いや、あのそれが…
七罪(変身)「隙をついて士道くんにあんなことやそんなことをしちゃって…ふふっ、琴里ちゃんには申し訳ないけどねぇ…」
…始まります。
「ああ、なんで変身前だと入れないのよ…美少女の姿に嫉妬してるんじゃないの?こんな残念な大人の姿、他人に見せたくないでしょ、ほら士道くんだって内心もどしてとか思ってるんでしょ、仕方ないじゃないのよ…」
「あー?七罪?」
変身した七罪はグラマラスな美女の姿だ、姿はがらりと変わったが、とある世界だとこの容姿に自信を持ち一気に大胆な行動をするようになる。
しかし…
「なに士道くん、私の姿が不満なの?何か言いなさいよ、何か言いたげな目線して何も言わないのが一番傷つくのよ…」
こんな始末である…そう普段はポジティブなこの世界の七罪は変身するとネガティブになるのだ。
いやホントなんでこうなったし。
「いや何も言ってないし、その姿でも綺麗だって前から…」
「またそうやってお世辞を並べて!いつもの私のほうがいいんでしょ!私だって戻りたいわよ!でも仕方ないじゃない!どうせ事情を話しても信じてくれるわけないし!琴里ちゃん達だって協力してくれる線薄いし!大体なんで低年齢は乗れないのよ!遊園地のアトラクションって!」
「落ち着いてくれよ!他のお客さん見てるんだぞ!」
当然他の客の視点の多くは士道と七罪に向いていた。
「え!?誰あの五河くんの隣にいる人!?」
「五河くんが女の子をたぶらかしてるのはいつものことだけどあんな大人の人まで!」
「守備範囲広すぎてマジ引くわー。」
士道や十香、折紙の同級生の亜衣.麻衣.美依の三人娘である。
「そろそろジェットコースターに乗るぞ。」
「あ、いっそジェットコースター事故ってくれないかしら…そうすれば私は消えられるし、多分美少女の姿で…」
「縁起でもないこと言わないで!?」
ジェットコースターよりもジェットコースターしている七罪の性格の変わりようとそれに翻弄される士道であったのだが、いよいよジェットコースターが出発する所まで来ていた。
「いやっほーーーー!」
「わあああーーーー!」
七罪の絶叫マシンに対する耐性は微妙であった…が、それ以上に問題なのは…
(ああ、早く変身解けないかしら…え?そうしたら安全レバーが逆に変なことになるって?大丈夫よ飛べばいいじゃない、どうせこんな面倒臭い女士道くんだって嫌々付き合ってやってるだけでしょ、解放されてよかったじゃない、なんでこんな事考えているのに解けないのよ全くはあクソクソ…)
(何考えてるかは分からんが、とりあえずめちゃくちゃネガティブなことを考えているよな…)
なんてことを考えあってる内にいよいよジェットコースターが止まった。
無論、正常である。
「ふぅ、どうだった?七罪…」
「士道ー!大丈夫?私にひどいことされてない?全く私ったらひどいわよね!でも、このアトラクションだって悪いのよこんな超絶美少女を乗せられないっていうんだから…」
「あはは…」
七罪コースターに苦笑いする他なかった。
「ところで次はどんなアトラクションに行くんだ?」
「うーん、絶叫系は正直もうお腹いっぱいね…お化け屋敷とかどう?」
「お化け屋敷か…」
昔、琴里と一緒に行った時は自分も怖かったが正直あまりにも震えすぎている琴里の方が心配であった。
当時は今よりシスコン気味だった気がする。
「ちょっと、また琴里の事考えてなかった?」
「いや、昔行った時のことを思い出して…」
「…まあいいわ、さっさと行きましょ!」
内心ちょっと面倒臭いと思ってしまった士道であった。
そして今回は年齢制限には引っかからなかったのだが…
「きゃああああ!士道…怖い…」
「…ああ、よしよし」
ちなみに怖がってるのは演技である、全てが演技ではないが明らかに大げさである。
実際、元々かなりの悪戯好きの七罪はこの辺に対しての耐性は強いのだが、士道をからかう為にわざと大げさに怖がっているのである。
士道も内心感づいていないわけではないが、それはそれとして宥めないと面倒なことになりそうなので宥めているのである。
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「お兄ちゃん…怖いよぉ…」
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どことなく琴里のことを思い出したが、七罪に気づかれかけたのですぐに止めた。
「次はどこ行こうか?」
「うう…怖い…」
「…」
「…昼…ご飯」
「分かった。」
まだ大げさな怖がる演技を続ける七罪、果たして士道の遊園地デート無事終わるのか!?
琴里「ねぇ、なんで今回出番すらないのに私の回想シーンあるの?」
趣味。
琴里「正直に答えてくれてありがとう。お礼に足踏みと腹パンチ好きな方をしてあげるわ」
ぐほぉっ!…次はまた短編変えるか悩み中。