今日から俺は!!に憧れる男がその舞台に転生する!   作:ゆーざー315

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読んでくれている方達、登録してくれている方達、
更新が遅れてしまい本当に申し訳ありませんでした。

再開していくのでよろしくお願いします。


16話「修学旅行の奴ら!①」

 

 

プルルルルルル

ご案内しますこの電車は京都行きになっております。

 

「…。(三ちゃん、もしかして旅行来ないのかな。)」ハァ。

 

「もー遅いなー恭介と三橋。何やってんだろー。何か知らない?伊藤クン。」

 

「いいや何も?サキちゃんこそ恭介と朝一緒だったんじゃないのか?」

 

「朝出る時に三橋との用事があるって言って出ていってから知らないー。」

 

「…。」ハァ。

 

「大丈夫だよリコちゃんー。」

 

「でも三ちゃん結局髪染め直さなかったし…。」

 

「リコちゃんいるのに来ないわけないじゃんかー。」

 

「そうよ理子、それにせっかくの旅行で落ち込んでてもしょうがないわよ。」

 

「…メグミ、サキちゃん。そうね、励ましてくれてありがとう。」

 

「元気出してー。(リコちゃん悲しませやがってー!三橋めー!)」

 

 

一方その頃2人は…。

 

 

「あのヤローギリギリでトイレ行きやがって!」シュタタ!

 

三橋は発車時刻ギリギリで電車に乗ろうとしていた。

 

「おーい!ま、待ってくれぇ!俺も乗るぞー!」ドタバタ!

 

「げっ!佐々木のヤローもう来てやがる!」

 

そしてその光景を見た女子生徒が悲鳴を上げる。

 

「キャー!変質者がいますよー!誰かー!きゃっ…!股間の所も濡れてるー!」

 

「キ、キミ!違うんだ!これは漏らしたんじゃない!」

 

「いやー!来ないでー!駅員さーん!」

 

「これは水だ!見ろホラ!」

 

「オイ!何だあいつは!取り押さえろ!」

 

「は、離せ!俺は教師だ!修学旅行の引率をしないと行けないんだー!」

 

「よし上手くいった!急がなきゃ!」タタタ!

 

プルルルルルル…!

まもなく発車します駆け込み乗車はおやめください…。

 

「セーフ!あいつは…!」バッ!

 

「ハァ!ハァ!ごめん三橋ー!俺もう間に合わないー!」

 

プシュー!ガー!

 

「チッ!あのバカ!」ガシッ!グググ!

 

三橋は電車のドアが閉まらないように手で押さえて恭介を待った。

 

「早く乗れ!」

 

「ありがとう!」バッ!ダン!

 

「や、やばかった…!ん?」

 

「待ってくれぇー!俺もそれに乗るんだー!」

 

「変質者め!こっちに来い!」

 

「乗せてくれぇー!」

 

佐々木は発車に間に合わずズボンが半脱ぎのまま駅員に連行されていった。

 

「うわぁ…。」

 

「ケケケ!俺に指図したバツじゃ!」

 

「ふー。あいつギリギリに集合時間に来てトイレ行ったもんだから俺達まで間に合わなくなる所だったな。」

 

「最後までめんどくせー奴だ、あんな格好になってもトイレから出て来やがった。」

 

三橋は佐々木への仕返しに駅でトイレ中の佐々木のズボンを濡らし漏らしたように見せ、トイレから出てこれなくなるという仕返しを仕掛けたのだった。

 

「いきなり女装するかもとか言われた時は付き合いやめよーかと思ったぜ。」

 

佐々木を変質者扱いした女子生徒は恭介で電車に乗ろうとするのを止める役割を買って出たのであった。

 

「佐々木への保険のつもりで持ってきてた女装セットだったけど効果あったな。着てみるとけっこう涼しいし案外このままでいいかも。」

 

「…ついに本性を現したか、ヘンタイヤロー。」

 

「あ、悪い悪い冗談冗談。でもこのまましれっと座ったら案外俺ってバレないんじゃない?」

 

「(こいつ…!俺がセーラー服着てみろと言った時ブチギレて顔面殴りやがったくせに…!)」ピクピク…!

 

恭介は人から女イジリをされると怒るが自分で思う分には問題はないのだった。

 

「はぁ…。お前にはこのオレも振り回される時があるぜ。」

 

「?俺着替えてから行くから先行っててよ。

赤坂さん待ってるよ。」

 

「ああ、…って理子は関係ねぇーよ!」

 

------------

 

〜電車内〜

 

ワイワイガヤガヤ!

 

「…。」「…。」

 

「り、理子さん、姫谷さん。あの2人なら大丈夫だよ。連絡すれば後から来れるし。な!伊藤!」

 

「そ、そうだな!」

 

「理子とサキちゃんあの2人と仲いいしそりゃ来ないとなるとこうなるわよ。」

 

「はぁ…、(…三ちゃんのバカ。)」

 

「よぉ、シケた面してんな。」スッ

 

「三ちゃん!」パァッ!

 

「…。」

 

「寝ぼけ女も辛気臭い顔してんなー。」

 

「…恭介は?」

 

「あのヘンタイなら後ろの方のトイレにいんぞ。」

 

「…!よかったー!2人とも何してたのさー。髪染めたなら普通に来なよー。」

 

「修羅場をくぐってきたのだ。子分が足引っ張ったおかげで遅れたのじゃ。」

 

「もー…心配したのよ。」

 

「心配ならアイツの心配する事だな。」

 

「腹でも壊したんかよ?」

 

「腹じゃなくて頭壊したみてーだな。今頃トイレで治してんじゃねーか?」

 

「は?」

 

「んー?まぁいいやーわたし眠いから寝るねー。着いたら起こしてー。」

 

「おやすみサキちゃん。」

 

「旅行来てまで寝るとは相変わらずの赤ちゃんぶりだぜ。」

 

「それにしても髪染めたの?あんなに嫌がってたのに。」

 

「染めるわけねーだろが、ホレ。」

バサッ…キラキラ!

 

「あらまぁ。」

 

「カツラとは何ともセコいヤローだぜ。」

 

------------

 

そして三橋が合流した10分後に恭介も到着した。

 

「あれ?俺の座れる席ない?」

 

「こっち座りな。開けといたぜ。」

 

「ありがとう伊藤。」

 

「体調は大丈夫か?頭打ったんだろ?」

 

「体調?いや、ただ着替えてただけだよ。」

 

「着替え?」

 

「あっ…。いや、うん。急いでたら寝巻き着てて制服着てなくてさ。(冷静になると言えねぇ…セーラー服着てたなんて。)」

 

恭介は三橋との悪巧みと修学旅行でテンションが高くなっていたゆえの行動に後悔していた。

 

「あれ〜恭介ちゃんはもうあんな格好にはならないのか〜?」

 

「ば、バカヤロー!あれはただ俺なりの策略で…!」

 

「あんなにノリノリだったのにか?」

 

「なになに?なんなの三ちゃん?聞かせて!」

 

「さっきこいつセーラー服着てなー」

 

「やめて!」

 

恭介はイジられつつも京都行きの列車は一行を乗せ楽しく過ぎていくのだった。

 

ワイワイガヤガヤ

 

『見せて新也くん!』

『見せてよー恭介ー』

『子分よ!命令じゃ、着替えてこい!』

 

「晒し者になるとは…、なんで三橋の前で女装なんかしたんだろ。どうかしてたぜ。」ハァ…。

 

 

結局女装した事を三橋に暴露され皆が見たがった為、またトイレで着替えていた恭介だった。

 

 

「うーん…まぁいいか!楽しい修学旅行だし何かの思い出になると思えばな!よーし!行くぜ!」

 

かなり変なポジティブさで女装をして席に戻ろうとする恭介。トイレから出ると通りがかる人によりかかるようにぶつかってしまった。

 

ドンッ!ドサッ!

 

「あ。(やべ)ぐむ!」ギュッ!

 

「あ?」

 

「「…。」」ギュー

 

そして恭介がぶつかった人物は同じく修学旅行の為電車に乗っていた今井だった。

 

「お、女のコが突然おれの胸に…!」

 

「ん?ハッ!(げっ!今井!ついでに後ろに谷川!ここは女のふりだ!駅員も騙せたしイケる!)

ご、ごめんなさい!前見てなくて…。(裏声)」

 

「お、おう。つ、次からは気ぃつけろよ。」

 

「は、はい!本当にゴメンナサイ!(よしバレてない!)」サササー!

 

「はぇーあんなに背が高い女のコもいるもんなんですねぇ。って今井さん?」

 

「いい匂いだった…。」ボー…

 

女に免疫のない今井は寄りかかられて悶々としてしまった!(相手は女装した恭介)

 

そして席に戻った恭介はクラスメイトに一斉に注目を浴びる。

 

「おらぁ!これが俺の女装だぁ!」

 

 

「プププ…!さっきはちゃんと見れなかったけどイイ線言ってんぜオメー…!金髪なのが気に入らねぇが。」

 

「あらホント、可愛いわ新也君。」

 

「スケ番みたいね。」

 

「新也…、まともなヤツだと思ってたのにお前も三橋と同じか。」

 

「おいサキちゃん寝てねーで起きろよ。面白れぇもんが見れるぜ。」

 

「んあー…起こさないでー…。んー?おおー!」

 

 

三橋達の前に姿を見せた恭介は金髪のロングストレートのカツラを被り紺のセーラー服を着ていた。

 

ザワザワ…

 

「あれが女装した新也か?」

「全く男に見えねぇぞ。」

「ヤンキー女装っ子イイ…。」

 

「?(なにか気持ち悪い視線が!)」ゾゾゾ…!

 

 

------------

 

 

ワイワイ!ガヤガヤ!

 

「ちょっくらトイレ。」

 

「あ、俺も。」

 

テンション高めで盛り上がる中、三橋と伊藤の2人はトイレに用を足しに向かった。

 

一方、恭介(女装)とすれ違いになった今井、谷川のコンビは三橋達がいる車両に向かっていた。

 

「どこ行くんですか今井さん?そっちは関係ない学校の席ですよ?」

「さっきの女子にお詫びをせねばならんのだ!」

 

「(理子さんにフラレてから女のコに飢えてるな…。こうなったら止められない。)」

 

 

 

ドン!

「ってーな!」

 

「あぁん?何だテメーは。」

 

「(げっ!今井!)い、いや別に…!」

 

「ん?何かこいつ三橋に似てませんか?」

「そう言われると似てるな。そうだ!アイツの代わりにお前をイジメてやる!おらおら」グリグリ

 

「俺を誰だと思って…!」

 

「おいどうしたよ三橋。何かあったのか?」

 

後から着いてきた伊藤が名前を呼んだと同時に今井と谷川は絡んだ相手に驚く。

 

「「三橋!?こいつが!?」」

 

「よくやってくれたな今井…!やるんなら地獄を見せてやるぜ…!」パサッ、キラキラ…!

 

カツラを外し金髪となった三橋だがそこに今の三橋の弱点とも言える教師の監視の目が光った。

 

「おいどうした三橋。まさかまた揉め事か?」

 

サッ!「い、いえ!先生!まさか僕がそんなコトするわけないじゃないですかー!」

 

「佐々木先生は今は居ないが俺の目が黒いうちは問題を起こすようなら速攻で家に帰すからな!分かったか!」

 

「はーい!分かりましたー!」

 

「ということでサヨナラ今井クン。」クルッ、スタスタ!

 

ガシッ!

「あれー?三橋クン。どうしたのかなー?かかってこないのかなー?」ニヤニヤ

 

「今井さん!今がチャンスですよ!日頃受けた恨みを晴らしましょう!」

 

「ぐぬぬ…。」

 

「おらおら!」グリグリ

 

「このヤローが!調子にのんじゃねーぞ!」

 

「あっ!せんせーい!三橋クンがー!」

 

「ぐぬぬ…!」

 

「オイ、いい加減にしとけ!いくらなんでも卑怯だろーが!」

 

「うるせぇオタク野郎が!その頭で何言っても怖かねぇんだよ!黙っとけ!」

 

「えっ…!はい…。(た…谷川に怒鳴られた…!?)」

 

「…オイ今井、谷川。次の停車駅で降りろ、そこでならやってやる。」

 

「オオ上等じゃねーか。2人まとめてぶっ潰してやるよ!」

 

------------

 

「新也くんずっとそのカッコするの?金髪のカツラだとまずいんじゃない?」

 

「あ、忘れてた。丁度停車してるし着替えてくるよ!」

 

 

「おい新也!その格好であんまりうろつくなよ、恥ずかしいんだよ!」

 

「大丈夫だって良くん、さっきセンセも俺だって分かってなかったんだからさ!」

 

「もう…落ち着かない人達ね。」

 

「zzz…。」

 

------------

 

そして恭介がトイレに着替えに行こうとしていると、停車した駅で今井と谷川と何やら揉めている2人を見つけた。

 

「!!」「!!」

 

 

「おーい!もう出発するぞー…!ん?(これは…!今井と谷川が三橋達の罠にかかって逆方向の電車に乗っちまう場面か?)」

 

 

恭介が列車のドア側で見守る中、4人が逆方向の電車に乗らせようと駆け引きをしていた。

 

「」ジリジリ…

「」ジリジリ…

 

 

「あー…今井谷川さらば。(でも今井と谷川の事を思ったらなんか可哀想になってきたな。逆方向の電車に乗って苦労してるのも漫画だから笑えたけど。そうだ!せっかくの旅行だしあの2人と行動してみるか!)」

 

「「「「今だ!」」」」ダダダ!

 

プシューバタン!

 

「うわーはっは!引っかかったな三橋!伊藤!お前達は次の電車でも待っとけ!」

 

「そうだそうだ!」べー

 

「また後でな二人共ー!」

 

列車に先に乗り込み出し抜いたと勝ち誇る今井と谷川だが、

その思惑は外れ列車は京都とは逆方向に進んでいった。

 

 

「お、おい…三橋。俺の見間違えじゃなけりゃあ恭介が居たような…!」

 

「アイツはオトコ、アレハ、オンナダッタ。

…ミマチガイ、オーケー?」

 

「そ、そうだよな!アイツはオトコだもんな!」

 

プルルルル!まもなく京都行き発車します。

 

「と、とりあえず乗り込むぞ三橋!電車が行っちまう!」

 

「オウ、イコウゼ。」

 

「いや乗り込めよ!ったく!ボッーとしてんじゃねぇ!」グイ!

 

------------

 

 

そして逆方向の列車に乗り込んでしまった今井&谷川ペアは車内のアナウンスですぐにその事実に気づき絶望していた。

 

「「か、帰してくれぇー!!降ろしてくれぇー!!」」

 

 

「こうなったら飛び降りてやる!」

 

「し、死んじゃいますって今井さん!何キロ出てると思ってんですか!」

 

「離せぇ!今すぐにでも戻ってあの2人を殺さねばならんだぁ!!」

 

「キミ!危ないから大人しくしなさい!」

 

「離してくれえー!俺達は悪魔の罠にかかったんだぁー!」

 

走行中の扉を開けようとする今井だが、

駅員に制止される。その様子の一部始終を見ていた恭介が笑い転げる。

 

「く、クククッ…!ギャーハハハ!これ!これが生で見たかったんだよ!ギャハハハ!」

 

「な、何だあの女…、あの2人見て笑い転げてるぞ…。」

 

 

〜京都行きの電車の中〜

 

「…。」「…。」

 

「トイレから帰ってきてから様子がおかしいですね伊藤と三橋。」

 

「うーん…、お腹の調子でも悪いのかしら?」

 

「にしてもこの子は寝てばっかりねー。」

 

「むにゃ…、」

 

 

 

道中アクシデントが起こりつつも、学生達を乗せた列車は修学旅行先の京都へと到着したのだった。

 

            次話に続く!

 

 

おまけ

 

「なぁ恭介、その青藍のセーラー服どこで手に入れたんだよ。」

 

「これ?知り合いからもらった。」

 

「お前位のタッパある女なんていんのか?」

 

「特注で作ってもらったんだ。」

 

「ほぉー、そりゃー物好きな女もいたもんだな。」

 

「い、いやあ〜そうなんだよなー。」

 

そう言いながら恭介は頭の中で過去を少し振り返った。

 

⚠第13話「タイプな女!!」参照⚠

 

ガラの悪い男から美竹咲希を助けた恭介は後日また再会した折に話していると、

 

『あの時助けてくれたお礼に何かさせてくれない?』

 

『いいよお礼なんて。(下心あったし。)』

 

『つれないこと言わないでよ、あれから青藍の周り見張ってくれたりしてくれてるんでしょ?』

 

「んー…、じゃあ…」

 

「(そのお礼にサキの青藍セーラー服着てる姿みたいと思って頼んだらオレ用だったなんて言えるかっての…!)」

 

「…あの女絡みだろ。」ボソッ

 

「ギクッ!み、三橋!あん時奢っただろ?な?」ボソボソ

 

「きひひ…、京都についたらよろしくぅ。」

 

「…はい。」

 

 

「三ちゃん何話してるの?」

 

「なんでもねぇよ〜。」

 

「ナンデモナイデス。(三橋から逃げたい、この悪魔から。)」

 

 

 

 

 

 





次の話は人気キャラ登場です。
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