バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに 作:カナダ次元
今回で第二十五話となります。今話もかなりの量の独自解釈が入っているので、いつも通り苦手という方はご注意を。というか今回は「昔の星十字騎士団はこうだったのかな?いや、こんな感じだったのかな?」という自分の妄想が存分に含まれてしまっているので、解釈違いが起きそうでちょっと怖いです。(苦笑)
ではどうぞ。是非とも楽しんで行ってくださいな。
BLEACH634話「friend 6」感想
さてさて、今週もやってきましたBLEACH634話!
バズビーとハッシュヴァルトの戦いが合間合間に挟まれる今回の過去回想シリーズですが、今週をもって最後となります!過去回想シリーズはそれぞれ大量の新情報ラッシュがあるので当ブログでは毎回の楽しみにしてますが、終わってしまうとなるとある種の寂しさを感じてしまいますね!
では例にもれず、今回の過去回想シリーズで得られた情報を吟味していきましょう!まずはユーハバッハ、実は過去に「
そして当時の和尚との会談ですよ会談!まさか零番隊が「
ここからはちょっとした想像になりますが、当時もユーハバッハの親衛隊だったニキータがペルニダの依り代とされてしまったのは、ひょっとするとユーハバッハの封印を解こうとした試みの結果だったのではないでしょうか?結局その辺の描写が今回の過去編でも語られなかったので謎のままで終わりましたが、ニキータがペルニダに乗っ取られても結局「
そして石田のお爺さんである石田宗弦のまさかの登場!彼が率いる石田一族の役目、それは尸魂界にとって重要な意味を持つ現世の重霊地の滅却師側における管理者だった事が判明しました!作中では重霊地の場所は時代と共に移り変わるとされてますが、尸魂界が日本の文化に強い影響を受けている事から見えるように重霊地は日本列島上にて出現する頻度が高そうです。だからこそ日本に根を下ろす滅却師の一族が必要だった。結果、それが石田家のオリジンになったというわけですね。
今回宗弦は尸魂界への侵攻に合わせてユーハバッハによって呼び戻されたとされますが、どうやら彼は日本にずっと引きこもってるわけでは無くちょくちょく「
ちなみに今回判明したハッシュヴァルトがユーハバッハの半身だったという事実に関してですが、これはまだ情報が少ないためまだなんとも言えないですね。ただその性質からドリスコールが言ってた「与える者」、つまりハッシュヴァルトも他人に力を与える事ができる滅却師である事が明かされました。それで思ったのですが、これってひょっとするとユーハバッハの皇帝候補者、もしかして全員がこの「与える者」だったりしないでしょうか?となると彼らにもユーハバッハとハッシュヴァルトみたいにそれぞれ自身の半身がいたりするのでしょうか?流石に飛躍しすぎですかね?
さて、前回までの情報を振り返っていくのはここまでにしてさっそく今週を見ていきましょう!開幕は前回ラストで胴を一刀両断され後方へと吹き飛ばされたバズビーからです。しかしまだあきらめていないのか、拳を床に打ち付けるバズビー。
『我々が戦っても何一つ陛下に利する事は無い』
『陛下に利する事は無えだと・・・?』
『当たりめーだ・・・・・・』
『俺は・・・その陛下に反逆してるんだぜ・・・!』
ついに4段階まで来たバズビーのバーナーフィンガー!四つの指をフルに使い巨大な炎の剣を生み出します!
『バザード・ブラック!!!』
苛立ちのあまりに初判明したバズビーのフルネームを叫ぶハッシュヴァルト!バズビーの攻撃を避けると体勢を整える為にか後退していきます。それを見たバズビー、またまた挑発を繰り返していきます!
『また勝負から逃げんのかよ!!』
『そんなに俺に敗けるのが怖ェかよ!?』
『ユーゴー!!!』
実にシンプルなタイトルコールを挟み、再び過去回想へ。数年が経過し、バズビーとハッシュヴァルトの両名が星十字騎士団の制服を身にまとってるシーンからスタート。
『
『いくらけしかけてこようと、お前と戦うつもりは無い』
どうやらハッシュヴァルトを挑発して彼と戦うようにとバズビーは誘導しようとしてたようですが、それは失敗に終わりました。意に介さずを貫くハッシュヴァルトはバズビーを無視して場から離れていきますが、その場面を見ていたヒューベルト・アレクサンダー・クライヒはハッシュヴァルトへと声をかけます。
『!』
『団長としての威厳が足りないんじゃないのか?』
『・・・そうかもしれませんね』
『貴方を見習うようにしますよ、ヒューベルト副団長』
『・・・・・・・・・・・・』
皮肉に皮肉で返されるヒューベルト。かつては自分が憲兵隊の団長だったのに突然入隊してきた新入りに新たに成立された騎士団の団長へと先を越されただけではなく、自分は副団長へと格下げ。内心まったく面白くないのでしょう。しかし流石に表立って逆らう事はしないのかその苛立ちの標的を違う者へとヒューベルトは変えようとします。
『
『なに、見ている者がいなければ陛下といえど知る由も無し』
『私が見ていますよ』
『・・・・・・・・・!』
『それに、私だけではありません』
『無様だね、クソボンボン』
『・・・ニキータ!このっ、下等種めが!!』
『その下等種にいいようにされるクソボンボンはもっと無様』
『黙れ!』
『貴様なんぞはあの黒人奴隷と乳繰り合っておればよいのだ!』
『奴は例の実験を生き延びたようだが、元奴隷同士!貴様にはお似合いの相手だ!!』
『むっ、リジェ君を侮辱したな?撃つ』
ほほう、これは面白い新事実が判明しましたね!どうやらニキータとリジェの両名はともに元奴隷階級の人物だったようです。なるほど、だからニキータと選民思想に染まっているヒューベルトはあんなに仲が悪かったのか。そしてこの場に彼らをいつも収めているアルゴラ・ララウがいないのでここまで言い争いがヒートアップしてしまっている、と。
当時は中世真っ只中。奴隷もそこらじゅうにいたでしょうし、中でも女性や黒人奴隷の扱いは悲惨を通り越して悲劇的だった時代です。そこから解放されたということはニキータとリジェのユーハバッハへの忠誠心はうなぎのぼりでしょうね。そしてこの台詞のニュアンスからおそらくニキータはリジェの前に解放された奴隷で、彼が解放されるまでの面倒を見ていたのが彼女という事になるのかな?もしそうだとするとリジェのニキータの様読みに説明がつきますね!いやー、やっぱり過去回想は妄想が捗りますな!
そしてリジェに対して実験とな?これに関してはものすごく気になりますがこれ以上の情報は開示されてないのでいったん置いておきましょう。
一触即発な雰囲気に陥る二人ですが、アルゴラに代わってそこを止めたのは彼らの団長であるハッシュヴァルトでした。
『わかった』
『チッ・・・』
その場から静かに去って行く三人。その後ろ姿を無言で見ていたバズビーですが、突如後ろから声をかけられました。
『・・・ロバートさん』
バズビーの星十字騎士団への入隊を世話したロバート、ここでまた登場です。
『お前がハッシュヴァルト団長を友と思うのなら、もう少し自分の心に素直になれ』
『・・・・・・・・・』
返事を返さずに無言でその場から離れるバズビー。やれやれといった感じで息を吐くロバートに彼の後ろにいた人物が話しかけます。
『宗弦』
『なに、大丈夫じゃよ』
『あやつらもきっと解っておるのじゃろうて』
去って行くバズビーの後ろ姿を悲しそうな目で見ながら言葉を続ける宗弦お爺さん。
『譲れないものがあるだけじゃ』
結局はその譲れないもののせいで大丈夫じゃなかったんだよなぁ・・・(苦笑)
さて、場面は現代へと回帰しハッシュヴァルトへと諦めずに猛攻を続けるバズビー。合間合間に彼の独白が入ります。
『3年かけて俺が
『もしかしたら最初から団長だったのかも知れなかったが、そこに居なかった俺にはわからねえことだ』
『ともかく』
『お前は俺の挑発を躱し続けた』
『何度も何度も、どれだけ俺が咬みついても』
『絶対に、俺と戦おうとはしなかった』
『ふざけんな。俺と勝負しろ』
『俺はまだ、お前に敗けちゃいねえ』
『まだ―――』
舞い上がる血しぶき。バズビーの渾身のバーナーフィンガー4も彼の腕ごとハッシュヴァルトに斬り飛ばされました。追撃を繰り出そうとするハッシュヴァルトにバズビーはついに彼の最大の奥義を解き放ちます!
見開きによる大迫力な火炎渦!奥義に恥じない超火力をバズビーは放ちますが、その会心の一撃でさえも難なく捌くハッシュヴァルト。結果、バズビーは無慈悲にも切り捨てられハッシュヴァルトに対して傷一つつけることなく敗北してしまいました。
倒れ込むバズビー。しかしその寸前にハッシュヴァルトへと手を伸ばしかろうじて踏ん張ります。コートがバズビーの指によって焦げ付くも、無表情で佇むハッシュヴァルト。
『・・・くそっ・・・』
『思い通りにゃいかねえもんだな・・・・・』
『・・・お前に敗けたら・・・』
『もっと悔しいもんだと思ってたぜ』
腕の力も失い、ついに地面へと倒れるバズビー。その直後、彼の背後から現れたのは残りの親衛隊メンバーでした。大声で賞賛の声を上げるジェラルド。
『・・・
『アキュトロンはどうした?』
『ん、殺した。戦利品もこのとおり』
『銃も欲しかったし、丁度良かったよ』
ニキータのその手に握られるはロバートが今まで使ってた拳銃。それを横目で見たバズビーは彼の同僚の敗北を悟ります。
『この者はどうする?』
『まだ息があるようだが』
『止めを、刺そうか?』
倒れたバズビーへと近づくはリジェ・バロ。裏切り者を始末せんと彼はバズビーへとライフルの銃口を向けます。それに対してハッシュヴァルトは自身の剣を鞘へと納めながらその行動に待ったを掛けます。
『そいつの霊核は破壊した』
『直に息絶える』
『・・・・・・・・・』
その命令に目を細めるリジェ。彼はライフルを再び構えようとしますが横から手を伸ばされてその行動を止められます。
『・・・・・・了解しました、ニキータ様』
背を向け、後ろ姿のまま再び命令を下すハッシュヴァルト。
『貴官らは死神達と戦っている石田様とユノワール様を援護してやってくれ』
『ん。了解したよハッシュ君』
その場から消え、去って行くハッシュヴァルト。残された親衛隊のメンバーもその命令を遂行するべく行動に出ます。
『うむ!!』
『へーい』
『はっ』
『・・・・・・』
『せいぜい残りの命を噛みしめる事だな、バズビー』
そしてその場に残されたのはバズビーただ一人となりました。
彼のまぶたは徐々に重くなり、脳裏に浮かぶのは彼の友。
『お前今日から俺の子分な』
『最強の滅却師になろうぜ』
そしてそのまぶたは完全に閉じてしまい。
今週は終了、となりました。
・・・・・・うん、これ以上は無粋ですね。なんというか、コレは湿度が高すぎる。
ではみなさん、また来週!
みなさん、こんにちは。ユノワール・シュリーレーランズです。
「・・・どうして来たの、夏梨ちゃん」
「言った通りだよ、遊子姉」
私の愛しい双子の妹が父さんの刀を構えながら私をまっすぐと見据えている。
「あたしと一兄が、アンタを力ずくでも連れて帰る!」
「・・・それを私が望んでなくても?」
「当り前!!」
・・・困ったな、これは。
私はこれから、辛い決断を迫られる。
原作で例えるならこの場面はおそらく一護お兄ちゃん達が初めて霊王宮で陛下と相対した場面のパラレルなのだろう。幸いと言っていいのか霊王はまだ死んでないし、ここは霊王の間とはまだ結構離れているから滅却師の血アレコレで陛下によってお兄ちゃんや夏梨ちゃんを操られることはない。つまりここでお兄ちゃん達に一旦ここから落ちてもらってグリムジョー・ネリエル・リルカ・雪緒と合流して例の叫谷エレベーターでまた昇って来てもらえれば少しは原作の流れへと戻す事ができるはずだ。霊圧探知によると下の瀞霊廷で隊長達が霊圧を高めているから浦原さんによる門の完成もあとちょっとなのだろう。これで陛下と親衛隊を討伐するために必要な戦力がようやっと霊王宮に揃う事になる。
問題は彼らを追い返そうにも、目の前の主人公パーティーが原作より大幅に強化されているって事だ。
原作ではお兄ちゃん、夜一さん、織姫ちゃん、チャドくん、岩鷲くんの五人パーティーだったが、残酷な言い方になるけどお兄ちゃんと夜一さん以外はハッキリと言って戦力外。織姫ちゃんはヒーラーの役割があるとは言え、チャドくんと岩鷲くんはインフレに置いて行かれたメンバーだ。正直よくそのメンバーで陛下に挑めたなと感心しちゃうぐらいに無謀な行動だったりするが、全員生き延びたあたり主人公補正が見事仕事したのだろう。
しかし困ったことにこの世界線では霊王宮で修行した組が全員同時に瀞霊廷へと降りて来た影響か、その修行メンバー全員が今目の前に勢ぞろいしている。夏梨ちゃんは言わずもがな、ルキアと恋次、さらには白哉までがココにいる。まさか夏梨ちゃんが主人公パーティーに合流した影響がこういう風に及ぶとはね。バタフライエフェクトとはよく言ったものだ。
さて、私が選べる選択肢は二つ。一つはもちろん素直に降参してお兄ちゃん達に下る事。そしてもう一つは私が先ほど言ってた彼らをどうにか追い返して原作通りに他の戦力と合流してもらう事だ。
正直めっちゃ降参したい・・・!夏梨ちゃんとなんて戦いたくないし、そもそも私の戦闘力はあまり高くないと自負している。そりゃ私にはグレミィがさっき言ってた「真の力」とやらがあるみたいだけど覚醒条件を説明されてないし私もどう使うのかサッパリだ。だってしょうがないじゃないか!私の能力はずっと「
このように元々陛下を裏切る気マンマンだった私にとって第一の選択肢はものすごく魅力的ではあるがそれが出来ない理由が二つほどある。一つは私の隣にいるグレミィと雨竜がどう反応するのかが未知数だという事。グレミィは前に言ったとおりノリで裏切ってくれるかもしれないし、雨竜も私と同様に陛下を最後の最後で裏切る気はあるはず。ただグレミィはあの通りの性格だからどっちへと転んでも不思議では無いし、雨竜も宗弦お爺さんが持ち去った「
そして二つ目の理由。それは私がバンビーズのみんなを裏切ってしまうことだ。
・・・本当は、彼女らに私の気持ちを話す機会はたくさんあったはず。
何回も何回も自問自答した。全部話したら、もしかしたら彼女らも私の気持ちを分かってくれるかも、と。私の事を助けてくれて、私の味方になってくれるかもと。
でも怖かったんだ。
だって彼女らは原作では敵。
この世界で私の家族となったその彼女らが私の敵に回ってしまう事を、私は何より恐れた。
笑える話だよね。だって私は実の家族である一護お兄ちゃん達を敵に回している。私が心の中でどれだけ彼らに対して「私は本当は貴方達の味方だよ!」と叫んでもそれを私が言わない限り彼らは知る由も無い。私は一つの家族を傷つけるのを恐れるあまり、残してしまった家族を存分に傷つけているのだ。
そう、結局私が選ばなければいけない選択肢はそれに収束する。お兄ちゃん達を裏切り続けるか、バンビーズのみんなを裏切るか。ふたつにひとつ。
そしてすべてが終わった後、私は彼らが私を許してくれるという淡い希望にすがるしかないのだ。
あ。
そして私があまりにもモタモタしてしまったが故か、罰が下った。
私はあわててゼーレシュナイダーを構え、夏梨ちゃんの刀を受け止める。
私は結局、選ぶことさえもできなかったのだ。
「ぐうう・・・!」
「もしかしてあたしがずっと遊子姉のおしゃべりに付き合ってあげると思ってたの?」
「言ったでしょ!?これで三度目だよ!」
「力づくでも、連れて帰る!!」
あ~もう、このわんぱく妹めえええ!私の苦悩も知らないで!
いいでしょう!こうなったらユノワール・シュリーレーランズ!一世一代の大芝居をやってやんよ!
「・・・わかったよ。それじゃ私も遠慮は捨てる」
私は意識を集中し、すでに他の者との戦闘に入ってるグレミィと雨竜をも援護すべくとある術式を構築する。
「なっ・・・!?」
術式の影響で周辺に細かい粒子が具現化し、青い輝きを放ち始める。その様子に驚きの声をあげる夏梨ちゃん。だがもう遅い!
完成した術式の影響はすぐに出た。
「え?うわっ、うわわわ!?あーーーーー!」
夏梨ちゃんのみではなく、周りを見渡すと飛廉脚を使えるグレミィと雨竜以外のみんなは空中に立っていられなくなり落下していく。これで全員下の街まで落下してくれれば儲けものだったが、さすがは主人公パーティー。全員周囲の瓦礫とかを利用してなんとか足場を確保できたようだ。
私は飛廉脚を使い、夏梨ちゃんから若干離れた空中で剣を構える。
「そう簡単にはいかないか・・・」
「ぐっ・・・足場が作れない?さっきまでは大丈夫だったのに・・・!」
「なにをしたの遊子姉!!」
「忘れたの夏梨ちゃん?私は滅却師だよ?」
「確かに霊王宮の大気に満ちる霊子濃度は高い。夏梨ちゃんみたいな死神ならこれ程の濃度で足場を作れないなんてことはない」
「でも私がこの一帯の霊子全ての支配権に干渉すれば、この通りってワケ」
「周囲の霊子を操り戦うのが滅却師の本質。迎え撃つ側がそっちに不利な戦場を用意するのは当然の事と思わない?」
「私はユノワール・シュリーレーランズ。
「くっ・・・!」
本音を言うと実はキャパが結構ギリギリだけどね!あとこの私の台詞、ほとんど原作の白哉の受け売りだったりします。サンキューびゃっくん。フォーエバーびゃっくん。
うん、私のメンタルも少しは調子戻ってきたかな。
「さて、これで数による優劣は大分消えたかな」
「グレミィ。雨竜兄さん。遠慮はいらないよ」
「彼らは陛下の敵」
「全員、この場から去ってもらいましょう」
よし!これでOK!多分これで雨竜は原作通り一護お兄ちゃんを落下死(笑)させるだろうし、ある程度は周囲の霊子の支配権を私がジャミングウェーブで握ったのでもしグレミィがルキア達を本気で殺そうとしてもその威力をギリ致命傷までに軽減できるはずだ!彼の様子を見る限り相変わらず遊んでるようだけど。後は周囲の足場をド派手な技で壊していって全員落っこちてもらえばミッションクリアだ!
・・・・・・ああああああ、もう!どうしてこうなった!!
えー、なんとかギリ切り抜ける事が出来ました。
いやもう本っ当に大変だったよ。
途中結構色々危ない場面もありましたし、予想してない場面に出くわしたり、私はもうへっとへとだ。雨竜が完成体を解放して恋次を叩き潰したり、グレミィが大量に爆弾をばら撒いたり、雨竜がお兄ちゃんのどてっぱらに大穴を開けたりともう気が気でない状態がずーーーーっと続いてメチャクチャ疲れました。肉体的にはそうでもないんだけど精神的に辛かったです。てゆーか雨竜テメー、お兄ちゃんを穴あきにしたことに関して後でじっくりとオハナシするからな?私も夏梨ちゃんの足をレッドアローズで切り飛ばしたりとか人の事を言えないけど。はぁー、憂鬱だ。お兄ちゃん達に許されなくてもしょうがない事をしでかしまくりだよ。
だが結果は上々。なんとか全員を中央の霊王宮大内裏から霊王宮の入り口である霊王宮表参道まで落とすことに成功しました。拡張された主人公パーティーはそれぞれなんらかの軽傷から重症を結果的に負ってしまったけど、ヒーラーである織姫ちゃんはちゃんと無傷だった事は確認したからあとは彼女に任せておけば大丈夫かな。ただ人数が増えた関係上織姫ちゃんの霊力が持つかどうかがちょっと心配だが・・・叫谷エレベーターに浦原さん印の霊力回復アイテムとかを放り込んでないだろうか?浦原さんって準備マニアだし、多分ありそう。
そしてタイミング的にもベストでした。最後まで粘ってたお兄ちゃんが落ちて行った直後に親衛隊が私達と合流。あと少しでも遅れていたら彼らも戦いに参戦してきてもっとひどい状態になってたところだ。私のジャミングウェーブは英断だったな。作っといてよかったよホント。
合流したジェラルドは雨竜がお兄ちゃんを容赦なく撃退した事を見てたのか、ものすごくご満悦。私もリジェさんからお褒めの言葉をもらいました。嬉しくないけど。アスキンはいつもの小物っぷりを、そしてニキータは変わらず無表情で何考えてるのかがわからない。その辺はペルニダだった時と変わってないのね。
だが彼らがここに居ると言う事は、ロバートおじさんは―――
・・・・・・何も感じられない、か。当然だね。親衛隊四人相手によく持った方だ。
今までありがとう、ロバートおじさん。
貴方の仇も、宗弦お爺さんの仇も、お母さんの仇も。
私達が、きっととる。
しかし夏梨ちゃんが落下していった際に叫んでた「霊王なんかになっちゃダメ!」って言ってたのはなんだったんだ?
確かに思い返してみれば霊王関連のアレコレが結局どうなったのかハッキリしない。原作では霊王の死により世界は崩壊しかけたけど浮竹さんの中にいたミミハギ様でその崩壊は阻止された。夜一さんは霊王の死体とそのミミハギ様をまとめて新たな霊王にしようと画策してたが結局は陛下に全部取り込まれて奪われた。と言う事はあの時点で陛下は霊王になったという事なのだろうか?実際崩壊は陛下が霊王を取り込んだ後も止まったままだったし。あれっ?て事はもしかして一護お兄ちゃんって霊王を短期間で二人も殺したって事になるの?うわぁ・・・
とまあトンデモやらかしお兄ちゃんの事はさておき、となると原作の最後ではおそらく陛下の死体が新たなる霊王になってしまったという事だろうか。世界の要である霊王に意志なんぞ必要ないのであろうが、あまりにもあんまりな最後だな陛下。まっ、まったく同情はしないけどね。だが流石にざまぁとまではいかないかな。あれだけ被害を出したんだ。贖罪の意味も込めて陛下には丁度いい末路じゃないのかな。
だからこそますますわからないんだよなー、あの夏梨ちゃんのセリフ。一体どこからそんな情報が出て来たんだろう。誰が霊王なんて存在に好き好んでなりたいと思うのか。私は御免だね。目玉お化けな姿だけでも遠慮したいのに世界の要なんて人柱、陛下にやらせておけばいいんですよ。霊王を取り込んでしまった陛下はクソゲーごとくのメガチート存在になってはしまうが色々と弱点もあるのでやりようはありそう。というかそもそも取り込んでいる最中にかなりデカイ隙を晒す羽目になるんだから、そこをなんとか突けないかな?
とか色々と考えていると私達と親衛隊はついに最上階へと到達。ちょうど陛下が脳筋のドリスコールを始末し終えている場面に出くわしました。
「さらばだ。我が息子よ」
「・・・・・・あーあ」
「結局、届かなかったか・・・」
「・・・はっ、つれーわー・・・」
「戦にも勝てず、女も落とせず・・・つれーコトばっかだぜ・・・」
「・・・・・・だがまあ」
「悪くは・・・・・・なかった・・・か・・・な・・・」
そうして残機をすべて使いきってしまったドリスコールは体の霊子を保てなくなり、まるで霧のように四散していった。
さよならドリスコール。
ミニーニャへのセクハラまみれのアプローチは許せないし、戦バカのキミは最後まで戦バカだったけど、キミのそのブレない信念。それだけは嫌いじゃなかったよ。
彼の残したチャンスは私達がせいぜい有効活用してあげよう。陛下はどうやら最後らへんはハッシュヴァルトの援護があってようやくドリスコールを倒しきれたようだしね。表面上は平静を保っているがそこそこ疲弊しているのが私には解る。思った以上にドリスコールは奮闘したようだ。
・・・・・・どうやって有効活用するかはまだ考えていないけどな!
みんなー!!早く来てくれー!!どうなっても知らんぞー!!(投げやり)
おっ!バンビーズのみんなも来た!どうやら難なくマスクとジェイムズを倒してきたみたいだね!やっとみんなと合流できるよ!
うん、ようやく私も覚悟が決まった。この場を切り抜けた後みんなに話そう。でないと私は彼女らを助けることができない。私の家族なんだ。信じるんだ、みんなのことを!
そうやって私が彼女らの元へと駆けようと思った瞬間、それは起こった。
えっ?
か、体が?
体がうごかない!?
いや、それよりもこの視点!私はこの感覚を知っている!
なんでナンデなんで?BG9が滅したんじゃなかったの?
どうして貴方が戻ってきているの!?
闇ユノワール!!
『・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・アー』
『ホントウニ、ナガカッタナァ・・・・・・』
『・・・・・・ヨウヤク、ヨウヤクダヨ』
『アトスコシデ・・・』
『ミンナヲ、スクエル』
ご清覧、ありがとうございました。これにて第二十五話終了です。
今話を書き上げる事にあたってのちょっとした裏話になりますが、実は今話を最終チェックの為に読み返していたらアスキンが何故か本文から消えていたんですよね。慌てて前話である二十四話もチェックしたらそこでも消えていたという事態に気が付き、全部まとめて修正するハメに。
アスキン・・・お前、そんなに影薄かったっけ・・・?(笑)
次回は幕間とはちょっと違いますが、少し変則的な話になる予定です。
ではまた。