SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
さて、今回はこの章のエンド・エピソードになります。
言ってしまえば、「原作開始前のクッソ長かったプロローグ(笑)」最後のエピソードです。
前回と違ってしめやかに?閉じられていく予定なのですが……
さて、色々とあったような大きく見れば無かったようなC.E.73年の9月もそろそろ終わる。
基本的に有事の際の出撃以外では本国配置になる予定の”GNアークエンジェル”だが、10月1日に改装後、初の宇宙空間での試験航海となる予定が入った。
しかも、マスドライバー”カグヤ”に頼らず、ポジトロニック・インターフィアランスのみを使っての大気圏離脱である。
GN粒子の(見かけの)質量低減効果を併用すれば、マスドライバーや外付けオプションのプラズマブースターの助力が無くとも大気圏を振り切れる事の実証実験……
となっているが、外付け機器やマスドライバーが無くても船単独で大気圏の離脱/突入ができるということは、『地球上のどのような場所からどのような場所へも弾道飛行で最短時間で進出あるいは帰投できる』という意味であり、”
平たく言うと、『下手こいたら、即座にカチコミかけんぞおらぁーーっ!!』って示威行為だ。
そして、いよいよラクスのプラントへの出立の日と来るのだが……
「ラクス、お前本当にその格好で行くのか?」
ここはオーブ軌道エレベーター”アメノミハシラ”、正確にはその根元にある出発ロビーの一角、特別貴賓室だ。
「うふふ♪ だって『プラントの新たな歌姫”ミーア・キャンベル”を発掘&プロデュースした、名プロデューサー”ラクスP”』のプラント・デビューですのよ? それ相応の出で立ちをしなければ台無しですわ♪」
「まあ、そういう物かもな」
そして、搭乗時間が迫り、静止衛星軌道にある”アメノミハシラ”の軌道ステーション宇宙港へと向かう二人……
出国デスクに来ているが、ラクスが乗り込むのは一般の定期航路の旅客宇宙船ではなく太陽光発電公社ソレスタルビーイングが用意したチャーター船だ。
基本、現在のところオーブ首長国からプラントへの直通便は出ていない。
基本的にオーブからプラントへの行くには、戦後一部が民間に再解放された(つまり未だに大半は軍事施設、事実上は宇宙要塞の)”ヘリオポリス”まで行き、一度乗り換えてオーブの出張施設がある”ボアズ”へと向かう。
オーブ船籍が往来するのはここまでで、そこから先はボアズからプラント本国へ向かう定期便に乗り換えるしかない。
最終的な行く先である”アーモリーワン”へ向かうのは、更にプラント本国でチャーター便を待つしかない。
それじゃあ余りにも手間暇がかかり過ぎるので、『プラント側からの招待だと言うのなら、直通の許可を出せ』と交渉して、”アーモリーワン”への直通チャーター船を出すことにしたのだった。
無論、チャーター船は絶賛公試運転中のソレスタルビーイング、ガンダムマイスターたちの母艦ともいえる”プトレマイオス2”ではない。
一応、『自衛のために武装許可を得た公船(公的機関の輸送船)』として船舶登録はしてあるが……
あの船はヤバすぎるのだ。
そもそも、国家機密の塊である第4世代ガンダム×4機+”GNアルテミー・アーチャー”+チーム・トリニティの”アルケー”シリーズ×3機の最大合計8機の太陽炉(疑似も含む)モビルスーツの運用母艦になる船だ。
そして、必要なら”GN-TNアームズ”×2基も外付けの増加兵装扱いで装着できる機能があった。(原作エターナルとミーティアの関係)
そもそも、中身も”GNアークエンジェル”と同型の”GN粒子ビーム核融合炉”に、モビルスーツ標準搭載型の7倍のGN粒子生成量を誇る”艦船用大型疑似太陽炉(艦載GN-Tドライブ)”×2基(船尾部分に搭載)を組み合わせるという代物だ。
自称”自衛用装備”も、GNアークエンジェルの主砲にも採用され、”
これ、実はGNアークエンジェルの連装3基6門より多いのだ。
他にも自衛用名目のGNビームランチャー旋回砲、GNバルカンCIWS、GNミサイルVLS(64セル)×4などなど……
いや、これホントどの辺が輸送船なんだろうか?
しかも00原作のオリジナルよりデカい。全長333m(オリジナルは251m)、東京タワーの高さっぽい数字だが、地球連合の標準戦艦のアガメムノン級(300m)より大きく原作”ミネルバ(350m)”にほぼ匹敵する。
流石にこんな”
少なくても見た目は、全長200m級の輸送船も兼ねた高速連絡船だが、イノベイドの普段使いの船という段階でちょっと怪しいのはご愛嬌。
ちなみに”アーモリーワン”までの護衛は、傭兵団の”サーペントテール”に依頼している。
わざわざ外注した理由は、ソレスタルビーイングはちょうど前述のプトレマイオス2を初め装備切り替え中の端境期だから無理……ということに表向きにはなってるが、実際には国家機密を”
じゃあ国営PMCの”カタロン”はというと……隊長機の”アルケー・デビルフィッシュ”がまだシェイクダウン中というのもあるが、基本的にカナードが大西洋連邦の遠征チームごと長期出向中だったり、新入りのニール・ディランディは愛機”フルチャージ・デュナメス”の慣熟に忙しかったりと割かし余裕がない。
無論、オーブ正規軍を護衛に就けるのも政治的に難しい。
実はラクス、公的には『ソレスタルビーイング所属のネットアイドル(あるいは広報要員)』という立ち位置は前作から変わっておらず、だからこそいつもあれだけ好き勝手に”らくらく☆ちゃんねる”をやってられたのだ。
つまり公人、政府要人でもないラクスに軍はちょっと……という訳だ。
まあ、『日本のネットアイドルが海外の国策イベント(相手が潜在的敵国とはいえ)に招待され、危険だからという理由で自衛隊を護衛に就ける』と言ったら、自国民と相手国がどう思うかを考えると分かりやすい。
「心配してないと言えば噓になるが、だが
カガリは野性味のある笑みと共に、
「お前はお前のやりたいようにやってこい。お前が”お前で在る”ためにな。何の遠慮もいらん。責任は全部私がとってやる。”お前の伴侶”、カガリ・ユラ・アスハの名に懸けてな」
(これが本当の”殺し文句”だわ……♡)
「ラクス・クライン、プラントへ向かい、いざ”出陣”いたしますわ♡」
何故かフォーマルウエアのはずなのに、ラクスの衣装は不思議と出陣する武将のような”陣羽織”姿に見えた。
「ああ。行ってこい。ただし、合戦やるなら私も混ぜろよ?」
「はい♡」
そして、星船は一路プラントへの向け、旅立ったのだ。
ただ、カガリもラクスも未だ知らない。
この別離が、思ったよりもずっと長くなる事を……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「えっと……ラクス様が来るまで、あと何日だっけ?」
最近、ミーア・キャンベルは妙に落ち着きがない。
まあ、当然だ。
今年(C.E.73年)3月末にミーアはオーブを”卒業”して早半年。
たかが半年、されど半年だ。
大ファンだった、憧れだったラクス・クラインと過ごした日々は忘れがたく、それだけ濃厚で幸せな日々だった。
彼女のプロデュースを受け、オーブで(オーブに身柄拘束されたザフト人員の慰問という政治目的があったとはいえ)ネットアイドルとしてデビューし、オーブからの帰還者の口コミから始まり、その活動が評価されてプラントですらも”歌姫”という地位を確立できた。
そもそも、ラクスがこよなく愛しミーアに託された『
基本、それらの楽曲のオリジナル音源が入ったデータ端末は、ミーアの生体認証でしか情報を開示しない設定になっていた。
無論、ミーアが歌った西暦楽曲をデータ化してアレンジし他の人間が歌うこともあるだろうが、「それはミーアの歌のコピーやリスペクト」であり、そうなればもはやラクスの、いや”ラクスP”の関知する所ではない。
そんな恩義はもちろんある。
自分が”プラントNo.1のネットアイドル”でいられるのは、他の誰よりもラクスのおかげだとミーアは思っていた。
事実、自分の「ミーア・キャンベルのファン」が増えている自覚はあったが、ミーアのファン層の中で『ラクス・クライン・ロス症候群に悩むラクス・ファンが”ラクスの代用品であるミーア”』を求めている事も理解していた。
実はこの感覚、ミーアにとっては全く不快では無かった。いや、むしろ理解できるというか……何しろミーア自身も一種の”ラクス・ロス・シンドローム”を患っていたのだから。
だからこそ、今最も感じる情動は……
(やっぱりミーアは、ラクス様の事が好きなんだなぁ……)
そうしみじみ思う。
恋愛感情でないことは理解していた。
なぜかと言えば情欲がわかないから。
ラクスに対する想いは、純粋とかプラトニックとかではなくもっと泥臭く、嚙みしめるような……憧憬とか羨望、あるいは”崇拝”にも似た何かに昇華されているのかもしれない。
だから、この「会いたい気持ち」は渇望だとミーアは理解していた。
半年の間に渇いているのだ。ラクスに会いたいと心が叫んでいた。
自分が成長している姿を見て欲しい?
自分がちゃんと託された曲を歌っていると聴いて欲しい?
確かに理由付けをするなら、そういう思いもある。
だが、理由などなく、ただ会いたかった。再会したかった。
「好きってそういうことなんだろうなぁ……」
二人の再会まで、あと数日……
”プトレマイオス2”が想像以上にヤバい”輸送船”みたいですよ?(挨拶
いや~、前書きにも書きましたが、ラクスのプラント行きでようやくクッソ長かった「原作開始前のプロローグ」が終わりました。
ここまでオリジナルの話ばかりでしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
まあ、原作再現と呼ぶには「カガリの代わりにラクスがプラントに出向く」という大きな変更点があり、またアスランが最初から”ミネルバ”に「アレックスではなくアスランとして」乗艦しているなど、絶対に原作と同じ展開にはならない事確定ですが……
まあ、ミーアも生き生き(ソワソワ?)してることですし、いっちょ派手に逝きましょう(誤字に非ず)って感じですw
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
原作開始の時節となる新章もどうかよろしくお願いいたします。
☆☆☆
章完結記念? 制作裏話りたーんずw
※シンの”卒業w”について
いや~、感想でも沢山いただきましたが、シンのDT卒業のお相手に”レン”になった理由はぶっちゃけると……
・この世界線のステラは、まず、「不思議ちゃん」です。これは確定です。そして、そのせいか原作とは正反対に見た目はそうは見えなくても「とんでもなく図太い」です。精神的にタフネスで神経がフェイズシフト素材でできてそうな印象ですw
なので、この娘が「シンが初めてのお相手」だと、シンが可哀そうなことになりそうな予感ガガガ……
いや、だって処女(そういえば中の人が処女アピールを連呼する作品があったっけw)と童貞って失敗リスクがただでさえ高いのに、なんかステラが斜め上の方向で暴発しそうな気配がひしひしとw
・リデラードじゃなかった理由は……いえ、実は当初、リデラードの出張ってもう1日あって、「水着イベントのビーチデート→その夜に初体験」って予定だったんですよ。
ですが、書いてる途中に「あれ? 恋愛初心者で性知識がないリデラードが自分から誘えるか? あと、『仕事で来ている』って言うのを真に受けたニブチンのシンがリデラードを誘うか?」って疑問が出ましてw
実際、レンとしちゃったのも慣れてない飲酒で理性のタガが緩んでたってのも大きいですから。
その点、レンは見かけは子供っぽいですが、中身は「物事をちゃんと割り切れて考えられる、リアリストの大人」なので適任だったという訳です。
まあ、そんな理由でシンはレンとDT卒業したのですが……まあ、これがどこまでアドバンテージになるかわからないというのも、このシリーズですw
いや、この世界線の女の子って、基本的にしぶとく強かですからw
最後に……「C.E.は地獄だぜっ!!」←不吉な予言w