今日から俺は!!に憧れる男がその舞台に転生する! 作:ゆーざー315
恭介宅
朝
ジリリリリリ!
「うーん…うるさい…!ムニャムニャ…」ガンッ!
「おい!目覚まし時計を蹴るなよ!学校行く時間だぞ、いい加減に起きろ!」
「あと5分ね…。」スヤスヤ…
「はぁ…何が私達朝弱いからだ…!お前だけだよそれは!俺はそもそも朝は…」
「うるさい…!」ビュン!
「うっ…☆」キーン!バタッ!
サキの蹴りの一撃が恭介の股間に直撃した。
「う…うーん…。」
「…zzz。」スヤスヤ…
「ハッ!今何時だ!は…8時15分…だと…。おい!起きろサキ!マジで起きろ!転校初日に遅刻だ!」
「…うーん。…えっ、あーまじかー…。ふわぁ〜」
「ばかやろう!のんびりしてんなよ!俺はもう先に行くからな!二度寝せずに学校来いよ!」
「はーい…さぁ用意しよー。」
「はぁ…それじゃ先に行くからな!」バタン!
「くそ!あのばかサキ!人を巻き込みやがって!そういや軟高はどっちに行けば…」
「」ダッ!
「あ、あああ…!あれは…!まさか…おい!待ってくれ!」ダダダ!
◇
「ハァ…!ハァ…!」ダタダ!
ツンツン頭のもう一人の今日からツッパリ男は転校初日で遅刻しそうになっていた。
「ちくしょー!昨日緊張して寝れなかったせいで寝坊しちまった!にしてもこの髪型頭が重いぜ!」ばっさばっさ!
おーい!待ってくれー!
「ん?何だ!」クルッ!
「!!!」
「何か用か!俺は遅刻しそうなんだ!お前もそうじゃねえのか!」
「あ…ああ!」
「じゃあ急ぐぞ!」ダタダ!
「(生の伊藤だ…!)」
軟葉高校
キーンコーンカーンコーン…!
「ぎり間に合いそうだな!」
「ああ!」
教室
「もう三人今日から来るのがいるんだが…」
タタタ!ガラッ!
「すみません!少し遅れました!」
「同じく少し遅れました。」
「あっ伊藤クンと新也君かな?」
「そースけど…」「はい。」
「…?」
「「あーーっテメーは!?」」
三橋伊藤の二人は床屋以来の再会で伊藤のツンツン頭を見た三橋はその前の下ろした髪型を思い出し笑った。
「プッ…。ハッハッハッハッ!」
「(1話だなこのやりとりは)」
「何がおかしーんだ、このヤロー!!」ガスッ!
怒った伊藤が三橋の顔を殴りつけ三橋の鼻から鼻血が出る。
「」ツー
「ヤロー!てめー!」そして三橋がやり返し完全に二人は喧嘩になる。
「やめろ!転入生だろお前達は!」
「ぐるる〜」「ヤロ〜」
「(すげぇ!生の三橋伊藤の喧嘩だぜ!目が離せるもんかよ!)」
「おい!お前もこの二人を止めてくれ!」
「いやいや先生仲が良いのは良いことじゃないですか!」
「「仲良くねぇわ!」」
「仲良いいじゃん!」
三橋伊藤の喧嘩を後ろの席の方で見ている不良の生徒達が文句を言う。
「何だアイツらよぉ〜」「ざけやがって!」「金パツだってよ」「あいつは本当に男なのかよ」
「(変なのが三人も入ってきたなーあと一人も変なのかなぁ、モォ…)」
教師は憂鬱になりながら教室を出ていった。
「(この世界に来てヨカッター!この二人の言い合いが見れるなんてなー!)」
今日から俺は!!オタクの恭介は席につきながら幸せに浸っていた。
すると三橋がクラスの不良生徒に声をかけられているのを目撃する。
「(あーあれは屋上でのケンカか。ん?伊藤も呼ばれてる?確か三橋一人だけだったんだが…。こっそりついていこうっと。)」
屋上
「てめえら転入生の癖して目立ってんじゃねぇーぞ!」「生意気に髪なんか染めやがってよー!」「なんだそのふざけた髪はよー!」
「(うっ…5人か…このウニ頭に全部なすりつけて逃げようかなー)」
「人数集めて勝てると思うなよタコ!俺はお前らみてぇーな群れてケンカする奴らが大嫌いなんだ!金髪の方やると弱いものいじめになるから俺だけに来な!」
「(おお!伊藤カッコいい!)」
「!」
そう言い放った伊藤に後ろから三橋が殴りつける。
「!!!」バコッ!
「わうっ!」
「誰が弱いものいじめだって!?」
そうしてまた二人のケンカが始まる
「な…何だよ…こいつら頭おかしいんじゃねえのか?」「こ、今回はやめとこうぜ…!」
そのケンカを見て三橋と伊藤をシメようとした不良もドン引きしその場は諦めて出ていく。
ガチャ!
「あ?なんだてめえは?」
「(やべっ!見つかった!)こ…こんちわ」
「ああ、もう一人の転校生か、てめえも大人しくしとかねぇとシメちまうぞ!」
「ああ、分かってるよ。」
「チッ何か気に食わねぇ野郎だ!」スタスタスタ…
「あれが後の佐川かよ…分かってたけどガラ悪すぎだろ。ってかあの二人ケンカしすぎだろ!おい!もうやめろよ!」ガチャ!
「ああ!?てめぇはすっこんでろ女顔!!」
「邪魔すんじゃねえ!」
「いいから!もうあいつらいなくなったからやめとけ!なっ?」
「フン…!」スタスタ…
仲裁にはいられて怒りが失せた伊藤は一人屋上から立ち去る。
「ちっ…!あのウニは陰気なやつだぜ!なぁ、オメーあいつと知り合いなのか?」
「今日朝一緒に遅刻しそうになっただけだよ。それからはまだ喋ってない。」
「そうかよ。ハァ〜それにしても今日は金髪にしたのを少しだけ後悔したぜ。あんな悪〜そうな奴らから朝イチ屋上呼び出しくらったからヨ。」
「でも結局追い返したからスゲーよなお前ら。」
「あ、そう?でもスゲーのは俺だけだ!俺の迫力で奴らを追い返したのだ!」ガッハッハ!
「だけどこの後あいつらまた仕掛けてくるぞ?どうすんだ?」
「ま…まぁ、そんときゃそんときでどうにかなんだろ!」ワハハ!
「…(まだ強がってんなこの時の三橋は…)」
「あ?何だよその眼は、オメー何か俺の実力を疑ってんな?」
「いやそうじゃないけどちょっと危ないかなって思ったんだ。」
カチン「…なぁ、そもそもオメーは強えのか?そこが気になってんだよ。何か男の癖にナヨナヨした女顔だしよー。」
「っ…!(さ…さすが三橋…!人の神経を普通に逆撫でしてきやがるぜ…!)そ、そんなにナヨナヨした女顔かな?」ピクピク…!
「おー最初見た時女じゃねえかと思ったぜ。喋ってみると声も少し男っぽくねぇよなー。」
「声は、昔から高い、ままなんだよ…!(我慢…我慢だ…三橋のこの感じは悪意はないはずだ…!)」プルプル…!
「お前明日からセーラー服着て学校来ればいいんじゃね?似合うぜ!」ガハハハハ!
プチッ!「」ドゴォ!
知らずの内に恭介の地雷を踏みまくった三橋は顔を突然殴られた。
「グッ…テメー!!何しやがんだ!!急に殴るなんて卑怯だろーが!?」
「てめーがいってんじゃねえよ!女顔女顔うるせーンだよ!何がセーラー服着てこいだ!ばかやろう!」
「バーカ!女顔は女顔だろうが!」べぇー!
「あぁぁぁ!ムカつくわー!!許さねぇ!」シュッ!
「2回も当たらねぇよバカ!顔殴られた分返すぜオラァ!」バキッ!
「グッ!じゃあまた返す!」バキッ!
「いらねーんだよ!」バキッ!
三橋と恭介のケンカが始まり過激化していく時に先程はケンカを止めてくれた恭介に態度が悪かったと思ったのか屋上に伊藤が戻ってくる。
ガチャ!
「おい、お前らまだここにいたのか。っておい!今度は何でお前らがケンカしてんだよ!?」
「はぁ…はぁ…!こいつが俺の顔を女顔女顔ってしつこいから殴ったんだよ!」
「ハァ…!ハァ…!たかが女顔って言っただけで殴ってくんじゃねぇーよ!」
「もうやめとけ!ただでさえ俺達は敵が多いんだからよ!」
「はぁ…!はぁ…!(あれ?伊藤ってこんなに最初から丸かったっけ?もうちょい尖ってたような…。)グッ!?」ドガッ!
「何ぼけっとしてんだよ!女顔!」バキッ!
「クッ!(やべえ…!俺もキレてたとはいえ、三橋をガチギレさせちまった!)」
「お…おい!オメーもうやめとけ!こいつはもう戦う気がねぇ!」ガシッ!
バッ!「チッ!ウニ!てめぇも後で潰してやるから覚えとけよ!」スタスタスタ…バタン!
「はぁ〜やっちまった〜…。」
「…お前顔に似合わず結構強ええんだな。怒りそうにねぇのにそんなに女顔って言われたのが頭に来たのか?」
「いや、何回も顔の事で煽って来た上にしまいには、セーラー服着て学校来いとか言うからキレた。」
「ッ…!ククク…!」
「ハァ…お前まで笑うなよな…。」
「悪い悪い。なぁ、さっきは悪かったな。あいつとのケンカ止めてくれたのによ。」
「いや別に気にしてないよ。それより三橋とどう次話せばいいんだろう…。」
「あんな性格最悪のやつと関わるのはやめとけよ。無視で良いじゃねえか。俺も無視するぜあいつは。」
「いやいや同じ転校生同士仲良くしたいんだよ。お前も仲良くしていこうぜ。(三橋と伊藤が仲悪くなったら今日俺が俺のせいで終わるしな!)」
「まぁお前の言う事は間違っちゃいねえよ。
…お前の名前聞いてもいいか?」
「新也恭介だ。」
「新也か、俺は伊藤真司だ。とりあえず教室に戻ろうぜ。立てるか?」
「ありがとう、立てるよ。いてて…(伊藤との連戦でこの強さ。流石は三橋だな…!)」
三橋とのケンカで痛む身体を引きずりながら恭介と伊藤は教室に戻った。
------------
教室
教室に戻った二人に寝坊して遅れて登校してきたサキが声をかけてきた。
「よー恭介ー。薄汚れてるけど早速ケンカかー?」
「何か普通に登校してるし…。いつから登校してきたんだお前。」
「授業ふけるやつに言われたくなーいー。」
「おい新也、お前この女の子と知り合いなのか?」
「いとこみたいなもんかな…。こいつも転校生なんだ。仲良くしてやってくれないか?」
「サキでーすよろしくー」
「そうか俺は伊藤だ、よろしく。」
「すごい髪型だねー伊藤クンー。セット大変でしょー?」
「ああ、今日もこの髪型にする為に時間がかかってギリ遅刻しちまって…」
伊藤とサキが会話している中、恭介は三橋を探す、すると不機嫌そうなオーラを出して席に座っていた。
「ん?恭介あの金髪と知り合いー?あいつすごいピリピリしながら教室に入ってきたからみんな驚いてたよー。」
「そうなのか、くそっ俺のせいだ。謝りに…。」
「…新也、今は話しかけるのやめとけ。あいつも何か思う所があるんだろうよ。俺もあいつには借りがあるからこのままでは終わらせる気はねぇよ。」
「そうか、そうだな…。(俺のバカ…!原作展開とか無視して登場人物と仲良くしようと思った矢先にこれかよ!)」
そうしてそれからは特に何も起きず恭介の軟高での転入初日の一日が終わった。
恭介宅
「はぁ〜」
「何だーどうしたー?あの金髪の事がそんなに気になるのかー?会ったばかりの奴なんだろー?」
「せっかく仲良くなれそうだったのに俺が大人げなくキレちまって…。」
「何でキレたんだよー」
「話したくない。」
「ここまで話しといてそれはないんじゃないかー?」
「…顔の事言われて我慢出来なくなったんだよ。」
「あーそれはしょうがないよー。どうせ女顔って言われたんでしょー」
「ああ。」
「じゃあ明日私も一緒にその金髪に話しかけてあげるよー。」
「…何かお前楽しんでないか…?」
「だって私もまだ友達伊藤クンしかいないしー友達増やしたいなー」
「そういう事なら…じゃあ明日は頼むぞ。」
「おっけー。多分大丈夫だよー、あいつ皆で話してる時こっちを何回もチラチラ見てたしー」
「そ…そうなのか!?」
「だってあいつも転校生なんでしょー?友達いないからねー。」
「そうか!よーし明日は三橋と仲直りだー!」
「なんか楽しそーだー!」
三橋との仲直り?を決意する恭介なのだった…。
時は少し遡り三橋&伊藤は…
「「(なんでこいつと帰り道が一緒なんだよ!)」」
原作通り揉め合いながら帰路についたのだった。
次話に続く!