SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
いわゆる日常回、別名季節限定サンタコス祭りw
さて、前話において前作より開発が始まっていた”エクリプス初号機”は、遂に完成に至った。
されど独立緊急展開任務群”
そして、オーブにおいてはハーフコーディネイターは「ナチュラルとコーディネイターの融和(友和)の象徴」とされ、別に法の公平性の観点から特別な優遇措置があるわけでは無いが、迫害なんて言葉とはとは正反対の”普通のオーブ国民”だ。仲良きことは美しきかな。
更には”オペレーション・スピットブレイク”においてオーブ本土防衛戦にも成功した為、”ケン・ノーランド・スセ”の母親が見殺しにされるようなシチュエーションもなく、そもそも大西洋連邦のブルーコスモスは穏健派の牙城で、「ハーフコーディネイターはコーディネイターがナチュラルに回帰する課程」という認識が大多数(何せその代表格がムルタ・アズラエルだ)なので、別にこれといった迫害という物はない。
確かに漫画”機動戦士ガンダムSEED_ECLIPSE”のようにコーディネイター部隊、ハーフコーディネイター部隊は現在進行形で存在するが、別に肉壁部隊とかではなく普通の部隊扱いだ。
というか「人は死ぬときも合理的であるべきだ」を地で行く合理主義者であるこの世界線のアズラエルが、原作のような”非合理な扱い”を赦す筈もない。
例えば、同作に搭乗する『ヴァレンティーナ・ビノン』は普通に大西洋連邦に未だ籍を置いてるし、行き場のないハーフコーディネイターも思想的に問題がなければオーブには受け入れる準備がある。
という訳でハーフコーディネイターのテロ組織たる”アンティ・ファクティス”は半ばその存在意義を失い、仮にこの世界線でもあるとしても滅多に話題に上がらない弱小組織は確定。ぶっちゃけ手を出されない限り、オーブがいちいち相手にするような組織ではないだろう。
正体がブルーコスモスの工作員であった「この世のコーディネイターとハーフコーディネイター根絶主義者」な頭ブルコスの『ジョエル・ジャンメール・ジロー』は、果たして息をしてるだろうか?
仮に生きていたとしても、大西洋連邦には居ない気がする。
まあ、そんな訳で”アンティ・ファクティス”が派手なテロを起こすこともなく、オーブは原則として概ね平穏。
なので……
『皆様、お楽しみのクリスマスイブが遂にやってきましたわね♡ 本日の”らくらく☆ちゃんねる”はクリスマス特集でお送りしますわ♪
今日はC.E.72年12月24日、つまりはクリスマス・イブ!
季節感の乏しい常夏の国オーブであるが、街には昼間からカップルたちがクリスマス・デートに繰り出していた。
ラクスも夜の予定は決めていた……ので真昼間から生配信だ。
『ではではミーアちゃん、トップバッターをお願いしますわ♪』
『はぁいラクス様♪ ミーア、いっきまぁ~す!』
そして街に流れ出すのは西暦時代からのクリスマスの定番曲、
『皆さん、メリークリスマス! 今日、ミーアが歌うのはとっても可愛いクリスマスキャロル、”ママがサンタにキスをした”ですよ~♪ ではでは、』
それはクリスマスの 静かな夜のこと
おくりものを 楽しみにして
サンタクロースの夢を見た
白いおひげのサンタは
ママのおともだちね
二人で何か笑っているの
うれしそうなママ
それはクリスマスの 静かな夜のこと
おくりものを 楽しみにして
サンタクロースの夢を見た
やさしいパパのおかおに
よく似たサンタさん
ママにやさしくキッスした
でもそのサンタはパパ
☆☆☆
さてさて、ではミーアの歌声にある素敵なパパとママのいるヤマト家では……
「メリークリスマス、そしてミナには誕生日おめでとう!」
「メリークリスマス、キラくん♡ ミナちゃん、パパが誕生日おめでとうだって♪」
「あぅ!」
何故か満1歳の誕生日を迎えたミナがドヤ顔してるような気がするのは気のせいだろうか?
そこはかとなく将来大物になる予感がする。
それはともかく、キラはどうやら無事にクリスマス休暇が取れたようで幸いである。
まあ、状況的には”パパがサンタにキスをする”って感じだが。
キスで済むのか? そりゃあ済むわけはない。
そして、
「うにゅ……?」
「あーごめん。ナギ、起きちゃったかな?」
ゆりかごでスヤスヤ寝ていた生後1ヵ月ちょっとのヤマト家長男ナギ、少しだけ目を覚ましたようだ。
でも、まだまだお眠。再びコテンと眠りについてしまった。
ちなみにナギちゃん、何故かサンタよりトナカイがお気に入りらしい。
将来を暗示してる……とか思ってはいけない。
離乳食にお乳にケーキにチキン。朗らかな義父と義母。優しい笑顔と笑い声。
そう、ここには暖かく穏やかな家族の時間が確かにあった。
⌚⌚⌚
さて、一方街中では……
「メリークリスマス、ノイマン君」
緩そうで割と無意識にガードが堅いっぽいアニュー、今日はちょっとだけ冒険してへそ出し。
ただし、これでもオーブ基準では薄着ではない。
「え? アニューさん?」
「え、えっと、どうかな……?」
ノイマンは無言で親指をグッと立てて、
「すっごくいいですっ!」
そして、そんな二人を見守る影が……
「まあ、及第点かな? 努力の後は見受けられるし。ついでにアニューの葛藤も」
頑張ってへそ出しチャレンジしてるが、長袖パーカーである辺りに特にアニューの葛藤が現れている気がする。
「ふふっ。やっぱりなんのかんの言って面倒見良いですよね? ヒリングさん」
何やらクリスマス・デートついでに覗き見してる新婚半年目のヒリング&ニコル夫妻が居たりする。
「別にそんなんじゃないけどね。ただ、アニューの場合は放置するといつまでも進展しない懸念がねぇ」
それでも少しはアニューとノイマンの仲は進展しそうで、
「ま、いっか。ニコル、デートの続きしよっか」
「はいっ!」
⌚⌚⌚
そしてそしてカメラを再び移動させてっと……キラ家のお隣、アスカ家に戻す。
更に細かく言えば、妹に部屋に引っ張り込まれた兄という構図だ。
「さぁて、クリスマス限定アップの撮影会はっじめるよ~♪」
「おー」
マユのテンションに反してなんかシンの声から著しく覇気が失われているような気がする。訓練疲れ……という訳では無い様だ。
なんというか、もっとこうメンタル的な?
その赤い瞳は、不思議と修行僧……いや、チベット辺りに住むキツネを彷彿させる。
「さあ、お兄ちゃん……」
だが、そんな兄の様子をマユは気にした様子もなく、
「マユを可愛く撮ってね♡」
しかし、シンの苦行(?)はまだ終わらない。終わるわけもない。だってシンだから。
死亡フラグを圧し折った以上、運命線が強化されるのは自然の摂理であり、それに比例して妹と兄の絆が強化されるのはなんも不思議はなく……
「あー、ちょっと別のに着替えるから待ってね~」
「なあマユ、いくら兄とはいえ男の前で豪快に全裸になるのはどうなんだ?」
「えっ? 別にお兄ちゃんなんだしいいんじゃない? 一緒にお風呂入ってるんだし、今更だよ」
「そりゃそうだが……」
某千葉の兄妹の如く、アスカ家では兄は妹に勝てないらしい。
「よしっ! 今度はこの衣装で。さて、じゃあお兄ちゃんの部屋で撮ろっか?」
「何故に俺の部屋?」
「コスだけじゃなくて雰囲気も変えたいんだよ。ほら、似たような絵面だったらフォロワーさんも飽きちゃうでしょ?」
「えっ? そういうもんなのか?」
「そういうものだよ」
そして、マユは真面目な顔で、
「いい、お兄ちゃん。クリスマス・シーズンは可愛い女の子のサンタコスが溢れる、年に一度の決戦の場なんだよ。まさに、”いいね!”の争奪戦なのさ!」
「マユ……お前は一体、何と戦っているんだ?」
「ネットに自慢の写真をアップしてる、全てのサンタコスの女の子とだけど?」
「世界相手にケンカすんなし」
そして……
「ねえお兄ちゃん……メリークリスマス♡」
その媚びるようなマユの笑みは、何故かほんの僅かな湿度を感じさせた。
存外、これがマユなりのクリスマスプレゼントなのかもしれない。
ま、まあ十人十色、人それぞれクリスマスの過ごし方という物がございまして……
とりあえず、クリスマス・イベントはまだ続くようですよ?
という訳で、ヤマト家、アニューとノイマンとデートを覗き見るヒリング&ニコルの新婚夫婦、そしてアスカ兄妹の家族のクリスマス風景でした。
あとお久しぶりの歌ミーアが張り切っております。
キラ、何とかクリスマス休暇とれたみたいですw
奥さんもだけどミナちゃんもナギ君もすくすく成長中。
アニューさん、思いの外初心だった模様w
デートの服装に悩むとは乙女だなぁ~と。
シンとマユは、まあ平常運転かw
次回はクリスマスエピソードの後編。ちょっとプラント出身者をピックアップしてみようかと。
どうか応援よろしくお願いいたします。