公安特捜班 殺意の犯行路線   作:新庄雄太郎

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早速、彼のアリバイを調べることにした。


第4章 鉄壁のアリバイ

そこへ、南と高山は所轄の捜査本部へ向かった。

 

「何、その女性が死んだだと。」

 

と、関警部は言った。

 

「はい、昨日の9時頃に新幹線「ひかり33号」の車内で扼殺死体で発見されまして。」

 

「そうか、という事は彼女を口封じで殺害されたのか。」

 

「ええ、それも考えられます。」

 

「それで、名古屋駅付近では怪しい人物は見なかったのか。」

 

「いやー、それが客が多くて誰も見ていないそうです。」

 

と、鈴田刑事は言った。

 

「犯人は別の列車に乗り換えて行ったって事は考えられないかな?。」

 

「ええ、名古屋駅付近では聞き込みをしてみたんですが、怪しい人は見なかったそうだ。」

 

「そうか。」

 

南と高山は、特捜班に戻り高杉班長に報告した。

 

「えっ、不審人物は見なかったのか?。」

 

と、高杉は南と高山に言った。

 

「ええ、この時間は客が多いから誰も見ていなかったそうです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

そして、数日後。

 

「あのー、あなたは。」

 

「失礼ですが、私は鉄道公安隊のものですが。」

 

「ちょっと聞きたいことがあってね。」

 

と、菅原と桜井は手帳を見せた。

 

「何か、事件ですか。」

 

と、男は言った。

 

「実はですね、新幹線「ひかり33号」の車内で殺人事件が発生しましてね、話を聞きたいのでよろしいですか?。」

 

「ええ、いいですよ。」

 

そして、桜井と菅原は男に話を聞く事にした。

 

「えっ、事件当日は旅行へ行っていたんですか?。」

 

と、桜井は言った。

 

「ええ、私はその時に九州へ行っていまして。」

 

「ほう、九州ですか?。」

 

「はい、私は九州へ行っていたので、3日後に新幹線で帰りました。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

と、菅原は男に言った。

 

「何、事件当日は九州へ行っていただと。」

 

「はい、名前は三島 康彦、彼は事件当日に九州へ行っていたそうです。」

 

「ええ。」

 

「なるほどね。」

 

「でも、問題はマンションで起きた殺人もこの男がやったのかな?。」

 

と、高山は言った。

 

「アリバイは調べたのか。」

 

「ええ、事件当日は九州へ行っていたそうです。」

 

「なるほどね。」

 

三島の九州旅行の日程は次の通りです。

 

1日目 東京から熊本へは夜行に乗って行く、博多からは13時48分発特急「有明13号」に乗車

 

    15時14分、熊本で下車 熊本市内を観光 熊本市内のホテルで1泊

 

2日目 熊本から別府へ 8時31分発特急「あそ1号」に乗車 別府着15時52分 別府温泉で1泊

 

3日目 地獄めぐりを満喫、12時08分特急「にちりん22号」に乗車、博多着13時29分、博多から新幹線に乗って帰京

 

「ほう、アリバイは成立か。」

 

「ええ、問題はだねどうやってマンションで殺害して、そこから新幹線「ひかり33号」に乗って犯行が行ったかですね。」

 

「ええ。」

 

「つまり、犯人はどうやって熊本と別府へ行ったかだ。」

 

「なるほど、犯人はそれを利用したと言うのかね、高山。」

 

と、南は高杉と高山に言った。

 

「恐らく、犯行時刻は夜の22時頃とみて間違いないだろうな。」

 

「ええ、関警部の話では犯人は女ではないかと言っていたが、犯人は男の可能性が高いですね。」

 

「うん。」

 

 




そして、特捜班は謎を解けるのか?
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