SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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皆様、お久しぶりです。
約1年ぶりのご無沙汰です。
お待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした。

プチ復活の作者です。
今回は、復活記念という訳でイラストマシマシでお届けしますよ~。





第28話 ルート66(多分)の”ファントムペイン”【挿絵入り】

 

 

 

 さて、3月と言えば現代日本では別れの時期だ。

 そして、その伝統を引き継ぐオーブでも変わらないが……まあ、お国が変われば事情も変わる。

 そう、例えば……

 

 

【挿絵表示】

「あっ、お兄ちゃん。マユ、いかにもお兄ちゃんが好きそうなPV見つけたんだけど♡」

 

 3月某日、オーブでは4月1日からの新年度体制に向けて準備期間とされるこの時期……自宅のリビングにて端末で「自分の愛機」となるべくモビルスーツのデータをチェックしていた兄、シンにアスカ家のアイドル(?)マユは、そうかまって欲しそうに声をかけた。

 というか最近、兄は忙しくスキンシップが足りてないことにマユは大いに不満だった。

 

「ん? 俺の好きそうなのって、どんなん?」

 

 そう端末からシンが目線を上げると、

 

「ほら、これこれ」

 

 そう遠慮なく自然な動作で兄の膝に陣取り、動画をスタートさせると……

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 それは乾いた、そしてとても美しい夕焼けの情景だった。

 おそらくは北米のルート66のテキサスあたりで撮影されたのだろうか?

 口笛を思わせる静かなイントロから始まるその曲は……

 

 

 

 

【挿絵表示】

Go now(もう行けよ)

Don't look back, we've drawn the line(振り返らずにさ。もう終わってしまったんだよ)

Move on(もう行けよ)

It's no good to go back in time(過去へはもう戻れないんだから)

 

I'll never find another girl like you(もう君みたいな娘には出会えないだろうね)

For happy endings, it takes two(ハッピーエンドには二人とも必要だったんだ)

We're fire and ice, a dream won't come true(火と氷の僕たちに、夢が叶うことなんてないんだから)

 

 

【挿絵表示】

Sara, Sara

Storms are brewin' in your eyes(機の瞳に嵐が吹き荒れてるようだ)

Sara, Sara

No time is a good time for goodbyes(サヨナラを告げる最良の刻なんて無いのに)

 

Danger. In the game when the stakes are high(のるかそるかのゲームは危ないもんさ)

Branded. My heart was branded while my senses stood by(ああ、そうだよ。僕の心は君に釘付けだったんだ)

 

 

【挿絵表示】

I'll never find another girl like you

For happy endings, it takes two

We're fire and ice, a dream won't come true

 

Sara, Sara

Storms are brewin' in your eyes

Sara, Sara

No time is a good time for goodbyes

 

 

【挿絵表示】

Loved me like no one ever loved me before(君は誰よりも愛してくれて)

Hurt me, no one could ever hurt me more(そして誰よりも僕を傷つけた)

Sara

Nobody loved me anymore(もう誰も僕を愛してくれないだろう)

 

I'll never find another girl like you

We're fire and ice, a dream won't come true

 

Sara, Sara

No time is a good time, oh

 

Sara, Sara

Storms are brewing in your eyes

Sara, Sara

No time is a good time, no

 

 

【挿絵表示】

Ooh, Sara

Why did it, why did it(どうしてだろう、何故だろう……)

Why did it all fall apart?(僕たちはどうして別れてしまったんだろう……)

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「かっ……かっけぇぇぇ~~~!!

 

 思わず心の琴線をダイレクトアタックされ感嘆してしまうシンに、

 

「でしょ?♡」

 

 と膝の上でご満悦のマユである。

 

「えっとね……大西洋連邦で新進気鋭の売り出し中のソングユニット、”ファントムペイン”って言うらしいよ? えっと、歌ってたのはSARA(セーラ)って曲で……あっ、”西暦時代のアーカイブ”からサルベージされた曲みたいだねぇ~」

 

 マユのふわっとした解説を補足すると、1986年に”スターシップ”というバンドの楽曲で、「1986年で最も全米で売れたシングル」という名曲。もしかしたら読者諸兄も聴いたことがある人がいるかもしれない。

 ちなみに曲中に何度も登場する”セーラ”は、ヴォーカルの奥さんの名前だったりする。

 その割には思い切り「夢のような恋は終わった」という失恋ソングなのだが……

 

(あれ……でもどこかで見たことある三人のような……?)

 

「ラクスさんが西暦時代の曲をデータアーカイブから発掘してから、結構増えたよねぇ~。最近は”A.D.(Anno Domini)リヴァイバル”ってジャンルもできて大盛況みたいだし」

 

 まあ、昭和歌謡ブームみたいなものだと思って欲しい。

 とはいえこれは意図的に作られたブームと言ってよいかもしれない。

 なぜなら西暦時代の楽曲は、多くは第三次世界大戦(再構築戦争)とその後の”大衰退”で失われたと思われていたが、ラクスが西暦楽曲をリヴァイバル・メガヒットさせて以降、次々にデータサルベージが成功し、そのデータはオリジナルシンガー版も含め今はアーカイブとして誰でも閲覧できる、つまり「歌ってみた」が誰でもできる状況が整ってきたのだ。

 

 何のことはない。西暦時代から稼働を続ける”ヴェーダ”が、関連データベースを段階的に解放しただけなのだが……

 まあ当然、本来の著作権はとっくに消滅してしまってるが、まあそのあたりの管理も”ヴェーダ”と未だに受肉していない暇なイノベイドが担当しているらしい。

 実際、フリーな楽曲も多く、まあ某カスラ○クよりは善良な運営をしてるっぽい。

 

「そういやそうだな。まあ、考えてみれば西暦時代の方が曲ってよっぽど多かったみたいだし」

 

 嗚呼、全体的に娯楽が少ないC.E.年間よ……まあ、始まってまだ1世紀も経ってないから無理もないか?

 特にこの世界線では、A.D.とC.E.の間に1世紀以上の暗黒期があり、一説には地球上の総人口が20億人以下まで減った時代もあるようなので、人類存続が精一杯っていう時代が長かったことも影響してるのだろう。

 文化や娯楽は、「余裕」が無ければ生まれないものだ。

 

「あっ、お兄ちゃん。なんか紅一点さんのインタビュー動画あるみたいだよ?」

 

「えっ?」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 どうやら”SARA”のプロモーション撮影後に受けたインタビューっぽいのだが……

 

 

【挿絵表示】

『んーとね、ステラたち、そのうちプラントとかでもプロモーション撮る予定みたいだよ? えっと、たしか”しんぜん”の一環?だったかな?』

 

 

 

「あー、やっぱりあの娘じゃないかな? 雰囲気的に」

 

「えっ? お兄ちゃん、もしかして”ファントムペイン”知ってたの?」

 

「いや、ちょっと前にオーブに観光来ていた三人組とエンカウントしたんだけど、確証無いけど多分そうなんじゃないかぁと」

 

「ふぇ~。すっごい偶然だねぇ? サインでももらっておけばよかったんじゃない?」

 

「いや、その時は芸能人だって知らなかったし。いや、ちょっと勿体無いことしたかな?」

 

 

 

 しかし、皆様はもうお気づきだろう。

 ”縁”は繋がっているのだと。

 さあ、少しずつ少しずつ物語は進み始めるのだ。

 それはもう、誰にも止められない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、やたらカッコイイ感じのPVを撮影していた”ファントムペイン”のスティング、アウル、ステラの仲良しトリオでしたw

※ちょっとそれっぽいのができたのでステラのインタビューイラストを差し替えました。

さて、今回のメインテーマは……「ファントムペインがミュージックユニットとして名を売ってる」ってことなんですよね~。
そう、モビルスーツパイロットでもなく、非公開の特殊部隊でもなく、”表の顔”……表社会に生きるカタギの一員として。
勿論、プロデュースはアズラエル財閥全面バックアップなんですがw
主なロケ地は北米とはいえ、この時代にロケハン出してPV撮影やる力の入れようです。

アズラエル:「まあ、カバーストーリーは本気で作らないとカバーになりませんからねえ」

地味にアウル、初イラスト化w
そしてラストのステラのインタビューは……


☆☆☆


改めてお久しぶりです。
執筆再開を信じてお待ちいただいていた皆様、、本当に申し訳ありませんでした。
いや~、低評価やら仕事やら何やらで執筆モチベーションがなくなってしまい、またその影響でアイデアが上手くまとまらず、一種のスランプに陥ってしまいまして……

とはいえ、1年以上放置してると本当にアイデア忘れてエタりそうだったので、無理にでも再開したかったって感じです。

正直、執筆自体を止めていた時期も長いのでブランクの影響は大きく、以前の執筆速度が戻るかも分かりませんが、気長にお待ちいただければ幸いです。

これからもよろしくお願いいたします。





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