[さぁ 長かった体育祭もこれでおしまいだー!]
先程まで戦いの場であったフィールドに表彰台が設置されそこに3位の轟 鎌切 2位に爆豪そして1位の台に俺がたっている
「さぁメダルを授与するのはこの人!!」
その声と共に空から雲を突っ切り一人の男が大声で笑い飛んでくる
「HAHAHA私がメダルを持って「オールマイト!」きた……」
被っちゃったよ…オールマイトがジトっとした目でミッドナイトを見る、ミッドナイトはごめんとジェスチャーしている
[打ち合わせくらいしといてください…]
全くもってその通りです
「ゴホンッ!さぁ気を取り直して私がメダルを授与していくぞ!!」
オールマイトが轟の前に立ち言葉をかけていく
「体育祭初めとは顔つきが変わった 何か掴めたかな?」
「緑谷と筑波に色々気付かされました…これからは今までの事を清算していくつもりです」
轟…試合の後彼の家庭事情を聞いたがそれは炎が憎んでもしかたないものだろう…だがもう大丈夫だろう、オールマイトの言う通り顔つきが変わった 憧れを目指す顔にな
轟とのハグを終え今度は鎌切の元に
「鎌切少年おめでとう! ナイスガッツだったぜ!」
「オールマイト…俺はアイツら*1の分まで勝つって誓ったんだ……」
普段の行いから荒々しい性格に思われるが実際かなり友達思いの鎌切、誓いが果たせず悔しがっている
「君はよく戦ったよ 今は君が君自身を労う時さ」
「オールマイト…わかりました」
普段教師としては半人前なのにこう言う人を前向きにさせるのには長けている、ある意味でNO.1としての威厳なのかもしれないな
次に爆豪の元に移動するオールマイト
「爆豪少年君もよく戦った!!あの最終戦は手に汗握る物だったよ!」
「……1位以外に価値はねぇ」
大人しくはしているが思想はやはり爆豪らしい、戦いの際も完璧な1位を目指していた
「ならこの悔しさをバネにするんだ! このメダルはその誓いの証とするんだ」
「わかってる…次こそは俺が1位だ……!」
オールマイトが爆豪とハグするのを見つつ爆豪の1位に対するこだわりには執念とも言えるものがあるな
そして次に俺の前
「筑波少年優勝おめでとう!! あの大怪我の後なのにすごいな君は」
「いえ ただ出来ることをしただけですなにより」
「なにより?」
「早くクラスの皆に会いたかった…皆の顔をみたら怪我なんて気にしてられないですから」
まぁ傷は治ってるけどとオールマイトに付け加えると少し寂しそうに笑うオールマイト
「本当に君は強いな筑波少年 さぁ優勝のメダルだ!」
オールマイトが首にかけてくれた金色のメダルが光を反射する
「さて 雄英体育祭1年のステージこれにて閉幕 では皆さんあの言葉で閉めましょうさぁ声を合わせて!!」
我が校の校訓だろうか?…他のみんなもタイミングを見ている
「せーの!!」
「「「「「「プルス「お疲れ様でしたぁ!!」えぇー!?」」」」」
「ちょっとオールマイト!そこはPlus・Ultraでしょ!?」
「えっ…あぁいや皆疲れたかなって」
やっぱり先生としては半人前らしい(苦笑) ミッドナイト先生から小言を言われるオールマイトを見て肩の力が抜ける気がした
「諸君お疲れ様」
「皆よく頑張ったな!!」
制服に着替え教室に戻ると帰りのHRが始まる、心做しか皆くたびれた様子だ
「明日は休講となる為よく休むように」
「明後日からまた元気に登校してくるようにな!」
そんなHRを聞きつつ……ポつりと空いた飯田の席に何故か俺は不安を覚えた