SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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いつもの深夜アップです。
さて、今回はアスランを中心とした、”ミネルバ”の雰囲気やらルナマリアたちの所感なんかを日常パート風に描いてみようかと。


それと今回で”ミネルバ”篇は一旦終了となります。





第76話 次世代技術実証試作艦”ミネルバ”所属『インパルス・システム実働試験小隊』隊長、アスラン・ザラとしての近影 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、アスラン・ザラが”ミネルバ”やってきてから早数日。順調に”親善音楽イベント”に並行して行われるミネルバと”インパルス”の演目が固まってきた。

 

「まず、俺とルナマリアが左右のインパルス用サイドデッキからコアスプレンダーで出撃。その後、続いて射出された上下フライヤーと観客席上空で変形合体。その後、俺は”フォース・シルエット”、ルナマリアは”ソード・シルエット”と結合。そのタイミングでレイが”カオス・シルエット”装着状態で発艦する。とここまではいいか?」

 

 ここは”ミネルバ”のブリーフィングルーム。

 アスラン主催の演目説明が成されていた。

 参加者はアスラン、パイロットのルナマリアとレイ、実際にチーフオペレーティングを行うメイリンだ。

 

「「「はいっ!」」」

 

 三人の小気味いい返事にアスランは頷き、

 

「さて、その後はいくつかのパターンを考えてはいるが……王道なのは、フォースの俺とソードのルナマリアで演舞じみた見栄え優先の近接戦のデモンストレーションと、レイの”機動兵装ポッド”を用いた標的ドローンへのオールレンジ攻撃のデモンストレーションだろうな。更に一斉射の派手な火力デモンストレーションも入れたいんだが、”アーモリーワン”のコロニー内部に制限するとどうしてもな」

 

 そのあたりがアスランの悩みどころらしい。

 

「火力を見せつけるのなら、どうせなら宇宙空間でやりたいですよねぇ~。具体的にはどんな感じでやりたいんですか?」

 

 メイリンの言葉にアスランは腕を組み、

 

「俺とルナマリアの機体に”ブラスト・シルエット”を射出してもらい戦域(演習地)換装、これにレイの機動兵装ポッドとカリドゥス・ビーム砲を加えた3機同時同調の一斉射っていうのはどうだ?」

 

 

【挿絵表示】

「あっ、それいいですね♪ すっごく見栄えしそうです」

 

 とメイリンには好感触。

 ちょっとルナマリアとレイを見れば、二人そろて視線で「面白そう! やってみたい!」と言っていた。

 

「そうか……ならコロニー外での演目追加が可能か問い合わせておこう。もし許可が降りたとしても、コノエ艦長たちと要相談だな。それに宙間演習となれば、”ミネルバ”の火力デモンストレーションも出来れば組み込みたい」

 

 

 

 

 

⌚⌚⌚

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

「はぁ~……やっぱりいいわよねぇ、ザラ隊長、じゃなかった”アスランさん”♡ いかにも”デキる漢”って感じで、大人で」

 

 自室に戻るなりそんなことを言いだした姉に、

 

 

【挿絵表示】

「もう、お姉ちゃん……そんなこと、私やレイくんに言っても仕方ないでしょ? 本人に直接言えばいいのに」

 

「いや、だってさ……」

 

 ちょっとヘタレ始めるルナマリアに、

 

「そんなに尻込みしてると、また”トンビに油揚げさらわれる”よ? アカデミー時代みたいに」

 

 一応、注釈しておくと、原作では某アグネスさんはルナの彼氏にちょっかいかけて元カレにしただけでなく、レイにもちょっかいかけた(でも相手にされなかった)らしいが……

 この世界線では、ルナと某アグネスはルナマリアと同期でメイリンとレイの1期上、美形ではあるが成績以外は控えめなレイに被害が及ぶ事はなかったようだ。

 まあ、もし下手にレイに手を出していたら、某アグネスは「物理的にもう存在しなかった」可能性が高いし、親がプラント政府の高官だろうが何だろうが、レイに手を出した時点で少なくても失脚は確定していただろう。

 メイリン・ホークを敵に回すとはそういうことだ。

 

 姉のNTRの一件に関しては何もしなかったのかって? メイリン曰く、

 『もう成人してるんだから、自分のお尻くらい自分で拭けるでしょ?』

 であるらしい。もっとも当時のNTRされたという元カレも、「姉の彼氏として」メイリンのお眼鏡に叶うタイプでは無かった事も影響しているのかもしれない。ぶっちゃけ、姉の元カレに関しては「分かれてくれて一安心」、更に「廃品回収ご苦労様。某阿婆擦れ(アグネス)さん」くらいは思っていそうだ。

 

「ア、アンタねぇ~! 今、それ言うっ!?」

 

 痛いところを突かれたらしいルナマリアである。

 しかし、呆れた表情のメイリンの攻勢は止まることなく、

 

 

【挿絵表示】

「そりゃ言うよ。あのね、お姉ちゃん。今はアスランさんのお陰で『インパルス・システム実働試験小隊』ってことになってパイロットは今は三人だけだけど、この先、ミネルバが正式に実戦配備されたら、”ミネルバ”のモビルスーツ運用数考えたら確実に増員くるよ? ねえ、知ってる? 今のザフトってパイロットの四人に一人は女性だよ?」

 

「レイ、なんか妹が容赦ないんだけどぉ~」

 

 泣きつく先は、この話題にはあまり興味無さそうなレイだ。

 まあ、彼にしてみればメイリンがアスランに異性として興味持つか、あるいはアスランがメイリンに興味持つかしない限り色恋沙汰には興味ないのかもしれない。

 

「客観的、あるいは一般論だけど、アスラン・ザラがモテやすいというのは知識としては理解できるけど?」

 

 レイはレイでバッサリだ。

 ただやっぱりちょっと原作より柔らかい感じがするのは、メイリンの教育の賜物か?

 

「そうだよ~。それにそのうち、絶対にアスランさんがフリーだって情報出回るだろうし……」

 

「えっ!? アスランさんって今、フリーなのっ!?」

 

 驚愕の表情のルナマリア。どうやら普通に彼女持ちだと思っていたらしい。

 

「住居のある”ボアズ”には可愛いメイドさんが三人いるけど、オフィシャルな彼女とかは今、いないみたいだよ? 前はラクス・クラインさんが婚約者だった時もあるみたいだけど、ラクスさんがオーブに亡命して事実上、婚約関係も消滅したみたいだし」

 

 プラント公式ではそういう認識であるようだ。

 

「……メイリン、よく知ってるわね?」

 

「そりゃあ私だって情報網くらい持ってますから♪」

 

 ※おそらくイノベイド・ネットワーク。”ターミナル”にも複数人潜り込ませているぐらいだから、当然、その隠し拠点でもある”ボアズ”にもエージェントが居るだろう。

 

「好きになるのに別に理由が必要な訳じゃないし、フリーな相手にアタックするのは自由じゃない? まあ、それと……お姉ちゃんが思ってるほど余裕ないと思うよ?」

 

「ど、どういうことよ?」

 

 グイグイ圧してくる既に生涯の伴侶を決めている恋愛強者の妹にルナマリアはたじろくが、

 

「えっ? だってホーク家ってレイくんの婿入り確定してるから、私が継ぐし」

 

 ルナマリアは思わず白目を剥きそうになった。

 もっとも納入された”インパルス”のアスラン主催の猛訓練で、明日以降は別の意味で白目を剝くことになることを、ルナマリアはまだ知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ”ミネルバ”にも本来なら国立研究所で使う水準の高性能量子コンピュータを設置した多目的中央電算室が存在していた。

 いやむしろ様々な新装備実証を行う装備実験艦という側面を持つミネルバだからこそ、必要な装置と言えた。

 そこを訪れたアスランは……

 

 

【挿絵表示】

「おやおやぁ~? こんな場所で奇遇ですね? ザラ隊長」

 

 先客、私服姿のマヨイ・バグジーとエンカウントする。

 

「バグジー操舵手……ええ、まあ。改めて隊員たちの最新データをチェックしておこうかと」

 

「フフッ。あのルナマリアさんとレイさんが疲労困憊でへばる位の訓練を毎日してるのにタフですねぇ~。いえ、精が出るというべきでしょうか? どちらにせよ、お姉さんは感心しますよ♪ ああ、私のことはマヨイで結構ですよ?」

 

 アーサーと同い年とは聞いていても、マヨイの容姿が容姿だけに微妙な気分になるアスランだったが、それは表情に出さず……

 

「では、マヨイさんこそどうしてこちらに?」

 

「私は趣味みたいなものですよ。”ミネルバ”の出力特性や最大出力から限界機動を算出しようと思いましてね。ほら、必要であれば『船をモビルアーマーのようにぶん回す』必要もありますし」

 

 何だか凄味を感じる笑みだった。

 

「そういえばマヨイさんもコノエ艦長共々先の大戦に参加したとか」

 

「ええ。大きな戦いでは”オペレーション・スピットブレイク(オーブ本土攻撃作戦)”、私とコノエ艦長は”ヘリオポリス”攻撃部隊に参加していたんですが、這う這うの体で逃げおおせたって感じでした。そしてザラ隊長にも所縁のある”ボアズ”。あの時は本当に”アークエンジェル”が怖かった……なんで無機質な船のはずなのに”覇気”が溢れてるんでしょうねぇ? あの船。ホント、戦域を離脱できるまで生きた心地がしませんでしたよ。ぶっちゃけてしまいますと、僭越ながら私の操艦テクニックとコノエ艦長の素早く的確な撤退判断が無ければ、今頃二人仲良く戦没者名簿に名前が記載されていたことでしょう」

 

 74話で語られた、『アークエンジェルに補足されながらも逃げ延びた』という逸話はこの時のことらしい。

 

「まあ、その時の戦いで恥ずかしながら乗艦が中破してしまいまして修復ドッグ入り……結局、終戦は本国で迎えました」

 

「……そっちも苦労したようですね」

 

 その状況を()()()()()()()()()()()()()()()アスランは、思わず憐憫の言葉を向けてしまうが、

 

「いえいえ。これも俸給の内ですよ。むしろザラ隊長の方が、戦後も含めて何かと大変だったのでは?」

 

 そう聞き返してくるマヨイに、

 

「ああ、すみません。俺もできればアスランと名前呼びで。俺の方はまあ……それでもそれなりに楽しくやってましたよ」

 

「それは何より」

 

 などと会話しながらも二人の手は動き続け、

 

「ところでアスランさんから見て、若手パイロットのお二人はどんな塩梅です?」

 

「レイはクルーゼ隊長、いえ元隊長の弟というだけあって操縦スタイルがよく似てます。あと空間認識能力が高いのでしょう。”エンデュミオンの鷹(ムウ・ラ・フラガのこと)”のような遠隔操作兵器運用の高度なセンスを感じられますね」

 

 二人共知っているアスランらしい物言いだった。

 実際、彼はクルーゼもムウも「敵としても味方としても知っていた」のだ。

 もっとも味方で共闘というシチュエーションはヘリオポリス襲撃前まではクルーゼ、戦争後半はムウという感じで、実は敵対関係の時は二人共直接戦った経験はアスランにはない。

 なのでクルーゼが”プロヴィデンス”で魅せた鬼神のような強さや、それを屠ったムウの戦いっぷりなどは直接目の当たりにしていない。

 

「ルナマリアは本人曰く『射撃は苦手』との事で、実際に”現在は”格闘スキルの方が高いですが、俺の見立てだと伸びしろ自体はむしろ射撃スキルの方がある気がするんですよ」

 

「よく見てますねぇ~♪」

 

 マヨイは感心しながら、

 

「パイロットを見てきた私の経験で言わせてもらえば、ルナマリアさんの格闘スキルは早熟型で、射撃スキルは晩成型っぽいんですよ。ゲーム風に言えば、パイロットLvが上がるほど射撃に関するパラメータが伸びて行くタイプですねぇ」

 

 と苛烈な戦場を生き延びたベテランらしい意見を述べた。

 

「なるほど……ならば、射撃スキルが伸び始めたら”アビス・シルエット”や”ブラスト・シルエット”を託すのも良いかもしれませんね」

 

「あくまで私見ですよ?」

 

「いえ、戦場での経験が豊富なベテランの意見には耳を傾けるようにしてるんです。その方が生き残りやすいですから」

 

「お若いのに賢明ですねぇ~」

 

 そんな和やかな空気の中、”ミネルバ”の一日は過ぎてゆくのだった。

 まあ、今日の”インパルス”を使いこなす為の訓練を終えたルナマリアとレイは自室で半死半生だったが。

 

 

 

 彼ら・彼女が”実戦”を迎える日は、そう遠くはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ? ルナマリアの様子が……(挨拶

まあ、原作Destinyの序盤では、アスランの追っかけみたいな感じでしたしw
しかもこの世界線のアスラン、メイドトリオに鍛えられたお陰で、コミュ力高ェーわ、女慣れしてるわで、そりゃあ原作より更にルナマリアは”撃墜”されやすいとなぁ~とw

しかも、原作と違って「レイを生涯の伴侶と決めた妹のメイリン」が、まあ後押ししますからね~。
レイがメイリンと結婚してホーク家の婿養子になる予定なのは、両親了承済みのガチの既定路線だったりしますしw

それとマヨイさん。いや”ミネルバ”の副長は確かにアーサー君だけど、操舵手という名目で兼任で「戦艦付参謀」なのはマヨイだよなぁ~とw
見た目は幼いですが、中身は本当に「周囲をよく見てる面倒見の良いお姉さん」です。

さて、今回でザフト視点の”ミネルバ”篇はおしまいで、次回からは再びオーブが舞台になる予定です。

次回もどうかよろしくお願いします。
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