SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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恒例の深夜アップです。
ほぼサブタイ通りの内容で、ちょっとお久しぶりの面々の近況などw





第70話 ぎっちょん教官、再び&”カタロン”の愉快な仲間たちの現在。そして”デビルフィッシュ” 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、次々と新型機のお披露目が行われているオーブではあるが……

 

 

【挿絵表示】

「とぉ~ころがぎっちょん!!」

 

『ぐはぁっ!?』

 

 元”ロックオン・ストラトス”、今はロックオン・ストラトスを弟に譲り、ニール・ディランディに戻った男が、愛機の”フルチャージ・デュナメス”ごと盛大にぶっ飛ばされていた。

 ご安心いただきたいのは、ここはオノゴロ島にあるオーブの国家管理の演習場で、現在はオーブ国営PMC”カタロン”の模擬戦訓練に貸し出されていた。

 

「ヲイヲイ……”ニール”、腕が鈍ったんじゃねぇのかぁ? 若い、いや幼いかぁ?な嫁さんに腰ばっか振ってて訓練でもサボってやがったのかぁ? あん?」

 

 そう嗤いながらニールを煽りまくるこの男こそ、PMC”カタロン”のモビルスーツ隊のトップにして先の大戦のウルトラエースの一人、”アリー・アル・サーシェス”である。

 ちなみに嫁さんは”絹江・サーシェス”、旧姓”絹江・クロスロード”。キラ曰く、『すっごい愛妻家』であるらしい。

 刹那、ニールがモビルスーツパイロットとしてはド素人だった時代にソレスタルビーイングに依頼されて教官となり、軽いトラウマを植えつけつつガンダムマイスターとして認められるまで鍛え上げた実績がある。

 また、キラの教官でもあり……キラはどういう訳か未だに尊敬しつつ非常に懐いていた。

 ちなみにキラに言わせると、『僕よりずっと強い』らしい。

 まあ、以前の模擬戦の結果を考えると、”すっと”はともかく『キラより強い』は噓ではない気がする。

 

『コ、コンノヤロォーーーッ!! 言わせておけばァッ!!』

 

(ほう? まだ食いついてくる根性は残ってるってか……)

 

 サーシェスはニヤリと笑い、

 

 

【挿絵表示】

「上等だぜ……さあ、もっとやろうじゃねぇかぁっ! ガンダム・タイプ同士の物凄ェ戦闘ってのをなぁーーーっ!!」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 はい。結果はニールのボロ負けで模擬戦は終わりましたとさ。

 というのも……

 

 

【挿絵表示】

『サーシェス()()”アルケー・()()()()()()()()の使い心地はどうですか?』

 

「おう、”()()”。良い出来だぜぇ~。満足満足、むしろ最高だぜ!」

 

 そう。サーシェスが駆る機体こそ、キラが手掛けた”アルケー・シリーズ”の一つ、ニコルの”アルケー・ブリッツ”に並びキラ自身がカスタムを手掛けた”アルケー・デビルフィッシュ”であった。

 

 名前の由来はまんまエウレカ・シリーズに登場する『ターミナスtype B303”デビルフィッシュ”』だ。

 この作品もC.E.リマスター版が制作されているが、”ヴェーダ”よりサルベージされたデータは”交響詩篇エウレカセブン”と平行世界らしきものを描いた”交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい”にとどまっているが、どちらもC.E.リマスター版が作られたのは四半世紀以上前だが、何度も再放送され未だに根強い人気がある。

 ”ハイエボ”と”AO”のデータ自体は確認されているが、状況を鑑みてサルベージしてリマスター版の作成は保留になっているようだ。

 言うまでもなくサーシェスはホランド、というよりデビルフィッシュの暴れっぷりに少年時代に一目惚れしたらしい。(なお、サーシェス曰く、ホランドに対しては『なんか青臭ェ奴』との事)

 蛇足ではあるが、キラの好みは意外なことに「ニルヴァーシュ type the END」で、「終わりの機体にして”全てお終わらせる機体”」という所に漢の浪漫を感じるらしい。シンは「ニルヴァーシュ type ZERO spec3もしくはニルヴァーシュ type ZERO spec-V」で甲乙つけがたいらしく、納得のいく正統派なチョイスだ。

 

 そして、サーシェスが愛する”デビルフィッシュ”を名乗る機体の作成を任されたキラは、中々にユニークな”アルケー”を作り上げた。

 最大の特徴は、両肩に増設される追加GNスラスターポッドと一体化する形で装備された「誘導プラズマ砲”フレスベルグN式改”」だ。

 これはキラが設計段階から関わっていた”エクリプス初号機”のバックパックに装備されていたウエポンユニットの”フレスベルグN式改”から派生した物で、誘導ガイドレールと兼用していた88㎜レールガン”エクツァーン”を取り外してコンパクトな専用誘導ガイドレールに交換、システムその物を小型化しフレキシブルGNスラスターポッドと組み合わせてユニット化し、両肩に装着している。

 GNビーム系でなく純電気系のフレスベルグN式改にしたのは、サーシェスが『投射火力は標準装備のGNキャノンⅡシンプライズ4門で十分だから、トリッキーに使える武装が欲しい』と要求したためだ。

 おそらくだが、この装備はキラが「type B303のロングレンジレーザーキャノン×2とホーミングレーザー×8にリスペクトされて、サーシェスの要求を満たしつつ双方の特性を受け継ぐ武装」を手持ちの選択肢からチョイスした可能性がある。

 他の目立つ武装がとしては、右腕に”ソードブースト・キュリオス”と同じくGNソード×1を、左腕には、GNビームシールド発生器とエグナーウィップを仕込んだ”GNバックラー”を装着。

 両腰には、一つあたり6基のGNファングを収めGN粒子の再チャージも当然可能な”GNファング・ベイ”を、両足のつま先にはサーシェス機と言えばお約束の”GNトゥ・ビームサーベル”を搭載している。

 手持ち武装は、キラの”GNジャスティス・エイトブレイズ”と同じ”GNバスター・ガンソード”×1で、これは主に左腕で握って使うようだ。

 両脚外側には高機動GNスラスターとGNキャパシタが詰め込まれたコンフォーマル・ユニットで、これは”アルケー・ブリッツ”と共通。

 むしろ、GNZ並びにアルケー・シリーズの標準オプション的な装備かもしれない。

 

 コントロール系は、ニコル機と同じく軍用ナノマシン処理だけでも使える”クォンタム・インタラクティブ・フィードバック・システム(Q-IFS)のみになっていた。

 

 

 

『アハハ♪ それは良かったです。教官に喜んでもらえるなら、頑張って作った甲斐もありますよ♪』

 

 

【挿絵表示】

「”キラ”も良い仕事、”プロの仕事”をするようになったもんだな……時が経つのはホント早ェぜ」

 

 とちょっと感慨深げに微笑むサーシェス。

 そう、昔はキラを半人前という意味を込めて”坊主”と呼んでいたが、サーシェスはいつのころからか”キラ”と名前で呼ぶようになっていた。

 もしかしたら、『坊主(少年)から一人前の大人、漢になった』と言葉にはしないが、サーシェスは認めたのかもしれない。

 そして、それがわかっているのかキラは嬉しそうに微笑んでいた。

 

『おい、キラ! 俺の”デュナメス”、もっとパワーアップできないのかっ!? 性能差が……』

 

 と通信に割り込んできたのは、当然のように生身でボコボコにされたわけでもないのに何故かボロボロの印象をまとったニールで、

 

『あー、いじりたいのはやまやまなんですが、”フルチャージ・デュナメス”の管轄って、僕じゃなくてソレスタルビーイングの技術部なんですよ』

 

 ※第66話参照。クジョウ女史の判断

 

『くっ……そうだったな』

 

 ちなみにキラも”GNZ”や”アルケー”シリーズの開発などでソレスタルビーイングにはいつのころからかしょちゅう出入りしていたので、ニールとはそこまで親しくは無いが知らないわけでも無い様だ。

 そして、どうしようもない正論に歯嚙みするニールに、

 

「勝敗の結果を機体性能差を求めるなんざぁ、随分と青臭ェこと言うようになったじゃねぇか? えっ? ニールの”坊主”よぉ」

 

『クッソ!!』

 

「こりゃ相当鍛え直さねェと話にならんかもなぁ!」

 

 まあ、頑張れニール。

 若い嫁さん(フェルト)と生まれてくる子供のためにも。

 

『ああ、なるほど。データ的にもニールさんも、まだ”フルチャージ・デュナメス”の全てのポテンシャルを引き出してるとは言えないかもですし』

 

 あとキラもサラッとトドメ刺すなし。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

”GNZ”、”アルケー”共通スペック

・主機:複合核動力”HHCRD”(GNコアブースター)+トランザム非搭載GN-T×1(GNコアブースター)+トランザム搭載GN-T×2(両脚部脹脛)

・装甲:”GN-MVPS装甲”(超電導リニアスライド機構連結)

・武装:両シリーズ標準搭載

    GNバルカン×2(頭部)

    GNビームサーベル×2(両手首内側、刀身長調整可能)

    GNカッター×2(両肘部、原作GNZシリーズと共通)

    GNクロー(GN-XⅡと共通装備)

    GNキャノンⅡシンプライズ×4(GNコアブースター×2+両膝部×2。”クアッドキャノン”モード対応)

・防御装備:GNバリア・フィールド(GNコアブースター標準搭載)

 

”アルケー・デビルフィッシュ”固有装備

 ・誘導プラズマ砲”フレスベルグN式改”×2(両肩。フレキシブルGNスラスターポッドと一体)

 ・GNソード×1(右腕。ガンダムエクシアと同型)

 ・GNバックラー×1(左腕。GNビームシールド発生器とエグナーウィップを内蔵)

 ・GNファング×12(両腰の専用ベイに6基ずつ搭載)

 ・GNトゥ・ビームサーベル×2(両足爪先)

 ・GNバスター・ガンソード×1(手持ち武装。主に左腕で使用)

 

 基本的に重武装型というより、『変則的な装備を多く持つ高機動型アルケー』で、まさにサーシェス好みの”戦場のトリックスター”となるべくアセン構成となっていた。

 とりあえず、”フルチャージ・デュナメス”で斃そうと思ったら、今のところアルケー・デビルフィッシュの有効射程外からの遠距離狙撃一択かもしれない。

 ただ、デビルフィッシュの機体特性とサーシェスの技量を考えると、よほど上手く不意()()をしない限り、命中弾を与えるのは難しいだろう。

 

 ところで……”フルチャージ・デュナメス”もだが、この”つよつよスペックの化物級モビルスーツ(アルケー・デビルフィッシュ)”をあっさりPMCに回してしまうオーブとは一体?

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「おう。キラ」

 

『はい?』

 

「”食い足りん”。お前の”GNジャスティス・エイトブレイズ”慣らし運転(シェイクダウン)終わったら模擬戦やろうぜ? シンの坊主(しんじん)のめんどうみんのも悪かねぇが、お互いに機体の”限界性能”ってのは見極めといた方がいいだろう」

 

『是非やりましょう! あっ、”カナード(カナード・パルス。キラの遺伝子学的兄弟)”とかも参加は……無理か』

 

 実はカナード、現在、大西洋連邦に”教官職”としてメリオルをはじめとする支援チーム共々長期出向中だったりする。

 

「あいつの機体は”ストライク”ベースの核動力機(Nストライクカスタム・カナード)だかんな。引く手数多で未だ帰ってきやしねぇ」

 

 

 

 少し事情を書いておくと、現在、大西洋連邦の主力機はGAT-X105”ストライク”の量産型と言える”ウィンダム”の配備と、その上位機(実質的にエース機)である『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』、”ストライク・カラミティ”の生産が進んでいる。

 先の大戦でスーパーエースの一人(”カタロン”は国営とはいえPMCなので宣伝目的で大々的に個人スコアを公開していた)であり、機体特性が似ている上にザフトだけでなく、元はユーラシア連邦所属だった為に彼らの戦術にも詳しいカナードは指導教官として引っ張りだこだった。

 だって手続きが面倒な国家公務員(ぐんじん)と違って、PMCだから金さえ払えば契約できるし。

 おまけに今の”Nストライクカスタム・カナード”、宣伝(プレゼン)もかねてIWSPストライカーの後継としてモルゲンレーテ社が開発した新型ストライカーパック”オオトリ・ストライカー”のテスト兼デモンストレーション役も兼任している。

 

 しかもこの2年、世間に揉まれたせいか人当たりも大分柔らかくなり、容姿も「お前、営業って知ってるか? あと教官ってのは何をやるかもだ」と”万能なプロの傭兵”としても一流なサーシェスの徹底指導&メリオルのファッション監修の元、『中々のワイルドな美少年教導官』に成長しているらしい。

 つまり人間的にも大きく成長してるっぽいが、いまだ独身であることが災いし、メリオルは意図しない苦労を背負い込むことになったらしいが……おまけに本人は色恋沙汰にかなり疎い。

 

『人気あるっぽいですもんね、カナード』

 

「そんな訳で……久しぶりに”本気”で稽古つけてやんよっ!」

 

『はいっ!!』

 

 

 

 後日、カガリの許可が出て『TRANS-AM(トランザム)有(=トランザムを使用したGN-Tがオシャカになる)の本当の本気の模擬戦』、今回とは比較にならないサーシェス曰く『ガンダム・タイプ同士の物凄ェ戦闘』が開催された。

 結果(リザルト)は、”両者戦闘不能”状態で相打ち判定(ノーコンテスト)

 そして後学の為にと見学が許されていたシンは目をキラキラと輝かせていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サーシェス、パイスーイラスト三連発!(挨拶

サーシェス、子供の頃は普通にアニメとか観てたみたいですよ?

という訳で、ぎっちょん教官ことサーシェスの新しい愛機、”アルケー・デビルフィッシュ”のお披露目ですw

サーシェスの特性に合わせて、前作の終盤の愛機”スローネ・フィーア”の意匠を受け継ぎつつ火力よりも「トリッキーな曲者装備」を揃えてみました。キラがw
いや、キラはサーシェスの大ファンですしw
”デビルフィッシュ”は完全に中の人ネタですね~。そのうち”カットバックドロップターン”を決めてくれそうな?

そして、カタロン(スパルタ)式に鍛え直されるニールの哀れw
いや、まあこのシーンが実は00の1stシーズン・ラストのオマージュだったりするんですが。
ニールは死なない程度にサーシェス式ブートキャンプが続く予定です。
でも、手っ取り早く”フルチャージ・デュナメス”を使いこなせるようになるには、確かに手っ取り早くはあるのでw

そして、同じく原作オマージュのカナードの世界ツアーです(拡大解釈
まあ、ほぼほぼ大西洋連邦内の転戦ですが。

キラェ……w

さて、次回は”アコード”組に少し動いてもらおうかな?

次回もどうかよろしくお願いします。
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