fate/extra melt blossom   作:もっこもこの埃

30 / 40
broken piece

 

 

うろだのるき生にめたのんな、は人

 

?為すなをか何にでまぬ死

 

?らかいなくたに死、もとれそ

 

しもばらな

 

ていてっか分とだり偽がて全、とい無も何はに分自

 

てっ知とだかずわり残が命のら自

 

は人で態状なんそ

 

うろだのう思を何いたっい

 

 

★★★★

 

 

★★★★

 

 

 

四回戦 四日目

 

 

 

いよいよ、四回戦も半分が過ぎた。

けれど、対戦相手について何も分かっていない

どうしたものか…

そんなことを考えていると、ポケットの携帯端末が鳴る

 

 

第二暗号鍵生成

第二層にて取得されたし

 

 

暗号鍵が生成されたようだ。

とにかく、今はアリーナへ行ってみるとしよう

 

 

★★★★

 

 

四の月想海/二層

 

 

 

エネミーとの戦闘をこなしながら暗号鍵を探してアリーナを探索する。

相変わらず対戦相手の姿は見えない、

ただ…ひとつだけ、いつもと違うことが…

アリーナに入ってからずっと、

誰かに見られている気がする…

辺りを見回しても姿はない

 

そうこうしてるうちに暗号鍵の前までたどり着いた。

 

 

「………」

 

やはり…

気のせいじゃない、絶対に誰かに見られている

そう確信して隣にいるメルトリリスに視線をおくる

 

「…メルト」

 

「そうね…ホント、鬱陶しいことこの上ないわ。

相変わらず隠れるのが下手ね、()()()?」

 

そう言ってメルトリリスは後ろへ視線を向ける、

メルトリリスの視線の先、そこには…

 

いた。

通路の角からジッとこちらを見つめる少女

目を疑うほど巨大なむ……いや、巨大な金属の爪

赤茶色の錆に覆われたソレはアリーナにあった傷跡と一致する

間違いない、彼女が相手のサーヴァントだ

 

「……」

 

少しの静寂、

少女と見つめ合って数十秒ほど、

少女はハッとした様子で通路へ顔を向ける

曲がり角の先、ゆっくりと少女のマスターが姿を現す

 

「あーあ、見つかっちゃった。

リップが恥ずかしいって言うからこっそり隠れてたのに」

 

「うぅ、ごめんなさい。…でも、やっぱり」

 

姿を見せた人物、

栗色の長い髪、見慣れた女子制服、

自分は()()を知っている

たしか一回戦のとき…

いや、違う。もっと根本的な…

 

「さて。はじめまして、岸波白野。

私の名前は()()()()()()()()()()()()。うん、こうして見ると不思議な感覚だ」

 

…?

待て、なんだ、彼女はなんて言った?

いや、違う理解している

混乱する頭と違い、本能的にその言葉が嘘じゃないと理解している。

同姓同名、なんてものじゃない

間違いない、彼女は…

自分自身だ

 

「はっ…幽霊の次はドッペルゲンガー?笑えないわ。

それに…」

 

急な出来事に言葉を出せずにいると、横にいるメルトリリスが口を開く

 

「まさか、貴女までいるなんてねぇ、リップ?」

 

「そっちこそ、なんで…の横に」

 

リップ、そう呼ばれた少女はメルトリリスの言葉に不愉快そうに目を逸らす

そう、彼女がマスターに呼ばれる前にメルトリリスはリップと呼びかけていた、つまり…

 

「知り合いなのか、メルト?」

 

「…ま、多少ね。それにしてもその格好、イメチェンのつもりかしら?酷い有様ね」

 

「メルトこそ…いい子ぶってて気持ち悪いもん」

 

そんな偶然もあるのか…

しかし、どうも二人はあまり仲がいいわけではないようだ

いったいどういう関係なのだろうか

 

「それにしても、本当に不思議な感覚だね。こうして対面するとよく分かる、君は私だ…いや、私が君って言うべきかな」

 

岸波白野と名乗った少女がこちらをジッと見つめながらそう話す。

確かに不思議な感覚だ、

自分自身がもう一人いるなんて普通考えられない状況、それに自分と彼女では性別も違う、なのに自分自身なのだと実感できる。

いったいどうして…

ふと、いつか遠坂凛に言われたことを思い出す

『どこかに魂の欠片でも落としてきたんじゃない?』

本当にその通りだったというのだろうか

 

「それで?ようやく出てきたわけだけど、どうするのかしら?まぁ、()()()()()()()()大人しく棄権する気はないんでしょうけど」

 

こんな状況でもメルトリリスはいつも通りの余裕を崩さない

そして彼女も自分と違い特に気にする様子は無い

口ぶりからして既に知っていたのだろう

 

「まぁね、やるからには最後まで全力でやるよ。

今回も勝つのは私たちだ」

 

「そう?やる気なのはいいけど、私に勝てると思ってるのかしら…()()()?」

 

「っ…そうやっていつも……やっぱり変わってない」

 

メルトリリスの挑発にサーヴァントの表情が引き攣る

険悪な雰囲気の二人と違い、彼女は相変わらず笑顔のままメルトリリスの視線を遮るように前に出る

 

「悪いけど、負ける気はないよ。

でも、今日のところはこの辺にしておこうか。そろそろお腹も空いてきたしね。行こ、リップ」

 

「あ…は、はい!」

 

そういって二人は立ち去っていく

 

これは…

どうするべきなのだろう

彼女は既に答えを出している様子だった

自分自身と戦う、か

いまいち実感のわかない状況

 

「ホント、あなたって面倒ばかり引き寄せるわね。退屈しなくていいわ」

 

…確かにメルトリリスの言う通り、聖杯戦争以外の問題に悩まされてばかりいる気がする

 

「とりあえず、俺たちも行こうか」

 

 

メルトリリスと共にアリーナから帰還する

凛にも報告しておいたほうがいいだろう

保健室に行ってみるとしよう

 

 

★★★★

 

 

「………はぁ」

 

話を聞き終えると、凛は大きなため息をついた。

まぁ、気持ちは分かる

 

「凛の言った通りだったみたいだ」

 

「冗談で言ったつもりだったんだけど、アレ。魂が別れて自分同士で殺し合いってどういう状況よ、ホント」

 

本当に自分でもよく分からないし、困ったものだ

そもそも彼女が自分の魂の一部なのだとしたら、倒して大丈夫なのだろうか

 

「そこは問題と思うけど、魂を閉じ込めてる肉体がなくなれば勝手に大元に戻るでしょうし。話を聞く限り、むこうじゃなくて貴方が大元みたいだし」

 

そういえば、そんなようなことを言っていた気がする

 

「どっちかって言えば今あなたが問題なく行動してることの方が驚きよ。魂が分裂してよく普通にしてられるわ、というか普通は肉体との接続が急に途切れた時点で意義消失するっての、よっぽど図太いのね」

 

…褒められているのだろうか

いや、そういうことにしておこう

 

「ところで、そしたら記憶が戻る可能性もあるのか?」

 

「まぁ、なくはないわね。って言っても望み薄だけど、結局あっちも肉体との接続は切れてるんだろうし」

 

そうか、

それでも欠けていた部分が戻れば記憶が戻らなくても、なにか分かることもあるかもしれない

 

「それよりあっちのサーヴァントのこと、あなたのサーヴァントは知ってるんでしょ?どういう英霊なの?」

 

そういえば、リップと呼ばれたサーヴァントとメルトリリスは知り合いだと言っていた。

それに、メルトリリスはやけに強気だった…いや、いつもそうではあるけど

 

「どうって言われてもね。真名はパッションリップ、特徴は…見ての通りよ、無駄にデカくてトロいわ」

 

面倒くさそうにメルトリリスが話し始める

 

「能力は…手に収まると認識したものを問答無用で不可逆圧縮する、トラッシュ&クラッシュ…白野が言ってたアリーナの通路が消えたのはソレでしょうね。雑だから、あの娘」

 

収まると認識した、要するに実際に収まるかどうかは関係なくあのサーヴァントが収まると認識した時点で発動できてしまうのか

 

「え、とんでもない能力じゃないか?勝てるのかコレ」

 

距離を取られた時点で負けのようなものってことじゃないか

いくらなんでも反則的すぎる

 

「平気よ、私には効かないもの、体質的に。

完全な流体である私をいくら圧縮しても固定はできないわ。

だから気にしなくていいわ、宝具もソレの効果を抜けばただの馬鹿力だし」

 

そうなのか…

ならいいのだけど

 

「そうか」

 

「えぇ、そうよ。安心なさい?」

 

そうして、メルトリリスから相手のサーヴァント、パッションリップについてだいたいの能力を説明された

 

「…こんなものね。大した問題はないわ」

 

「まぁ、聞いた限りじゃアドバンテージはこっちにあるみたいね。情報戦での有利不利がない以上、お互いの相性が重要になるだろうし…でも、気は抜かないことね。何もかも知った気でいると足元すくわれるわよ?なにせ相手があなたなんだし」

 

自分自身…

凛の言う通り油断は出来ない

実際、今まで自分が勝てたのは相手に隙があったからであって

有利だからといって油断すれば、次に負けるのは自分になるのだ

気をつけなければ

 

 




■岸波白野
もうひとつの可能性、不完全な器。
彼が生まれた際に連鎖的に目覚めた少女、行き止まりの道を突き進んだ欠片。
彼女が勝利する結末は…

ex/recordの追加ルートはなんだと思います?

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