフト素材を用いることにより必要強度を確保し”ZGMF-X10A フリーダム”向けに開発したのが、他の誰でもないユーリ・アマルフィであった。
現在、ユーリはニュートロンジャマー・キャンセラーのコンパクト化をひと段落終えて、”ムラサメ”の開発元であるモルゲンレーテ社の依頼で、主翼部分の設計を行っていた。
というのも、試製ムラサメにおいては前進翼が採用されていたが、航空機形態からモビルスーツへの可変するプロセスの中で翼を後部(モビルスーツでは翼端を下に向け)折り畳む動作があるが、そのモーションでは通常の後退翼の方が効率の良い変形ができることと、また後退翼を採用した場合、折り畳み機構をきちんと再設計すれば、航空機形態でF-14のような可変後退翼として使える事が判明したのだ。
だが、そこで翼自体の構造複雑化が懸念されたが、その時にフリーダムの整備も請け負っていたモルゲンレーテ社の幹部が、フリーダムの「薄いのに頑丈でシンプルな構造の空力弾性翼を誰が設計したか」を思い出したのだ。
しかも都合の良い事にオーブに妻や息子と共に亡命してきていることもだ。
そして、オーブ政府と軍部の許可を取りモルゲンレーテ社はユーリと接触し協力要請。ユーリは提示された協力報酬よりも「ニュートロンジャマー・キャンセラーのコンパクト化の目途がたった後」と「VPS、VTPなどの可変強度フェイズシフト素材の無制限使用」を条件にその依頼を受けることになった……というのが現在だ。
『それはそれ、これはこれだよ』
どうやらユーリ・アマルフィ工学博士も順調にオーブに毒されてきてるようで何よりである。
『私としても、空力弾性翼の改良や新しい可変強度素材には興味がある』
「あっ、そういうのは分かります」
技術者として大いに同意できるキラだった。多分、この男はもうこうなんか色々と手遅れた。
「ユーリさん、どうせデュートリオン送電システムの継続研究を引き受けてくれるなら、”ムラサメ”にも組み込みませんか?」
『ほほう。それは面白いな! ふむ、ならば”ムラサメ”の電源部、いや上の許可をとるから現在のムラサメの設計図を送るよ。なに、私の見る限り変形機構以外は水素吸着フレームと言い電源部といい、基礎設計の古い”イナクト”よりも君がよく知る”フラッグ”の方が設計が近い』
その見立ては確かで、イナクトの後継機として定義されている通常動力可変モビルスーツのムラサメだが、その設計思想はむしろフラッグ寄りだ。
「ええ。それなら組み込みのコンプリートも手早くできそうです」
こうして新型複合核動力の開発、デュートリオンビーム送電システムの積極的な組み込みから始まり、何故かムラサメのレーザー/指向性マイクロウェーブ/デュートリオンビームのパワーエクステンダー対応の3WAY外部受電を持つ、なんか”インパルス”と張り合えるような……「お前のような量産機が居てたまるかっ!!」的な機体になるフラグが立った……かもしれない。
「ところでさっき将来的に核動力モビルスーツから通常動力機へのデュートリオンビーム送電が可能になるかもって話はしましたけど、そこまで行かなくてもある程度のシステム小型化できたら、核動力の大型機に搭載して昔の”空中給油機”みたいな使い方ができるかもしれませんね?」
『空中給油機? ちょっと待ってくれ、今検索して概要を確認するから……ああ、なるほどね。差し詰め”空中給電機”とでもなるのかな?』
文字通り親子ほど歳の離れた
キラ、マリューさん好きすぎ問題(挨拶
いや、夫婦事情はさておき、まさかの再登場なニコルパパでしたw
6月に一人息子が結婚して身を固めて安心したのか、ますますバリバリと精力的に研究職まっしぐらみたいっすね~。
まあ、趣味に走ってるとも言えますが。
デュートリオンビーム送電を組み込んだ新型複合核動力は、まあ予定調和だから良いとして、専門性の強いそれよりシステムとしてのトータルデザインに強いキラと、まさに専門分野に強みを発揮するユーリ・アマルフィという二人は、思いの外相性が良さそうです。
というかこの世界線のキラ、夫婦生活が順調そのものなせいも相まって、PTSDじみた原作とは逆に、
少なくとも積極的にコミュニケーションはとっていそうです。
そして、その派生で前進翼から可変後退翼に再設計される”ムラサメ”にまでデュートリオンビーム受電装置が搭載される予定。
うん。何というかGN-XⅡといい、数を揃えねばならない量産機の開発を最優先で進めるのは国の国防計画としては間違ってないのですが、相手する敵対者がちょっと心配w
いや、100機単位で量産される機体が、ただのやられ役の雑魚機ではないってのは、そのまま軍事力の著しい底上げになるので……
次回はシンの現状でも書こうかと。
どうか応援よろしくお願いいたします。