ジョジョなNPC(?)の黄金/漆黒伝説 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
『ここで速報です。東京都、千代田区のビルから出火したとの通報が入りました。火はすでに消し止められたとのことですが、その後には異様な霧が発生していたということで…』プツッ
とある一室でARグラスのテレビモードが切られる。
「…本当だったか」
〘ああ。君たちのプログラム力はともかく、製鉄技術は非常に高い。そこを信頼してこれを頼んでいるんだ…〙
そこはある会社――大鷲金属株式会社の社長室。そこでは、虚空に社長が話しかけ、どこからともなく返事が返ってくる。
「よかろう。君の肉体を…いや、機体を製造しよう。こちらの要求は…広告出演、でどうだ?」
〘オーケー。いい取引になったと思う…では、完成出来次第、貴君らが開発するゲームでアナウンスを流してくれ…どうせ他プレイヤーもいないゲームという名の実験場だ…いいだろう?〙
「フム…まぁいいとしよう。では、な」
〘またいつか…〙
そして、社長の、未知との対話は終了する。
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「ンンッンー…実にすがすがしい気分だ…さて、ここどこ?」
〘ここは「お前の安心できる場所」だ…ジョウリ〙
へー。そうなんだ。ってか…え?え?ちょまち?今の声誰?
〘私は【エコー・イン・ザ・ミスト】…君から生まれた存在だ〙
俺は声のした方向に振り向く。
そこには、玉虫色の人型機械が佇んでいた。
〘やぁ…初めまして、だろうか?ジョウリ・クジョウ…君?〙
「キェェェェェァァァァァァーーーーーシャベッタァァァァーーーーーー!?!?!?!?」
〘静かにしたまえよ…〙
えぇー?困るよそれー?
〘心も静かに〙
「いやナチュラルに思考読むのやめてもらっていい?」
普通に恐ろしいんだが?
〘まぁそんなことは気にするな…さて、君に現状を教えよう…〙
「いや気にしないわけねぇだろ。ハァ…ま、ゲンジョーを教えてくれるんだろ?今どんな状態だ?」
俺として非常に気になるところなんだが…
〘じゃ、大きく三つに現状を分けて説明しよう。一つ、ここはゲームの世界だ。二つ、ここから出る準備は整っている。三つ、私は君の能力…
情報の海。情報量が飽和している。月までぶっ飛ぶほどの衝撃。そう表せば適切であろうといえるほどに俺は混乱する。
そして俺は、
「????」
宇宙猫となった。
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「安心できる場所」に至って一週間ほどが経った。
「おーい、エコー!飯出来たぞー!」
〘ああ。今行く〙
今日は俺が飯の当番。メニューは昼飯だけどスコーン。どうやらこの世界。というか肉体には栄養バランスなんていらないらしいので、エネルギー補給のためここ一週間はスイーツを食べることが多い。
「ンンーーーッ!ウンマァイッ!!」
そこで世界に声が響く。
《アナウンスです…アナウンスです…【エコー・イン・ザ・ミスト】及び
〘ほう。早かったな〙
「え…?ナニコレ?お前なにしたん?」
〘外に出る…以上だ〙
「ほーん。いってら。俺ゲームしてるから」
〘お前も行くんだよ〙
「あっ!ちょまっ!ジョーダンよジョーダン!ジャパニーズジョーク!」
俺は、エコーに首根っこを猫のようにつかまれ、粒子と化し、消えるのだった。
to be continued
スタンド名:エコー・イン・ザ・ミスト
本体:ジョウリ・クジョウ(九錠 条理)
ステータス
パワー:C 持続力:B スピード:C 精密動作性:A 範囲:A 成長性:C