23話
ジャングラーを走らせ雄英に向かう、昨日まで滞在していた父さん達*1は帰り休み明けの学校が始まる
「その…なんだ?答えはお前次第だ」
「ふふふ 幸せにね?」
「若いな…… 私にもまだチャンスあるかな///」
告白の件に関しては三者三様の反応だったが…火伊那さんは最後の方になんと言ってたかは聞き取れなかった
おやっさんに関しては幸せにしてやれよ3人なら3人共!なんて言い出すし///
「こういうのは経験がない///」
かなり薄れた前世の記憶でも告白なんてされた事なんてないからなぁ……
1度駐輪場に行きジャングラーを消し教室に向かう、今日何となくだが来るまでにやけに人に見られた気がしたな
「おはよう」
教室の戸をあけ入ると中には皆が話しながら各々の時間を過ごしていた
「おはよう筑波」
「あぁおはよう耳郎さ「ん?」…耳郎」
告白された日にまずはその遠慮気味なさん付けはやめてと言われたのを思い出し急ぎ訂正する
「今日俺結構話しかけられた」
「私もー!もう視線がいっぱいでさ!」
「いやそりゃ葉隠さんはね?」
ん?他のみんなもか
「そりゃ体育祭の後だからな!」
そうか体育祭の後だからか あまり考えていなかったが雄英体育祭は言わば個性が出る前のオリンピックレベルのイベントだったな
「筑波は声掛けられたりしなかったのかい?」
「おはよう骨抜 俺はバイクだからな」
ただ途中コンビニで缶コーヒーを買って飲んでた時に小学生くらいの子だろうか?手は振られたから振り返したな
皆で話していると外は曇りポツポツと雨が降り始める、今日は天気が崩れると言ってたが降り始めてしまったか
「おはよう」 「皆おはよう!!」
「「「「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」」」」
チャイムが鳴り先生達が入ってきた時皆は席についておりもうこれは体が慣れてしまったものだろう
「あらっ 相澤先生包帯が取れたのねよかったわ」
「婆さんの処置が大袈裟だったんだよ…」
相澤先生はあの襲撃で少なくないケガをおい顔や手などに包帯をまかれていたがそれが外されていた
「さて本日早速だが君達には体育祭により送られてきた指名の結果を発表する」
ほんとに早速だな ここは雄英らしさか皆慣れてきたのかおぉ…っと短い反応のみだ
そしてどんどん黒板に指名の数が書かれていく、ここでは第3種目まで生き残った皆の件数を紹介しよう
筑波 4520
轟 4120
爆豪 3650
鎌切 351
耳郎 120
八百万103
切島 66
鉄哲 59
麗日 20
瀬呂 14
緑谷 0
「だぁー!白黒ついた!!」
「分かっちゃいたが筑波の指名多いな!?」
「緑谷ないな! 無茶するからだぞ!」
「うっ!…うん」
「あれ轟と爆豪って順位の割に指名の数が」
「粗暴が悪いからじゃないかなぁ?」
「んだとゴラァ!!つかプロが日和るなや!!」
落ち着け爆豪…そういう所だぞ(苦笑)
「そして君達にはこの指名を伴い職場体験をしてもらう」
「その為君達にはやってもらう事があるそれは……コードネーム決めだ!」
「「「「「ヒーローっぽいの来たァ!!」」」」」
あはは皆仲良いな
「だがコードネーム ヒーロー名はこの職場体験から始まりそのまま定着することもあるなので」
「中途半端なのにすると後から後悔するよ!」
教室のドアをガラッとあけミッドナイトが入ってくる
「今回の件に関してはミッドナイトに一存する 俺はその手のセンスがない」
「俺は肯定しすぎるから向かんとの事だ…」
両者納得の理由だな……
しかしこの後が大変だった まさかの発表形式になってしまい初撃が芦戸で〝エイリアンクイーン〟等と発表するから大喜利のような流れになってしまった
「じゃあ僕!」
ここでB組の吹出が手を上げる、大丈夫なんだろうか
「これ!ヘブンズ・ドアー!!」
「岸辺露伴か!?漫画繋がりでも違うしコンプラがあるわよ!?」
ダメだったよ……吹出確かにジョジョは面白いがそうじゃなかろう…
「じゃあ私 実は小学生の頃から決めてたの梅雨入りヒーローFROPPY」
いいな親しみやすくてなんというか可愛げのあるヒーロー名だ
クラスのみんなからもフロッピーコールが出ている
「じゃあ私も続いて武闘ヒーローバトルフィスト!」
「バトルに自分の個性の拳をかけたのね!」
個性を名前にかけるか……
その後も〝チャージズマ〟〝リアルスティール〟〝マッドマン〟〝エミリー〟〝アニマ〟〝ファントムシーフ〟〝ルール〟〝テンタコル〟〝ピンキー〟〝イヤホン=ジャック〟と次々とヒーロー名が決まっていく
「じゃあ次で」
席を立ちフリップをひっくり返す
「改造ヒーロー 仮面ライダーこれが俺のヒーロー名です」
「いいの?筑波くん改造って」
「いいんです 俺の個性改造人間、人間と離れた俺でもヒーローになれるって体育祭であんなに堂々と言ったんです向き合い続けたいんです」
「筑波…俺はお前の言葉に感銘を受けたよ」
障子が言葉をこぼしていく
「場所によっては異形系と言うだけで差別を受ける事がある、でもお前の起こした行動や言動は……間違いなく響いたはずだ」
「僕も何となくだけど心がポカッとそしてキリッと来たよ!」
「YES!心ニGood!来マシター!」
吹出や角取達もどんどん言葉を上げていく、そうか少しでも心が動かせたのか
「そっか!」
皆の言葉に何処か安心を覚えて…凄く自然に笑えた気がした
「かっ…可愛い///」 「あんな顔もできるんだ///」 「新たな一面…」
3人が顔を赤くしているが*2もはや気にしまい…うん気にしないんだ
その後も進んでいき…爆豪が出すものはことごとく却下されていくが順調に進んでいく
「あら貴方も名前?」
「はい」
そんな中飯田は〝テンヤ〟としてフリップをひっくり返す、その目には確かに……冷たい物が光っていた
「全員決まったわね!」
約1名*3*4決まっていないが皆自分のヒーロー名が決まり寝ていた相澤先生とブラド先生が書類を取り出す
「君達はこれからこの中から自分が行くヒーローを決めろ」
「指名がなかった者達はこの受け入れを担当しているヒーローの中から選ぶように!」
手渡されはしたが……この量は骨が折れそうだ(苦笑)
「提出期限は水曜日、各自提出は遅れないように」
「放課後までだからな!」
……2日しかないのか
その後は皆で自分の指名などを確認する時間となった、ちなみに席を離れ雑談するのも今回は大目に見るとの事*5
「うーむ…」
「筑波大丈夫?顔にシワが凄いけど」
「……恥ずかしい話あまりプロヒーローに詳しくなくてな」
大御所ならニュースなんかで見た事はあるが俺の場合父さんに憧れてこの道に来たってのもあるからな
「知ってるプロヒーローの所とかは?」
「名前だけなら知ってるが……1番詳しい人のはないよ」
引退して今は漁師だしなぁ
「筑波が詳しいプロヒーローって誰なん?」
「ん? アポロガイスト……っと言っても父さんなんだがな」
「「「「「「「「「「「「「父親がアポロガイストォ!?」」」」」」」」」」」」」
びっっっくりした!?って先生もその反応なのか!
「アポロガイストって元No.2のあのアポロガイスト!?」
「長きに渡りNo.2を誇示し続けヴィラン検挙率に限ってはオールマイトも超えてたあの…!」
「でも引退したよね?しかもかなり突然」
「あぁそれは母さんの腹の中に俺がいるのが分かってやめたらしい」
「清々しく家族理由だった!?」
そういや父さんは引退する時理由も特に言わず今年度で引退するってだけ言ってやめたって言ってたな
「親父が言ってたアポロガイストってお前の父親だったのか」
「轟?お前の親父さんが俺の父さんのことを?」
「あぁ 親父がオールマイトと一緒くらいに越えようとしてた ある意味功績でいや親父の上位互換だったしな」
「そうなのか…父さんあまりプロヒーロー仲間はいなかったらしいからな俺はあまりその辺詳しくはないんだ」
どっちかと言えば父さんは一人で動くか当時サイドキックだった母さんと動くかだったらしい
「体育祭にも来てたぞ……あぁでも皆気づかないのも無理はない個性を使ってないから皆の知るあの姿じゃないからな」
父さんのアポロガイストの姿は個性で変身した姿だからみんな分からなくても無理はない
相澤視点
「ちょっと聞いてないわよ 筑波くんの父親がアポロガイストだったなんて」
「俺達も知らなかったのだ!イレイザーお前は?」
「知ってる訳ないだろ 第一アポロガイストさんの顔なんて誰も見た事ないからわかるか」
クラスの中では思わぬビックネームにはしゃいでいるが…俺達教師陣からしてみればある意味納得がいく答えなのかもしれない
一瞬の判断力 戦闘センス そして強大な敵に向かう時の覚悟あれは一般家庭では中々育つものじゃない、ましてや入学したての1年では尚更だ
「全く……育てがいがあるじゃないか」
思わず口がニヤケてしまう、今年の1年本当に楽しみだよ
ちなみに行先はかなり昔に取ったアンケート通りのあの人の所に向かいます…ちなみにとある生徒も一緒の予定です(誰かはお楽しみに)