(うおおおお!!!? 熱ッチイィ~~~~!!!)
地獄のように跳ね上がった海水温。これには流石の大水獣にも耐えられないようで、真っ先に外洋まで逃げ出した。
(大水獣!? ……いや、仕方ない。今のこの場所は火山みたいに熱い。火に弱い大水獣じゃこの環境は辛いはず……!)
モガのハンターは食事で火耐性を上げているおかげで、今の環境でもクーラードリンク無しで火山にいる程度で済んでいる。そしてそれは無事ではない。水中全体が地形ダメージゾーンとなり、体をジリジリと焼くようなダメージが蓄積している。
(ここで逃げても仕方無い……私が行って、グラン・ミラオスの核を破壊すれば何とかなるはず!)
モガのハンターがランスで突撃の構えを取ったその直後だった。沖合から放たれた水流の螺旋が熱の海を穿ち、グラン・ミラオスへの安全な水路を築く。
しかし、それは限りある道だ。灼熱によって煮え滾る海に水をかけた所で、直ぐに周囲の湯と混じり温度はもとに戻ってしまうだろう。
(希望の道が見えた!)
だが、モガのハンターにはそれで十分だった。
未だ流れの残る水の螺旋に乗り、モガのハンターはグラン・ミラオスへ突撃。灼熱核へ攻撃を開始する。
当然グラン・ミラオスはモガのハンターを叩き潰そうと動く。だがその度に、あと一歩の所を沖合から放たれた水流に邪魔され、モガのハンターへの攻撃を当てられないでいた。
(凄い……私に攻撃が来ないどころか、海水温も下げ始めている! 動きやすい!)
水流の螺旋はグラン・ミラオスを妨害する以外にも効果があった。
幾度と無く放たれた水流が厄海を掻き混ぜ、沖の冷たい水と交わり温度の上昇を抑え、更に下げ始めたのだ。
グラン・ミラオスは、何度も僅かな隙を晒した。
モガのハンターを攻撃しようとすれば、その直後に激流が手や顔を押し、方向を反らされる。
ならばと沖に顔を見せる大水獣に向かって火球を放とうすれば、直後に反撃として口腔や左の眼窩を狙って来るのだ。
口腔を撃たれれば、火球と水流がぶつかり蒸発し、膨れた気体で口を抉じ開けられる。そのまま無理やり火球を放ったとして、大水獣へは届きはしなかった。
火球を放つ直前まで口を閉じていれば、左の眼窩が狙われる。そしてそれを嫌がり庇うと、今度はモガのハンターが攻勢を強める始末。
そうして何度も攻防を繰り返し、大水獣が両翼を一段階、そしてモガのハンターが両肩の灼熱核を破壊するとグラン・ミラオスの活性が弱まり、厄海の温度が下がり始めた。
(よし、この温度なら大水獣も来れるはず! ……だけど、私の体力も限界が近い……どうする!?)
(流れてくる海水温が下がり始めた、これなら行ける! だがハンターちゃんがマズい感じだな……よし、やるか!)
双方が思考を回す。そしてモガのハンターは、大水獣が向かった先にあるものを見て考えを察し、グラン・ミラオスの注意を引くことだけに考えを集中させた。
大水獣が向う先には、海底に沈んだ調査船があった。それはバリスタ弾を拾う時に確認したそれは、グラン・ミラオスの火球にやられたのか船尾が損傷していた。
だが撃龍槍は健在。その出番を静かに待っている。
(撃龍槍……構造の殆どは船首にあるのか。これならいけるな。動かなくても槍として使える。やり得だ)
そうして撃龍槍の確認を終えた大水獣は船首上部の縁を掴むと、下半身を螺旋を描く様に回し推力を発生させる。
(うおおおお! 腕力と泳力鍛えてて良かった!!)
流石の大水獣でも、着底した船をそのまま引っ張る事は難しい。だが泳ぐ度に船体が上下に揺れ損傷部分が崩れだし、最後には撃龍槍の部分だけを引き千切ることに成功した。
(よし、後は────突撃ィ~~~~!!!!)
撃龍槍の部分をもぎ取った大水獣がモガのハンターと合流する。
(大水獣──うわっ!?)
(こっち来るっチャ!?)
(エスケープ、ヒアっンバ!)
船首を抱えて突進してくる大水獣に驚いたモガのハンターは、急いで武器をしまって回避行動を取った。
(先ず一発ッ!!)
そして大水獣は、調査船から飛び出た撃龍槍の尖端をグラン・ミラオスの腹部へとぶつける。
衝撃とダメージにグラン・ミラオスは怯む。
衝突し、大水獣が泳ぐのを止めた事で、調査船は再び着底する。だがそれこそが大水獣の狙いだった。
調査船の千切れた箇所を両前脚で掴み、大水獣は撃龍槍の矛先をグラン・ミラオスの胸部灼熱核へと向ける。
しかし、このままでは撃龍槍を起動できない。
──だがここにはモガのハンターが居る。
(オレちゃまもいるっチャ!)
(ワガハイもいるっンバ!)
大水獣の横をすり抜けて、モガのハンター達が撃龍槍のスイッチの前に現れた。
そしてモガのハンターとチャチャ達はピッケルを──チャチャ達は自身の武器を──振りかざすと、撃龍槍のスイッチに向かって思い切り振り下ろした。
(ブチかませ、ハンターちゃん達!)
(当たれ!!)
「チャー!」
「ンバー!」
大きく重いスイッチが押し込まれ、僅かな間を置き撃龍槍が起動する。
隙間に溜まった泡を噴き出しながら、撃龍槍は淀み無くグラン・ミラオスの胸部灼熱核を貫き破壊する。
そして撃龍槍は、その役目を終えると船首ごと壊れてしまった。
(やったか!? いや、このままトドメを刺す!!)
(今がチャンス! このまま畳み掛ける!!)
倒れ込み大きな隙を晒すグラン・ミラオスへ、追撃を加えようとする。
しかし、グラン・ミラオスは最後の力を振り絞って残りの灼熱核を活性化させると、周囲の温度を一気に跳ね上げた。
(な、マズ──避けられない!?)
ランスを構え突進していたモガのハンターは、その急激な温度上昇を避けられない。ランスの先端を膨張した水が押し返してくる。
(いいや、助けるさ!)
灼熱の水がモガのハンターを飲み込もうとしたその瞬間、大水獣が割って入る事で熱湯を一時的に防ぎ、そのままモガのハンター達を抱え、全力で後退する。
「ガアアアアッ……!」
(大水獣、大丈夫!?)
だが熱湯によるダメージは大水獣を襲う。モガのハンター達を庇った時に鬣が爛れ、泳ぐ際に尻尾の表面が溶けていた。
(っ、効くかどうかはわかんないけど、秘薬を──)
自身を庇い重傷を負った大水獣に、モガのハンターは回復させようとポーチから秘薬を取り出そうとした。その時だった。
(っ危ない!!)
(え──)
赤い海すら塗り替える程の紫の光が、背後からモガのハンター達を照らす。
自身を庇う大水獣越しに辛うじて見えたのは、此方へと迫りくる紫色の火球だった。
温かい水の中を力なくユラユラと漂う。背中には柔らかく、どこか安心出来る大きなベッドを感じる。
そんな何処か心地良い空間の中、モガのハンターは僅かに目覚めた頭を動かし、状況を整理する。
(あったかい水……ユクモの温泉みたい。でも私はユクモにいなかったはず……それにこんな柔らかくて安心するベッドなんて知らない……じゃあ、ここはどこ?)
湧いてきた違和感に、更に思考を加速させる。
(波の音が聞こえる……なら、ここは海? でも温かい……いや、熱い……? それに装備を着てる気がするし、武器も持ってる────マズい!!)
徐々に繋がって行く違和感の正体。それは、戦いの最中に気を失うと言う危険なものだった。
完全に目が覚めたモガのハンター。握り締めていた秘薬を噛み砕いて飲み込むと、盾を構えて痛みに備える。
秘薬が溶けて吸収される。すると、痛めた筋肉が繋がれる痛みに襲われ、火傷で爛れた皮膚が剥がれ、無理矢理に再生する痒みに苛まれる。
(回復はした! ──そうだチャチャ、カヤンバ! 大水獣!!)
回復し、思考に余裕が出て来たモガのハンターは、自身のオトモ達と、身を挺して守ってくれた大水獣を探す。
側に漂っていたチャチャとカヤンバは無事だった。
仮面を叩いてやれば直ぐに意識を取り戻し、大事な仮面を雑に扱う事への文句を言うほど元気だった。
(大水獣は──ああ、そんな……!)
後を振り向いたモガのハンターが見たものは、海底で微動だにせず倒れる、大水獣の痛々しい姿だった。
(大水獣──ッ!?)
すぐにでも駆け寄ろうとするモガのハンターだったが、それをグラン・ミラオスは許さなかった。
自身の眼を奪った害敵が生きている。
このまま生かしてはおけぬと、再び眠りに着く前に、自身を巻き込んででも周辺厄海ごと全てを消し飛ばすつもりだ。
四肢を海底に降ろしたグラン・ミラオスは、モガのハンターを睨み付けると、大きく口を開けてエネルギーを溜め始めた。
赤、オレンジ、黄色と徐々に温度が上がり、白を経由して青──そして紫へ。
周辺の水を蒸発させ、グラン・ミラオス自身の牙を融解させる高温の炎。
(──ここまでか……いや、だとしても!!)
モガのハンターは、逃げても間に合わないと悟り海底に足を下ろした。
だがしかし、それは諦めの行動ではなかった!
盾を突き立てると、ランスを支えにして“人”の様な形をとる。そしてその裏で自身の体を全て隠し、来る攻撃に備え踏ん張り始めたのだ。
(大水獣は身を挺して守ってくれた。だから、次は私の番!)
(オレチャマも守るっチャ!)
(ワガハイもガードしてやるっンバ!)
チャチャとカヤンバが、モガのハンターの脚を支える様に掴み踏ん張る。
心強いオトモの言動。モガのハンターは微笑んだ。
グラン・ミラオスのブレスが、一層美しい紫光を放っている。その光が一帯を飲み込むまであと僅かの時が迫っていた。
モガのハンター達が覚悟を決めた。その時だった。
背後で何かが動く気配がすると、それは思い切り地面を叩いたのだ。
舞い上がる砂。その奥に見える、赤い二つの光。
赤く肥大化させた両前脚を海底にめり込ませ、トサカを雄々しく上げたそれはモガのハンター達の隣に立つと、大きく口を開けて大量の水を吸い込み始めた。
(──生き残った……なら、後は勝つだけだ……!)
(っ!? 大水獣……生きてた!!)
(寝坊助のお目覚めっチャ!)
(ナイスタイミングっンバ!)
モガのハンター達を横目に見て微笑む大水獣。
(最後まで諦めないとは……凄いハンターだよまったく。それに、あの様子じゃグラン・ミラオスも限界が近いと見る。なら……やるしかないよなぁ!!)
自身の限界の更にその先を超える水流ブレスを放つため、大水獣はヤマツカミの如く水を吸い込み圧縮。それを死なないギリギリの所まで繰り返す。
(凄い、ナバルデウスみたい!)
(チャ~! 吸い込まれるっチャ~!?)
(コブン、助けるンバ~!?)
(隣は危ないから、下がっててくれ)
(うん、下がれって言いたいんだね。分かった)
大水獣の目配せにより、モガのハンターは武器をしまい。オトモ達を脇に抱えて後ろへ下がる。
その瞬間、グラン・ミラオスと大水獣のブレスが同時に放たれた。
大水獣の圧縮水流ブレスで海が二つに裂け、グラン・ミラオスの放った紫炎球が射線上の海を蒸発させる。
そしてブレス同士がぶつかり合った瞬間、海底が露出する程の衝撃波が発生。厄海の底が姿を表した。
紫色の炎球と、圧縮された極太の水流ブレスが灼熱の蒸気を撒き散らしながら拮抗する。
しかし、グラン・ミラオスが追い打ちとばかりに火炎を放って火球を押し込み始めたことで、拮抗は崩れ、徐々に大水獣が押され始めた。
やはり禁忌級古龍と元一般モンスターでは差が大きすぎるのか。
(このままじゃ大水獣が負ける……そうなったら私達は……タンジアも、モガの村も滅ぶ……! どうする……どうすれば──)
モガのハンターは、その絶望的な光景の中で走馬灯を見た。
その走馬灯は自身の幼少期から始まり、やがて決戦の日の光景へと移っていった。
そして、その中で見たとある記憶に、モガのハンターは勝機を見出した。
それはモガの村からの移動の最中、大水獣が飛び乗ってきたオトモ達を船に帰す為にやって見せた、ブレスでチャチャ達を押し出す様に射出した光景だった。
(でもあれは水の勢いに乗せるもので、今のブレスで真似したら私の身体が消し飛ぶかも……いや、どうせ失敗したら皆死ぬんだ。なら、そんなの関係無い!!)
だが今の覚悟を決めたモガのハンターなら、盾を犠牲にすることで同じ事が──いや、更に凄いことさえ出来るはずだ。
(二人とも待ってて! 行くよ大水獣!!)
(ンチャ!? 何するつもりっチャ?!)
(デスパレートはバッドっンバ!!)
(任せた!!)
モガのハンターは大水獣に“そのまま!”と伝えると、モガのハンターはチャチャ達を置いて圧縮水流ブレスに盾で飛び乗った。
(バランスがっ悪い、でも出来た! 後は……)
圧縮水流ブレスの勢いに乗るモガのハンター。しかしこのままでは紫炎に突っ込み塵と消えてしまうだろう。
「だったら、飛び越えればいい!!」
進行方向、盾の先端を思い切り踏みつける。するとブレスの当たる面積が増え、より勢いが増す。
そうして紫炎球が目前に迫るその瞬間、モガのハンターは盾を踏み込み、ジャンプした。
「越えたぁー!!」
僅かに付着した水が、紫炎球の熱からモガのハンターを守る。
そんな試練を乗り越えたモガのハンターの先には、渾身の一撃を放った反動に加え、無理矢理に火炎を放つ所為で身動きの取れないグラン・ミラオスの姿が。
「食らえぇぇぇぇぇぇ!!!!
モガのハンターは吐き出されている火炎の熱波を盾で防ぎながら、グラン・ミラオスの空っぽな眼窩にランスを突き立てた。
再び目を襲った激痛に悲鳴を上げ、頭を振って暴れるグラン・ミラオス。
荒れ狂う力に抗うこと無く、むしろその力を利用して、モガのハンターは海へ逃げる。
そして、襲い来る衝撃波に備え、盾を海底に突き立て耳を塞いだ。
拮抗が崩れ、圧縮水流ブレスに押された紫炎球がグラン・ミラオスに直撃する。
その瞬間、圧縮されていた炎のエネルギーが暴走し、特大の爆発を巻き起こした。
その威力は、巨大なグラン・ミラオスを陸地まで弾き飛ばす程だった。
地面へ強かに背中を打ち付けたグラン・ミラオスは、今までに受けた事の無い大きなダメージに呻いている。
(無事かハンターちゃん!)
その隙に、大水獣は痛む身体に鞭打って、波に飲まれたモガのハンターを救出する。
腕に抱えて海面に出してやると、モガのハンターは咳き込みながら礼を言った。
「グラン・ミラオスはまだ生きてる。早くトドメを刺さないと……」
(そうだな。だがどうする? 撃龍槍もどっか行っちまったし、陸のやつを引っこ抜こうにもそんな時間は無い……)
グラン・ミラオスが特級の隙を晒しているものの、一人と一匹には決定打となる強力な一撃がなかった。
「ランスが心臓に届きさえすれば……そうだ! 大水獣、私をグラン・ミラオスの真上に打ち上げて欲しい。できる?」
(……ああ、出来るぞ)
モガのハンターの提案に頷いて答える大水獣。
全身に火傷を負い、鬣や尻尾が溶け、無理矢理水を圧縮して吐き出し喉や口腔がズタボロだとしても、それくらいなら──我慢すれば出来る。
大水獣は姿勢を安定させる為に海底に沈み、ゆっくりと水を吸引。発射準備を終えたと視線でモガのハンターに知らせる。
(ありがとう、行ってくる)
(そこで休んでるっチャ)
(ワガハイ達に任せるンバ!)
大水獣は、盾に乗ったモガのハンター達をブレスで海面まで持ち上げると、直後に空中へと射出した。
「チャ~! 怖いっチャー!」
「アイキャンフライっンバ!」
「バランスが、難しい!」
一気に上る高度。想定外の盾の使い方に、安定させるのすら困難な状況の中、モガのハンターはミスすること無くグラン・ミラオスの真上へと登りきる。
「チャチャ、カヤンバ、ランスに掴まって!」
「チャ~!」
「ンバ~!」
「っ、角度が悪い……なら!」
水流から降りるが、慣性により通り過ぎてしまう。そこでモガのハンターは、盾を踏み台にする事で位置を調整する。その際に限界が来たのか、盾が壊れてしまった。
「オヤジさんに怒られちゃうね!」
「その時は一緒に謝ってやるっチャ!」
「ワガハイ達の
「そうだね──じゃあ、行くよ!」
モガのハンター達はグラン・ミラオスの心臓目掛け、ランスを真っ直ぐ向けて降下した。
そして気付いた。“このままでは終わらない”と。
そんな時だった。モガのハンター達を影が覆う。
「何っ? て、大水獣!?」
(ここまでやったんだ、俺も混ぜてくれよ!)
グラン・ミラオスの推定的な心臓の位置や筋肉の抵抗を考え、更にランスの長さ等を見て“それでは届かない”と勘が囁いた。
そんな大水獣はモガのハンター達を射出したあと、自身も水流ブレスで飛び、空中でモガのハンター達と合流したのだった。
「これなら届く! いっけえええええ!!」
「チャアアアアアアア!!」
「ンバアアアアアアア!!」
「オオオオオオオオオ!!」
一人と三匹の一撃は、グラン・ミラオスの不死の心臓を確かに貫いた。
グラン・ミラオスが弱々しい悲鳴を上げる。そして胸元へと腕を伸ばし──力無く地面へと降ろされた。
「……やったの?」
モンスターによる派手なリアクションも無く、ファンファーレの無い静かな終わり。
動かなくなったグラン・ミラオスと、少しずつ青みを取り戻し始めた空が、戦いの終わりを知らせてくれる。
「大水獣……私達──」
(まだだ!)
しかし、グラン・ミラオスの性質を知っている大水獣はランスを引き抜くと、傷口に前脚を捩じ込み心臓をもぎ取った。
「ガアアアアアアアアアア……………────」
怒の眼差しが大水獣を貫き、死者の咆哮が静かに響く。
グラン・ミラオスが沈黙して尚、血を吹きながら鼓動を続ける不死の心臓。
大水獣は、その心臓を噛み砕き、肉片一つ残さず飲み込んだ。
次回のエピローグで最終回です。