SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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またしても人気のない深夜アップです。
ある意味、このシリーズらしいかも?

それはともかく……やっぱりシンには『主人公らしい格好良さ』が欲しいなぁ~と。
なのでシンと”相棒”に自分なりに考えた『少年漫画らしい格好良さ』を詰め込んでみましたw







第38話 シンと”相棒” ~それは『最大限の誓約』かもしれない~ 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、前話にて”テスタメント”の話題が出たが、ちょっと補足しておこう。

 主機は最近になってキラが新たに設計した”HHCRD(Hyper Hybrid Combined Reactor Drive )パワーパック”に乗せ換えられ、余剰出力の増大に合わせて装甲材は装甲材は以前より進化していて……

 

「つまり、換装した”テスタメント”のMTVPS装甲って”エクリプス”と同じ発展型ってことですか?」

 

「厳密にはちょっと違うけどね。えっと中空部分がミラージュ・コロイドのコンフォーマルタンクになっているのは一緒で、装甲表面にゲシュマインディッヒ・パンツァーを展開できるところまでは同じだけど、ステルス・モードは実装されてないよ? 中身的には”ムラサメ改”のシールドに近いかな。あっ、でも一つ大きな違いがあるよ」

 

 本日、シンはキラから改修を終えたばかりの”テスタメント”の最新仕様についてレクチャーを受けているようだ。

 

「ほら、シンも”覚醒(SEED)”状態になったらクォンタム・サイコフレーム使えるでしょ? その場合、リミッターオフになって”超過駆動(オーバーレブ)”を発動できるんだよ」

 

「リミッター? ”超過駆動(オーバーレブ)”?」

 

 聞きなれない単語に首を傾げるシンに

 

「うん。関節や高度負荷部分にはVTP素材に変更されていると言っても、HHCRDの出力から逆算すると”テスタメント”のフレームにはオーバーパワー、過負荷がかかりすぎるんだよ。だから、普段はリミッターで制御してるんだけど、でも、それじゃあ装備なんかの限界領域性能のテストはできないからね。端的に言うと”超過駆動(オーバーレブ)”っていうのは、『クォンタム・サイコフレームが完全起動して、最大出力を機関が発揮する』状態だよ」

 

「えっ? キラさん……それ大丈夫なんですか? いきなり空中分解したりは……」

 

 するとキラは苦笑して、

 

「しないって。リミッターが解除されても強制停止用の”安全装置(セフティ)”は独立回路であるし、そもそも”テスタメント”を空中分解させるほどのストライカー・パックってまだないから」

 

 まあ、それもそうだ。現状最も高性能なはずの核動力機である”エクリプス弐号機”専用ストライカー・パックでもそこまで過激な物ではない。

 

「『長時間過負荷をかけ続けるのがフレーム特性的によろしくない』ってだけだから。それに数字的には、シンはその『過負荷がかかる機動に長時間耐えられ』ちゃうし」

 

 何気にシンのフィジカル・スペックが凄かった。

 

「ただ、オーバーパワーの機関を乗っけて過激な機動をさせると排熱が、ね。大気圏内ならともかく宇宙空間だとちょっと気を付けた方がいいって感じで」

 

 まあ、宇宙空間では輻射熱での排熱で、後は熱交換で拾ってスラスターなんかの排気に混ぜて排出するとかがメインだ。

 

「あっ、わかりました! 表面のミラージュ・コロイドに吸熱させて推進器に放り込んで一緒に噴射させるか、あるいは吸熱させたままミラージュ・コロイドを表面から剝離させる……どうです?」

 

 するとキラは驚いた顔で、

 

「正解だよ。シン、よくわかったね?」

 

 シンは性格的に難しく考えたり思考を沈降させたりするのが苦手なだけで、地頭はむしろ良いのだ。

 直感と脊椎反射で生きてるようなところもあるが、その勘の良さは決してバカにできない。咄嗟の判断力などはかなり高い。

 

「ついでに言えば、考えたのはマリューさんで、元ネタは”積層ナノラミネート装甲”……であってます?」

 

 実は更にその元となるアイデアの装甲が、先の大戦で実戦投入されている。

 そう、ニコルが駆っていた”Nブリッツ・天改”に採用された”ツインメリット・ミラージュコーティング”だ。

 技術としては当時は未成熟だったが、それでも「ミラージュ・コロイドを用いてある程度の耐ビーム性と剝離排熱を行う」という機能を持っていた。

 技術というのはこうして繋がってゆくらしい。

 ちなみにこれらの開発はいずれもキラ&マリュー夫婦の共同作業だったりする。

 

「参った。シン、それも正解だよ。どうして分かったの?」

 

 

【挿絵表示】

「えっ? だってこういうの考えそうな天才ってマリューさんくらいしか知らないし、多分、そのあたりの制御プログラム組んだのキラさんですよね?」

 

 シンは苦笑して答えるが、愛妻を素で天才と称されて嬉しそうなキラである。

 

「よし。シン、今日のお昼は僕がおごるよ」

 

「えっ? なんで?」

 

「そういう気分だから……かな?」

 

 なんだかんだ仲の良い先輩後輩であった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さて、現在”テスタメント”が装着しているのは、本来は前述の”エクリプス弐号機”用に開発された曲射ビーム砲×2を備えた砲撃モジュール”ライジン・ストライカー”だ。

 ”ライジン・ストライカー”も、高機動モジュールの”フウジン・ストライカー(原作のマニューバストライカーの正規版)”も、エクリプス弐号機に搭載される前にテスタメントでテストされていた兵装なので問題なく、また打倒と言えた。

 今のところ、ライジン・ストライカーとフウジン・ストライカーがテスタメントの標準的ストライカーユニットとなっている。(無論、他のストライカーパックも選択できる)

 ちなみにライジン・ストライカーに標準装備される2門の”72式曲射型ビーム砲(71-XX式曲射型ビーム砲でないことに注意。開発中の試作品ではなく制式装備)”だが、湾曲弾道制御をQ-IFSもしくはクォンタム・サイコフレームに連動させる事ができるらしい。

 どうでも良い話だが、この世界線のシン・アスカ、狙撃の腕は並みだが、支援砲撃とかはかなり上手そうだ。そして、(フウジン・ストライカーの持ち味でもある)”マルチロックオン”のスキルも既にあるっぽい。

 

 

 またシンに相性の良い装備であるキラのジャスティス・ソーディアンが装備していた”シュベルトゲベール改ⅡN”を二振り、装備を受け継ぐ形で両腰に追加装備として搭載していた。

 高威力/長射程のの飛び道具はストライカーパックにまかせ、モビルスーツ本体装備は近接メインという、やはりどこかキラにリスペクトされたアセンな気がする。

 実際、ビームライフルは標準装備としていないわけだし。

 特筆すべきは、この大型対艦刀”シュベルトゲベール改ⅡN”をブンブン片手で一振りずつ振り回す為に、”キョージュ”こと、この世界線では二つ名ではなく才媛の奥さんが半分以下の年齢(だって元教え子)であることが有名っぽい”ジャン・キャリー”が開発した”パワー・シリンダー”を試験搭載していた。

 試作品だけあり、電力消費量は大きめだが、核動力機なら問題ないだろう。むしろ主機の

 以前登場した当時のパワー・シリンダーはかなり大型で、パワーローダーなどのモビルスーツより大きな重機などにしか使えない代物だったが、どうやらモビルスーツに組み込めるまでダウンサイジングに成功したらしいが、まだ試作段階の為にテストを兼て採用となったようだ。

 付け加えると”テスタメント”に変形機構はないので、両腰に大型対艦刀を装備しても特にストライカーパックと干渉するということは無いらしい。

 

 これ以外にも本体の固定装備としては、両手首にビームサーベルを収納。両肩はパワー・シリンダーを搭載する関係で”エクリプス”サイズまで大型化され、そこには”マイダスメッサ―Ⅱ”ビームブーメランとこの時代のオーブモビルスーツの標準装備とも言えるプラズマソード発生器付高周波微細振動ブレードが搭載される。

 またユニークなのは、頭部を始め実体弾機銃が廃され、試験的に頭部と胸部に射角の広いポールマウント砲口を持つ自由電子レーザー計4門が(主に対ミサイル迎撃用の)近接防御火器として配されていることだろう。おそらくこれは、近年における実体弾近接防御火器の有用性を比較検証するための装備と思われる。文字通り物理的に対象にダメージを与える実体弾と、出力だけでなく照射時間でも威力調整ができるレーザーとでは、お互いにメリットとなる部分が異なる。

 両腕には近年においてオーブ核動力機の標準と言っていいい、モノフェーズ光波防御シールドも当然のように搭載されている。

 

 

 

 それにしても……先の大戦で、原作では紆余曲折の末に奇妙な改造をされて”RGX-00”となるはずだったテスタメント……そのパイロットとなる”アッシュ・グレイ(正確には弄ばれた成れの果てだが……)”は、刹那の剣により既に冥府へと旅立った。もしかしたら、あの世とやらで、”幼馴染の娘”と再会できたのかもしれない。

 また、本来のこの機体のパイロットであり、原作ではシンと悪縁のあった”マーレ・ストロード”も、ほぼ同じ時にジェネシスαで討たれている。

 そして、結果としてシンが”テスタメント”に搭乗している……必然であると同時に何とも皮肉を感じてならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくてここまで手が入れられた”テスタメント”は、もはや原型機とは程遠い存在だろう。

 というか、そもそも実戦投入に向けたシステムアップを行った責任者は、”Nアストレイ・ハイペリオン”をはじめとする核動力機の扱いになれた”エリカ・シモンズ女史”だ。

 まあ、化物スペック機が出来上がるのも必然と言えるだろう。

 多くの装備をテストし多くのパイロットに乗られた純然たる装備実験機から、”アロウズ(ARROWS)”に制式配備となり、シン・アスカという正規の固定パイロットを得たことで、正式に”()()()”となることが決まった。

 無論、装備の性能評価試験は継続されるが、今度は実験場ではなく『実戦テスト』という新たなステージでの役割となる。

 そうであるが故に、”テスタメント”は新たな名を関する事になった。

 

”テスタメント・マッシモ”か……」

 

 ”マッシモ(Massimo)”とは原作のモビルスーツと関わり深いイタリア語で”最大限”、英語の "Maximum" と同じ意味だ。

 おそらくは、「もうこれ以上、(テスタメント)の発展的余地はない。できることは最大限やりつくした」という意味が込められているのだろう。

 実際、いくら拡張性があると言ってもC.E.71年当時に制作された機体だし、後はストライカーパックの発展にかかってる気はする。

 いや、むしろ現時点でも”色々とやり過ぎ感(オーバースペック)”な気もするが……

 ただ、「テスタメント」という単語の意味は「(神と人との)誓約」であり、そこに”最大限”という言葉が付くと宗教的な意味合い以上に別の意図を感じなくもない。

 流石にそこまで深い意味はないだろうが……

 

 

 

【挿絵表示】

「これからもよろしく頼むぜ、”相棒”!」

 

 少年の飛躍の刻は、そう遠い将来の話では無い様だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい。私は厨二上等な人物です(挨拶

という訳でシンとこの世界線の愛機、”テスタメント・マッシモ”がデビューです。
実は原作と前作からの展開を含めて、皮肉を含めて”この機体”を選択したってのが舞台裏だったり。

いや、「スカウト0984」になる前に先の大戦で(本人は割と満足げに)アッシュは逝ったし、「オーブ(ソレスタルビーイング)が鹵獲した核動力モビルスーツ」カイトやジェスが乗るのはこの世界線的に明らかに無理があるしでw
個人的にはシンが乗るには悪くないチョイスだと思ってます。
思ってますが……ちょっと物足りなかったので魔改造w

作中でも書いていますが、この世界線の”エクリプス”は、2機とも核動力機という設定ですし、ライジン/フウジンの専用ストライカーパックのテストベッドとして”テスタメント”はうってつけだった……というバックグラウンドで強化してみました。
シンもテストパイロットとして十分な資質を持っていましたしね。

とりあえず、相手がアスランでも簡単に落とされる事はないでしょうw
ついでに家族ぐるみで付き合いのある(家が隣同士)キラとの関係は、極めて良好なようですよ?

さて、次回は久しぶりに政治ステージの話でも描いてみようかな?

次回もどうかよろしくお願いします。
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