夕弦「肯定。我ら八舞姉妹にかかればどんなゲームだろうと楽勝です。」
耶倶矢「ちなみにゲームの腕前では我の方が上であるぞ!まあ主が眷属に負けるはずがないわな!」
夕弦「指摘。格ゲーで夕弦に勝ち越してから言ってください、耶倶矢はむしろ負け越しています!」
耶倶矢「なっ…いつもハメてくるなんてずるいし!」
夕弦「嘲笑。耶倶矢はいい的ですいつも端で跳ねています。」
耶倶矢「んぬぬ…ちなみに時系列的には22巻より後らしいよ。」
夕弦「首肯。それでは。」
「モンスターキラーをやろう!」
…とこんな風にいきなり大声をあげているのは八舞耶倶矢。
元精霊の一人である。
「指摘。まずモンスターキラーが何なのか教えるべきではありませんか?」
この特徴的な喋り方をする少女は八舞夕弦。
耶倶矢とは姉妹関係にあたり、同じ天使を宿していた元精霊である。
「モンスターキラーか…学校でも人気はあったから名前とかは知ってるがプレイしたことは無かったな。」
五河士道、精霊の力を封印するという特別な力を持った少年であり、ほとんどの精霊を攻略したことのある人物である。
「猫さんが出てくるゲームと聞いて来てみれば、モンスターキラーでしたの。」
時崎狂三、かつて時間を操る天使を宿し、最悪の精霊と呼ばれていた元精霊、士道に徐々に心を許していったが、完全に許したのが遅かったため封印は最後になった。
「詰問。狂三を呼ぶためにそんな誘い言葉を使ったのですか?」
「…いやだってほら狂三を呼ぶにはそれが一番手っ取り早いし…」
耶倶矢は渋々答えた。
狂三は猫が好きである、定期的に猫カフェに行くくらいには。
「かつてプレイした経験はありますわ、けれど今の私にできるかは分かりかねますわね!キェヒヒヒ!」
するとモンスターキラーのことをよく知らない士道が質問した。
「なあ、ところでこのゲームって猫出るのか?」
すると八舞姉妹…ではなく狂三が答えた。
「まあ、厳密には猫さんではありませんけれど、それに近い子は出てきますわ。自分で操作できないのが残念ですけれどね…」
(操作できるシリーズあるんだけどね…)
(首肯。言うべきではないと判断しました。)
狂三の答えに対し八舞姉妹は内心そう返事した。
ちなみに狂三がプレイしていたのは結構前の作品である、今だとレトロゲームに分類されてもおかしくないだろう。
「ところでどうやってプレイするんだ?NantendoSwitchは持ってるけどモンキラなんてないぞ?」
「呵々!我らの物を貸してやるよぞ!」
「首肯。どうぞ。」
そう言うと八舞姉妹は士道と狂三にSwitchを貸した。
「私がプレイしていた頃のモンキラとは随分変わっていますのね。」
と狂三がこぼした。
「ちなみに我らのセーブデータ…」
「新しいの作るな。」
「…」
言いかけたところで新しいセーブデータを作ったので耶倶矢は黙り込んでしまった。
そんなわけなのでチュートリアルを終わらせてローカルプレイすることにした2人。
「集会所のモンスターは手強い…気をつけることよな!」
「首肯。2人のお手並み拝見です。」
そうして2人のプレイが始まったのだ!が…
「…ねぇ狂三、ガロクに乗った方が速いよ?士道にどんどん距離離されてるし…」
そう、狂三は意地でもガロクを使わないのであった。
ガロクに乗ることで素早く移動ができるのだがそれでもオトモは2匹ともアンルーであった。
「わたくしはアンルー派なので、ワンちゃんは連れませんわ。」
「ああ、そう…」
「なんでもいいから速く来てくれよ!」
モンスターの攻撃でてんてこまいな士道を余所にそんな会話を繰り広げていた。
…短編集って言いつつなんかシリーズ化しそうだが大丈夫か?
【用語解説】
モンスターキラーシリーズ…COPCOMから発売されている大人気シリーズ、大きなモンスターを相手に様々な武器を駆使して戦うハンティングアクション、略称はモンキラ、モチーフはもちろんモンスターハンターシリーズ。
NantendoSwitch…ナンテンドー社の最新ハード。モチーフはNintendoSwitch。
ガロク…オトモの一種乗ることで素早く移動できる犬のような見た目をしたオトモ、モチーフはガルク。
アンルー…オトモの一種、古くのシリーズからあるモンキラのマスコット的存在のキャラで猫のような見た目をしている。モチーフはアイルー。
耶倶矢「あれ?あたしたちの腕前披露は?」
夕弦「予期。次回に期待しましょう。」