SEED DESTINYに00要素を混ぜ込んでみたら、より一層gdgdになった件について 作:種再燃祭
短いですが、楽しんでもらえると嬉しいです。
「さてと……」
(ミーアさんの顔でも見に行きますかぁ~♪)
「ラクス様、ご案内させていただきます」
そう傍に寄ってきたのは、側付に任命されたどうという特徴のない、20代中盤ほどのプラントの女性事務官であった。
”うふふ♪ ありがとうございます。
しかし、ラクスにはそのような”擬態”は通用しなかった。
案の定、脳量子波で呼びかけてみると、
”あら? ばれてしまいましたか”
「貴女様のお名前、聞いてよろしいでしょうか?」
”だって、『ただの人間には無理な、
※ラクスは、脳量子波を”音”として知覚・認識します。
「これは失礼しました。名乗るが遅れましたわ。”リオ・マオ”と申します」
”流石は、『シスター・カガリ(※イノベイド内でのカガリの渾名)』が選んだ花嫁ですわね”
”まあ、花嫁だなんて♡”
表情に出さず、胸の内だけでイヤンイヤンと照れまくるラクス。実に器用だ。
”うふふ。こう見えても『戦闘用イノベイド』ですので、身辺警護はお任せください。他にも潜伏してる者はいますのでご安心ください”
「それでは、リオ様、委細よろしくお願いしますわ♪」
「はい。かしこまりました」
そう、久しぶりにこの言葉を言おう。
『イノベイドはどこにでもいる』
⌚⌚⌚
そうしてリオ・マオに案内されたのは、
「本日のスケジュールですと、こちらの控室にいらっしゃる予定です」
「ありがとうございます♪」
そしてラクスはノックして、
「はぁ~い」
ガチャリと控室のドアが開き……
「えっ……」
「お久しぶりですわね♪ ミーアさん♡」
「噓……本当に、本物のラクス様……?」
そしてラクスは趣にサングラスを外し、
「はい♪ わたくしの偽物がいるとは聞いたことはございませんが……本物のラクス・クラインですわよ♪」
それはかつて、初めてラクスがミーアと出会った時にかけた言葉のリフレインで……
「ふぇ……」
また会えたことが、ただ嬉しくて……
「ふぇぇぇぇ~~~ん! らくしゅさまぁぁぁ~~~っ!!」
嬉しくてミーアの瞳から大粒の涙が溢れた。
☆☆☆
「うふふ♪ ミーアさんって案外と泣き虫ですのね? 可愛いですわ♡」
「だってだってぇ……ずっと会いたかったんですよぉ~」
ラクスに抱き着いたまままだぐずってるミーアを、
「わかっておりますわ♡」
ラクスは優しく自分と同じ色の髪を撫でた。
「あの……ラクス様、とっても格好良いですけど、その出で立ちはもしかして?」
「はい♪ 勿論、オーブでミーアさんをプロデュースした”ラクスP”としての姿ですわよ?」
「えっと……ラクス様も”親善音楽イベント”にシンガーとして参加されるんですよね?」
びっくりして思わず涙が止まってしまったミーアに、
「それはそれ。これはこれですわ。ところでミーアさん、そのお姿はこれからリハに入る予定だったんですの?」
「ええ。せっかくラクス様と同じステージに立てるだったら、しっかりやっておこうかと思いまして……」
「よい心がけですわね♪」
ラクスは満面の笑みで、
「ミーアさん、お立ちなさい。今からステージへ行きますわよ♪」
「えっ? は、はい!」
そして廊下に出ると、
「久しぶりにミーアさんのステージ、観てみたくなりましたわ♡」
「ふぇ!? あの、いきなりで心の準備が……」
何やらラクスを目の前にした動揺が収束しきれてないのか、クソ雑魚メンタルを発動させるミーアだったが、
「あら? アイドルたるもの、いついかなる時でも歌える準備と覚悟は必要でしてよ?」
そんなことを意に介すようなラクスではない。
「そ、それはそうなんですけどぉ~」
「うふふ♪ さあ行きますわよ? この半年でどれほど成長したか楽しみですわぁ~♪」
⌚⌚⌚
「あ、あの~……ラクス様、どうだったでしょうか?」
「これはこれは……ミーアさん」
「は、はいっ!」
「腕をあげましたわね? これなら盛大にコンサートを盛り上げられそうですわ♡」
ラクスのそれは、含むものの無い満面の笑みであった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて、ラクスとミーアが半年ぶりの再会を果たした頃、”アーモリーワン”の宇宙港では……
「おっ、”ファントムペイン”のご到着だぜ?」
「はー、ステラちゃん、あの暢気そうな顔が可愛いなぁ♡」
「おい、ナチュラルだぞ?」
「あん? だから?」
港に詰めていたザフトの面々の一部が険悪な空気になってたりもしたが……
「なんか搬入される荷物多くね? あとなんかデカいのあるし」
「旧西暦時代の
なんか妙に事情通な港の職員(?)がそんなことを言った。
「じゃあ他のものPAって奴なのか?」
「いや、ギター一つとってもエフェクターやらシールドやらアンプやらスピーカーやらと色々と必要なんだそうだ。実際、今回はフル面子の6人編成で来なかったのもそれが理由。ドラムセットはそもそもデカい。キーボードは数台並べて使うことも珍しくない。ハッキリ言えば荷物が増えすぎるんだよ。コーラスの娘が来ないのは、リズム隊のドラムが来ないのにメロディー隊ばっか強化しても逆に録音のバランスが悪くなるだろうって判断だと思う。ドラムはドラムマシン(リズムマシン)で代用して、キーボード、ドラム、コーラスは別録りでミキシングかな? グルーヴボックスやデスクトップ・シンセ、サンプラーなんかも持ち込んでるから、ある程度は現場でかっちり音を作りこんでいくんだろうけど」
機材イメージ
ドラムマシン:TR-8S、グルーヴボックス:MC-707、デスクトップ・シンセ:SH-4d、サンプラー:SP-404 MkⅡ、いずれもローランド。
ミキシング・コンソール:ヤマハDM7
ただし、現実に存在するオリジナルではなくC.E.での「(”ヴェーダ”に)遺されていたデータを基に再現された品々」であることに注意。
「やけに詳しいな?」
早口でチンプンカンプンな異国の言葉を聴かされたような顔をするザフト警備兵に、
「本職だよ。音響機材のテクニカルサポート要員だ」
「ああ、なるほど」
そう、本当に”様々な機材”が持ち込まれていた。
そして、プラントにもザフトにも、『西暦時代の音楽用機材に詳しい人間などほとんどいない』のもまた事実であったのだ。
つまり、機材筐体の内部に何が仕掛けられていても、「それも部品です」と言われれば判別はできなかった。
ラクスとミーアの再会ノルマ達成!(挨拶
まあ、簡単に言えば「仕込みエピソード」っすね~。
怪しい連中もちょいちょい出てますしw
実は機材を見ると、ある程度は音作りの方向性が分かったりして。
基本、ステラはレスポール、アウルはストラト、スティングはジャズベですかね?
ただ、カスタムモデルっぽいのでピックアップとかは変えていそう。
とりあえず、続々と”アーモリーワン”に役者は揃って参りました。
さて、次回は……いよいよバカ騒ぎが始まりますよ~♪
次回もどうかよろしくお願いします。
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