続いての対戦カードは飯田対発目……なんだがなぁ
「なんだあれは?」
「さぁ?」
隣にいる柳に聞いてみたがどうやらスタートした時から飯田は恐らく発目の開発したサポートアイテムに身を包んでいるが
「まるでショッピング番組のマネキンだな」
飯田の事だ、発目が対等に戦いたいなど言われそれに乗せられたのだろう
大方説明を終えると彼女はリングから降りる……つまり飯田の勝利なのだが
「君!!嫌いだ!!!」
飯田の魂の叫びが虚しく響いた…哀れ
続く対戦カードは耳郎対芦戸、どちらかと言えば2人共接近よりのバトルスタイルだ
「響香と三奈…どっちが勝つと思う?」
「こればかりはな…芦戸さんに限っては動きにダンスを加えているからしなやかに動くからな」
現に今ステップを加えたパンチに耳郎は押されている
「ただ耳郎さんは相手をよく見る…ほら」
柳と話していると耳郎がパンチの後に隙のできた芦戸の右腕に耳のプラグが刺さっている
「あっ!? やばっ」
「ハートビートショック!」
耳郎の耳から放たれた心音が重く響く、芦戸はコレにふらつきながらも1度後退する
「いくよ 見様見真似!」
両足で力いっぱい飛び、飛び蹴りのモーション…ってあれ
「筑波の…」
「スカイキックのモーション……やれやれパクられたな」
ジャンプの高さはいささか足りないがあれは俺のスカイキックの模倣だ
「ッッ〜 あっ」
怯んでいた芦戸が気づいた時には目の前に迫る耳郎の蹴り
「きゃあああああああ!?」
受け身も取れずそのまま場外に落ちる芦戸、耳郎の勝利が決まった
「芦戸さん場外! 耳郎さんの勝利!」
[決まったー!耳郎の蹴りが芦戸を貫いたー!]
[音により敵を弱体化した後にトドメの蹴り 実に合理的な攻撃の流れだったな]
続いては八百万対鎌切の試合、こちらは最初から勢いよく仕掛ける鎌切
「くっ!」
八百万はタングステン製の丸盾で防ぐ形だ、しかし
「このままでは八百万さんの負けだな」
「ヤオモモこのままだとまずいの?」
フィールドから戻ってきた耳郎が横に座り尋ねてくる
「見ろ 少しづつだが八百万さんが後ろに押し出されている」
「ホントだ…そっか攻撃は防げてても勢いが抑えられてないからどんどん押されてるんだ」
八百万はどちらかと言えば頭脳戦の得意なタイプでゴリ押す事なんてしない
顔を見るに反撃の機会を虎視眈々と狙ってるようだが
「今で「そこまで!」えっ…?」
一瞬斬撃が止んだ隙に武器、恐らく剣を創造しようとしたのだろうがミッドナイト先生のストップがかかる
「八百万さんの場外により鎌切くんの勝利!」
その言葉にハッとした表情で足元を見る八百万
「そっ…そんな」
どうやら押し出されているのに気づけなかったようだ
「思考にハマりすぎたな…注意が散漫になっていた」
「ヤオモモってどっちかと言えばテクニックタイプと言うかカウンター型って言うのかな?」
最初に盾を作ったあたり大方それで正解なのだろう、自分から攻めるのではなく確実なカウンターを狙う今回は彼女の戦い方が裏目に出たみたいだ
「後耳郎さん? いつの間にスカイキック練習したんだい?」
「えっ!? あー初めてあの技見た時かっこいいと思ってさ…こっそり練習してたんだ」
自分のイヤホンジャックを掴みコツコツとぶつけながら顔をそらす耳郎
「別に責めるつもりはないんだ、ただよくあそこまで再現したと思っただけなんだ」
「///」
赤面する耳郎……っと何故か反対横から冷たい視線を感じる気が
「えっと……どうした?柳さん」
「別に…私も練習しようかな」
いっ 一体どうしたというんだ?…ん?
「小大さん?」
「ん*1」
「いやあれはアームカッターが無いとなぁ?」
そう返せばむーっとした顔で睨まれる…どうしろって言うんだ
「えっと…角度とかでいいなら教えるけど」
「ん!*2」
それじゃ大切断じゃなくてライダーチョップなんじゃ…まぁツッコムのはやめておくか
続いての試合、切島対鉄哲の似た者対決だ
〝カンっ!キンッ!〟等人体同士のぶつかり合いではまずならない衝突音がフィールドに鳴り響く
[男同士の殴り合ーい!ステゴロ対決だ!]
[あの2人はどちらも硬さが鉾であり盾でもあるからな]
しかしこれは中々決着がつかないな
「「うおりゃああああああああ!!」」
雄叫びの後お互いの顎に鋭いアッパーが刺さり同時にダウンする
[おっとこれは引き分けか!?]
[ズレもなく同時ダウンだな…ミッドナイト判定は]
「両者が目を覚ました後に簡易的な方法で決着をつけるものとします!」
まさかの同時ノックアウト、そこまでダダかぶりしなくても良かろうに
続いての試合爆豪対麗日の試合だ
爆豪の攻撃に耐え続けた麗日がフィールドの瓦礫にて作った流星群攻撃といった荒業に出た
これで逆転化に思えたが爆豪渾身の大爆発により瓦礫を吹き飛ばしてしまった
「まだ……負けてへ ん」
最後まで立ち上がった麗日だが最後は力を使い切りその場に倒れる
彼女の意地と爆豪の強さが目立つ試合であった…1部トラブルはあったが*3
[さぁ!続いては1回戦勝ち上がったコイツらの試合だ! 超パワー!見せろよ大進撃緑谷 出久! 対するは氷の貴公子!冷たくクールな男轟ー焦凍!!]
さてある意味注目試合だ 緑谷の奴は何処か覚悟というか何か心に決めた顔をしている
対する轟は敵である緑谷に目こそ向けているが……その先に何を見ているのだろうか
始まった試合は壮絶だった、轟が出した氷を最初こそは交わしていたが
「自分の指を引き換えに…!」
指パッチンの容量で超パワーの一撃を衝撃として飛ばし氷を砕く緑谷、だがあれでは長続きしないぞ
そう考えている時…緑谷の叫びがフィールドに響く
「君の力じゃないか!!!」
その言葉に轟は目を見開き下を向く……そして
「炎を……使った」
あれ程戦闘には使わなかった炎を轟が使ったのだ、離れた席で座るエンデヴァーが立ち上がり何か叫んでいる
その後2人の全力はフィールドを揺らし緑谷の敗退という形に終わった
「筑波ファイト!」
「頑張って…勝つとは思うけど」
「ん*4」
「あぁ 行ってくる」
相手は飯田、スピードにどう食らいつくかだな
[さぁ行くぜ第2試合! 今度はどんな姿だ?仮面の貴公子筑波 敬介!!]
「なんかもうめちゃくちゃだな(苦笑)」
[キラリと光る眼鏡は敵を逃さない!スピードハンター飯田天哉!!]
「うむっ!」
紹介それで良いのか?ツッコんでもいいんだぞ飯田
「僕は緑谷くんに挑戦すると宣言した……だが!」
こちらをしっかりと見つめる飯田
「僕は 君にも挑戦する!!」
肌をピリピリと走る緊張、伝わったよ飯田
「あぁ その挑戦しかと受けとめた!」
「筑波くん対飯田くん 初め!」
ミッドナイト先生の声と共に腰に〝トルネード〟が装着される
「スカイ!変身」
トルネードが風圧エネルギーを吸収、ベルトの風車が回転し俺の姿を緑のエネルギーを帯びた風が包む
そして俺の姿を暗緑のスーツに黒の斑点が施された赤マフラー、スカイライダーの登場である
「スカイライダー!」 「ここでスカイライダーを切ってきたか」
耳郎や障子等の入試試験のメンバーがこの姿に反応する
「それは確か体力テストの時の」
「俺の得意な姿の1つさ 行くぞ!」
飯田に向けて走り出せば彼もこちらに向かって走り出す
「といや!」
「ふんっ!」
チョップに対し飯田は蹴りで弾く、やるな
「はっ そりゃ!」
「くっ…うわっ!?」
連続チョップから膝に向けてのチョップで体制が崩れる飯田
「はぁ!」
膝を着いた飯田に追い討ちの蹴りを放ち吹き飛ばす
「ぐはぁ!……はぁ はぁやるな筑波くん」
立ち上がった飯田の足のエンジン機関から空気を震わす程の音が響く
「来るか…」
「トルクオーバー・レシプロ バースト!!」
瞬間 飯田が高速の接近体当たりを俺に放つ
「ぐわあああ!?」
たまらず吹き飛ばされフィールドに倒れる
「まだだ!」
端からカーブし戻ってきた飯田にさらに体当たりされる
「ぐおお!?まるで車の衝突だ…嫌なこと思い出すぜ」
「うおおおおおおお!!」
いかんっ飯田がまた突っ込んでくる、こうみると闘牛だな
「セイリングジャンプ!」
「何!?」
突撃してくる飯田を両腰のリフターを下げ重力低減装置を起動させ空に飛び上がる
[またしても筑波飛んだー!?]
[こちらに限れば完全に空を飛ぶ 1回戦と違いマルチに動き回れる]
[空を飛べるヒーローは貴重だ]
「行くぞ飯田!」
飯田のふくらはぎのエンジンもそろそろ限界なのか異音が響き始める
「スカイ!!」
必殺キックのモーションを取り急降下
「負けるわけにはいかない!」
飯田も己の右足をエンジンの勢いに乗せ振り上げこちらに向かって飛び上がる
お互いの蹴りがぶつかり合い弾かれる
「くっ!?」
「まだだ!」
バランスを崩した飯田を尻目にグルんっと反転し再度キックのモーションを取り
「ダブルキック!」
本編ではアブンガーを葬った必殺の2連続キック スカイダブルキックに繋げる
「2段攻撃だと! くっ!?」
驚く飯田は咄嗟に防御の姿勢をとるがキックが直撃、そのままフィールドに叩きつけられる
「がはっ…」
俺がフィールドに降りると同時に飯田のふくらはぎのエンジンからも黒煙が上がる
「レシプロがきれたか…」
そのままよろめき立つ飯田
「敵わんな…参った!」
「飯田くん降参の為 筑波くんの勝利!」
「飯田!」
よろめく飯田に急いで近寄り肩を持つ
「負けたよ 筑波くん俺の分も勝てよ!」
「あぁ 任せろ」
こちらに笑顔で告げる飯田にこちらも言い返しフィールドを降りる
しかし飯田は僕と言ったり俺と言ったり一人称が変わるがどちらが素なのだろうか?
しかし次の相手は轟か…油断はできんな
ハートビートショック
継続的に流すのではなく1度に集中した音を相手に流す技
耳郎版スカイキック
本家のスカイキック程の飛躍力が無い為威力は落ちるがキックのフォームなどはほぼ完璧にトレースしている
ネオ1号(ゴースト映画客演の姿)使ってもいい?10/24まで
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いいよ
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ダメです!