SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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前半はオーブ驚異のメカニズム、後半はシンには「やっぱりこの手のイベントだよね?」という話。




第03話 オーブ名物”ナノマシン・テクノロジー”と特にラッキーさを感じないス〇ベ 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、00要素というかリボンズ・アルマークを頂点とするイノベイドが根を張っている、あるいは隠れ蓑にしているオーブには、「これぞ持ちつ持たれつ」と言わんばかりにイノベイド由来の技術がわんさか落ちて、それが国家の技術水準の底上げに直結していた。

 

 もっとも目立つのは、太陽炉(GNドライブ、GN-T)関連だろうが、それ以外に”規格外ともいえるチート技術”が存在する。

 それこそが”ナノマシン・テクノロジー”だ。

 その代表格とも言えるのが、戸籍登録した”医療用ナノインプラント”だ。

 簡単に言えば多機能メディカル・ナノマシンなのだが、オーブ人は出生届すると同時に遺伝子情報登録が行われ、それと引き換えに国民健康保険への加入と社会保障番号の発布が行われる。

 その遺伝子情報で、まずその個人が遺伝子学的にあるいっは統計学的に罹患しやすい病気や体質が算出され、個人個人にカスタマイズされたプログラミングの医療用ナノマシンが生成される。

 まあ、このナノマシンが実に多機能で病気は予防こそ重要とばかりに「確率的にかかりやすい病気」を中心に体を循環してメディカルチェックを行い、人体の免疫機能のサポートから必要であれば疑似的な抗体への変化、病気の種類によって体内ナノマシンだけで足りなければその追加アラート、それでも足らなければ症状を解析してメディカル・ネットワークに情報をリンクし化学薬品や手術などの要請を行うなんてこともできる。

 ちなみに疑似抗体変化した場合の機能も多く、健康体でも日常的に生まれるがん細胞の除去やメディカル・ネットワークから最新データをアップデートした季節性インフルエンザなど変化しやすいウイルスへの抗体生成準備、あるいは南国では重要な虫刺されなどの解毒まで行える。

 無論、半永久ウ的な物ではなく寿命を迎えたナノマシンは便尿を通じて体外排出されるので、定期的に摂取しなければならない。

 ただ、寿命は現代日本と大差ないが健康寿命は長くおかげでオーブの医療費は国家予算に占める割合ベースで現代の日本の1/3強程度だ。

 『医療費負担軽減のために医療用ナノインプラントを導入した』という政府の言葉は建前とは言い切れない。

 

 ちなみにこの医療用ナノインプラントは、オーブ太陽光発電公社”ソレスタルビーイング(あるいはイノベイド)”のフロント企業の一つ”ナノ・メディカル・エージェンシー”という企業が製造・販売している「ことになっており」、オーブ政府が国内供給量100%買い上げてから各医療機関に必要とされる量を分配するという専売公社じみた方式になっているらしい。

 

 

 

 こうして生まれた瞬間からイノベイド由来のナノマシンの恩恵を受けるのがオーブ人だが、その頂点とも言える人体用ナノマシン・テクノロジーが存在する。

 それが、”ナノマシナリー・チルドレン”だ。

 前作においても触れたが、少しおさらいすると専用チューニングのナノマシンを投与し脳量子波強化を行い、”クォンタム・サイコフレーム”などの専用インターフェースや機材を用いた脳量子波双方向情報フィードバックを行ったり、あるいは一種の副脳である量子脳を形成してイメージ強化や演算サポートなども行う事ができるようになる。

 また、演算リソースの使用法にある程度の方向性を持たせることも可能なようだ。

 イメージ的には、『人間に大量のナノマシンを投与し、()()()()()()()()()()()()()()()()()で大体合っている。

 

 ただし、ナノマシンへの耐性や適応力には個人差がかなりあり、オーバードーズによる致死量は人によってまちまちなので誰にしもその処理ができるという訳ではない。また、いかにイノベイドが高い技術を持っていても「細胞分裂が活発な体が成体になる前の成長段階」でしかこのような高密度高度ナノマシン処理は行えないために、”チルドレン”という名称が使われている。

 しかも一気に大量投与すれば拒絶反応や劇症反応が出やすいので、徐々にナノマシン投与量を増やしてゆく必要がある。

 

 無論、軍人などの危険性の高い職業で、より高度な機体や機材との親和性が求められる人間向けの各種”マーシャル・ナノマシン処理”など制限の緩いカスタマイズ処理もあるが、それらとはナノマシナリー・チルドレンのは明らかに一線を画している。

 わかりやすく言えば、全身が光るような外的変化はないが「TVシリーズと劇場版の天河アキト」ほどのスペック差がある。

 言ってしまえば味覚障害などの体に不具合がでないギリギリの量までナノマシンを投与したのがナノマシナリー・チルドレンであると言える。

 

 とまあ、こんな長々とナノマシン・テクノロジーやナノマシナリー・チルドレンの説明をしたというのも……

 

「やれやれ、これで丸1日タンクベッド漬けかよ」

 

 と全裸で酸素マスクをつけてメディア・タンクベッドに寝転ぶスティングに、

 

「寝てればいいんだから楽でいいじゃん」

 

 と同じ姿で気楽に返すアウルに、

 

「ステラ、もうお眠……」

 

 そう、この三人こそが”ナノマシナリー・チルドレン”だったのだ。

 ナノマシン処理はオーブの独占技術であり、簡易メンテの一種である定期メンテやナノマシン補充などはソレスタルビーイングの支援で建てられたアズラエル財閥直轄の非公開専用機関でも行えるが、流石にオーバーホールのような高度メンテナンスやアップデートなどはナノマシンのスペシャリストが揃ってるソレスタルビーイング本部の施設ではないと対応不可能なようだ。

 

 スティング、アウル、ステラだけではない。

 ガンダムSEED世界における”生体CPU”、”ブーステッドマン”や”エクステンデッド”は、この世界線では全てナノマシナリー・チルドレンに置換されている。

 つまり、この三人だけでなく前作に登場したオルガ・サブナック、クロト・ブエル、シャニ・アンドラスもまたナノマシナリー・チルドレンだ。

 

 

 なぜそうなったかと言えば、時の権力者、アズラエル財閥盟主にして現大西洋連邦復興長官のムルタ・アズラエルの奥方が極めて太いパイプを持っていて、それが縁でそうなったというか……

 この手の強化人間計画を根こそぎ傘下にしたアズラエル自身が、「高性能ではあるがピーキーで短命。基本、数年で使い捨てになるのでコスパが悪い」という理由で生体CPUを嫌ったという理由もあるだろう。

 基本、ナノマシナリー・チルドレンは安定性や健康面には不安が無く、というか医療用ナノインプラントの機能も組み込まれているのでむしろ健康優良児揃いで、製造コストはともかく現役時間(稼働時間)の長さを考えればトータルコスパは安く上がる。

 そもそも”人類最初のナノマシナリー・チルドレン”こそが、

 

 

【挿絵表示】

”カガリ・ユラ・アスハ”

 

 だ。

 出自はやや特殊だったが、ナチュラルに生まれたカガリは、おそらくは手駒欲しさ半分に気まぐれ半分でカガリの教育係を名乗り出たリボンズ・アルマークを”師匠”と慕い憧れた。

 その師匠(リボンズ)に少しでも近づきたくて幼い頃(年齢1桁)に自ら「致死量ギリギリのナノマシン強化」を申し出たのだ。

つまり、”ナノマシナリー・チルドレンという規格外の規格”をそもそも作ったのが、カガリと言える。

 

 それが巡り巡って、この世界線ではオーブと大西洋連邦の現在まで続く蜜月期に繋がっているのだから、世の中、何がどうなって何処に繋がるかわからないものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、スティングたち三人がソレスタルビーイングの本部施設でオーバーホールを受けている頃、アスカ家では……

 

「あれ? お兄ちゃん、今日はユニフォームじゃないの?」

 

 出かけようとする(シン)にリビングでそう声かけるのは、この世界線では地球連合ではなくザフトにより行われたオーブ本土戦を両親共々難無く生き残った”マユ・アスカ”である。

 

「ああ。今日はソレスタルビーイング本部で”パイロット・ナノインプラント”するから軽装で来いってさ」

 

 言うようにシンの格好はパーカーにジーンズとほぼ普段着だ。

 ちなみに”パイロット・ナノインプラント”は先に出てきたマーシャル・ナノマシン処理の一種で、”クォンタム・インタラクティブ・フィードバック・システム(Q-IFS)”と呼ばれる脳量子波を媒介した双方向イメージフィードバック式のコントロール・システムに対応させる為の処理だった。

 ”Q-IFS”は、ムウ・ラ・フラガのように先天的に高い空間認識能力=強い脳量子波を持つ人間でも扱えるモビルスーツ操縦に使えるサポートシステムだが、やはりそういう素養を持つ人間は少ないので、こうやって底上げする必要があった。

 もっとも、ナノマシナリー・チルドレンのレベルより制限が緩いだけで、これにも適性があるのだが、シンは割と高い適性があるようだ。

 

「ふ~ん。ねえお兄ちゃん、」

 

「なんだ?」

 

 マユは何を思ったかニンマリと笑うと、

 

 

【挿絵表示】

「マユの”いってらっしゃい激励パンチラ”だぞい♪」

 

 シンは一瞬処理落ちするが……

 

「俺、もしかしてマユに”妹のパンツに喜ぶ系お兄ちゃん”だと思われてる? それにそれじゃあパンチラじゃなくてパンモロだ」

 

「細かいことはいいじゃん♪ お兄ちゃんはシチュエーションにこだわる派だっけ?」

 

 いや、そう言う問題ではないと思うが……マユ曰く「オーブは、女の子ミニスカへそ出し上等(デフォ)の見せパン文化圏(第159話あとがきより)」らしいので、こういう解釈もアリなのだろうか?

 ちなみに二十代まではミニスカで全然イケるようだ。

 

「いや、そこまでではないと思うが……というか、まだ部屋着のままでいいのか?」

 

「お兄ちゃん、学校はまだ春休みだよ?」

 

「……そういえば、そんなのあったな」

 

 一応、捕捉しておくとシンは飛び級やらモビルスーツ・パイロットになるための準備やらでここ数年は割と忙しかったせいで、すっかり学校行事などには疎くなっていたようだ。

 

「まあ、気を付けていってきなね~」

 

「わかったわかった。それといつまでパンツ見せびらかせてんだ?」

 

「見せパンだから別にいいんじゃない?」

 

 今日もお兄ちゃんをかまいたいマユであった。

 

 

 

 

 

 

 




初のラッキーじゃないけど初〇ケベイベント達成者は、マユちゃんでした(挨拶

一番近い異性だし、ある意味、当然かな~とw
シンの反応が思ったより淡白なのは、”慣れている”から。

シン:「そりゃあ未だ一緒に風呂入るのせがまれたり、時折、朝気が付いたら隣にいつの間にかベッドに潜りこんだマユが寝てたり、下着姿やらの撮影頼まれたりするから、まあこれくらいなら……」

割とやりたい放題のマユちゃんw
とはいえ兄妹で超えてはいけない一線を超える気はさらさらなく、基本的にはお兄ちゃんが大好きでいつもかまいたい(からかいたい)だけな模様。
まあ、ブラコンなのは否定できませんがw

原作のシンがあそこまでマユに”重く”なったのは、おそらく両親もろともマユを喪失したからで、健在ならこんなもん(めっちゃ妹に甘い)くらいかな~と。

そして、女の子がミニスカ&へそ出しのお肌丸出しなのに虫刺されとかあんまり気にしないのは、医療用ナノインプラントで解毒分解とかもバッチリだからだったり。
ちなみに追加設定とかでナノマシンの使用量が増える(補充ペースが早く)なりますが、日焼け対策やら何やら美容系の機能も追加できたりw

さて、次回は誰と誰が出会うのか?

どうか応援よろしくお願いいたします。


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