バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに 作:カナダ次元
と言うわけで第十七話。何時もより更新がだいぶ遅くなってしまいました。その点に関しては申し訳ございません。
まっっったく関係ないですが、Civって面白いですよね?
ではどうぞ今話も是非楽しんでいってください。
BLEACH593話「End of All Bonds 2」感想
さてさて、今週もやってきましたBLEACH593話!
先週にて遊子ちゃん改めユノワール・シュリーレーランズの過去回想シリーズが終わり、ようやく視点が現在に戻ってまいりました!先週ラストではいきなりユノワールがメダリオンを持ち出して卍解を発動しましたが、今週のスタートはそのちょっと前から。目の前の出来事が未だに信じられない夏梨ちゃん魂の叫びからスタートします。
『夏梨・・・?』
『遊子姉の霊圧はそんなんじゃなかった!!』
『ニセモノだよ、アイツは!!』
指代わりに斬魄刀でユノワールを指す夏梨ちゃん。指されたユノワール本人はまったく動じず夏梨ちゃんの告発を涼しい顔で受け流します。
『私は本物だって』
『だって私達は、双子だもん』
『そういうのわかっちゃうんだよね』
『・・・・・・っっ!!』
心当たりがあるのか、夏梨ちゃんの表情が絶望と怒りの狭間にあるかのような、ものすごい形相に!師匠ってばこういう曇り顔を書くの天才的すぎません・・・?
ユノワールは更に言葉を続けます。
『そのカラクリはコレだよ』
『
『!!』
『アレは・・・遊子と前会ったときに着けてた髪飾り!』
『そしてあれから感じられる霊圧は・・・今まで感じてた遊子の霊圧だ・・・!!』
うおっ、単行本持ち出して調べてみたら確かに着けてる・・・!500話以上前の話なのに伏線回収が細かい!みっちゃんなどのあだ名の伏線といい、師匠ってば本当天才ですね!普通じっちゃんばっちゃんは人のあだ名じゃなくてお爺さんお婆さんって思うじゃないか!
説明を続けるユノワール。
『私が考案し、グレミィに作ってもらった霊圧を偽装できるアクセサリーだよ』
『二人が今まで「私の霊圧」だと思っていたものは、つまりはコレのおかげってワケ』
『理解した?』
『・・・・・・わけがわからねぇよ』
『何がかな?これ以上ないぐらいに明確に説明したと思ったけど』
『なんでそんなコトをするのがわからねぇって言ってんだよ!』
『なんだそんなことか、答えは単純だよ。流魂街での偵察任務に必要だったから』
『私が兼任してる「
『表である程度活動する以上は偽装する必要があったんだ』
な~るほど!そういう事だったのか!ユノワールって第一次侵攻の時ユーハバッハ一行らの割と近くに居ましたし、滅却師の軍が退いていった時もユーハバッハと一緒に帰ってましたね。過去回を見てみると背景にちょびっと映ってます。にもかかわらず二人がユノワールの霊圧を遊子の霊圧と判別できなかった理由がこれという訳ですね!
しかしユノワールが装備を考案した、とな?そもそもバンビエッタが聖別の能力に覚醒したのってユノワールが図書館で色々調べ物をしててバンビエッタがユノワールから聞いたその調べ物の結果を思い出したからでした。この若さで統括隊長に成れたこと、情報開発部隊と言う部隊を率いてる所、さらにはメカメカしい独自の術式を使ってる所といい、やはりユノワールが見えざる帝国の科学者ポジって事なのでしょうか?
でも、うーん、グレミィの助けがあるとはいえ見えざる帝国の技術すべてをユノワールが作り出したとは考えにくい。ユノワールは確かに天才少女ですが流石に浦原さんやマユリ様レベルの天才とはどうも思えないんですよね。せいぜいシロちゃんレベルのほうがしっくりくる。誰か他にブレイン役がいるのでしょうか?
あとついでに威力偵察部隊が流魂街で何をしてたのかも判明しました。見えざる帝国は瀞霊廷内に潜んでたので瀞霊廷内の情報は集め放題だったのでしょうが、その外である流魂街の情報を集めるための部隊が威力偵察部隊の役割って所なのかな?さらにはユノワールが自分の部隊である情報開発部隊と威力偵察部隊を兼任してるとの事の確認も入りました!やはり後継者候補へと指名された後でも見えざる帝国で築いた家族であるバンビーズと離れ離れになりたくなかったって理由からですかね?
さてはて、我ら読者が説明に納得してる所と違って我らが主人公は次々とショッキングな事実を正面から受け止めねばならず、そうそう納得できてません。
『俺が言ってるのはそんなんじゃねぇんだよ!!!』
『なんでソコにいるんだ!遊子!!!』
『――――その名前で』
『私を呼ぶなッ!!』
今までの無表情から一気に憤怒の表情に変わったユノワール。予想だにしてなかったのか、それを見た夏梨ちゃんは思わず呆けてしまいます。
『いいよね、二人とも!』
『現世でのうのうと生きてられてさ!!』
『私が今の今まで何をして生きていたか、知らないくせに!!』
『何も知らないくせに!!』
『何も知らないで、今の私を非難しようとするな!!』
『遊子・・・』
『ああ、そうとも!!私はうらやましかったんだ!!』
『ずっとずっと思ってた!!』
『こんなにもうらやましくて、淋しくて、憎たらしいのなら、いっその事―――』
『次に二人と出会ったら、二人とも殺してあげるってね!!!』
『アハハ!!アハハハハハハアハァ!!!』
『・・・・・・!!』
今まで色々な感情を心の奥底に押しとどめてた反動なのか、突然狂気に駆られるユノワール。狂ったように笑いだします。今まで彼女がどうやって見えざる帝国で生き延びて来たのかを知らない二人にとっては訳が分からないのでしょうが、ユノワールとしてはそれさえも彼らを憎む動機になってしまう。辛い、辛いよ師匠!平子表紙の21巻の単行本ポエムみたく「この世のすべてはあなたを追いつめる為にある」ってレベルですよ!
ひとしきり笑った後、突如ピタリと止まるユノワールの笑い声。表情も元の無表情に戻りますが、その目にはまだ狂気が宿った様子が伺えます。
『では、始めましょうか』
『
そしてここで前回ラストの場面へと追いつきます。メダリオンから解放される山本総隊長の卍解、再びのお披露目です!エス・ノトや蒼都の他の奪われた卍解の描写と違って、今回はちゃんと残火の太刀の焼け焦げた刀身がユノワールの手に収まってますね。
『行くよ、お兄ちゃん。夏梨ちゃん』
『一撃で死なないでね』
『つまんないから』
『 "
『避けろ、テメエら!!!』
二人に襲い掛かるユノワール。最初はそれぞれの斬魄刀でその攻撃を受けようと構える二人ですが、最後の最後で恋次の必死の叫びにより空へと避ける事を選択。そしてその選択は正解でした。回避されたそのユノワールの攻撃は地面へと叩き込まれ、残火の太刀に封じられた炎の一端が解放されてその叩いた地面が深くえぐられるように消滅します!
そしてここでタイトルコール!今週のサブタイトルは「End of All Bonds 2」。オリジナルの「End of All Bonds」は死神代行消失篇にて銀城が黒幕と判明した回ですね。そしてタイトルを直訳すると「すべての絆の終わり」。正に今の現状にこれ以上ない相応しいサブタイトルでしょう。何とも辛く、そして淋しさを感じるサブタイトルです。
タイトルコールも終わり、場面はユノワールの斬撃を避け、その被害を目にする一護と夏梨へ。
『なんて威力・・・!!』
『・・・何故だ』
『何故遊子が、卍解を・・・?』
『あれは残火の太刀だ、黒崎一護』
『白哉・・・?』
『焱熱系最強の斬魄刀と言われる流刃若火の卍解であり』
『かつての総隊長、山本元柳斎重國が持っていた卍解だ』
『!!!』
『・・・兄らは滅却師には死神の卍解を奪う技術がある事は知っているな』
ここで数コマに渡り通信機らしき物の前に座り何かしらの情報を受け取ってる白哉の過去回想が入ります。どうやら彼は霊王宮に上がった後で瀞霊廷から第一次侵攻後に関しての報告を受けてたみたいですね。
真面目な彼の事でしょうから修行の合間にある程度の隊長業務も遂行してたり?ありありと想像できる。(苦笑)
『技術開発局の解析によるとその斬魄刀の卍解の能力は失われていたと聞かされている』
『つまり残火の太刀が今、目の前に有ると言う事は』
『彼女は元柳斎殿の卍解を奪い、彼の殺害に与した下手人の一人と言う事だ』
『――――――!!』
『そんな――――!』
彼が語る事実に苦悩する二人を横目に見る白哉。その報告を伝える彼もいささか辛そうに見えます。
『・・・・・・・・・』
『・・・そうか』
『その
『・・・何が言いてぇんだ!』
『敵になってしまったから斬れってのか!!』
『わかってんのか、あれは遊子なんだぞ!!』
『俺が、俺の妹を傷つけれるわけねぇだろうが!!』
『・・・相も変わらず、兄は甘いな』
『だが、その甘さ故に救われた者も居る事は事実』
『思えば、あの時とは逆の立場になってしまったな』
『!!』
『前を向け、黒崎一護。黒崎夏梨』
『彼女を救うぞ』
『!』
『!』
『どちらにせよ、彼女を止めねばならぬ』
『残火の太刀は長時間解放し続けると
『そしておそらく、彼女自身を含めてな』
『なっ・・・』
『故に彼女を止めるのだ』
『後の事など捨て置け』
『今だけを考えろ』
『・・・よもや忘れたとは言うまい』
『私に語った、あの言を』
『兄らは』
『それでも掟と、戦うのだろう?』
『――――――!!』
かっけええええ!白哉兄さま、あの尸魂界編での一護の名台詞をここで本人へと返す!あとこれってようするにユノワールの戦後の待遇について一護達の味方をするって事ですよね絶対!尸魂界の敵となってしまったユノワール、捕らえられたらどう軽く見積もっても厳重な禁固刑、下手すると処刑さえされてしまいそうですが、四大貴族である朽木白哉を味方にできたのならなんとかなるかも・・・?
四大貴族ならルキアの処刑の時ももうちょっと上手くやれただろうって?いや、ほら、当時の兄さまは掟こだわりマンだったから・・・
そして白哉兄さまの宣言に恋次とルキアも続きます。
『たぶんだが、京楽隊長なら悪いようにはしねーだろ!』
『・・・恋次』
『ああ、そうだな』
『そなたらの思う以上に、
『ルキアさん・・・!』
『――――どうやら、腹は決まったようだな』
『ああ!』
『うん!』
仲間による後押しを受け、深く暗い絶望の表情を一掃!希望を持ちえた一護と夏梨は遊子を救うべくしっかりと前を向くように!
しかしそれを冷めた目で見るのはその様子をそう遠くない所で見守ってたユノワールでした。
『ケッサクだね、まだ私が救える存在だと思ってるんだ?』
『当たり前だ!』
『お前は、俺達の家族だからだ!!』
『そうなんだ』
『じゃあこうしよう。今、下には気絶した死神達がいっぱいいるよね?』
『私がここら辺一帯全部吹き飛ばしてソイツらを灰にしてもその台詞を吐けるかな?』
『なっ・・・・・・!!』
突然のユノワールの虐殺宣言!流石にこれ以上看過できなくなったのか、隣にいたバンビエッタも苦情を言い放ちます。
『どうしたのよ!こんなの、アンタらしくないわ!』
『彼らは、貴方の――』
『黙れバンビエッタ』
『え・・・』
『私の邪魔を、するな!!』
『 "
なんと、これまでの家族であったバンビエッタの忠告さえも振り切り、憎しみで回りが見えなくなったユノワールは残火の太刀による次の大技を繰り出そうとします!それを見た白哉は流石にこれは不味いと思ったのか、焦りだします!
『ルキア!!!』
『はい、兄様!』
白哉の要請によりこの物語のもう一人の主人公、朽木ルキアによる卍解がついに・・!といった所で今週の回は終了となりました!
来週はついにルキアの卍解のお披露目となりますね!いや~、楽しみだな!果たして彼女の覚醒した新たなる力はユノワールの暴走を止める事ができるのか!一護と夏梨ちゃんへの仕打ちはほんとつらたんですが、同時にワクワクも止まらねぇぜ!
ではみなさん、また来週!
みなさん、こんにちは!ユノワール・シュリーレーランズです!
私、DIE☆ピンチ!!
いやね?一応お兄ちゃん達と一戦交えることは覚悟してたのよ?ただ原作だと彼らが霊王宮から降って来たほぼ直後に陛下が「上へ参りま~す」をするから予定ではそんなに戦わずに済むはずだったんですよ。その時点で私は敵の演技をする必要がなくなるわけだから彼らに私の正体をカミングアウトして停戦交渉に入る予定だったし。なにしろ次に迫ってるのは陛下の聖別だ。バンビーズのみんなが無事でいられるように色々と準備しなければならない。グレミィも生き残ってるし、ついでに彼も生き残れるようにの対策もね。
なのに結果はこれですよ。ハハッ。笑うしかねぇ。
ペペの野郎、後でぜってーにぶっ殺す。星十字騎士団内での私闘禁止命令なんてなんのそのだ。どうせすぐに反旗を翻すんだし。
これを生き残れたらの話だけどねぇ!
今の私に何が起きたのかは大体想像は付く。多分だがあの時マルセル君に渡されたブレスレットに術を仕込まれたのだろう。今にして思えばあの時のマルセル君は結構挙動不審だったし、彼を操り彼を経由してブレスレットに術を仕掛けたってところだろう。おまじないを掛けたって言ってたしね。私はペペと出来るだけ接触を避けてたし、こういう方法でしか私を操れなかったってワケか。くっそ、後でマルセル君の洗脳を「
しかしペペに操られた人物がさらに他人を操れるってのは知らなかったな。多分アイツの切り札的なものなのだろう。まあ不幸中の幸いか直接操る時よりかは制御が甘いのか、完全に操られてないってのが救いだけど。体の自由が利かないけど思考はこうやって普通に出来ているしね。
今の私は、アレだ、遊戯王でよくある二重人格状態になってて、例えると闇マリクみたく闇ユノワールに体を乗っ取られて自由が利かなくなってる状態だ。今の自分の視点って自分自身から一歩引いた感じになってて、結構奇妙な感覚だねこれ。AIBOが見ていた視点って多分こんな感じだったのだろうか。って待てよ、コレってつまり私のブレスレットが千年アイテム化したと言う事に?だったらこれはこれで・・・いやいやいや、何考えてるんだ私!全然よくないよ!
そしてその千年ブレスレット(仮)に仕込まれた術の効果は「愛情を極限まで増幅する」って所だろうか?愛情と憎しみは表裏一体、行き過ぎた愛は破滅をもたらすともよく言うしね。ようするに今の私の体の主導権を握ってる闇ユノワールは一護お兄ちゃん達に対して絶賛メンヘラ&ヤンデレ状態になっちゃってるワケだ。ハハッ、マジで乾いた笑いしか出ないよ。
ペペはおそらく私を暴走状態にして威力偵察部隊、情報開発部隊、そしてお兄ちゃん達特記戦力全部を巻き込んだ盛大なる私の自爆を狙ってるのだろう。卍解の能力を研究してた時使ってて分かったけど残火の太刀は扱いが非常に難しく、能力を制御にフルに回さないととてもじゃないが使えない。今表に出てる闇ユノワールは今の所問題なさそうにバンバン残火の太刀の能力を使ってるけどそのうち本当に制御を失い白哉の言う通りに
というか闇ユノワール、バンビエッタに対しても辛辣すぎない?あああああ、バンビエッタがめっちゃ落ち込んでる!ちがうんですよ!それは私だけど私じゃなくてですね!てか闇ユノワールやめてえええええ!今ここで死神を大量虐殺しちゃったら戦後交渉が滅茶苦茶になっちゃうなっちゃう~!白哉達でも絶対庇いきれなくなるよコレ!
『
ナイスだルキア!卍解を発動したことにより闇ユノワールの残日獄衣を相殺してくれたぜ!爆風で傍にいたバンビエッタとミニーニャも吹き飛んじゃったけど、とりあえずは彼女らも下にいたキャンディスが気絶させた死神達もまだ生きてる!流石ですよネエさん!一生ついて行きます!というかネエさんの生卍解姿ですよ、生卍解姿!ふつくしい・・・!
しかし闇ユノワール、これにも動じず。すぐにルキアの卍解の能力が開放型と見抜き、彼女の卍解によって今は温度の拮抗を保ってるが5分もすればその均衡が崩れ残日獄衣の1500万度の熱が周囲を溶かして消滅させてしまうと盛大にお兄ちゃん達を煽りながら宣言。てかこの闇ユノワール煽りスキル高いなオイ!そもそもこのペペの能力は私の感情を暴走させただけでこれらすべての感情・行動は私そのものが起源。つまり私って実はこんな側面もあるという訳だ。ナンテコッタイ。気づきたくなかったよこんなもん!無知は至福って至言だね!
そしてその宣言を受けたお兄ちゃん達は若干動じるも前を見続け私を止めようと行動を開始。ルキアは卍解の影響で動けないけど、残る四人が闇ユノワールに襲い掛かる。
「アッハ。これじゃ多勢に無勢だね」
え、ちょ、闇ユノワールさん?まさかとは思うけど・・・
「だったら助っ人、呼んじゃおっか」
『 "
ぎゃあああああやっぱりいいいい!
「アハハハハッハハ!さあ、超えられるなら超えてみろ!」
あ、でも屍たちに道を阻まられて一瞬お兄ちゃん達の動きは止まったは止まったけどすぐに持ち直して骸骨の大軍を無双ゲームよろしくなぎ倒してる。よしよし、その調子だ!一瞬どうなる事やらと思ったけどこれなら何とかなりそう!みたか闇ユノワール!これが原作主人公の力だ!
「むっ、雑魚たちじゃ今のお兄ちゃん達の足止めにもならないか・・・あ、いい事思いついた」
え?まだなにかあるんですか?これ以上はホントカンニンしてくださ――
「目覚めよ!失意のうちに身まかってしまった我が滅却師の同胞たちよ!」
・・・・・・ファッ!?
「再び戦の愉悦をくれてやる!」
「
ベレニケ・ガブリエリ
「
ジェローム・ギズバット
「
ロイド・ロイド
げええええええええ!そうきたか!なるほど、たしかにロイド弟以外の無所属組三人を殺したのは剣八だけど火火十万億死大葬陣による疑似蘇生条件は「死体が炎に焼かれる事」だ!原作では「これまで斬った者達」が条件のように総隊長さんは語ってたけど、本当の条件はこれ。原作の陛下だって「お前の部下の亡骸を叩き起こすことも出来るぞ」って言っておそらく雀部副隊長を蘇らせることを匂わせてたし。そしてこの無所属組三人は総隊長さんの卍解解放時にその炎によって死体を灰にされちゃったから条件を満たしていた事になり、こうやって蘇ってきたってわけだ!
しかしまさか私が考え付きもしなかった使用法をこうもたやすく思いつくとは・・・しかも霊子を三人の亡骸に纏わせて見た目は完全に蘇ってるように見えるし!くっそ~、悔しいがこの闇ユノワール、私より上手く卍解を使いこなしてやがる!でも自爆はイヤなのでホント勘弁してつかさぁい!
そして闇ユノワールの次の行動は早かった。彼女はその声まで再臨させたベレニケを白哉へと仕向け彼の「
そして残る一護お兄ちゃんは・・・
「―――ようやく、たどり着いたぜ!」
「・・・・・・ふーん、そんなにも私に会いたかったの?」
「何を言ってやがる!当たり前だ!」
「私は会いたくなかったかな」
「なっ・・・!」
「当り前じゃない。だってお兄ちゃんはお母さんを殺したんだもん。そんな相手にどうして会いたいと思うの?」
「違う!俺は――」
「どう違うの?あの日、お兄ちゃんが愚かにも飛び出してなかったらお母さんは死んで無かった」
「違うんだ遊子!おふくろは聖別って奴で――」
「陛下の聖別はお母さんの直接的な死因じゃない。お母さんはグランド・フィッシャーに殺された。奴の罠に掛かったお兄ちゃんを助けようとして私の目の前で食い殺されたんだよ。ホラ、やっぱりお兄ちゃんが原因じゃないか」
あああああああ!やめろ闇ユノワール!やめてくれ!あれはお兄ちゃんのせいじゃない!あれはグランド・フィッシャーが怖くて動けなかった私の責任なんだ!私が、私があの時お母さんを助けられてたら、こんな――
「ね?」
「・・・・・・は?」
そして闇ユノワールは私の
私が開発したあらゆる閃刀術式の内、唯一滅却師の技術のみでは再現できなかったもの。
《閃刀術式-ホーネットビット》
質量がある幻影を生み出す術式だ。
この世界線ではお父さんの代わりに夏梨ちゃんが切り捨てた、お母さんの仇であり、今の私のすべての始まりだった虚、グランド・フィッシャー。その今際の際にその現場をこっそりのぞいてた私は彼の四散した霊子をかき集め、あえて私に取り込んだ。アイツが夏梨ちゃんの斬魄刀によって清められのうのうと尸魂界へと召されるのがどうしても許せなかったし、彼の能力をホーネットビットの再現に応用できると思ったからだ。
彼のあの
そしてもう一人の私はその能力を使い――
「貴方も、そう思うでしょ?」
――聖章騎士の制服を着たお母さんの姿を、一護の前に立たせた。
「クソッ、いったい何がどうなってやがる・・・!」
「無事?リル」
「ああ、俺は大丈夫だグレミィ。だがユノの奴が・・・!」
「うーん・・・ユノワールのあれ、どうみたって操られてない?」
「――――!!そうか、ペペの野郎の仕業か!どうやったかは知らんが、糞ッ!やっぱりアイツは殺しておくべきだったか!」
「そりゃしょうがないよ。ペペは蒼都が後継者に指名された時真っ先に彼に庇護求めたし、リルは下手に「虚圏狩猟部隊」を刺激するリスクを取りたくなかったんでしょ?キルゲの奴も結構なやり手だったしね」
「・・・ちっ」
「まあ過ぎたことをあーだこーだ言ってもしょうがないよ。これからどうするかって話をした方がもっと建設的だと、ぼくは思うけど」
「・・・仮にもユノの奴はお前の統括隊長だぞ。頭に来てねぇのかテメェは!」
「そりゃ内心腸が煮え返ってるよ?でもそれが今のユノワールを助ける事に繋がるとは、ぼくにはとても想像できないね」
「ケッ。肉体をようやく得て冷静さを覚えたってか?」
「そりゃいつもは冷静なリルが冷静じゃない所を見ると流石のぼくも冷静になるってものだよ」
「・・・御託はもういい。お前の能力を使ってユノの奴を元に戻せないのか?」
「できるとは思うけど、オススメはしないかな。ぼくの能力はあくまで「創造」だ。「元のユノワール」を想像する事は出来るけどそれはあくまで「ぼくの想像した元のユノワール」を今のユノワールに上書きする事に他ならない。さっき君たちの体に付与した「防御力上昇」とは勝手が違うんだ。テセウスの船のパラドックスって知ってるかな?」
「"全部の部品が置き換えられたとき、その船が同じものと言えるのか"って奴か。つまり下手するとお前は本物のユノを消して違うユノを作り出してしまう可能性があるって事か」
「それでもやる?」
「却下に決まってるだろうがドアホ」
「だよねー」
「となると後はバンビの奴が「
「問題は「
「・・・・・・無理だ。畜生っ、どうすればいいってんだ!!」
「どうやら困ったことになっているようだな、リルトット・ランパード統括副官」
「!!」
「おや、BG9じゃないか。ようやくぼくを見つけられたね、ご苦労様」
「グレミィ・トゥミュー統括副官、今はふざけてる場合ではないと進言する」
「はいはい、ぼくが悪うございました。で、キミがココに来たと言う事は、なにか解決策があるって事でいいのかな?」
「・・・そうか!ユノに前聞いたことがある!BG9、たしかテメェの起動キーはユノが着けてるブレスレットだったな!」
「肯定だ」
「それを通してユノのバイタルをモニターしてるとも聞いた!BG9、今その詳細を列挙する事、出来るか?今のユノの正確な状態を把握すればグレミィの能力でそれだけを元に戻して全部上書きすることなくユノを元に戻す事が出来るかもしれねぇ!」
「残念だがそれは不可能だ、リルトット・ランパード統括副官」
「何っ・・・?」
「ペペ・ワキャブラーダによる洗脳攻撃はその起動キーから生じている。私自身も起動キーへの接続が鈍くなっており、その影響により現在ユノワール・シュリーレーランズ統括隊長の正確なバイタル値を把握できてない状態だ」
「・・・・・・!!」
「じゃあキミは何しに来たのさ」
「それを今から説明するところだ、グレミィ・トゥミュー統括副官。ユノワール・シュリーレーランズ統括隊長を助ける方法は存在する。ただしその鍵を握るのは私ではなく、私の製造主だ」
「・・・まさか」
「貴官の想像してる通りだ、リルトット・ランパード統括副官。ではこれから私はシステムリブートプロセスに入る。
「・・・・・・ああ、わかった」
「―――」
「――――――」
「―――――――――ん、ん~、オホンオホン。おお、リルトット君じゃないか。久しぶりじゃのう」
「・・・・・・はい、お久しぶりです」
「どうやら大変な事になっているようじゃのぅ」
「・・・はい、ここはあなた様のお力添えいただきたく」
ご清覧、ありがとうございました。これにて第十七話終了です。
・・・駄目だ、今回のあとがき、なんも思いつかねぇ!
とりあえずはまた次回に!