バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに 作:カナダ次元
と言うわけで第二十二話です。今回の注意事項についてですが、いつもの事ながらではありますが独自設定がかなり盛り沢山な回となっております。それに加えて今回は最後に挿絵があります。自分の技量の少なさのゆえに挿絵と言ってもいいのか、かなりやっつけ仕事のものですが、ま、まあ雰囲気を味わってもらえばって事で・・・
なのでそれらが苦手と言う方はどうぞご注意をば。
あと、大量の戦闘シーンをスキップしてる件についてですがこれは前に説明したことはありますが自分は戦闘シーンを書くのが大の苦手です。なので当小説ではそれを違和感なくすっ飛ばす事が出来るブログ形式を採用してるって訳なのです。経過は出来るだけ説明しますので、どうぞご了承ください。期待してた方々はゴメンナサイ。
ではどうぞ、今話も楽しんでくれれば幸いです。
BLEACH627話「Fall of Babylon」感想
さてさて、今週もやってきましたBLEACH627話!
蒼都戦、ついに決着です!蒼都は先週にて追い詰められた末に使いたくなかったペペの能力である愛《ザ・ラヴ》を苦し紛れに発動しようとしましたが結果は不発。その隙を突かれて一護のパワーアップした天鎖斬月の直撃を受けてしまいました!一護と仲間の力による総結集の勝利でしたね!
しかし蒼都の能力の不発、いったい何トットの仕業なんだ・・・(メソラシ)
ともかく!蒼都を打ち破ったことで霊王宮編ではこれが死神勢の初勝利となりました!星十字騎士団側の各統括隊長により天示郎、王悦、桐生がそれぞれに撃破され、ユーハバッハがペルニダを手放したことにより真の力に覚醒して和尚もなすすべもなく敗北!残る千手丸も神将が死んだことで卍解が解放出来るようになった為それを用いて神赦親衛隊を壊滅せんと目論みますが、ここで雨竜の聖別の能力である完全反立《ジ・アンチサーシス》が判明!返り討ちにされ零番隊は全滅してしまいました!
これで残る未判明の聖別の能力はユノワールののみとなりましたね!王悦戦の最後にてその不気味かつ無機質な一端が見れましたが、一体どんな能力なんでしょう・・・?
この連続バトル展開にて滅却師側、零番隊側それぞれにたっぷりと活躍の場が設けられ、新たな斬魄刀や完聖体のお披露目も!最終的に零番隊の全員が負けてしまいましたが個人的に大変満足なバトル展開でした!そしてそれに続く主人公達の蒼都戦!実に熱い!これにワクワクしないBLEACHファンはいません!(断言)
しかしまさか岩鷲が蒼都戦にてのキーマンになるとはだれが予想できたでしょうか?岩鷲を代表する彼の技「石波」がまさか蒼都の鉄壁の防御をすり抜けるほどの力を秘めていたとはね!当ブログでも彼の石波が霊子を砂に強制的に変える事について一時触れてはいましたが、同行メンバーの監獄《ザ・ジェイル》を破壊して自由にしてあげたり紆余曲折《ザ・ワインド》の見えない力場までも砂に変えたりできるとは、まさに大活躍!そして忘れてあげてはいけないのはルキア!恐怖《ザ・フィアー》を無効化し皆を奮い立たせる姿はまさに彼女がこの物語のもう一人の主人公であると思い出させる活躍でした!ルキアは下ではあんまりいい恰好できなかったからね、こうやって活躍の機会が与えられてルキアファンとしてもとても嬉しいです!
さて、過去回回想とびっくりマークおよび感嘆符の連打はこれぐらいまでにして今週の感想へと舞い戻りましょう。今週は蒼都が一護の天鎖斬月の直撃を受け大量に出血し、あわや倒れそうな所からスタート。まるでスロー映像のように倒れる彼ですが、沈みゆく彼が見据えるのは近くに浮かぶとある一つの離殿。そこは桐生を倒したバンビエッタがいる離殿でした。それを見て目を細める蒼都。
そしてここから彼の回想へと突入です!開幕は蒼都の修行シーンから。描写されるのはおそらく見えざる帝国内のどこかにある訓練室。彼は軽装の修行着を身につけ大量の汗を流し、疲労しています。
『
『・・・・・・くそっ』
周りにぐるりと配置されている訓練用木人相手に日番谷相手に使った必殺技を放ちますが、その威力に納得できないのか不満の声を漏らしてしまいます。その声を聴いたのかとある人物が蒼都に後ろから声をかけます。
『!!』
『キルゲ先生!来てくれたんですか!』
『ええ、ハイ。一応は』
『どちらかと言うと引率のついでですけどね』
『・・・貴方の様子からして、どうやらまた不承諾とされたみたいですね?』
『・・・・・・はい』
『ふぅ・・・』
『前にも言ったでしょう
『この私でさえも届かなかったのです』
『まだまだ未熟な貴方ではとてもとても』
最近解説役で大活躍のキルゲ先生、またまた考察材料をありがとうございます!(笑)
冗談はともかく、またまた貴重な情報が判明しましたね!神赦親衛隊は各統括隊長が率いる部隊が存在する前から存在していたようですが、どうやら当時の親衛隊への入隊は志願制だったようです。その志願希望が受諾されるのかどうかは別の話みたいですけどね。やはりユーハバッハがそのあたりの判断をしていたのでしょうか?もしくは騎士団のグランドマスターとしてのハッシュヴァルトとか?
退場した後もその評価が上がりつづけているキルゲ先生ですが、その彼をもってしても入隊できなかったので親衛隊のメンバーの実力はかなりのものだと伺えます。千手丸戦ではリジェがペルニダを引き剥がされて未だに弱体化してるニキータを始終庇っていたのでジェラルドのみの活躍しか描写されていませんでしたが、ほぼ彼一人で千手丸の相手を務めていたので相応に高いって事は察せられますね。そのキルゲ先生が未熟と判断する蒼都が入隊できないのも当然です。
その酷評に対して異議の声を上げる蒼都。
『
『これ以上陛下の手を煩わせる事は危険です』
『この件についてはもう素直に手を引きなさい』
『ならば、何故!』
『何故陛下は僕に「
『この最下級兵だったこの僕に!』
『陛下の盾に・・・そのために・・・なるためではなかったのですか・・・・・・?』
おっと、一護達と戦っていた間で終に判明しなかった蒼都の完聖体の名前がまさかの過去回想にて判明!神の盾《クァンロー》ですか、彼の高い防御力からして納得のネーミングチョイスですね!カタカナ名が彼の中華っぽさのアクセントになっているのもグッド!肝心の完聖体の姿が西洋風ですけどね!(笑)
そして蒼都の過去背景もここでチラリとですが判明。どうやら彼はかつて星十字騎士団内では最下級兵という位置づけにいたようですが、何らかの素質をユーハバッハに見出されて聖文字を授かり今の階級へと上り詰めて来たようです。今の私達からすればユーハバッハが彼を見出した理由は聖別の能力があるからと知っていますが、当時の蒼都はその表側の能力である鋼鉄《ジ・アイアン》しか自分の能力について把握してない様子。ボディガードにピッタリの能力なので、ユーハバッハへの恩返しにと神赦親衛隊への入隊を希望していた、って所なのでしょうかね?
その蒼都の必死さにため息をつくキルゲ先生。
『・・・・・・そうですね。
『気分転換とかどうでしょうか?』
『・・・・・・気分転換、ですか?』
『ええ。陛下の命により私とロイド兄弟がペペ・ワキャブラーダの「
『はい』
おや、ここでまたロイド兄弟についての言及が。未だに姿を現さないもう一方の件もありますし、なんらかの伏線なのでしょうかね?
『今、かなり勢いのある班がいましてね』
『ここは一つ、その班の見学とかどうでしょう?』
キルゲの提案により、孤児たちの交流戦の見学に闘技場へとキルゲと共に赴く蒼都。そこで彼が見たものは孤児同士による狂気の殺し合いの場でしたが、そこで戦うバンビーズ(幼)達の戦いに目を奪われます。彼が特に釘付けになったのは必死に戦っている彼女らのリーダーであるバンビエッタ。彼女の戦いは今の自分の生き方に行き詰っている蒼都にとって何かの琴線に触れたのか、その一端が次のシーンにて見られます。
その次の場面はとある長い廊下から。交流戦を終えたまだ幼いバンビエッタが悪態を吐きながら拳で壁をドンと打ち付けます。
『どうしてアタシは・・・こんなにも弱いのよ・・・!!』
『アタシのせいで今日はキャンディとユノを失う所だった・・・・・・』
『アタシが、もっと強く――』
『誇れ』
『君は強い』
『誰っ!?』
『僕は
いきなり現れた者に対して警戒の目を向けるバンビエッタ。
『・・・・・・僕が見るに君は中距離・遠距離戦では十分な実力を持つ』
『君が磨くべきは近距離戦だ』
『これを君に授与しよう』
『・・・ゼーレシュナイダー?』
おっと、これは面白い事実が判明しましたね!蒼都がバンビエッタに対して差し出したものはバンビエッタが現在も使っている青龍刀型のゼーレシュナイダーでした!確かにバンビエッタにしてはちょっとイメージの合わないものを使ってるなーとは思いましたが、まさか青龍刀型のゼーレシュナイダーの元の持ち主がそのイメージピッタリの蒼都のものだったとは予想していませんでした!なるほど、こういう繋がりだったのですね!
警戒心を解かないバンビエッタに対して言葉を続ける蒼都。
『だからと言って視野を狭めるのは愚の骨頂だ』
『・・・・・・・』
彼の提案について少し考え込むバンビエッタですが、やがて意を決したのかキッと蒼都を睨めつけてから彼の手から差し出されたゼーレシュナイダーをいささか強引に奪い取ります。
『礼は言わないわ』
ゼーレシュナイダーを胸に抱きしめタタタッと彼の横を振り返らずに駆け抜けるバンビエッタ。
『アタシ、強くなる』
『強く・・・なるから・・・!!』
強くなる決意を新たに秘めるバンビエッタとその後ろ姿を見つめ続ける蒼都。
そしてここで数コマに渡ってサイレントで彼らのその後が描かれます。どれも彼ら二人が廊下ですれ違う際が描写され、最初のコマではバンビエッタとユノワールが聖章騎士となった姿で楽しく喋っている姿、2コマ目ではバンビーズのみんなと一緒にワイワイ談笑してる姿、そして最後の3コマ目ではバンビーズと情報開発部隊の他メンバーと一緒に歩いていてバンビエッタがグレミィに対してなにかしら切れ散らかしている姿がそれぞれに写されます。さすがグレミィ(笑)
それに対して蒼都は反比例するような描写をされます。最初のコマでは彼は廊下でただ一人。次のコマではキルゲと一緒にいますがそのキルゲは彼を置いて一歩進んだ状態で。最後のコマでは蒼都は彼が率いる虚圏狩猟部隊のメンバーと一緒に居ますが会話の輪の中には参加せず。仲間は増えたはずなのに彼はなぜか一人で居続けた。蒼都とバンビエッタ。共に統括隊長となった身でありながら、それぞれの歩む道は違うものとなった、と・・・
いやー、この描き方は本当にうまいですね!なんというか切ない!選択次第では蒼都もバンビエッタと同じような道を歩めたはずなのに、志の違いなのかまったく違う人生を送った二人。まあそもそも生い立ちからして違いすぎますけどね。
そしてここで回想は終わり、現在の時間軸へと物語は戻ってきます。倒れ込む蒼都ですが、何を思ったのか彼は最後の力を振り絞り一歩バックステップを踏みます。その後ろは何もない空。
『待・・・!』
その自殺まがいの行動を見て驚く一護ですが、手を伸ばすももはや間に合いません。
霊王宮のなにもない空を落ちていく蒼都。その目には相も変わらずバンビエッタがいる離殿が映されますが、彼が負った傷は致命傷。彼の目は徐々に閉まっていきます。やがて最後は完全に閉じ、彼の最後の独白が彼の脳内にて映されます。
『君に』
『一度でも、振り向いて貰えれば』
うーわー・・・
そしてここでタイトルコールとか。見せ方が本当にうまいですねぇ!
さて、今週のサブタイトルである「Fall of Babylon」は一件なんのこっちゃって思った方も沢山いらっしゃると思いますが、当ブログにひしめく我々考察勢にとってはこの程度なんてお茶の子さいさいです!なので解説しますとまずは蒼都の聖別の能力名である久遠《ジ・イモータル》について軽く説明しなければいけません。
イモータルとは英語では不滅や不死、もしくは死なないことを意味する言葉ではありますが他に違う意味で使われることがあって、それは「不死隊」の事を意味します。不死隊とは古代ペルシャにかつて存在してた精鋭部隊の通称であり、その名は「一人の兵士が倒されてもまた別の新しい兵士がすぐに補充され戦闘に復帰する」と呼ばれたことを起源とします。その精鋭部隊によって達成された偉業の一つが古代世界においてのかつての一大都市だった「Babylon」の征服、つまりはバビロンの征服だったのです。バビロンの陥落は古代世界にて重要な転換期の一つであり、蒼都の敗北もこのBLEACHと言う物語の転換期の一つになるのかと、いやー本当に色々と考えさせられるサブタイトルですね!これだからBLEACHの考察はやめられないぜ!
さて、とりあえず考案はこれぐらいにして物語の感想へと戻りましょう。タイトルコールを挟み場面転換が行われ、視点はバンビーズを率いるバンビエッタへと一旦戻っていきます。蒼都の敗北を悟ったのか、意味深に沈黙するバンビエッタ。
『おいバンビ?』
『なんでもないわキャンディ』
『うっとうしいのがようやく』
『ただ、死んだだけよ』
『・・・・・・』
うっとうしいって(笑)
キャンディスの半分笑ってるような複雑そうな顔も最高!
そんなことって(爆笑)
これがシリアスな笑いって奴ですか?彼の秘めたる想いはバンビエッタに全然届いていなかったとは・・・哀れ、蒼都!
ま、まあとりあえず続きを見ていきましょう。キャンディスもバンビエッタのその言葉に気を取り直したのか、真剣な表情へと戻ります。
『ああ』
『零番隊の奴等は全滅した』
『これで条件はクリアだ』
『いけるぞ』
『よっし、やるか!』
『はいですぅー』
『いつでもオッケー!』
ほうほう、これは面白い。秘密裏に死神達と協定を結んだバンビーズ達ではありますがどうやらその協定には零番隊は含まれていなかった様子。リルトットの台詞からまだ全容が判明してない彼女らの計画においてむしろ邪魔者だったことが察せられますね。
そもそもバンビーズも死神と手を組みたいと言っておきながら剣八を殺そうとしたりとかなり死神達に攻撃的でした。一応浦原さんの説明によると「彼女らは『弱いヤツらと組む気が無い』と言ってました」だったので彼女らなりの篩だったのでしょうけど、それでもかなり過激でしたしね!やはり目的の一つである「ユーハバッハの殺害」を達成するためには彼女らにすら勝てない弱い死神と手なんか組んでいられない、ってカンジなのでしょうか?
そして彼女らもう一つの目的である「ユノワールを霊王にさせない」事。それが意味する事は一体・・・?
彼女らの大事な妹であるユノワールを守る決意を新たにするバンビーズ一行。
『私達の妹を』
『ユノを、守る為に―――』
『!?』
しかし彼女らが奮起したその直後に背後に何かが落ちたような大爆発が!
それに振り返るバンビーズ達。彼女らの驚愕の表情が映されて今週は終了となりました!
彼女らの元へと訪れたものは一体何なんでしょうか?一護らの次の行動は?他の統括隊長は?雨竜の真の目的とは?ユーハバッハは霊王へとたどり着いたのか?多数の思惑が渦巻く霊王宮編、新たな展開へと移ります!まて次週!
というわけ今回はここまで!
ではみなさん、また来週!
ひっく・・・!えっぐ・・・!!
「ご無事ですか?ユノ隊長」
・・・・・・グスッ!
だってよ・・・!
シャズクス・・・!!
腕が!!!!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・えーっと、はい。
シリアスぶち壊しでゴメンナサイ。脳内茶番劇はこれぐらいにしておきます。
いやでもね!言い訳になるのは百も承知なんですけどね、これは仕方が無いと思うんですよ!だってこんな場面に遭遇したらこのワ〇ピース第一話ネタはやらなきゃって使命に駆られるでしょ!?シャズさんの名前も出だしは完璧だし!私に電波が下りて来たんです!神託だったんです!私も悪いけど完全には悪くない!
うおっほん!(必死の誤魔化し)
というわけで、みなさんこんにちは!腕がまだ二本のユノワール・シュリーレーランズです!
御覧の通りあわや一本腕となるところでしたが、なんとなんと!我が忠犬であるシャズ・ドミノさんが最後の最後で私を庇ってくれて王悦さんの殺意マシマシ攻撃をなんとか紙一重でやり過ごすことが出来ました!代わりにシャズさんの腕が斬り飛ばされましたが、これは彼に限っては無問題!というか「彼に限って」とは言ったけどよくよく考えてみれば星十字騎士団には腕一本失っても全然問題ない連中が結構いるな。せっかくのシャズさんの個性が・・・
と、とりあえずはシャズさんに感謝の言葉を伝えないと。
「シャズ様・・・!あ、ありがとうございます」
「いえ、これぐらいは当然です」
「・・・・・・できれば、降ろしてほしいのですが」
「はい。ご無礼をば」
うー。ヒゲ親父は別として、これで男に抱きかかえられたのは雨竜に続いて二回目だよ。シャズさんが腕一本失ってる関係上お姫様だっこは回避したものの恥ずかしいものは恥ずかしい。でもときめきは無いのでとりあえずはヨシ!私はまだまだ精神的にノーマルだ!
「・・・戦況は大丈夫なのですか?」
「問題ありません。敵の戦力の半分ぐらいは既に戦線離脱済みです。グレミィは相変わらずですが、俺が抜けてもBG9一人で大丈夫だと判断しました」
あ、そうなのね。軽く周りを感知してみると霊圧の乱れ具合からして具象化した斬魄刀達の大半の意識が落ちているのが見てとれた。彼らは斬魄刀なのでこの表現があってるのかどうかはわからないが、とりあえずはまだ生きているっぽい。
あ~、よかった!一応統括隊長として
え?もう後戻りが出来ないところまでやらかしてるだって?アーアーキコエナイ。
そして私が相変わらずこうやって脳内で迷走している間に様子を見守っていた王悦さんですが、彼は陽気に口笛を吹いてました。
「ヒューッ!いいね、イイネ、カッコイイ
「だが腕一本失った今、ちゃんボクから彼女を庇い続けられるの
「問題ない」
「!」
おー!これがシャズさんの「
「この身は我が隊長の盾だ。貴様の攻撃なんぞ、俺には効かん」
「
・・・シャズさんってマジでなんでこんな性格なんだろ?原作ではわずか3コマの登場とは言え、印象としてはどちらかと言うと俺様思考ってカンジだったのに。グレミィが私をからかう為にこんな風に設定したのだろうか?すごくありえそうで困る。
「貴様のその鞘伏とやらは切れ味がいいだけのただの刀。そんなものでいくら俺を切ろうとも俺は周囲の霊子を取り込んで無限に再生する」
「お前に俺を打ち倒す手段は、皆無だ」
・・・・・・おーい、シャズさん?そうやって自分の能力について説明するの、なんかものすごくフラグ臭がするのですが?
「解説、
ニカッっとムカつくほどいい笑顔を振りまく王悦さんは突撃してきたシャズさんの攻撃を軽くいなした。そして一旦大きく距離を取り、近くでグレミィと戦っている王悦親衛隊の皆さんへと声を掛けた。
「
「なんだ親方!アタシらはコイツの対処に忙しいんだっつーの!」
「例の下から来た斬魄刀、ドコだったっ
「アァ!?下から来た奴って、ドコのどれの事だよ!?」
「送り返す予定だった奴
「アレか!いの27番、ろの51番、はの33番だ!」
「ハス
「ほいさっさとォ!」
そうやって親衛隊の一人である
あれ?あの斬魄刀の柄、どっかで見たような。
「ありがとな鞘伏。助かったぜ」
「だが今はコイツの出番だ」
「無駄なことを。どんな斬魄刀であろうとも無限の再生を持つ俺には効かん!」
そうやってクナイを構え突撃を続けるシャズさん。というかシャズさん、フラグの積み重ねは流石に不味いって!あの斬魄刀絶対ヤバイ奴だろ!
・・・・・・・・・。
・・・・・・念のため、準備だけはしておくか。
ひょいひょいとシャズさんの攻撃をかわし続ける王悦さんだったが、業を煮やしたシャズさんからの大振りの攻撃を華麗にもう一度かわしてからその斬魄刀でシャズさんを肩から腰まで大きく断ち切った。シャズさんはそれを受けてすぐに再生するが・・・
「効かないと言ったはず―――!」
脚がガクンと揺れ、彼は地面へと膝をついた。
「!?」
「ちゃんボクを誰だと思っているん
「アイアムナンバワンザンパクトクリエイラァー」
「十・九・八・七・六・五枚」
「終いに三枚、二枚屋
「すべての斬魄刀の生みの親であり――」
「なに・・・?」
ッ!そういう事か!見たことがあると思ったわけだ!
「例外もあるが、死した死神の斬魄刀は基本的にちゃんボクの元へと還る」
「この斬魄刀もその一つだ」
「ただコイツの元の持ち主はどうやら奇跡的に生き返ったみたいで
「送り返す予定だったが、その前にキミタチがココへと来たワケなの
あの斬魄刀は――
「キミも主を一度殺した滅却師相手に復讐したかったんだ
「存分に暴れまわるとイイ
王悦さんの声に応えたのか、変形し、その独特な形状を晒す護廷十三隊三番隊副隊長・吉良イヅルの斬魄刀。その「面を上げろ」と言うオサレな解号も相まってBLEACHファンならその台詞を一度は口にするはずの斬魄刀が今、目の前に!
そして、その能力とは。
「切り付けたものの重さを倍にする」
「ぐっ!」
「二度斬れば更に倍」
「ガッ!!」
「三度斬ればそのまた倍」
「キミは無限に再生するんだっ
「自重により自壊していくその肉体」
「霊子を分解して吸収して、再生して、また自壊の繰り返し」
「永遠に続くその苦しみに、キミはどれほど耐えられるか
「チ、チキショウめ・・・・・・!」
やらせるかぁーーっ!!
『
そうして彼を救うべく完聖体を解放した私は気が付けば、今度はグレミィによって抱きかかえられていた。どうやら一瞬意識が飛んでいたようだ。でもシャズさんの侘助によるデバフの解除には成功したみたい。よかった・・・
「どうなって
「メラちゃん達にチャン
「ああ、心配しなくてもいいよ」
「ただ眠ってるだけさ」
「ぼくが想像してみた、ちょっとした睡眠ガスでね」
「・・・たしかに眠ってるだけだなコレは」
グレミィは王悦さんから今度は私へと視線を向ける。
「わけがわからないな」
「シャズ・ドミノは僕の想像の産物。たとえあそこのアレが死んでも、ぼくはシャズ・ドミノをまた新しく作り出せるんだよ?」
「キミはぼくらが此処に来るためにすでに今日最後の『
「その限界を超え、さらには完聖体を使ってまで、ユノワールが彼を助ける必要はあったのかな?」
彼のその質問に私は最後の気力を振り絞り答える。
「・・・・・・あたりまえだよ、グレミィ」
「だってこのシャズさんと・・・あなたが次に作り出すシャズさんは・・・」
「別の人に・・・・・・なるじゃないですか・・・・・・・!」
「―――そうかい」
「キミは本当に、相変わらずだ」
ダメだなこれは。無茶しすぎた。
頭が割れるように痛い。
もう限界だ。
「・・・・・・後は・・・任せます・・・グレミィ・・・」
「ああ、そうだね」
「後は
彼のその不可思議な返しへの意味を訊こうとするも、私の意識は暗い底へと再び落ちていく。
だが完全に暗くなるその前に。
カチリと。
小さな音が、聞こえた気がした。
「これで残る脅威はチャン
「・・・王悦って言うんだったっけ?キミ」
「
「アイアムナンバワンザンパク――」
「あ、そういうのはいいから」
「
「・・・キミはここで斬魄刀を作ってると聞いた」
「ぼくはキミと同じく
「―――へぇ?」
「面白そうじゃないか。いい
「二枚屋王悦、キミは『最強』ってなんだと思う?」
「・・・・・・ちょっと予想外な質問が出てきたな」
「どういう意図で聞いてみたん
「ぼくはね、『最強』の滅却師だ」
「!」
「少なくともぼくはそう信じてる」
「だけどね、癪ではあるけどそれはこう言いかえる事もできる」
「それはぼくがそう思ってるだけだと」
「実際他の滅却師の大部分はユーハバッハが最強だって事を信じて疑わないだろうしね」
「つまり最強ってのは、見方によって千差万別ってコトさ」
「・・・」
「王悦、たとえばの話だ」
「最高の力を持つ斬魄刀を持っている死神がいるとする」
「斬魄刀を持ってる限り、彼はどんな敵をも打ち倒すことが出来るとする」
「だがその死神は斬魄刀を手放してしまうと」
「そこら辺の一般隊士にワンパンで気絶してしまう実力を持ってたりする」
「彼は最強の死神か?」
「・・・ちゃんボクは最強とは思わない
「そうか」
「――――ぼくは」
「ぼくは、そう思わない」
「・・・・・・?」
「キミは現世の事をどれだけ知ってるかな?」
「現世の世界ではね」
「彼らの世界を軽く滅ぼすことができるとされる兵器を何百、何千と所持してる国々がある」
「その兵器をそれらの国々では、ボタン一つでたった一人の人間が使えてしまえる」
「ただのちっぽけな人間が、だ」
「そしてそのボタンを押せる人間は何人もいる。当たり前だよね。なんせボタンは一個じゃないし、国も一つではない」
「しかし、しかしだ。もしそのボタンが一つしかなくて、それを押せる人間がこの世でたった一人しかいなかったら?」
「ぼくがその人間のコトを最強の人間だと思ってしまうのはそうおかしなことではないよね?」
「・・・テメェ、まさか―――」
「ぼくとしても本当は不本意なのさ」
「ぼくだって一応は男だ。キミの思い描く最強のように本当の最強の存在に至りたい」
「だから更木剣八と戦った時、至れなかったと知ったぼくは一度は諦めた」
「結局
「
「
「足止め」
「分かった」
「!!」
「クソッ!もう動けるの
「BG9は例の結界。霊圧も漏れないようにヨロシク」
「キミの
「一分持たせれば十分だ」
「了解です、グレミィ・トゥミュー統括副官」
「どうしてユノワールが統括隊長で、ぼくが統括副官なのか」
「それはユノワールが
「でも彼女の未熟な脳ではその負荷に耐えられない」
「だからこそ彼女は無意識にリミッターを自分に掛け」
「自分の能力が『
「バンビエッタでさえもそこまでしか再現できない」
「でもぼくは―――」
「!!!」
「ぼくが彼女の脳を」
「前のぼくみたいにこうやって」
「そしてコレを
「あとは解るね?」
「クッソオオオオオオオオ!!!」
ご清覧、ありがとうございました。これにて第二十二話終了です。
すごくどうでもいい補足かもしれませんが、挿絵におけるグレミィのめっちゃいい笑顔は「くろまく~」みたいな笑顔ではなくどっちかというと「どーだぼくの隊長はすごいだろ!」という感じな笑顔です。あしからず。
ではまた次回に。
追記:
雨竜の完全反立《ジ・アンチサーシス》の「ジ」の部分に関してですが当小説においての仕様です。せっかくの誤字報告をしてくださった方々を描写不足で混乱させてしまい、申し訳ございませんでした。