何とか人工衛星を破壊し、七罪を封印した士道、だが次の日…
「うわあああ!」
「何よ。私に押し倒されるのがそんなに嬉しかった?」
…七罪がのしかかってきた、変身前の姿のまま。
「それにしてもこんなに小さい女の子に押し倒されるなんて、男の子として恥ずかしくないの?士・道・く・ん?」
…この姿の七罪は士道にくん付けはしない、要するに煽っているのだ。
「たあーっ!」
そこから赤い髪に黒いリボンを付けた少女がチョップしてきた、士道の義理の妹、琴里である。
「なに人の家で破廉恥な行いをしようとしてるのかしら?」
「同じロリ枠だからって嫉妬してんの?あんたが奥手すぎるのよ琴・里・ち・ゃ・ん」
「な、馬鹿にするんじゃないわよ!」
とまあ、こんな感じで充実していた。
とりあえず昼食を取ることにしたのだが…
「はい、あーん」
「え…えぇ!?あ、あーん…」
アグレッシブな七罪はここでもその性質を遺憾なく発揮していた。
…正直味は士道が作ったもののほうが美味しい。
そんなことより周りの何人かから冷たい視線で見られてるように見える。
「私にもあーんして。」
「は?…あーん…」
冷たい視線が増えた気がする。
そんなこんなでデートはそろそろ佳境を迎えそうだったのだが、ここであるハプニングが起きた。
「士道!そろそろ帰りましょう!」
「珍しいな。七罪から帰るように言ってくるなんて…」
「そんなこと言ってる場合じゃないの!速く帰りましょう!」
何故そんなに焦っているのか疑問だった…が、すぐに理解した。
「だーーーーりーーーーん!七罪さーーーん!」
士道と七罪から「げっ」という声がこぼれ落ちた。
そうみんなのアイドル()美九である。
とある世界では七罪をよく狙っていた美九だが、この世界でもそれは同じであった。
なぜ七罪が察知できていたのかというと彼女が事前にイベントを調べていたのだ。
実は今日美九のコンサートがあったのだが、それが終わってから3分それが今の時間であった、それだけあれば美九にとっては十分だった。
尚、当の七罪には狂三より警戒されている。
「ええい!私からしたらあんたのほうが最悪の精霊まであるわ!逃げるわよ!士道!」
「え?」
「待ってくださいよ2人とも」
なんと‹破軍歌姫›まで使って追いかけてくる美九。
これには流石の七罪も「こんな遊園地のド真ん中で天使使うな!」と突っ込んだ。
もちろん内心でだが。
「ええいままよ!‹贋造魔女›!‹千変万化鏡›!‹氷結傀儡›!」
…すぐさまその内心でのツッコミと同じ行動を自分でも取る羽目になったが…
大きな兎に乗った士道と七罪は取り敢えず急いで逃げた。
「待ってくださいよー!ぐはっ!」
‹氷結傀儡›で一部の地面が凍っており、美九は転倒、その隙になんとか逃げ延びたのだった。
「いやー、今回はめちゃくちゃだったな…」
「でも楽しかったわよね!」
まあ、確かに楽しかった…と士道は思った。
「あ…あの…士道さん…七罪さん…」
青い髪をした小さな可愛い少女が居た、彼女の名前は四糸乃、女神である。
ん?あれ?
「きゃー!七罪ちゃんに真似されちゃった!よしのん大人気!」
このパペットはよしのん、四糸乃とは対照的なお喋りな性格で女神の使いである…
ん?あれ?
「全宇宙女神四糸乃キター!」
「あー?七罪?四糸乃?」
「まあ、実は何分か前に連絡してたのよねー。」
「…」
士道は苦笑いした。
あ、よかった何者かによる地の文妨害戻った。
「じゃあねー士道くーん!」
地の文妨害犯人候補筆頭はご機嫌で帰っていた。
「…りーん!」
「…俺も速く帰ろう!」
後ろから何か聞こえた気がしたのでさっさと帰る士道であった。
‹おまけ2›
そして…
狂三の色禍に惑わされない為に耐性を付けておく為に、七罪の‹贋造魔女›で全員大人の姿にして、起きた士道を迎えるという作戦を考えた琴里達。
しかし…
「その前に士道を襲う」
「はいはーい!賛成ですー!」
「フフフ。少年びっくりするだろうねぇ。」
「まさか、要の私までお仕置きを食らうことはないでしょ。」
言うことを聞かない者もいるのだった。
「折紙、美九、二亜、…七罪」
「よく分かったねー!少年!」
「まあ、こんな超絶美少女、見間違いようがないわよね!」
寝ていた士道が異変に気づくと、一斉に4人の少女(?)が顔を上げた。
あたふたする士道に襲いかかる4人の淫魔、狂三にもぜひこの光景を見てもらいたいものである。
「士道、身を委ねて…」
「大丈夫ですよだーりん!」
「そうだよ!ここで一発賢者になっとけば、くるみんも怖くないってね!」
「4対1よ!大人しく諦めなさい!」
結局、激戦()の末鎮圧された4人の淫魔だった。
そして翌朝…
「…あーなんで小さくなってるのよ私、そうよそもそも実行者だから使われないと考えてたのがおかしかったんだわ…あークソクソ…」
ご覧の有様である。