SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について   作:種再燃祭

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相も変わらず深夜アップです。
さて、今回は日常系(?)デートイベントなんですが、まあ、シンがこう色んな意味で”天然”ですw

今回も甘さマシマシでお送りします。








第78話 リデラードのイメチェン大作戦? ~シンはどうやらシンプルに可愛い系が好みらしい~ 【挿絵入り】

 

 

 

 という訳で、突発発生のデートイベントである。

 シンがリデラードを連れて来たのは、オーブではメジャーなアミューズメント要素たっぷりの大型複合ショッピングモールで、

 

 

【挿絵表示】

「ほほ~う。シンはリデラードさんにこぉ~んな可愛い系の格好をして欲しいわけだ?」

 

 思い切りイメチェンである。

 確かにリデラードの露出度は低くは無かったが、どちらかと言えば姉とは反対にマニッシュな服装を好んでいた。

 しかし、シンが選んだのはリデラードの髪色の瞳の色に合わせた、可愛いヴィヴィッドオレンジやパッションオレンジを基調とした少女趣味なキャミソールとミニスカートだ。

 ちなみにオレンジはリデラードの好きな色でもあるので、それ自体は外れではないのだが……

 

「ん? 実際、リデラードって可愛いじゃん」

 

 シンとしては『リデラードに似合うあるいは好きそうな色のオーブ・ティーン女子の外れない鉄板コーデ』をチョイスしたつもりだった。

 つまり攻めてもないし冒険もしてない無難な定番チョイスとも言える。

 

”ぴとっ♡”

 

 不意にリデラードがシンに触れた。

 

『ああっ、例の接触テレパスだっけ? うん。リデラードは可愛いぞ』

 

『……ばか』

 

 すっごく照れくさくなって、相変わらず噓が無いシンが何だか嬉しくて、逆にリデラードはついちょっとだけ離れてしまう。

 

 

 

「でも本当に買ってもらっちゃってよかったの? このぐらい出すよ?」

 

 店を出るなり、リデラードが言うと、

 

「いや、いいよ。あんまり金の使い道無いしさ。しいて言うならバイクのローンと妹におごるくらい?」

 

 実際、シンは一応はオーブ基準でもう成人しているが、飲み歩く趣味もなく、賭け事も全般的に好きではない。他にもこれといって金のかかる趣味もないのだ。ちなみに数点お買い上げ、現代日本風に言えば渋沢栄一氏が数名旅立たれた感じか?

 あえて言えば、シンが他に買う物と言ったらたまに気に入ったアウトドア・グッズを気まぐれ購入したりはしてるようだが、一番の趣味と言えるのは今のところは『モビルスーツの操縦』なのだから何を況やである。

 

「それにこれでも一応、もう社会人だしな」

 

「ふ~ん。今、シンって何やってるの? 確か前は”モビルスーツのパイロットになりたい”って言ってたよね?」

 

 どうやらリデラードもしっかりと2年前のことは覚えているらしい。

 するとシン、ニカッといかにも少年っぽい笑みで、

 

「おう! 念願かなってパイロットにちゃんとなれたぞ! リデラードは”アロウズ(ARROWS)”って知ってるか?」

 

「えっと……確かオーブが立ち上げたっていう緊急展開部隊で、軍の外郭団体だっけ?」

 

 しょっちゅうオーブの情報サイトを覗き見してるリデラードらしく、割と詳しく知ってるようだ。

 

「おっ! よく知ってるじゃん♪ まあ、軍の外郭ってのはほとんど建前みたいなものだけど、どちらかと言えば”代表首長がフリーハンドで動かせる直轄部隊”って方が大きいかもな」

 

「……ってことはシンってもしかして?」

 

「”アロウズ”のパイロットだぜ♪」

 

 その太陽のように輝く満面の笑みにリデラードは一瞬、思わず見惚れるが

 

「ちょ、ちょっといいの!? そんなこと公の場で口走って……その特殊部隊とかなんでしょ?」

 

 すると逆にシンの方がきょとんとして、

 

「いや、特に箝口令とか敷かれてないぞ? 聞かれること自体が滅多にないけど。むしろ逆かな?」

 

「どゆこと?」

 

「ああ。あのさ、”アロウズ”は今のところ大きなミッションとかこなしてないし、俺なんかも新装備の実験と訓練ばっかで、口の悪い連中からは『権力を笠に着た金食い虫』とかって言われてるけどさ」

 

 まあ、どこにでもどの時代にもその手の事を言いだす連中はいる。

 例えば、『オーブの地力がこれ以上強くなるのが面白くない外国』と繋がっている自称”左”の面々とか。

 まあ、そういうのも『内部で”パブリック・エネミー”を持つことで国の緊張感を保ち、国民の結束を固める』という意味では必要な、言ってしまえば”必要悪”であった。

 実際、『反動勢力や不穏分子などの”市民生活を脅かす存在”が国内に一定数居た方が、国をまとめやすい』のは歴史が証明している。

 まあ、一定の割合を超えると叛乱だの革命だのと余計な騒ぎを起こすので、適当な所で『間引き』をする必要があるのだが。

 

「いざ出動となったとき、その成果によりけりだけど、『大々的にアピールして、名を世界に売る』って方針みたいだぜ?」

 

「……何のために?」

 

「対外的に()()()()()()()()()()()()()()()()とか何とかって長官は言ってたな? 正直、俺には政治的な事はよくわからないけどさ」

 

(これって、王国黒騎士近衛隊(ブラックナイト・スコード)”構想の参考になるんじゃない?)

 

 などとつい考えてしまうリデラードだったが、

 

 

【挿絵表示】

「ねえ、シン。このままデートしちゃおっか? 何だか今日は仕事する気分じゃなくなちゃった」

 

「俺はいいけど、リデラードはいいのか?」

 

「本当はよくはないけど、まあ元々最低四日くらいは滞在する予定だったしね」

 

 偽造パスポートではなく(入手手段は明らかに非合法だが)正規の”南アフリカ統一機構”パスポートとオーブ政府発行の観光ビザのため、最長1ヶ月は滞在可能だったので、用意してきた活動資金を除けば時間制限はあまりなかった。

 とはいえ、もしシンに出会わなかったら調査を終えたら、余計なリスクを避けるためにさっさと帰国する予定だったが。

 

「ふ~ん。四日ねぇ」

 

 そしてシンだ。

 自分でもどういう心境かは上手く説明できないが、リデラードと過ごす時間を不思議と心地よく感じていた。

 何というか……妙に”波長が合う”感覚がするということだろうか?

 

 実はシン、そこそこコミュ力が高いクセに女性経験が豊富……という訳ではない。

 いや、素材は良いのだ。素材は。

 だが幼少期からの(マユ)の過剰なスキンシップにより、その……女性からの『スキンシップを伴ったアピール』にかなり疎く、ストレートに言えば”鈍く”なっていた。

 童貞(シュラ)ではない……とは思うのだが。多分、雰囲気的に。

 

「ま、リデラードが良いならいっか。デートしようぜ」

 

 

【挿絵表示】

「やった♪ エスコートはヨロっ♪」

 

「任せろ!と言いたいとこだけど、とりあえずは一般向け観光コースって感じでどうだ?」

 

「それで手を打ってあげましょう♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、時は流れて夜の帳も降り始め……

 

 

【挿絵表示】

「いっぱい遊んだねぇ~♪」

 

「だな」

 

 さて、夢の時間もそろそろ終わりだろうか?

 

「リデラードは明日、どうするんだ?」

 

「んー。一応、まずはオーブの国立図書館とかを当たってみようと思う」

 

 シンはちょっとその建屋を思い出しながら、

 

「……あそこ、かなり広いぞ?」

 

「うっ……まあ、そうだろうね」

 

「ちょっと待っててくれるか?」

 

「あっ、うん」

 

 シンはナイトマーケットにある喫茶スペースのリデラードの相席からちょっとだけ、だけどリデラードの見える位置に留まるように離れて携帯端末を取り出し、

 

「もしもし。キラさん、すみませんシンです。急で申し訳ないんですけど……」

 

 

 

 

 

⌚⌚⌚

 

 

 

 

 

 さて、シンから電話を受けた時、キラは”アロウズ”の長官執務室に居た。

 色々と報告する事もあったし、ついでに今の時間ならラクスが入り浸っていないことも確認済みだ。

 

 そして、キラは執務室に備えられた応接セットの豪華なソファで、双子の姉であるカガリ・ユラ・アスハに膝枕をしてもらい、優しく髪を撫でられご満悦だった。

 そう、キラには時折、強く双子の姉(カガリ)甘えたく(オギャりたく)なる気分』の時がある。

 まあ、大抵は多忙すぎる仕事のストレス過多状態がトリガーとなるようだが……カガリはそれを『可愛い弟のメンタルケア』の一環と思い、全面的に赦していた。

 ”獅子の女帝”とも言われる彼女の意外な一面である。いや、カガリは実は身内認識すると甘いのだが。

 

 ちなみにこういう現場をラクスに見られると、確実に『やはり最後の敵は貴方でしたか妻子持ち(キラ・ヤマト)』と確実にひと悶着起きるのがお約束だ。

 

「あれ? シンから電話だ。こんな時間に珍しい」

 

 そして、電話を受けて暫し……キラは一旦保留にして、

 

「ねえ、”姉さん”。シンがお休み欲しいって。できれば四日くらい」

 

「ふむ。シンに私に代わる事を告げてから、電話を回せ」

 

「うん。わかった」

 

 キラは言われた通りにしてカガリに端末を回し、

 

「代わったぞ。カガリだ。ああ、四日と言わず1週間くらいまとめてとってもかまわんぞ? お前、去年の有休半分以上残して今年度への繰越分、まだ消化しきってなかったろ? いい機会だから使い切って、今年度分の有休も少し消化しろ。えっ? 体が鈍るからそんなにいらん? 観光客の案内だと? 名前は……そうか。わかった。とりあえず、五日間はまず許可出しておくから延長するようであれば、メールを入れろ。海外からの客人だ。しっかりエスコートしろよ」

 

 そうシンに告げてカガリは電話を切るが……

 

「カガリ、どうかしたの?」

 

 途中から微妙に姉の声音が変化したことにキラは気づいていた。

 

「シンもつくづく面白い女を引っ掛ける。そう思っただけだ」

 

「どういうこと……?」

 

「”リデラード・トラドール”……ユーラシア連邦のエージェントさ」

 

「えっ!?」

 

 驚くキラに、

 

「安心しろ。危険性はない……というか使い方によっては面白いことになる」

 

「どういう意味か僕が聴いても良い話?」

 

「ああ。ユーラシア連邦政府の破壊工作員じゃなくて、むしろその逆、『()()()()()()()()()()()()()()()()()()』のエージェントってことだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




DTと書いてシュラと読む!(挨拶

リデラードに可愛い系ファッションを組み合わせるなんて誰得でしょう?
いや、作者(わたし)得なんですけどねw
書いてて言うのもなんですが、『この世界線のシンってつくづく平成少年紙の主人公体質』だよなぁ~とw
特に「素で女っ誑し」の部分とかw
多分、ハーレム体質、それも「こうなんか色々訳ありな女の子」という限定的な感じで引き合う感じのがありそうです。
いや、だって確定してるもう一人ってステラっすよ?
ネタバレ? いや、ステラに関しては読んで下さる皆様にはもう周知の事実ではないかとw
この世界線のステラって、かなり独特というか……「不思議ちゃんだけど曲者」ですし。
あと展開的にもう一人、「シンのヒロイン」枠増えるかもしれないですし。

とりあえず、リデラードは「シンと一緒にいる時はなんだか割とチャーミング」な感じです。
「可愛い女の子を演じる」のではなく、どうやらこの世界線の”覚醒(あるいは自己変革しつつある)しつつあるリデラード”の素がこんな感じっぽいです。

あと、やっぱり「知ってた」臭いカガリw

次回は……強いて言うなら図書館デート?

次回もどうかよろしくお願いします。
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