SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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日曜なのでいつもと違う昼間にアップです。
今回は混じりっ気なしの日常回、まああの双子の姉弟回ですね~。

緩~い感じで行きましょうw





第41話 C.E.73年5月18日、バースデー・デート×2 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、前回とはガラリと空気を変えて本日は『爽やかな日常パート』と洒落こんでみようと思う。

 季節は5月に入り……年がら年中海水浴を楽しめる、年間平均気温25℃超えの常夏オーブではあまり季節感はないが、それでも気分的には爽やかな初夏だ。

 そして5月と言えば、カガリ&キラの双子姉弟の誕生日だ。

 何というか……あの曲者姉弟の誕生日ってフレーズだけで、不思議と爽やかさがフェイズシフト・ダウンする気がするのは何故だろう?

 それはさておき……

 

 

 

 C.E.73年5月18日、オーブ、ヤマト家(三世帯同居)

 

 

【挿絵表示】

ナギちゃんはいい子でちゅね~♪」

 

「うんうん。今日もナギは元気いっぱいだね」

 

 その日の朝、姉と弟の二人の子供に恵まれたキラとマリュー夫婦は穏やかな空気に包まれていた。

 

「ほら、キラもマリューちゃんも、ミナちゃんとナギちゃんは私に任せてそろそろ支度なさい」

 

 そう促すのは、キラの”育ての母”であり、マリューにとっても義理の母である”カリダ・ヤマト”だった。

 久しぶりに夫婦揃って取れた休日、キラとマリューは『誕生日デート』に出かける予定だった。

 

 キラは”アロウズ(ARROWS)”でぎりぎりブラックと呼ばれない程度の勤務をしていたし、マリューは基本、育児休と在宅ワークを併用していたが……

 それでも、これまで開発してきたものとか考えると、かなり多忙な夫婦である。

 まあ、マリューなんかは授乳しながら開発データまとめたり、オンライン会議に参加したりは日常だったわけだし。

 とりあえず、二人も子育てしてるのに仕事し過ぎな若夫婦である。

 

 そして、そんな二人を心配するのは年かさの方のヤマト夫妻。カリダと夫のハルマだ。

 せめて、クリスマスや誕生日くらいは若夫婦水入らずで過ごして欲しいと願っていた。

 更に声が永遠の17歳なカリダさんはそれだけじゃない。

 原作では後年に行方をくらます”一族”と繋がる”生臭坊主(マルキオ)”の孤児院で孤児たちの面倒を見ていたカリダさんだ。

 原作と異なり、この世界線のキラは双子の姉(カガリ)”の存在を幼少で知り一念発起、飛び級で早々と工科大学を卒業してモルゲンレーテ社のスカウトを受けて社会人としての一歩を踏み出すは、宇宙から結婚を前提とした年上の恋人と一緒に帰ってくるは、16歳になり結婚できるとなった途端、終戦直後にデキ婚するはと、何というか……独立心や自立心が強すぎる子供だった。

 いや、時代の必然がキラをそう駆り立てたのかもしれないが、カリダ的には『手がかからな過ぎて、気が付いたら勝手に一人前になっていた』感が否めない。

 そこでモヤッと欲求不満になったのが、原作では孤児相手に発揮した”子育て欲”。

 まあ、女として母としての本能だろうか? なんとなく頭に浮かんだのは、”スーパークリー○”という謎単語。

 

 さて……目の前には、可愛い可愛い孫。そして、若夫婦揃って仕事大変そうという大義名分もある。

 加えて、自分は現状専業主婦。マリューよりもよっぽど時間の余裕がある……

 これだけ条件が整っているのだから、カリダが二人の孫を構いたがる、お世話したがるのも当然であり必然であった。

 更に更に、カリダにとってマリューはただの「義理の娘」というだけでなく、姉(=キラの実母、ヴィア・ヒビキ)を失った心の穴をそっと産めるように現れたマリューは娘であり”妹”のように思っていた。

 何とも家族愛に溢れたヤマト家もあったもんである。

 まあ、そんなこんなで……

 

 

【挿絵表示】

「ぱぁぱ、まぁま、いってらっしゃい♡ みなはばぁばとあそぶの♡」

 

 年齢の割には妙に物分かりが良い上に口が回る長女に送り出され、キラとマリューはバースデー・デートに出かけるのだった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

【挿絵表示】

「うふふ♡ 娘にもお義母(かあ)さまにも応援されて、わたしたちって本当に幸せ者ね♡」

 

 ああ、忘れてる方もいらっしゃるだろうが、マリューは本来可愛いもの好きだ。

 ただ、年齢的に自分が着るのはちょっと……と”以前は”思っていた。

 だが、先の大戦でキラが出兵中に『マリューさんなら全然いけるって♪』と唆した娘がいる……

【挿絵表示】

↑言うまでもなくコヤツ(マユ・アスカ)である。というか

 前作168話の”あとがき”で触れたが……キラたちが出征している間、(シン)をボディーガードと称して連れ立って、「気分転換しよっ♪」マリューを誘ってショッピングモールへとお出かけ。

 どこがとは言わないが、ぺったん……いや、成長途上のマユは、”おっきくてゆるふわ”なマリューに憧れ、姉のように慕って現在進行形で懐いている。

 末っ子気質の強いマユは、『素敵なお兄ちゃんはもういるけど、やっぱり優しいお姉ちゃんもいいよね~♪』と思ってるとかいないとか。

 それで、『マユとお揃いにしよっ♡』とその時におねだり攻撃をかけて、ラクスお気に入りの可愛い系ブランド”ピンク・コレクション”の服を複数買わせることに成功した。上記の挿絵の服はその時に一緒に自分用に「シンに買ってもらった」物だったりする。

 シンとしても、妹が可愛い服で着飾るのは吝かではないという事だろう。

 

 ちなみに戦後に帰国したキラは、妻のお出かけ(デート)用の服に可愛らしい物が増えた事、何より妻が可愛い服を買うのにも着るのにも抵抗感なくなった事にに『ぐっじょぶ……!』と感銘を受け、アスカ兄妹に高級ホテルのスイーツバイキング×3回を進呈したらしい。

 

 

 

「うん。だからこそ、こう色々と頑張らないとね」

 

(守りたいものが一杯あるから、僕は戦えるんだ……愛する人の、人たちの為ならいくらでも。どれだけでも……!!)

 

 それは18歳の誕生日を迎えた、キラの改めた想い……覚悟だった。

 当たり前な事を言うが、このオーブで愛妻とデートするキラは、原作の「残り火のようなキラ」ではない。

 むしろ”正反対のキラ”だ。不殺などありえない、敵として前に立つならば、如何にして効率よく殺すかを本能的に探り、殺せないならどう無力化するかを模索する。

 生存本能が強く、しぶとく……そして、本質的には”敵にはどこまでも無慈悲にも非情にもなれる、()()()()()()”なのだ。

 愛も想いもその大人し気な身の内側で、静かに……されど大きく激しく燃え盛っている。

 その業火は、彼の”大切なもの”に手を出そうとした不心得者を飲み込み、きっと焼き尽くすであろう。

 キラ・ヤマトは、紛れもなく父親であり夫であり”漢”であった。

 

 

 

 とはいえ、現在最も重要なミッションは、可愛いゆるふわピンクとわがままボディの相乗効果で魅力値がエグい事になってるマリューへと(旦那が隣にいるのに)近寄ろうとする不届きなナンパヤロー共を牽制し、追っ払うことなのだが。

 ま、まあ、キラは紛れもなく10代だが、こういう格好のマリューは同年代か少し上くらいにしか見えないのだから仕方ないと言えば、仕方ない。

 だが、一言言わせて欲しい……

 

 童顔なのは確かだが……これで20代後半の二児の子持ち経産婦とか詐欺だろうっ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、キラを書いておいてカガリを書かないというのも片手間落ちだろう。

 とはいえ、まあカガリとラクスだし……という気もする。

 

 

【挿絵表示】

「うふふっ♪ カガリからドライブデート、それもお泊まりデートに誘ってくださるなんて嬉しいですわ♡」

 

「んー。まあ、誕生日くらいは自分に褒美を与えてもいいかなってな」

 

 そう、C.E.73年5月18日本日、二人そろって休暇が取れたのでカガリは自らハンドルを握り、ラクスを連れ出したのだ。

 これがアスランなら如何にも高そうな某”跳ね馬”っぽいオープンスポーツなのだろうが、カガリの愛車はかなりこじんまりしていた。

 サイズ的にはハッチバックのコンパクトカー、しかし見た目はどう考えても”GRMN仕様のヤリス”だ。

 いわゆる”究極のホットハッチ”、どうやらカガリは後部座席に座るなら”センチュリー”とか高級セダンで構わないが、自分で運転するなら小気味よく走るコンパクト&ハイパワーな車を選ぶようだ。

 何と無く愛車のチョイスにまで性格が出ている気がする。

 

 そう言えば、弟のキラも原作劇場版では”ゴールドウイング”っぽいバイクにラクスを乗せてツーリングしてたが、この世界線では”ランクルのGRスポーツ”っぽい大型RVを愛車にしている。

 まあこれは『家族全員を乗せて走る』事を目的としているって部分もあるかもしれない。

 きっと子供がもう少し大きくなれば(そしてもう少し世界が平和になれば)、家族揃って”ゆるキャン△”にでもいきたいと思ってるのかもしれない。

 

「光栄ですわ♪ わたくしとのデートがカガリにとってご褒美になるのですわね?」

 

「当然、なるぞ? この上なく贅沢な時間だな」

 

「……だいしゅき♡」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さて、そんな2人がたどり着いたのは、ちょっとした景勝地にあるクラシカルコンセプトの上質なコテージだ。

 

 

【挿絵表示】

「たまにはこんなのんびりして時間もいいものですわね」

 

 早速、髪をほどき部屋着に着替えてくつろぐ恋人を満足気に見ながらカガリは、

 

「ああ。時には喧騒から離れて仕事を忘れるのも悪くないさ。それに……」

 

 かすかに微笑み、

 

「ここにいる間はお前を独り占めできる」

 

「嗚呼っ! カガリカガリ! どうして貴女はそんなにも的確にわたくしを狂わせるのですの♡ おうこれ以上貴女に溺れることなんてないと思っていましたのに、これ以上わたくしを貴女に溺れさせてどうしたいのですの?」

 

「決まってるだろ?」

 

 その笑みは優しさに溢れているのに野獣のような獰猛さも同時に秘めていて、

 

「お前は”私だけの物”だ。それを事あるごとに確認したくなる。お前に刻み付けたくなる。それだけだ」

 

 それは狂おしいまでに熱烈な愛の言葉……

 その後、この2人がどうなったかを記すのは、流石に野暮という物だろう。

 

 

 

 

 

 そう、これは数奇な運命を背負った姉弟のほんの日常の一コマ。

 世界が、まだ”仮初めの平和”を辛うじて享受できていたころの一幕……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この世界線のカガリって、つくづくラクス特効だよなぁ~(挨拶

明久(オルフェ)・ラム・タオ君や……本当に2年後にNTR狙う気かい?
無理ゲーな上に何故だか手痛い反撃を受ける未来しか見えないんだが……

とりあえず、やっぱりカガリとキラってよくよく姉弟だなぁ~と。
二人そろって一途? 一点集中?だし、方向性や愛し方は違っても結構愛が重くて熱い。
あと行動パターンが存外に似ているw

とりあえず、三世代同居のヤマト家はいつも賑やかみたいですよ?
個人的な見解ですが……ミナちゃん、おしゃまな女の子になりそうだなぁ~。
ナギ君は、何やら「マイペースで無自覚な女誑し」になりそうな予感ガガガ……
息子夫婦や二人の孫に囲まれているカリダさんは原作からの幸運度アップがエグい数字になってそうw

それはそれとして……マリューさん、夫婦デートとはいえ、その服装は……おいくつですか?
そりゃキラ、新たな力だか呼吸法だかに目覚めるくらい全方位警戒するよなっとw

さて、次回はメカと久しぶり登場の方々の話題にしようかと。

次回もどうかよろしくお願いします。
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