評価とお気に入り登録、感想とここすきをありがとうございます!
全話で書き忘れていたところを書き足しました。
ガノトトス実食シーンのところですので、是非ご覧下さい。
Q︰ロアルドロスの手では物を握れ無いはず。
A︰そもそも『握る』って書いてないし(屁理屈)。取り敢えず説明のためロアルドロスの画像をご覧下さい。あの前脚の推定人差し指と中指であろう2本の指を曲げてはさんで持っています。
★赤ちゃんルドロスの頃から人の時の癖で手を使ってたので、他のロアルドロスより手が発達した──とかで普通にいけそう。
それはそれとして──今更それ言うの!?(ハンターちゃん掴んで投げたりイビルジョーのトドメにランスパクって刺したり荷車振り回して武器として使ってたり密猟者を掴んだり投げたり握りつぶしたシーンを思い出しながら)
ひらりひらりと舞い落ちる落ち葉を眺めながら、私は温かいお湯に浸かり、狩りへの英気を養っていた。
「ん~~~! やっぱ温泉は良いねぇ!」
「んにゃー」
「なーお」
オトモアイルーのシチベエとゴエモンが返事をする。最初は二匹とも硬い感じだったんだけど、今では蕩けた様子を見せてくれるくらいに仲良くなったんだ。嬉しいね!
「ふー……さて、そろそろ行こうか」
「「了解──ンニャッ!」」
「あ、ごめんごめん! またやっちゃったー……」
「豊穣ですニャ」
「恵みだニャ」
移動しようと立ち上がったら、胸に溜まってたお湯が二匹にかかっちゃった。何時ものことなんだけど、何故か二匹ともこれだけは避けないんだよね。モンスターの攻撃は避けまくるのに。
「ドリンク屋さん、何時もの」
「あいよ! ボコボコーラね!」
ドリンク屋のアイルーにユクモポイントを支払い、お気に入りのドリンクを飲む。竹を加工したボトルから栓を抜き、吹きこぼれる前に一気飲み!
「ングングング──プハァー! やっぱこれだね!」
「パチパチですニャ」
「刺激的だニャ」
その刺激的な味に目が冴え力が漲ってくる。いつ飲んでも凄いや。
体を拭き、夜刀【月影】と、一部が特注のナルガSを装備する。オトモ達もナルガネコ装備を着終わっていた。……うん、問題ないね!
「絶景ですニャ」
「至宝だニャ」
「もう、変なこと言ってないで行くよ?」
「「了解ニャ」」
相変わらず変なことを言う二匹を呼び、クエストカウンターへ。今回は迅竜の延髄を狙いにナルガクルガ亜種を狩りに行く。知り合いのハンターから聞いた話なんだけど、なんでもナルガクルガ亜種の方が原種より延髄出やすいんだって!
「こんにちはササユちゃん、孤島のナルガクルガ亜種をよろしく!」
「はい、クエストを受注しました。それにしても……孤島ですか……」
「あれ、どうしたの?」
何時もなら手を振って送り出してくれるんだけど、どうにも様子が変だ。
「今回のターゲットのいるエリアは、最近噂に聞く【大水獣】の縄張りなんです」
「大水獣……それって──」
「いま大水獣の話してました!?」
大水獣について思い出そうとしていたら、横からコノハが乱入して来た。その表情を見るに色々知ってて語りたそうなので、話を振ってみた。
「コノハは大水獣について何か──」
「もちろん! 知ってますよ、大水獣とは──」
そうして語り出したコノハと、それに時おり訂正を挿むササユによって語られる情報は、殆どが眉唾な話ばかりだった。
普通のロアルドロスの2倍を越えるとか滅茶苦茶強いとかは信じられるんだけど、人と会話したとか武器を使えるとか……それほんとにモンスター? 新種の古龍とかじゃない?
……それにしても──
「へぇ~……大水獣……強いんだ」
「はい! ……ただ、ギルド側は今の所は静観に努めているとかで……狩猟が禁止されてるので気を付けて下さいね?」
「……フゥー……解った、気を付けるね」
強いと聞いて、ハンターとしての本能が疼くが我慢する。……でも気になるな~特殊なロアルドロスッ! ……襲われたから仕方なくとか……いやいやいや、流石にバレるか!
少し残念に思いつつ、集会所を出た私は村長にしばらく村を離れることを報告する。
「はい、わかりました。……それにしても孤島……あそこには不思議な子がいますので、気を付けて下さいね?」
村長まで気を付けろと言うモンスター……いったいどんなロアルドロスなんだろう。湧き上がる好奇心に急かされるように、私は出発の準備を始めるのだった。
■
太陽の燦々と輝く温かい孤島。そこで俺は、ガノトトスから着想を得た必殺技の特訓をしていた。
……まあ特訓なんて言ってるが、水袋を鍛えるために水を蓄えまくるだけだが。とは言えだ、俺の目標はガノトトスの様な水流ブレス。だがそれも、ただ水袋を鍛えただけでは放てない。
……だから君で練習するね。
「ピャーンッ!?」
貯めに貯めた水を、水袋を圧迫して一気に発射する。ポンプから発射された様な水ブレスが、雌を狙って来たロアルドロスに直撃する。
おお、まじか。ハイドロポンプ出た!
顔面にハイドロポンプモドキを食らったロアルドロスは戦意喪失、大人しく逃げ出した。
……ふむ、このまま水袋や発射方法を調整して行けば、いずれ水流ブレスは使えるようになるだろう。そのためには水袋の拡張と、発射する時に使う筋肉を鍛えなければ。
海側の見回りも終わったし、水を貯める特訓がてら滝でも浴びに行くか。
そんなこんなで昼の孤島のエリア5番。何やら気配を感じて見回りしていたら、視界の端に緑の影が見えた。
んー? 孤島に緑の素早いやつ? ……誘ってみるか。
「ギュワアァ!! ギュイッ!?」
警戒した振りでわざと隙を晒したら、案の定そいつは襲い掛かってきた。後ろからの急襲をジャンプして避ける。
……あれ、お前の出番まだ先じゃなかったっけ?
そいつは見覚えのある姿に苔生した様な色をした、まだ先にいる筈のモンスターだった。
緑迅竜──ナルガクルガ亜種が、孤島の昼に現れたのだ。
ええ~? 水没林から追い出されたのか? まあやる気らしいし、やるしかないか。
頭を低くし尻尾をバシンと叩き付け威嚇する緑迅竜。
そこに咆哮【大】をぶつけ、怯んだところをのしかかる。
首に噛み付き、両腕を押さえ、尻尾を踏み付ける。後はこいつが降参なりすれば──野生の世界で降参は
そんなことを考えていると、何やら足音が聞こえてきた。側を走る二つの小さな足音を聞くに、ハンターちゃんだろう。
ようハンターちゃん、良いところに──誰だお前……デッッッッ!?!?
その女ハンターはナルガクルガの上位装備を着ており、同じくナルガクルガの太刀を背負っていた。そしてその胸は、砂上船に伸し掛かるジエン・モーランの如く豊穣であった。
「あ、この子が村長やコノハ達が言ってた……」
「村長の呼び方が移ってるニャ」
「雄大で威風堂々たる姿……やべぇニャ」
クソデカ豊穣に意識を取られていたが、その女ハンターと二匹のオトモアイルーに、俺は遥か昔──前世の記憶を掘り返す。
えーっと、ナルガSがあってオトモが二匹。それとモンスターを『この子』と呼ぶ村長とコノハ……ああ、MHP3か──え、ユクモのハンター!? なんで孤島に……あー、普通にいるか。クエストあったし。それはそれとしてマズイな……。
「そう言えば話せるんだっけ……試してみよっか」
「気を付けるニャ」
「警戒は解いちゃダメニャ」
驚き慄いていると、ユクモハンターちゃんが話しかけてきた。主人公ってのはみんなこうなのか?
「あーっと……そのナルガクルガ亜種がターゲット──狙ってた獲物何だけど……」
「あんたの獲物なら避けるにゃ」
「横取りはしないニャ」
油断無く何時でも武器を抜けるよう構えながら、オトモ共々そう言ってくる。
……まあ俺も不意打ちにビックリして、その流れで押さえ込んでただけだし。ぶっちゃけこいつを狩る気はないんだよね、毛とか邪魔して食べ辛そうだし。
なので一度頷き、タイミングを合わせてナルガクルガ亜種を解放することにした。
「わ、頷いた……てことは、ほんとに通じてる!?」
「……驚愕ですニャ」
「……解放するつもりですニャ。構え」
オトモの一匹の合図に、ユクモハンターちゃん達が抜刀して構える。ゆっくりと力を抜いているからか、緑迅竜の抵抗が強くなる。
それじゃあ行くぞー、そいや!
「ギィィィッ!?」
緑迅竜から牙を離し、踏み台にして跳び離れる。んじゃ、後は任せた──て、おいおいなんで俺を狙うんだよ!
「ギュワアァァァァ~~!!!」
緑迅竜はユクモハンターちゃんを無視し、何故か俺ばかり攻撃してくる。あれか、マウント取られて殺せるのに見逃したのがプライドを傷つけちゃったとか?
赤光を引きながら動き回り、攻撃を繰り出す緑迅竜。それをヌルヌルコロコロと避けるが、緑迅竜はより激昂するばかり。俺を逃がす気は無いようだ。
……こうなりゃしょーがないか。やあユクモの、共闘しないか?
ユクモハンターちゃんの横に着地して一鳴きすれば、ようやくそれの存在を感知した緑迅竜は威嚇し始めた。ヤル気? 引かないのかよ。
「うわっ……え、なに?」
「互いの用事に巻き込まれたようですニャ」
「変な事になったニャ……」
そうして、俺はユクモのハンターちゃんと不思議な共闘をするハメになったって訳さ。それをモガの森に来たモガのハンターちゃんに絵で描いて説明すれば、ハンターちゃんはしばらく唸った後にこう言った。
「……絵、描けるんだ」
……また俺なにかやっちゃいました? 舌をだしそっぽを向き逃げようとするが、ハンターちゃんに尻尾を掴まれてしまった。
評価とお気に入り登録、感想とここすきをよろしくお願いします!
【修正報告】2024/11/22(金)
主人公のサイズを3倍から2倍越えに修正しました。
3倍だとマム・タロトと同じサイズでしたので。