バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに 作:カナダ次元
さて、今回の話へと行く前にちょっと補足を。今話のブログ部分のベースとなる回は本来は554話なのですが、小説の構築の都合上この世界線の読者視点での554話はこの小説の前話で起こった突撃急襲部隊へのおしおき~バンビーズ全滅の流れが掲載されてます。つまり現在は一話分のズレが発生してることになりますね。
このままズレが続くか、この世界線の師匠が頑張ってページ数を増やして原作に追いつくかは今の所未定です。自分、結構ノリと勢いで書いてるので。この小説を書くにあたって当初考えてたプロットはすでに投げ捨てました。どうしてこうなった。
と言うわけで十話。今回もサブタイの変更があります。あと独自解釈もめっちゃマシマシです。今まで色々と改変してきましたが今回のコレを皆様がどう受け入れるのか結構不安です。どうか寛大な心で読んでくれれば幸いです。
BLEACH555話「Marching Out The Bambies」感想
さてさて、今週もやってきましたBLEACH!
祝!キリ番555話!
前回は衝撃的な回でしたね!バンビエッタ率いる「威力偵察部隊」と戦場で狼藉を働いてた「突撃急襲部隊」の部隊同士での争い。彼女らが狼藉者を追い払った後の平子の登場!そして彼の卍解「逆様邪八宝塞」!同士討ちを誘発して彼女たちを全滅させてしまいました!コメント欄ではかわいい女の子たちを無慈悲にも死なせた平子に対して非難轟々でしたね!(笑)
ですがこれは戦争。彼女らは滅却師、それも見えざる帝国の幹部格でしたし、特にバンビエッタはユーハバッハの後継者候補。攻撃対象になるのに十分すぎる理由です。たとえ女子供でも戦場に立てばそれは兵士。死を覚悟しなければいけません。
しかし改めて振り返ってみると結構死亡フラグ立ててますよね彼女ら。最初に登場した後継者候補だったり、最大派閥を築いてたり、最強の滅却師が所属してる部隊と同盟を組んでたりと色々盛りすぎぃ!物語における後継者レースでありがちな「最初の脱落者」フラグを立てまくりです!(笑)
さて、では今週の話を振り返って行きましょう!オープニングは銀架城にて王座に座るユーハバッハとその横に控えている雨竜から。神赦親衛隊の副官であるハッシュヴァルトは京楽の元へと赴きましたが、雨竜は神赦親衛隊の統括隊長になった事でユーハバッハの護衛が主任務となり常にユーハバッハの傍にいなくてはならなくなったのでしょうか?
もしそうならハッシュヴァルトが前に言ってた雨竜の統括隊長任命は雨竜に星十字騎士団員の監視の目を彼に向けさせることだけではなく、こうやってユーハバッハが自ら手元に置くことで下手なことを出来なくするってのもあるかもですね。相も変わらず攫われた遊子ちゃんの描写がまったくないので妹弟子の安否も確認できないこの状況は雨竜にとってすごくもどかしそう。
『・・・陛下ならば予想がついておられた事なのでは?』
『・・・ああ』
『だが・・・』
『!!』
『これは・・・!!』
『
『一体何が―――』
『・・・・・・・・・』
どうやらユーハバッハ達も威力偵察部隊の全滅を察知したみたいです。しかし彼女らを失ったことで見えざる帝国は大打撃を被った筈なのにユーハバッハは変わらず無言。しかも最後のコマでちょっと口の端が上がった?
タイトルコールを挟み場面はその威力偵察部隊を全滅させた平子の元へと戻っていきます。前回ラストで彼がつぶやいたセリフそのままからスタート。
『はぁー、やめややめ、こんなん俺らしくない』
『さっさと気持ち切り替えて次行こか』
『―――逃がすワケ、無いでしょ!!』
『!!』
なんと!胸の中央から血がどくどくと流れ息も絶え絶えですが、バンビエッタ生きてました!地面に横たわりながら第一次侵攻にて可城丸秀朝を真っ二つにした剣をどこからともなく取り出し平子へと投げつけましたが、平子はすんでのところでかわします。
『わざわざ一人一人心臓貫いてトドメ、刺したんやで?』
『確実に死んでおったはずや!!』
『ハァー、ハァー・・・っっ!!』
『―――キャンディ』
『ジジ・・・』
『リル・・・』
『・・・・・ユノ・・・っ!』
『よくも、よくもアタシの家族を・・・!!』
『よくもやってくれたわね!!!』
胸に何らかの回復術みたいなものを当てながらヨロヨロと立ち上がるバンビエッタ。しかし周りを見渡せばすでに事切れた自分以外の威力偵察部隊の面々。彼女らの名前を呼ぶたびに怒りが徐々にこみ上げてきたのか、最後は叫びながら平子へと突進していきます!
『
激怒した彼女を見て悲しそうな顔をする平子。しかし頭はあくまで冷静そのもので、斬魄刀を解放し彼女の突撃を軽くいなします。
『何なの・・・これ・・・?』
『逆撫。俺の斬魄刀や』
『説明に関してはカンニンしてな?』
『オマエの能力は夏梨チャンから聞いとる』
『怒りに任せて爆撃で瀞霊廷中をボロボロにされるまで眺めてられる程、気ィ長がないねん』
『くっ・・・!』
『オマエはキケンや』
『手加減できなくてゴメンなァ』
『せめてこれ以上苦しゅうなくお仲間サンの元へ送ってやるさかい』
『こんなもん・・・・・・!』
平子の斬魄刀、「逆撫」によりバンビエッタの見えてるものは上下左右前後すべて逆さまになってしまいました。その影響にクラクラしながらもバンビエッタはなんとか反撃しようと平子へ攻撃を加えようとしますが、平子に後ろを簡単にとられてしまいます。
『それはどうかしら・・・ねっ!』
『なっ!!』
バンビエッタの鋭い上段への蹴り!平子は体を後ろへとひねり、すんでの所でかわします!
しかしバンビエッタの蹴り、パンツがギリギリ見えないラインを攻めてますね!さすが師匠です!(笑)
『藍染みたく、もう慣れて来たっちゅうんか?』
『いや、この正確さは違う!』
『コイツは逆撫の能力を
『すばしっこいわね!』
『コレで止まってなさい!』
『ぐあっ!?』
『雷・・・やと?』
危機を覚え、距離を取ろうとする平子ですが突如バンビエッタの手が光り、その手で薙ぎ払うモーションをするとバンビエッタから雷らしき光線が放たれます!平子は避けられず攻撃を食らってしまいます。
『ふんっ。いい気味よ』
『これでトドメ。私達の糧となりなさい』
『やばっ―――』
バンビエッタが手を前に突き出すと巨大なトラバサミの形をしたエネルギー弾が生成され、それを高速で平子に打ち出します!雷の影響で体がマヒし、平子は避けられずにいましたがすんでのところで巨大な人物により体を抱きかかえられ窮地を脱します!避けられたのをみて驚くバンビエッタ。
平子を助けたその人物、それはつい先ほど別れた狛村隊長でした!バンビエッタの霊圧が復活したのを感じて様子を見に戻ってきたのですかね?
狙いが外れたトラバサミはそのまま平子の後ろにあった巨大なビルを塵に変え、それを見た平子は顔を青くします。
『・・・どないな技や、アレ』
『デカイ建物が跡形も無くえぐられとる』
『食らったら確実に死んでた――』
『スマン、助かったで狛村』
『ちっ、運のいいやつ』
『まあいいわ。食ってもマズそうだったし、今ので
仲間の仇である平子を今ので仕留められなくて舌打ちするバンビエッタ。しかし何故かその事に関してあまり悔しそうではありませんね。そのかわり意味深なセリフを口にします。その真意を問いただすように平子は彼女を質問攻めにします。
『何よ』
『生き返った事といい、逆撫を解除したり、雷を放ったり、建物を粉砕したり』
『おまえの能力は爆撃やなかったんかい!』
『何故そないな多彩な能力を持ってるんや!!』
『何故、ね』
『黒崎夏梨からちゃんと話を聞かなかったの?』
『
『アタシの本当の能力の応用ってだけ』
『・・・なん・・・やと・・・?』
『見せてあげる』
『これがアタシの本当の能力』
バンビエッタは左手を上げると、彼女の胸にあるハート型のバッジが突如光り、そこから光がどんどん集まってきます!そしてそのまま彼女はとある詠唱を唱えます!
『銀の紋章・灰色の草原・光に埋もれた円環の途』
『瑪瑙の眼球・黄金の舌・頭蓋の盃・朽ちた祖父の棺』
『掲げるものは、私の心臓』
バンビエッタが詠唱してる途中、彼女の死んだ部下それぞれが着けていたハート型で統一されたアクセサリー各種にも光が宿り輝き始めます!そして詠唱が完了すると彼女らの体からバンビエッタが滅却師完聖体へと移行した時に発生したような巨大な光の柱がそれぞれに立ち上ります!
そして!
なんと!
まるで何事もなかったかのように、死んだ彼女らが再び立ち上がって来たのです!
『なんや・・・』
『なんや、これは!!?』
『オマエはいったい、何なんや!』
驚く狛村隊長。しかし手を下した平子本人からすればあまりにも理不尽で衝撃的です。まるで叫ぶようにバンビエッタを問いただす平子。
「
ジゼル・ジュエル
「
キャンディス・キャットニップ
「
リルトット・ランパード
「
ユノワール・シュリーレーランズ
『そしてアタシは家族の能力であればそれをすべて使いこなすことが出来る』
『そう、これがアタシの本当の能力―――』
『
「
バンビエッタ・バスターバイン
たっぷりと2ページを使いバンビエッタの部下四人の能力名の開示。
そして最後は復活した部下を背に彼女の見開き、そして彼女の本当の能力名が明かされました。
これは後継者候補。(迫真)
しかし、成程!多彩な能力を駆使していたのは部下の能力を使用してたからなのですね!なんというチート。
『さてと、これで振り出しに戻ったわ』
『第二幕と行きましょうか、隊長さん達?』
『今度は私達、
第二ラウンド突入!しかしその前に視点はユーハバッハに戻ります。
『それでいい、バンビエッタ・バスターバイン』
『それでこそだ』
『卍解を取り戻して、暖かな希望にでも満ちたか?』
『後悔するがいい、死神共』
『うたたねの如き戦いはここで終わる』
『ここからが、本当の絶望だ』
見えざる帝国に対しての反撃の糸口がようやっと掴めそうになった矢先にさらなる絶望が舞い降りる。そして場面はまた変わり、今度はマユリの研究室へと視点が移ります。最高峰の頭脳を持つ科学者二人はこの状況についてどう考えるのか。
『どうする―――』
『そうっスねえ・・・』
ピピピピッ
『!』
『ハイ』
『―――――・・・!』
『黒崎サン!?』
最後に我らが主人公からの連絡らしきものが浦原にかかってきた!?といったところで今週は終了!
いやー、先週の展開もアレでしたが、今週はそれを更に上回る驚愕の展開でしたね!そして新情報の嵐!現在判明してる威力偵察部隊メンバー、ユノワールを除く三人の能力。そしてその統括隊長であるバンビエッタの真の能力も!
まさか爆撃がフェイクだったとは・・・このリハクの目(ry
とにかく、考察厨である私個人としては大満足な内容でした!ただ、今回判明した情報量が多すぎるので今回判明した情報の考察に関しては後日、別の記事にて仕立て上げる予定です。それに関してはもうちょっとだけ待ってね!
ではみなさん、また来週!
みなさん、こんにちは!ユノワール・シュリーレーランズです!
マジックカード「死者蘇生」、発動!
私、復活!
はい、シリアスぶち壊しですが私のメンタル安定の為と言う事でどうかおひとつお許しを。いくら
さて、皆さまは何故私が復活できたのか気になってしょうがないでしょう!まあ結論から先に言っちゃうとぶっちゃけバンビエッタの聖別のおかげです、はい。あ、一応言っておくと彼女の聖別は他の誰かを犠牲にするタイプではなく、「
どっちかと言うと問題はなぜバンビエッタがそれを使えるのか、それに収束されますね。これも結論から先に言うと私が原因です。というかこの世界で生きていて私は自覚・無自覚に限らず色々とやらかしてきましたが、おそらくこの件は私の今の人生最大のやらかしになるでしょう。でもこれに関しては私が見えざる帝国にて生き残るために必要なことだったので後悔はない。もうちょっと他にやりようがあったかもって時折思ったりするけど。
事の発端に関しては私がロバートおじさんに川からすくい上げられ九死に一生を得て、見えざる帝国に最初にやって来た時まで遡ります。私の体がある程度回復した後、私は診察所から退院しロバートおじさんに身元を一時的に引き取られ彼が住んでたアパートっぽい一室で世話になりました。当時はお母さんを失ったことで私の精神はボロボロ。今思い返せば彼に絶大な迷惑を掛けてましたね。
特に自分の所持品がほぼゼロと言うのが私のメンタルへと絶大なダメージを与えてました。現世や家族の思い出の品がまったく無い状態でこのラスボスが居る勢力圏で暮らさなければならないと理解してしまい、当時の私はほぼ抜け殻でした。後でロバートおじさんに聞いた話によると一応おじさんは霊子変換機を通して私の体を影の領域へと持って来たらしいのですが、彼が持っていた霊子変換機はどうやらかなり古いもので、現世のあらゆるものを構成する器子を霊子へと変換する機能が少し故障してたらしく現世由来の無機物の変換ができなかったとの事。なので私は例のブレスレット以外は全裸の状態で見えざる帝国へとやって来たわけです。ロバートおじさんが紳士で本当によかった!
ロバートおじさんも暇があれば不器用ながらも私を立ち直らせようとしたわけですが、彼はすでに聖文字持ちの聖章騎士であり私の世話にかかりっきりという訳にもいきませんでした。当時の星十字騎士団は後継者候補が率いる専門部隊はまだ無かったけど、それでも聖章騎士は軍の幹部格ですからね。彼も色々と忙しかったのでしょう。
そうして一週間ほど何もすることも無く無気力にロバートおじさんのアパートで過ごしていると、ついに恐れていた事態が発生。これも後で聞いた話ですが9年前の聖別でまた新たに力を取り戻した陛下はその力を自身に馴染ませる為に少し時間が必要だったようで、私が見えざる帝国へとやって来た事に関しては把握はしていたものの対処は後回しにしてたようです。しかしそれも終わり、興味を持った陛下に王座の間へとついに私は呼ばれました。
ロバートおじさんに連れてこられビクビクしながら王座の間に入った瞬間、陛下の圧倒的すぎる霊圧の波により気絶しましたけどね!
で、多分陛下は私のあまりにも情けない姿に呆れられ、気絶から強制的に復活させられたあと陛下に「お前は今後自分の名を名乗ることを禁ずる」って言われたのちロバートおじさんの保護下から外されました。
その後私は「あの」
そこで初めて、彼女達と出会ったのです。
「今日からアナタも、アタシの子分ね!」
なんだこのクソガキ。
「アタシ、
B2?なんだその名前?
というか正直こんな奴にかかわりたくない。もう放っておいてくれないかな。お母さんも死んじゃって、ここで唯一私の味方っぽい存在だったロバートさんからも離され、私はもうどうしていいかわからないんだ。しばらく一人にしてくれ。
「名前よ名前!あるんでしょ!早く言いなさいよ!」
ああもう、うるさいな。こういうタイプはなんか反応しないといつまでもウザ絡みしてくると見た。さっさと私の名前を言って満足してもらうしかないか。ユーハバッハに名乗りを禁じられたけど、別にどうでもいいか。
「ゆ―――・・・・・・!!??」
「ゆ?」
自己紹介しようとしたら私の口が途中で勝手に止まった。あれ?なんでだ?
もう一度やってみる。
「わたしのなまえは、ゆ―――・・・っっ!!」
まただ。言えない。私の名前が言えないぞ!ユーハバッハが言ってた「私の名前を名乗ることを禁ずる」って、まさか文字通りって事?私が私の名前を言えなくする為にユーハバッハは私の名前を奪ったって言うのか!?
「なによ、はっきりしないわね。もしかして
「・・・うん」
もうそれでいいや。諦めたとも言う。
「番号はなに?同じ
「ばんごう?」
「あ、まって、当ててみる!アタシたちの後から来たから、えっとー、えーっと、ツーの後は・・・分かったわ!シュリーでしょ!」
「・・・・・・・・・」
本当はスリーなんだけど、これ、訂正したほうがいいのか?返事に迷ってると今まで部屋の隅にいて無言で様子を見守ってた四人の子供のうちの一人が野次を飛ばしてきた。
「スリーじゃね?」
あ、言っちゃった。
それを聞いた女の子はぷくーっと頬を膨らませながらダンダンと床に何度も足を踏みつけた。
「う、うるさい、うるさい!アンタの名前は
羞恥心で顔を真っ赤にしながらその女の子は部屋の中から逃げるように出て行った。ったく、まるで台風だったな。そう思ってると今度は隅にいた子供たちが私に近づいて来て話しかけてきた。
「よう。災難だったな」
「ほんとにね~。あいつ、さっさと死ねばいーのに」
「むかつきますねぇ・・・」
「そう言うな。弾除けには便利だからな」
弾除け・・・?
というかムカつくとか、死ねばいいとか、なんかコイツら物騒だな!?
「・・・あなたたちは?」
「ボク?ボクは
「わたしは
なんだかガン〇ムに出てきそうな名前だね。
「あたしは
「俺は
今度はコードギ〇ス出身のお方ですか?さっきの名前と言い、ここはいつの間にスパ〇ボの世界になってしまったんです?
と脳内コントはさておき、これで分かった。全員ロリ(うち一名はおそらくショタ)の姿だがその顔付きと喋り方、共に面影がある。間違いない、彼女たちは未来のバンビーズのメンバー達。ジゼル・ジュエル、ミニーニャ・マカロン、キャンディス・キャットニップ、そしてリルトット・ランパードだ!となると先ほどのワガママな女の子はそのリーダーであるバンビエッタ・バスターバインって事か。うわぁ、なんだかすごい事になっちゃったぞ。
ていうか、彼女らの未来で名乗るであろう名前、イニシャルが同じ英文字なのはこういう背景があったからか。それにしてもこんな認識番号みたいな名前を宛がう孤児院って一体・・・?なんか一気にきな臭くなってきたぞ。
となると彼女らと会話を進めたほうがいいな。出来るだけココの情報を集めるんだ。
「・・・さいなんって、どういうこと?」
「ああ、B2の奴は何時もあんな調子なんだよ。俺たちも迷惑してる」
「自分をリーダーだと勝手に思ってるんだよね~」
「でも煽てりゃ大体はなんとかしてくれるからな」
「かのじょ、おちこぼれだけどわたしたちのなかでいちばんつよいですからー」
こ、この頃から彼女達からウザがられてたのかバンビエッタ。人望皆無すぎない?なんかちょっと可哀そうになってきたぞ?
てか、彼女が落ちこぼれ?だけど一番強い?どういうこっちゃ。
「おちこぼれ?」
「ああ、あいつ、
「けどなんでかヘンテコな矢っつーか、玉を飛ばす事ができるんだよな」
ん?ヘンテコな玉?というか滅却師の基本技術である弓が作れない?
「そうそう!そんでもってそれが当たるとね、爆発するんだよ!」
「それでこうりゅうせん、ぜんぶかったのー」
交流戦?この孤児院って、まさか孤児を他の所と戦わせてるのか?なんて無茶な戦闘訓練やらせてるんだココは。というかバンビエッタってもう爆撃の能力持ってるのか。
「かのじょ、しゅりふともちなの?」
「おっ、難しい言葉知ってるな!えーっと、
あっ、つい
「でもそうじゃないんだよなー。B2は
「聖章騎士だったらそもそもボクたちはこんな名前じゃないよ~」
「院長は俺たちがここを卒業して陛下に認められて聖章騎士になったら自分で名を選べるって言ってたな」
「いつかなりたいですぅー・・・」
「じゃあなんで・・・?」
「さあな、俺が聞きてーよ。あいつは弓だけじゃなくて、そもそも霊子を集めることもできない奴なのにな」
おそらくリルトットであろう彼女からその言葉を聞いた瞬間、私は心臓が凍るかと思った。
いやまて落ち着け。
冷静になれ、そして思い出せ。
BLEACH原作においてのバズビーとハッシュヴァルトの過去回想を。
『ユーゴーに滅却師の才能は無かった』
『5年経っても霊子を集めることもできなければ、相変わらず弓の一つも作れないままだった』
『聞いたことはあった。昔は何十年かに一人そういう滅却師が生まれていたことを』
『そういう滅却師は不全の者として幼いうちに間引かれていたこと』
『そしてそういう滅却師ももう何百年と生まれてない』
『今となっては古い言い伝えのようなものだということ』
まさか。
まさかそうなのか。
あの回想は千年前のものだ。それ以降、
そしてもしかして。
もしかしてバンビエッタの爆撃の正体は。
込めた力が強すぎる、もしくは制御が効かないゆえに爆発する―――
―――「分け与える滅却師」が他人に力を与える行為なのか・・・?
・・・・・・いや、どこのゼ〇の使い魔のヒロインだよ!って心の中でツッコミを入れてしまった私は決して悪くない。決して悪くない筈だ!
場面は王座の間、黒崎遊子が初めてユーハバッハと対面し、彼女が気絶した時まで巻き戻る。
「―――弱い」
「これが、現世にて我が聖別から生き延びた滅却師の姿だと言うのか?」
「っっ!!陛下、どうか寛大なお心を!彼女はまだ幼子!しかし機会を与えてくだされば必ずや!彼女は必ずや貴方様のお役に立ちましょうぞ!!」
「・・・ロバート・アキュトロン、何故そこまでこの子供を庇う?」
「それは――」
「そりゃそうですヨ陛下。ロバートの奴は先代"K"の石田宗弦と親友だったデショ?その子はその宗弦の弟子なのネッ♡」
「・・・・・・!!ワキャブラーダ、貴様・・・!!」
「いやーん、こわいこわーい」
「よせ」
「おっとっと、これは失礼しましたヨ」
「この子供が私の役に立つと、そう言うのか?ロバート・アキュトロンよ」
「はっ!確実に!私自らが彼女に戦闘教育を施します!将来には必ず陛下の為に戦える立派な兵士に――」
「そうではない」
「・・・はっ?」
「それは未来の話だ。私は"今"の話をしている」
「――――・・・・・・!!」
「ペペ・ワキャブラーダ」
「ハイな♡」
「貴様の例のプロジェクト、進捗具合はどれぐらいだ」
「ん~~~、そうですネ。今のままだとまだまだ"愛"が足りないのネッ。ただ今期の2の班は活きがいいのが居ますので、それらが仕上がるまではあと8~9年といった所カナ?」
「6年だ」
「ハイ?」
「・・・・・・!!陛下、まさか・・・!!」
「お前が言ってたではないか、ロバート・アキュトロンよ」
「この子供は私の役に立つ、と」
「ならば"今"役立ってもらおう」
「お前の保護下からこの子供を外し」
「他の名前無き孤児と平等にする為にこの子供の名前を剥奪する」
「そしてペペ・ワキャブラーダ。貴様の
「6年をもって成果を見せてみろ」
「ゲッゲッゲッ」
「おお、おお、なんという慈悲深き"愛"か!」
「ミーすっごく感動してるヨ!」
「ええ、ええ、お任せください!」
「なんせミーの「
ご清覧、ありがとうございました。これにて第十話終了です。
ペペ様はどれだけヘイト集めさせても違和感無いから作者としては本当に扱いやすいキャラです。ペペ様有能。
ではまた次回に。
オマケ:この世界線におけるBLEACH単行本のタイトル&ポエム、その3
BLEACH62巻「MARCHING OUT THE BAMBIES」
表紙:バンビエッタ・バスターバイン
あたしの命も
愛みたいに
空に飛び散らせてみせる