今日から俺は!!に憧れる男がその舞台に転生する!   作:ゆーざー315

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間が空いてしまってすみません。
後、私的にここ数話のテンポも悪かった気がしてますが、読んでいただけると嬉しいです。次話からは明るい話にしていきます。


第8話「上級生達との決着!」

 

軟葉高校

屋上

 

「…(おー体が痛え…。)」

ほぼ毎日のように上級達から暴力を受けている伊藤は体を引きずりながらもツッパリはやめずに登校し屋上にいた。

 

すると屋上にいる伊藤を見つけた複数の上級生達がすぐに絡む。

「おいおい〜!?昨日あんだけヤキ入れられといてまだ分かってねぇのか?」「実は俺達に殴られるのが好きだったりするのか〜?」

 

「ちっ。朝から面倒くせえ奴らだ!俺は何されようがツッパるのをやめねぇんだよ!」

「そうか…じゃあ明日からもう学校来れないよう念入りにヤキ入れてやるから覚悟しろよ!」

 

「っ…!上等だコラぁ!1人でもとことんやってやらあ!」

上級生達と殴り合いを始めた伊藤。その伊藤の元に昨日上級生への反抗を誓った恭介が現れ割り込む。

 

タタタ!

 

「後ろから飛び蹴りクラッシュ!!」

 

「ぐわっ!?」

「何だ!?て…てめえは新也!」

 

「…恭介!ずいぶん遅い登場じゃねえか!」

 

「遅くなってごめん伊藤!

ここに来るまでに他の上級生とケンカしてて遅れた!

…さぁ来やがれ!タイマンも出来ねぇ雑魚野郎共!」

「なんだと!?たかが2人でいきがってんじゃねえぞ!?」「またボロボロにしてやる!!」

 

「行くぞ恭介!」

「ああ!お前達何でもかんでも人数揃えたら勝てると思ってんじゃねえぞ!!」

 

そうして始まった屋上での恭介と伊藤の反抗のケンカは2人の勝利で終わった。

 

「くっ…、た…たった2人で歯向かってどうにかなる数と思ってんのか!?このあと数集めてまたフクロにしてやるからな!?」

「それにお前の女がどうなるか分かってんだろうな!?」

「…その脅しはもう俺には通じない。」

「ちっ!覚えてろよ!?」ダダッ!

2人に叩きのめされ、捨て台詞を吐いて逃げだす上級達だった。

 

「ふうー…。あいつら朝から来やがって、疲れたぜまったく、こっちはボロボロだっての。」

「間に合ってよかったよ、ギリセーフって所だったな。」

「なあサキちゃん大丈夫なのか?ああ言ってたけどよ。」

「その前にあいつらを潰そうと思ってる…!それにサキは多分強いから大丈夫だと思う。」

「けどよ…」

「その時はその時だと俺はもう腹くくる事にしたんだ。だから伊藤は気にせず俺と一緒に戦ってくれないか?」

「…お前が決めた事なら俺が言う事じゃねえよな、分かったよ恭介。」

 

 ◇

 

1年教室

 

「…俺が悪かった!ごめんなさい!」

教室に戻り、席に着いていた三橋に謝る恭介。

 

「え?何?何の事かな?こんなナヨナヨした男に新也くんが謝る事あるのかい?いきなり謝られても何か恥ずかしいし困るよー!」

 

「(本気で言ってんのかな?いや、ふざけているように見えて内心で結構怒ってんなこれは)

…とにかく一度謝っておくべきだと思ったから謝らせてもらったんだ。」

 

「ふーん…。ま、分かったよ。」

謝罪された三橋はそれ以上何も言わずに恭介とは話さなかった。

 

「…用件はそれだけだ、じゃあ。」スタスタスタ

恭介もそれ以上喋りかけずに教室から出ていった。

 

「…。」

「ねえー恭介の事まだ怒ってるー?」

「…いや、別にもう気にしちゃいねぇよ。」

 

「じゃあ何で普段通り喋んないのー?

やっぱ何か気まずいんでしょー?

恭介はもう謝ったんだよー?普通に喋ってあげてよー。

そういえば私にも昨日謝ってくれたよー?」

 

「…ああもう!うるせぇー!!一回一回語尾を伸ばして話しやがって!

急に謝られて驚いてただけだ!昨日まで腐ってたあいつが急に謝ってくるもんだからよ!」

 

「私は安心している時はこういう話し方になっちゃうんだよー。」

「ケッ!呑気なもんだぜ、あいつが動き出したらお前も狙われだすんだぜ?ま、その点俺は大丈夫だけどな!」

 

「その時は三橋の事もバラすよー。」

「てめえ…そんな事しやがったら全身コショウまみれにしてやるからな…!!」

「そんなー…」

「…それより今日の放課後だ、分かってんな。」

「うんー分かったー。じゃあ恭介にも言おうかー?」

「あいつは好きにさせとけ、今さら来られても遅えよ。」

「やっぱ気まずいんだねー?」

「ちげぇよ!!」

 

その教室でのやりとりを見たクラスメイト達は2人の噂をしていた。

 

ヒソヒソ…

「三橋くんと姫谷さん最近いつも一緒で仲良いよねー。」「新也くんとはどうなってるんだろー?」

「新也くん今なんか暗いもんねー。私タイプだったのにー。」

 

「…。(恭介ー…。好き勝手言われてるよー?早くなんとかしろー)」

 

------------

 

放課後になり、三橋とサキは下校する上級生達の後をつけていた。

「…。(こいつら…何でこんな廃倉庫なんかに向かってんだよ。)」

「ねぇ三橋ー、これ誘われてるよ完全にー。私達の事あいつらにバレてたかもねー」

「ハッ、んなわけあるかよ、俺達が狙った奴らは全員病院送りにしてやったんだぜ?」

「それを見ていた奴らがいたのかもー。何人あの倉庫にいるんだろー?」

「…よし!逃げるぞ!サキちゃん!」

急に弱気になる三橋。

 

「無理かもねー。後ろにも回り込まれてるしー」

「な!ん!で!それを早く言わねぇんだよ!」

「だってさっき気づいたんだよー!」

「適当な事いってんじゃねえよ!って何だあの数!?」

「あちゃー…まずいかもー…。」

そして三橋達が逃げようとしていると倉庫に着いた上級達が10数人以上に増え、三橋達の所に来ようとしていた。

 

「まんまと着いて来やがって!逃がさねぇからなー!!」

「お前達がコソコソ俺達を狙っているのは分かってたんだよ!」

 

「何でバレたんだろー?ねえー!あなたたちー!何で分かったのー!?」

「呑気に質問してんじゃねえよ!いいから退散じゃ!」ダダッ!

2人は逃げ出したがすでに上級生全員に囲まれていた。

 

「逃げても無駄だ、諦めるんだな。」

「白鳥さん…女の方はどうします?」

「そうだな…今度は好きにしていいぞ。あいつも舐めた態度とってやがったからな。」

「ヒュー!」「前から気になってんだよ!」「誰も来ねえ場所だし好き放題だな!」

 

「おいサキ、お前は1人で逃げろ。」

「はあー…。男はカッコつけだねー。恭介の時と一緒だよー」

「あいつと一緒にすんじゃねえよ!俺は勝つ!」

「流石に1人は無理だよー。

でも私達2人ならギリいけるんじゃないー?

私も無抵抗であんな奴らに好きにされたくないしー。

…短い間だったけど協力した仲だし一緒に戦おうよー」

 

「…なるべく隙ができたら逃げろ。」

「お互いにね。」

 

そして三橋とサキの圧倒的に不利な戦いが始まった。

 

それをなぜか三橋達の後をつけていた谷川がその状況を見ていた。

 

「三橋とサキちゃんが2人で人のいない所に行くもんだからつけてたら…この状況はやばいんじゃないか!?だ…誰か呼ばないと!」ダダッ!

 

 

 ◇

 

恭介と伊藤の2人は放課後になり、上級生がいつも集まっている部屋に乗り込んで行くが誰1人おらず、校内にも見かけなかった。

 

「おい恭介!あいつら全然見かけねぇぞ!?」

「三橋とサキもいない…!まさか…!」

 

そして学校を出て三橋とサキを探す2人。

その2人の前に谷川が現れ焦った様子で話しかけてきた。

 

「おい新也!伊藤!サキちゃんと三橋が大人数で囲まれてたぞ!」

「何で三橋まで…!あの野郎ツッパリやめてたんじゃねえのか!?」

「三橋はやめたフリしてたんだよ!それより谷川!場所はどこなんだ!?」

「こっちだ!」

谷川の案内で廃倉庫に向かう2人だった。

 

 

 ◇

 

「たった2人でよくやったが…もう諦めるんだな。」

 

「はぁ…はぁ…!痛ッ…!」

「ち…!(くそやろー共が…!)」

 

三橋とサキは2人で奮闘していたが倉庫の中で囲まれていた。

 

「サキちゃんボロボロでもかわいいなあー?今から楽しみだ。」

「おい女の顔殴ったの誰だよ!顔は殴るなって言っただろうが!?」

「そいつがあまりにも抵抗するからだよ!」

 

「はぁ…、恭介がウジウジしてるからこんな事に…。私も情けないなーこんな雑魚達に追い詰められるなんて…。」

「おいサキ、おめーなんか余裕だな?」

「…だって絶望してても仕方ないじゃんか?もう諦めだよー。」

「こんな状況でお前みてーな態度の女はいねーよ。(伊藤と新也が来るまでに何とか時間稼がねーと…それかこの煙幕でこいつだけでも逃がす…!)」

 

「おい、お前等。俺達の寛大な心で許して欲しかったら2人で裸で土下座すれば許してやらん事もないぞ?」

 

「…誰がするかよ!」

「…。」

「そうか、じゃあ三橋テメーは裸で土下座するまでフクロだ。女、お前は俺達が満足するまで相手してもらうぜ。」

 

「…三橋、土下座なんかする事ないよ。こいつらこの後にでもぶっ潰せばいいんだから。」

「…言われなくても土下座なんか死んでもしねー…。それにオメーも好きにはさせねーよ…。」グッ…!

「…お前達やれ。」

ゾロゾロ…

白鳥の合図で2人に襲いかかろうとする集団達。

 

ザッ!

「サキ!!三橋!!無事か!?」

「てめえら!!いい加減にしやがれ!!」

だがその瞬間倉庫に恭介と伊藤が助けに来た。

 

「遅えぞ!バカ2人!(やっと来やがった…!)」

「まだ無事だよ恭介ー!」

 

「お前達…!何でここが分かった!」

「そんなのどうでもいい!それより覚悟しろよくそセンパイ共…!生きて帰れると思うなよ…!」

「たった2人増えただけでこの人数に何ができるって言うんだ?お前達こそ覚悟するんだな!」

 

そうして4人と上級生達とのケンカが始まった。

「うぉぉぉ!」シュン!ビュン!

「俺達にフクロにされた癖に何チョーシ乗ってやがっ…ぎゃっ!」

「何だこいつ…ぐわ!?」

 

「…!(攻撃が速え…!恭介のケンカは前にも見たが、前以上に速くなってやがる!)オラァ!!」ガン!

「ぐはぁ…!」

 

「かっこいいよ恭介ー!伊藤クンー!」ビュン!

「ぐは!?」

「殴りながら応援してんじゃねぇーよ!呑気女!」シュ!

「ぐわ!?」

 

「す…すげえ奴らだ、たった4人であの人数を…!今井さん呼ばなくても勝てそうだな…!」

 

数で圧倒的に有利なはずの上級生達が4人に倒されていき、残るはリーダーの白鳥だけになった。

 

「さてオッサン…どうするよ?裸で土下座でもするか?」

「くそ…舐めんじゃねえぞ!ガキ共がー!」ブン!

白鳥が三橋に土下座を促されるがそれを聞き逆上し殴りかかる。

バキッ!

「ッ…。効かねぇんだよ…!」

「な…何…!?」

「もう2度と俺達に逆らうんじゃねえ!!!」

バキィッ!!!

「ぐはっ!!!」バタン!

「オラァ!立てよ!あぁ!?」ドゴ!ガッ!グシャ!

「や…やめろ三橋!死んじまうぞ!?」

「…あ、がが…。」ピクピク…!

「(流石に怒らすと一番怖いな三橋は。)」

 

「チッ!もう俺は行くぜ!」ザッ!  

「お、おい!待ってくれ三橋!」

白鳥を倒し倉庫を去ろうとする三橋。それを恭介が追いかける。

「俺達も行こうぜサキちゃん、もうこんな所にいる必要ねぇよ」

「うん。」

 

 ◇

 

「待てよ三橋!まだ怒ってるのか!?屋上の事!」

「しつけえーな!気にしてねーって言っただろうが!」

「じゃあ何でそんなツンツンしてんだよ?」

 

「…何がツンツンだ!(俺の完璧な計画が思った通りに行かなかったからなんて言える訳ねえじゃねえか!)」

 

三橋が自分の負い目を気にしていると倉庫の外にいた谷川が現れた。

 

「お前達無事だったか!危ない所だったな!」

 

「…?てめえは今井の付き人のサルじゃねえか。何でこんな所にいるんだよ。」

「誰がサルだ!ピンチの所のお前らを見かけて新也と伊藤を呼んでやったんだよ!」

 

「そうなんだよ!谷川のおかげでここに来れたんだ!ありがとうな!」

「ああ助かったぜ、すまねぇな谷川。」

「そうだったんだー谷川くんありがとうー。」

 

「いやいや、俺は今井さんが勝つまではお前達にやられて欲しくなかっただけだしな!」

 

「ケッ!何か気に入らねぇぜ!」

「まあまあー。私達本当にやばかったから感謝しようよー。」

「感謝ぐらいしろよ三橋。」

「…今井に次会ったらいじめるのは少し軽くしてやるよ。」

「何だよそれ!結局いじめるんじゃないか!?」

 

ワハハハハ!

 

「(原作と違う結末だったけど…なんとか皆無事でよかった…!)」

 

こうして上級生達との争いに勝利した恭介達であった。

 

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