バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに   作:カナダ次元

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 前話を投稿したらUAとお気に入りがそれぞれ56000と1900と倍以上になりました。みんな陛下の事大好き過ぎない・・・?感想・誤字報告・高評価共々ありがとうございます!

 話は変わりますが、この小説は原作BLEACH漫画の各話をこの小説の世界線に沿った改変をブログ形式にて表現、バタフライエフェクトの影響で細かい違いはあれど基本原作と似たような進み方をしてました。

 今回ではかなり改変というか追加描写というか存在しない記憶があり、その影響で今話のサブタイトルも変わりました。原作漫画76話は「Boarrider Comin'」で原作における岩鷲の登場回でしたが、ストーリーのテンポの都合上この並行世界の世界線では次話に持ち越しに。つまりこの世界の77話は約9ページ増となるのか。師匠ならやりそう。(謎の信頼感)

 これからも原作が徐々に崩壊していくにつれこういう事が頻繁に起こりそうなので、そういうのが不満と言う方はご注意ください。

 長々と語りましたが、第五話になります。前回の投稿よりかなり遅くなりましたが自分にとってはこれが大体普通の執筆ペースなので、これからも気長に小説共々よろしくお願いします。


とある並行世界のBLEACH感想ブログ⑤

BLEACH76話「Goodbye Is Not Forever」感想

 

 

 さてさて、今週もやってきましたBLEACH76話!

 

 先週、兕丹坊と共に門の外まで華麗に吹っ飛ばされた我らが主人公。三番隊隊長である市丸ギンがこの門に居座ってる以上、もはや瀞霊廷への侵入は不可能になってしまいました。ここからどうやってルキアを助けるのか!では今週も振り返っていきましょう!

 

 シーンは前回の直後から、市丸ギンの攻撃によって気を失った兕丹坊と一護。しかしこの一護のやられポーズ、某ヤムチャを彷彿とさせますね。(笑)

 

 

『黒崎くん!!』

『大丈夫!?黒崎くん!!』

 

『黒崎!!』

 

『一兄!!』

 

『黒崎く・・・』

 

 

 主人公に駆け寄っていく織姫、チャド、石田と夏梨ちゃん。その声に反応してか、一護は突然起き上がります。

 

 

『痛ってえッ!!!』

 

『ちくしょー、何だよあの野郎!』

『危うくケガするとこだったじゃねえか!!』

『くっそいってー!!』

 

『げ・・・元気そうだね・・・』

 

『な、なんだ、ケガ無いんだ?』

『心配して損した』

 

『そんな顔して説得力ないぞ、一護の妹・・・』

 

 

 夏梨ちゃん、ツンデレを発揮するもチャドにて脳内で突っ込まれる。やっぱりお兄ちゃんっ子ですね、彼女。(笑)

 

 

『あ・・・あの攻撃を受けて無傷なのか・・・!!』

『なんて奴だ・・・!』

『あの刀で・・・受けたからか・・・!!』

『―――なんて強度だ・・・』

『あれが斬月・・・黒崎の新しい斬魄刀か・・・!』

 

 

 そして冷静に一護の斬魄刀を分析する石田。浦原さんとの修行の成果、でてますねぇー。今までふわふわだった霊力を凝縮した結果なのでしょうか?前に石田と一護が虚相手に共闘したエピソードで一護が暴走状態に陥った時彼の斬魄刀がぐにゃりと柔らかくなったシーンもあったし、浦原さんとの修行でも折れた刀をさらに砕かれたりと、あの状態での一護の斬魄刀はやはり未完成の状態だったのでしょう。この強度なら白哉と再戦しても今度は刀は折られる事は無いでしょうね。

 

 

『無事でなによりじゃ一護』

 

『夜一さん』

『・・・悪い、俺のせいで門が・・』

 

『いや、おぬしを責めても始まらぬ』

『門は再び閉ざされてしまったが、相手が市丸(やつ)ではおぬしが飛びかからずとも同じ結果じゃったろう』

『おぬしに怪我がないだけでも良しとせねばな』

 

 

 一護を労る夜一さん。結果は振り出しに戻ってしまいましたが、こうして次を見据えることが出来る事はいい事ですね。ますます夜一さんはどういう存在なのか気になります。死神にはやはり使い魔的な存在があって、夜一さんは永久追放された元死神という疑惑がある浦原さんの使い魔と言う事なのでしょうか?

 

 彼らの短い会話の直後、近くの家々からぞろぞろと人が出てきます。

 

 

『!』

 

『人だ・・・』

 

『な、なんだコイツら?』

 

『今までかくれてたのか?』

 

『なんで・・・?』

 

『当然じゃ』

『死神の導きなしに不正に尸魂界へ来た魂魄は「旅禍」と呼ばれ』

『尸魂界ではあらゆる災厄の元凶とされる』

『彼等が儂等を恐れて身を隠すのも道理というわけじゃ』

 

 

 ほうほう。まあ当たり前でしょうけど別に一護達が尸魂界への初の侵入者と言うわけでは無いという事ですな。しかし「災厄の元凶」とそう恐れられているという事は過去に尸魂界に侵入した旅禍の中に災厄と呼ばれるほどの被害をもたらした者がいるという事とも捉えられますね。

 

 あと、これはあくまで推測ですがもしかして力ある虚ももしかして尸魂界に侵入してくることがある、と言う事もあるかもしれません。浦原さんが70話にて「断界」には虚などの外敵の侵入を防ぐために「拘流」と呼ばれる魂魄の動きを奪う気流が満たされると説明してましたが、一護たちが突破できたように強い虚なら突破できそうですしね。あくまで有象無象を弾くのが役割なのでしょう。

 

 虚「など」と言ったあたり虚以外の外敵の存在があるような興味深いニュアンスは一旦横に置いといて、死神達が現世の魂から虚を守ることはもちろん、こうして拘流を突破しやって来た旅禍からも尸魂界を守るために存在するのかもしれませんね。ただ一護パーティーが侵入してきた時の恋次たちのリアクションを見る限りそう頻繁に起こるようなものじゃなさそうです。

 

 

『・・・敵なのか?』

 

『さあな』

『じゃが、こうして姿を見せたということは儂等に対していくらか心を許したということ――・・・』

 

 

 会話を続ける一護と夜一に、とある人物が彼らに接触しようと近づいてきます。

 

 

『す・・・すいません!』

『とおしてください!』

『すいません、とおして!』

 

『お・・・おじちゃん!!ひさしぶり!』

『ぼくだよ!インコのシバタだよっ!!』

 

『!』

 

『し・・・シバタ!?』

 

『あの時の子・・・!?』

 

 

 なんとここでまさかの再登場!シバタ・ユウイチくん!そしてあいかわらずチャドをおじちゃん呼び。まあ夏梨ちゃんもおっさんと呼んでますしね!15歳なのに。(笑)

 

 しかしユウイチくん、ちゃんと尸魂界に来れたんですね。よかったよかった。一護は正規の死神ではないので魂葬がちゃんと出来たかちょっと心配でしたが、問題なかった様子。

 

 再会もつかの間、いったん場面転換を挟みます。流魂街の住人が協力しあって兕丹坊の治療に総出で当たってます。彼の巨体もあわさって、まるで工事現場の様子。

 

 

『いい、よいしょお~~~~!!!』

『もっと押して!』

『そっちこそもっと引っぱれよっ!』

 

『舜桜、あやめ』

『「双天帰盾」「私は拒絶する」』

 

 

 そしてその治療に協力する織姫。その様子を見守るように一護は側の家に背を預け、隣に居る流魂街の住人から話を聞きます。

 

 

『死神連中ん中にはイバリくさってヤな奴も多いけど兕丹坊さんは流魂街の出身でね』

『おれらにすごく優しかったんだ』

『あんたは兕丹坊さんのためにあの市丸ギンに向かってった』

『だからきっといい人だ』

 

 

 ほうほう。つまり死神にもその出身地によって態度の差があると。そういえばですが恋次がルキアを現世に迎えに来た時ルキアも彼と同じ流魂街の出身と言っていましたね。その後大貴族である朽木家に拾われた、と。つまり死神に成れるのは別に死神達が住んでる瀞霊廷の住民だけではなく、流魂街の人たちも死神になることも出来るという事ですね。やはり物語にありがちな「平民」VS「貴族」みたいな内部対立が死神達の間でもあるのでしょうか。ルキアを救出するためにソコを利用するとか・・・?

 

 しかし「いい人」って言われて照れ臭い一護の微妙そうな表情、いいですねぇ!

 

 場面はまた変わり、再会したユウイチくんと彼を肩車してるチャド、そして傍で歩いてる夏梨ちゃんへと移ります。

 

 

『・・・そうか』

『楽しくやってるみたいだな・・・』

 

『よかったね』

 

『うん、ありがとうおじちゃん、おねえちゃん!』

『家族の人たちもすごくいい人でね!』

 

『「家族の人たち」?』

 

 

 疑問を浮かべるチャドたちにとある青年が彼らに声をかけます。

 

 

『優一~~!!』

『そろそろ帰らないか』

『父さんも母さんも心配するぞ!』

 

『誰だ?』

 

『ほりうちひろなりくん!』

『ぼくのおにいちゃんみたいな人!』

 

『はじめまして!』

 

『ん?堀内・・・?シバタじゃないの?』

 

『お兄ちゃん・・・?・・・みたいな人?』

 

『ああ、アナタたちはここは初めてなんでしたね』

『尸魂界・・・というか流魂街では殆どの人が知らない者同士で家族に似た共同体を作って生活しているんです』

『流魂街は広く、死んだ場所も時間もバラバラの人間がごちゃまぜに住んでいます』

『先に死んだ家族と再会できるなんて人は今までは稀だったんですよ』

 

『え?こっちに来た時に死神とかが引き合わせてくれたりしないの?』

 

『しませんね』

『流魂街に入居する時は死んだ順に整理券を配られて順番に東西南北の各地に振り分けられるんです』

『心中でもして一緒に整理券をもらわないと相手がどの地区に行ったのかさえわかりません』

 

『・・・そんな事務的なのか・・・』

 

 

 思ったよりシビアな死後の世界。というか死神達は死者のアフターケアとかやってくれないんですね。となると尸魂界に来た魂は流民みたいな扱いで流魂街に振り分けられた後は全部自己責任みたいな感じなのでしょうか。ユウイチくんを魂葬した時もルキアは尸魂界は「十中八九現世よりも良い所だ」って言ってたけど、そうかなぁ~?それって瀞霊廷の事だけじゃないの?「気安い所」ともルキアは言ってましたが、気安いにもほどがあるぞ。(笑)

 

 

『ちなみに僕が死んだのは昭和22年の山梨です』

 

『・・・・・・!』

 

『すっごい年上だ!』

 

『ははは、柴田くんとはずいぶん離れているでしょう?年も場所も』

 

 

 昭和22年は1947年。作中の年代は今の所明言されてませんが、堀内くんは推定50年以上尸魂界に居るという事になります。なのに年を取ってない所を見るとやはり死亡して尸魂界に来ると当時の姿のまま過ごさなければならないという事なのでしょうか。もうそうならユウイチくんはずっとこのままなのか・・・。赤ちゃんや寿命で死んだ老人たちだとどうなるんでしょう、ちょっと悲惨なような気がします。そこらへんになにかしらの救済措置があるといいのですが、死神側からはあんまり期待できなさそう。

 

 

『それじゃあ・・・シバタはまだママに会えてないんだな・・・』

 

『うん・・・』

 

『そんな顔をするな・・・』

『探していればいつか会える』

 

『うん・・・』

『ありがとうおじちゃん・・・!』

 

『・・・でも、こうは言ってはなんですが、優一はいい時期にこっちに来たと思ってますよ』

 

『ん?どういう意味だ・・・?』

 

『そういえばさっき「再会できるのは()()()()稀」って言ってなかった?』

 

『ええ、まさしく』

『現状を嘆いたのか、一年ぐらい前でしょうか、南流魂街の第一区"玼緊(しきん)"の富裕層が非営利団体を共同で立ち上げましてね』

『家族同士を再会させる組織が今流魂街を少しずつ探索して回ってるんですよ』

 

『死後の世界にもNPOなんてモノがあるのか・・・』

 

 

 死後の世界の非営利団体(NPO)。(笑)

 

 しかし、なるほど!管理者側からなんのサポート受けられないならいっその事自分たちでやってしまおうって事になったのですね。しかし需要はずっとあったでしょうに、何故に一年前になってようやくその組織が立ち上がることになったんでしょう?それだけ流魂街が今まで貧しかったのでしょうか。その組織も流魂街の富裕層バックがあってようやく稼働できるようなったと堀内くんが説明しているので、地区間の移動にお金が掛かるとかそんな感じなのでしょうか。夢も希望もないなこの世界!あまりにも現実的すぎる。

 

 

『・・・でもいいな、それ』

 

『ええ、少数ですがかなりの精鋭らしく、すでにかなりの実績を上げてるとか』

『そしてその一団が今、ここに来ているんですよ』

 

『へー、そうなんだ・・・』

 

『ですので優一も本当の家族と再会できる日も近いかもしれません』

 

 

 組織、有能。よかったね、ユウイチくん! 立ち上げ間もなくにも関わらず多くの人を引き合わせることに成功したその組織、かなり評判がいい様子。

 

 でもそれはあくまで流魂街の間の評判で、逆に死神側からはよく思われてなさそう。滅却師の件でも「我々の仕事に手を出すな」と言ってましたし、どうも死神は頭が固い部分がありそうなのでそのうち死神側から「余計なことはするな」とか言い出しそう・・・ちょっと心配です。

 

 

『あ、噂をすれば』

『あそこで聞き込みを行ってる方々がその組織の一員ですね』

 

 

 堀内くんが指をさす先には二人の女の子が。クリップボードらしきものを持って流魂街の住民に聞き込みを行ってる様子。

 

 

『あの子たちか』

『見た感じ若いのに立派だな・・・』

 

 

 チャドがそう感心していると横にいる夏梨ちゃんが物凄い形相に!

 

 

『うん?どうした、一護の妹?』

 

 

 返事をせず、すぐ駆け出していく夏梨ちゃん!

 

 

『お、おい!』

 

 

 チャドの呼びかけにも答えず、夏梨ちゃんが走った先には織姫の治療を見守り続ける一護が。

 

 

『一兄!!』

 

『ん?どうしたんだ夏梨?』

 

『いいから!!』

 

『お、おい、どうした・・・』

『わかった、わかった!!行くからひっぱるなっー・・・』

 

 

 有無を言わせず、自分の兄を腕を掴み引きずっていく夏梨ちゃん。その先には先ほど堀内くんが指してた二人の女の子が。うち片方がこちらに振り向くと、すぐに一護はそれが誰だか気が付きます。そう、兄妹ともに実に6年振りに会う人物に・・・!

 

 

『え・・・』

 

『・・・ゆ・・・』

『・・・・・・遊子?』

 

『・・・・・・え?』

『・・・おにいちゃん?・・・夏梨ちゃん?』

 

 

 そう!その人物とは生き別れた彼らのもう一人の家族!遊子ちゃんが成長した姿でそこにいるのですー!

 

 いやー、そう来たか!かなり昔の感想で彼女の死体が見つかってなかったので再登場フラグか!と勘ぐってましたが、まさかのここで再登場。

 

 

『生きてたのか!?』

 

『死んじゃったの!?』

 

 

 違う理由で心配し合う兄妹たち。これがシリアスな笑いと言うやつなんですね、思わず吹き出してしまいました。(笑)

 

 

『ん?』

 

『ん?』

 

『あ・・・』

 

 

 そしてなんとも言えない空気に。その後ろで困惑してるチャドとユウイチくん。感動のシーンなはずなのにどうしてこうなった。(笑)

 

 ここでようやく扉絵とタイトルコールです。扉絵は幼い遊子ちゃんと夏梨ちゃんが仲良くひな祭りの人形で遊んでる一枚絵。おそらく事件前、彼女ら双子の日常のワンシーンだったのでしょう。こっちの方で涙線崩壊してしまいましたよ、どうしてくれるんだ師匠。

 

 ところ変わって場面は織姫が兕丹坊を治療してる広場に。戻って来たチャドに雨竜と織姫が声を掛けます。ユウイチくんが居ない所を見ると堀内くんと共に家に帰ったのかな?

 

 

『おかえり、茶渡くん』

 

『あれ、茶渡くん?夏梨ちゃんと一緒じゃなかったの?』

 

『石田、井上・・』

『ああ、実は・・・』

 

 

 二人に事情を説明するチャド。おそらくですがチャドは彼ら家族の再会を邪魔したくないからここに戻って来たのでしょう。ですが長く話し込む事になるでしょうから、その事情をこうやって仲間に説明してるみたいですね。

 

 

『黒崎くんのもう一人の妹が・・・!』

『そうなんだ・・・』

『・・・・・・・・・・・・』

 

 

 複雑そうな表情を見せる織姫。おそらくですが織姫の脳内に彼女の兄の姿でもよぎったのでしょう。彼女のお兄さんも一護に魂葬されてるので尸魂界に、十中八九流魂街の何処かにいることになります。となるともしかして彼の再登場もありえるのでしょうかね?

 

 一方雨竜にも何か思う事がある様子。

 

 

『・・・・・・妹、か』

師匠(せんせい)も、妹弟子だったあの子も、もしかしてこの尸魂界のどこかに居るのだろうか・・・?』

 

 

 ここで雨竜に関する新情報が。どうやら彼はお師匠さんにただ一人で教えを受けていたわけではなく、彼と共に学んでいた妹弟子が居た模様。しかしこの様な言いまわしをすると言う事はその妹弟子も亡くなってると見ていいでしょう。お師匠さんが亡くなった時その姿が無かったので妹弟子が亡くなったのはその前と言う事になるんでしょうか?これまたなにかしらの登場フラグっぽいですね。

 

 これは想像ですが、もしかしてこの尸魂界編では先に死んだ人たちの助けを借りてルキアの救出を行うと言う筋書きになるのでしょうか?流魂街の住人も死神になることが出来るという事なので、知り合いの誰かが死神になってて瀞霊廷への侵入の手引きをしてくれる展開はかなりアリだと思います。ただこの雨竜の妹弟子の場合彼女も滅却師と言う事になるので、彼女が死神になってるって展開はなさそうかなー。

 

 場面は奇跡の再会を果たした黒崎一家に。どうやら遊子ちゃんは今までの身の上話、そして彼女が今所属している組織についての説明を一護と夏梨ちゃんにしている模様。

 

 

『・・・そんな組織が』

 

『うん!私も、ここにいるみっちゃんもそのメンバーなんだ!』

『あ、紹介するね!』

『この人はみっちゃん!こっちで私が一緒に暮らしてる人達の一人だよ!』

『私の2つ上なんだ!』

 

『ご紹介にあずかりました、みっちゃんですー』

 

『えっ・・・これで私と2つ違い?』

 

『・・・13歳、だと』

 

 

 どう見ても13歳に見えない身長と織姫と同格、もしくはそれ以上のプロポーションをお持ちのみっちゃんさん。早熟にもほどがあるぞ!そりゃ黒崎兄妹も困惑しますわ。あと何処見てる一護。(笑)

 

 

『・・・・・・・・』

『ねぇ・・・遊子姉』

『もしかして・・・その組織に入ったのって』

『お母さんを探す為に・・・?』

 

 

 夏梨ちゃんもグランド・フィッシャーの一件で力に目覚め事件についての事情を知っているので、複雑そうな顔で遊子ちゃんに彼女の組織での目的について聞いてきます。今の所はっきりと明言はされてませんが、おそらく魂魄の状態で更に死ぬと「本当」の死が訪れるっぽいのですよね。つまりその事に関しての質問も含んでいるのでしょう。

 

 夏梨ちゃんの質問に対して、頭をフルフルと横に振る遊子ちゃん。

 

 

『・・・・・・ううん』

『・・・これ、言っちゃってもいいのかな』

 

『・・・え?』

 

『ふたりにはキツイ話になるけど・・・』

『お母さんは、もういない』

『私の目の前で、お母さんの魂は食べられちゃったんだ』

 

『・・・・・・!!!』

 

 

 うわ・・・これは確かにキツイ。そして彼女の言葉から魂魄状態で更に死ぬと「本当」に死亡することが確定情報となりました。お母さんは、もう現世にもあの世にも存在しなくなってしまったのですね。辛いなぁ・・・。

 

 しかも遊子ちゃんは母親を目の前で食われその現実を突き付けられたと来た。これはぜひ仇を取るためにもグランド・フィッシャーとの再戦が待ち遠しいですね。しかし彼にも仲間っぽいものが居たし、いやはやどうなる事やら。

 

 

『私は・・・運がよかったって言っていいのかはわからないけど、虚に殴られて川に落ちちゃって・さ』

『そんでもって流されちゃったから食べられることは避けられたんだけど、まあ』

『ココに居るってコトは、うん、つまりはそういうこと』

 

『・・・そうか』

 

『心の奥深く、くすぶってた希望があった』

『遊子はホントは死んでなくて、どこかで生きているか・って』

『でもその残酷な現実を突きつけられても、意外と大丈夫だった』

『だって今、彼女は目の前に居る――』

 

『・・・大きくなったんだな、遊子』

 

 

 そして遊子ちゃんがどうやって尸魂界にやって来たかの背景も語られます。たしかに運がいいのか悪いのか判断が難しいですね、これは。死んでしまった事には変わりはないのですが、彼女の魂は死神に見つけてもらい尸魂界へと導いてもらえて救いもあった。もし見つけてもらえなかったら彼女が負ったトラウマの影響で彼女自身が虚になってもおかしくないものですしね、状況が状況だけに。

 

 そして一護も、やはりというか彼女が生きていると言う希望を持っていた模様。まあそうですよね。しかしその希望が打ち砕かれたにも拘わらず、彼女がこうして目の前で彼らと会話できる事自体が何よりの救いになったのでしょう。大きくなった姿の彼女を見れて、彼も小さな笑顔をこぼします。

 

 

『・・・そういえば遊子姉、なんで大きくなってるの?』

『こっちに来る時のままの姿じゃないんだ?』

 

『ああ、これ?うん、なんか尸魂界(ココ)だとそうみたい』

『赤ん坊のままコッチに来てずっと赤ん坊なんてキツイでしょ?だからある程度の体つきになるまで成長するみたいなんだ』

『でもそのあとは、その人の霊力によるけど成長がすごくゆっくりになるんだって!』

『だからごめんねー夏梨ちゃん、永遠の美貌は私だけのものだ!』

 

 

 先ほど疑問だった「赤ちゃんが尸魂界に来たらどうなるか」の答えがここで判明しました。死神が何かをするのではなく、むしろシステム的な処理が入ってるのでしょうか。となると老人の場合も少し若返ったりするのでしょうか?

 

 遊子ちゃんの茶化した答えに呆れ返る夏梨ちゃん。

 

 

『遊子姉ぇ・・・問題はそこじゃないでしょ・・・』

 

『あはは、そうかもねー!』

『でもまあ、うん』

『お母さんの事に関してだけどね、やっぱりショックだった』

『でもやっぱりずっとふさぎ込んでられなくて』

『私はもう無理だとわかってるけど、他の人たちがずっと離れ離れのままって聞いたら居ても立っても居られなくってさ』

『だから私を拾ってくれた人たちに頼み込んでみたら、この組織を立ち上げてくれたんだ』

 

『えっ、遊子の発案だったのか?』

 

『ええ、実はそうなんですよー』

 

 

 遊子ちゃんが組織の発案者と言う事実に驚く一護たち、そしてそれを肯定するみっちゃんさん。いやいや、遊子ちゃんいい子すぎない?あんなに辛い目にあったのにそこから立ち直り、むしろ他人の事を想いそれを行動に移すことが出来るなんてすごすぎ。彼女、よっぽどいい人たちに拾われたみたいですね。先ほど堀内くんが組織は南流魂街の富裕層が共同で立ち上げたと言っていたので、おそらくその富裕層の一人、それもかなり影響力のある人物の養子にでもなったのでしょうか。どうやら遊子ちゃんは流魂街ガチャで大当たりしたようです。

 

 

『えへへ、すごいでしょ!』

『そう、私たちは「幻影騎士団(ファントムナイツ)」!』

『満たされぬ魂の守護者よ、暗黒の騎士となって光を砕け!ってね!』

『ちなみに名前もキャッチコピーも私が考えました!えっへん!』

 

 

 無い胸を張る遊子ちゃん。うーん、このお子様センス。やはり彼女はまだまだ子供と再確認されました。(笑)

 

 

『・・・なんか中二くせー名前とキャッチコピーだな』

『前半はまだわかるが、暗黒の騎士はどっから来た』

『というか光を砕いちゃダメだろ』

 

 

 それに容赦なくツッコミを入れる一護。

 

 

『あはは、遊子姉のネーミングセンス変わってないねー』

『いや、むしろ酷くなってるような・・・』

 

 

 遊子ちゃんのネーミングセンス、どうやら生前から壊滅的だった模様。

 

 

『えー!?カッコイイじゃん!』

『みんなもいいって言ってくれたし!』

 

『みっちゃんさん、私の姉がとんだご迷惑を・・・』

『ウチの妹がとんだご迷惑を・・・』

 

『いえいえ、これぐらいはなんともないですよー』

 

『ええええ!!みんなひっどーい!!』

 

 

 そして遊子ちゃんの尸魂界にての義姉であるみっちゃんさん、アナタも他の家族達も彼女を甘やかしすぎです!

 

 

『・・・だけど、そうか・・・』

『・・・・・・いい人たちに拾われたんだな』

 

『・・・うん』

『みんなホントいい人たちばっかりだよ』

『みっちゃんも、りっちゃんも、きっちゃんも』

『じっちゃんも、ばっちゃんも』

『こんな私のワガママを叶えてくれて』

『本当に感謝してる!』

 

『だからね、私はもう大丈夫』

『おにいちゃんも夏梨ちゃんも、まだ生きてるって聞いてホント安心した』

『大事な事をする為に尸魂界(コッチ)に来たんでしょ?』

『だったら死んじゃった私の事なんてもう忘れて――』

 

 

 遊子ちゃんも自分がすでに死人と言う事を自覚しているのか家族を優しく突き放そうとしますが、そこに待ったをかける我らが主人公達。一護と夏梨ちゃんが遊子ちゃんを力強く抱きしめ、彼女の言葉をさえぎります。遊子ちゃんは予想してなかったのか、困惑の表情に。

 

 

『・・・え』

 

『忘れねぇよ』

 

『そんな悲しいこと言わないでよ、遊子姉・・・!』

『絶対に忘れない!!』

 

『そうだ、だって俺たちは』

『「家族」なんだからな』

 

 

 本日二回目の涙線崩壊。ベタなのになんでこんなに効いてしまうんだ・・・!

 

 しかし彼らもそれを自覚してか、夏梨ちゃんが一護にツッコミを入れてしまいます。

 

 

『・・・・・・一兄、そのセリフすっごくクサイよ・・・』

 

『うっ、しょうがねーだろ!』

『なんか・・・ほかに上手い言葉が見つかんなくて・・・』

 

 

 その二人の様子を見た遊子ちゃん、耐え切れずついに吹き出してしまいます。

 

 

『・・・プ』

 

『あははははははは!!』

 

『・・・・・・うん!」

『・・・ふたりとも、ありがとう!!』

 

 

 そして悲しい場面から一転して笑いの場に。うん、彼らは涙より笑顔がよくお似合いです。

 

 そこからは今まで話したかった事を彼らがいっぱい話し合う様子が数コマに渡って描写されますが、しかし楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去り夜になります。ついにお別れの時がやってきました。

 

 最後の挨拶を交わす遊子ちゃんと一護達。遊子とみっちゃんさんの後ろには護衛の方なのか、数人の用心棒らしき人物や荷物持ちの人たちが控えてます。これだけのものを用意出来るという事は、やはり遊子ちゃんは流魂街のいい所のお嬢様ポジになったっぽいですね。

 

 

『・・・そうか、もう行くのか』

 

『うん、もう次の地区に行かなくちゃ』

『私達の報告を待ってる人、多いからね』

『なんせ私達、満たされぬ魂の守護者ですから!!』

 

『まだやるんだ、ソレ・・・』

 

『あはは・・・』

 

 

 呆れる夏梨ちゃん。みっちゃんさんもどう反応するか困ったのか、誤魔化すように苦笑します。その彼女の前に一護が一歩踏み出します。

 

 

『・・・みっちゃんさん』

 

『はいー?』

 

 

 深く頭を下げる一護。

 

 

『・・・遊子を、妹を、頼みます』

 

『・・・・・・ええ、もちろんー』

『私達にとっても、彼女は私達の大切な家族ですからー』

 

『・・・ありがとうございます』

 

『ふふっ、みんなで大家族!だね!』

『おっと』

 

 

 夏梨ちゃんが突如力強く遊子ちゃんをまた抱きしめます。

 

 

『・・・でも、やっぱりさみしいよ遊子姉・・・・・・!』

 

 

 遊子ちゃんはやれやれといった様子で夏梨ちゃんの頭をポンポンと優しく叩きます。いやいいですねー、コレ。まさに姉の貫禄といった感じで。ああー、尊い。

 

 

『・・・うん、私もだよ夏梨ちゃん』

『でもね夏梨ちゃん、これだけは覚えておいて』

『さよならは永遠じゃない』

 

()()()()()()()()()()()

 

『またいつか、きっと会いましょう』

 

『ああ』

 

『・・・うん!』

 

 

 最後じゃない最後の別れ。

 

 

『「また、いつか」』

 

 

 といった所で今週は終了。

 

 あー、もう感情がぐっちゃぐちゃですよ。まったく今週の展開は予想できませんでした。いやどうやれば予想できるんだコレ。と言うかこの一話内容が濃いよ!師匠の描写上手すぎ!BLEACH最高!!BLEACH最高!!

 

 見どころ満載の尸魂界!!さあ、ここからどうやって瀞霊廷への侵入を果たすのか!?

 

 ではみなさん、また来週!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みなさん、こんにちは!ユノワール・シュリーレーランズです!

 

 「見えざる帝国(ヴァンテンライヒ)」にやってきて早6年。いやー、色々ありましたね。昨年ついに継承戦を経て"U"の聖文字を獲得してついに星十字騎士団の「聖章騎士(ヴェルトリッヒ)」の一員になったりとか。いやホント大変でした。実際戦闘中何度死ぬと思ったか。ナナナさん、アナタ本当に強かったよ・・・

 

 あ、聖章騎士ってのは聖文字を持ってる星十字騎士団(シュテルンリッター)の事です。星十字騎士団って聖文字を持ってるメンバー全員の事って最初は私も勘違いしてたんだけど、一応一般兵士である「聖兵(ゾルダート)」も星十字騎士団に含まれてるからね。だからその区別の為にこんな名前があるんだって。原作ではたしか出てなかった、もしくは私が覚えてないから知らなかったけど。

 

 それに加えて今の星十字騎士団って色々な専門部隊が発足してさらにややこしい事に。どうしてこうなった。いや割とマジで。私が居る事で変なバタフライエフェクト起こした結果なのか?別に私が意図した結果じゃないのよ?本当なのよ?でもそのおかけで原作に無かった深刻な問題が発生してるんだけど?マジでどうしようコレ。

 

 まあ今となってはどうしようもないので、とりあえずそれに関しては今は横に置いておく。とりあえずバンビーズの皆が「威力偵察部隊(マークトアクレーゴンアルメー)」と言う部隊になり、私も聖文字を貰ったことでその一員となったという事だけ覚えておけばいいかな。ようやくみんなに追いつけた。

 

 さて、冒頭でもいいましたが私がここに来て6年が経って、私もついに11歳。ここで長いコト生活してきましたが、私が生活に関して最も不満に感じたこと、みんなはわかるかな?あ、待遇以外で。私の待遇、最初の頃はそれはもう酷かったしね。

 

 食事?いや、実は結構いい食事出るんですよね。滅却師ってホラ、霊子を操れるから尸魂界由来の動植物の成長促進をある程度できるみたいなんです。あと今の私、聖文字持ちのエリートですから。士官待遇という事で食事の質もさらにグレードアップしました。太らないように気を付けなきゃ。

 

 娯楽?いや、娯楽も結構充実しています。さすがに現世のテレビゲームやインターネットとかはないけど映画鑑賞や読書や音楽レコードなどの娯楽が星十字騎士団の専用図書館にごまんとあるんですよ。陛下のコレクションらしいですよコレ。大変お世話になっております。あと戦闘狂の皆さんが存分に腕を振るえる闘技場という名の訓練場もあります。あそこには絶対近づきたくないけどな!いい思い出なんてほぼ皆無と言っていいほどに無いしねー、あそこには。

 

 で、私の不満、その答えですが――

 

 暗い!

 

 いや当たり前の話なんですけどね。見えざる帝国は瀞霊廷の影の中に存在してるので、それは暗い暗い。さすがに真っ暗闇って訳じゃないんだけど雰囲気はまさに魔王城のソレ。そりゃ星十字騎士団のほとんどがあんな個性的(精一杯のオブラート)な性格になるのも納得。此処に1000年間住んでればそりゃそうなるわ。こんな環境で健全なメンタルが育つわけないよ!

 

 で、一年前に私達バンビーズが陛下に部隊の立ち上げを許してもらえた時、これはチャンスと思った訳なんですよ。なのでみんなに威力偵察部隊なるモノを提案して、そのメリットを説明したらみんな乗り気になって今に至る、というわけです。

 

 そう、私達「威力偵察部隊(マークトアクレーゴンアルメー)」の任務。それは流魂街にて拠点を作り、瀞霊廷の情報収集、および流魂街に隠れ潜んでる滅却師の同胞の救出である!これでお日様の下で働けるぜヒャッホイ!暗い暗い見えざる帝国からオサラバだ!

 

 ・・・まあ影の領域(シャッテン・ベライヒ)外の活動限界ってのがあるから一定時間が経過したら戻らないといけないんですけどね。ちなみに私が見えざる帝国から脱走できない最大の理由がコレである。まあ今は皆を置いて自分だけ逃げるって事はもうできないけどね。情が移りすぎた。

 

 とまあ、こうして私たちは南流魂街の第一地区である"玼緊(しきん)"の富裕層の人たちに"お願い"をして活動を開始した。流魂街で活動する名目としては流魂街に流れ着いた家族の再会というご立派な建前を用意したんだけど、いざやってみると結構やりがいがあるのよね。再会した家族からの感謝の言葉や感情を向けられるとホントたまらないと言うか。皆もツンデレを発揮しながら意外とノリノリで活動してるし、なんか最近は本来の目的と建前が逆になってる気がする。

 

 唯一の不満は拠点を設立するにあたって私たちがあの"L"の糞野郎に借りを作ってしまった事かな。アイツの能力を使えば「善意の協力者」を作る事なんぞ造作もないからね。私の「開錠(ジ・アンロック)」でもやろうと思えばできたんだけど感情という不確かなモノの操作は拘束時間が長くなりすぎるし、その操作性も万能でもない。本当に万能だったら陛下が自分の「全知全能(ジ・オールマイティ)」の封印を「開錠」しろという依頼を寄こしてくるだろうし。

 

 というか、私が聖文字を授かった時、陛下は実際自分にそう依頼してきたのよね。

 

 失敗に終わって、期待に沿えなかったから処分されるってめちゃくちゃ恐怖してたら笑って許してくれた。陛下、アンタってそんなキャラだっけ?まあ助かったからいいけどさ。あと失敗してホントよかったー!成功してたらその場でBLEACH完!になってしまう所だった。

 

 さーて、嫌な思い出は忘れて今日もお仕事お仕事!今日は自分が流魂街で一番好きな場所である西流魂街の第一地区"潤林安(じゅんりんあん)"にミニーニャと共にやってきました!いや、私が何故ここが一番好きなのか、その理由は完全にミーハーなんですけどね。ココって実はシロちゃんと雛森ィィィが住んでた地区なんですよー。だからいちBLEACHファンとしてちょっと聖地巡礼の気分を味わっていたいというか。

 

 ん?なんかこっちに向かってくる人が・・・

 

 アイエエエエエエエエエ!?オニイチャン!?カリンチャン!?ナンデナンデ!?

 

 え?というかなんで夏梨ちゃん此処に居るの!?あー、尸魂界編の始まりですか。もうそんな時期なのね。というかその舞台ってココだったんだ。そういえば西流魂街でしたねたしかに。いやでもなんで夏梨ちゃんが!?

 

 完全に予想外の対面だったが、彼らから聞いた話によると夏梨ちゃんがここに居るのはグランド・フィッシャーの一件で力が覚醒して、一護に強引についてきたからとの事。能力は火の玉を体の周りに発生させてサッカーボールみたいに蹴る事みたいです。いかにも夏梨ちゃんらしいというかなんというか。あと尸魂界に来るための修行で夜一さんから鬼道も数個習得したとの事。私の妹ってスゲー。

 

 しかしどうしてこんな事に。あー、これはアレか?私たちが双子だから、私の力が強くなると共鳴して夏梨ちゃんの力も相対的に強くなるってヤツ?じゃあコレって自分のせいになるの?ナンテコッタイ。あ、でもこれってお兄ちゃん達の戦力が強化されたって事になるのかな。それならいいか・・・ってあー、私、家族相手に損得勘定しちゃってる。私も変わってしまったんだな。

 

 ごめんね二人とも。陛下を倒した後なら幾らでも怒ってくれていいから。

 

 でもまあ、偶然とはいえ久しぶりに二人に会えてうれしいのは紛れもない私の本音だ。二人を騙してる事の罪悪感がものすごいけど私の後ろにミニーニャがいる以上ココで全部ゲロる訳にはいかないし、たとえ私一人だったとしても皆を混乱させるだけで誰のためにもならない。私が我慢すればいいだけなんだ。私が、なんとかするんだ。私が・・・

 

 おっと。ポジティブシンキング、ポジティブシンキング。負のスパイラルだけは勘弁な!

 

 あ、そういえばバンビーズの皆にこれどう説明しよう。一応彼女たちも私が見えざる帝国に流れ着いたあたりの事情は知ってるし、私に現世に家族がいることは知っているが流石に家族の一人が死神って事は言ってない。まあ普通に「知らなかった」でいいか。バンビエッタあたりが納得するかは別にして。

 

 さて、楽しい楽しい会話ももうそろそろ終わりか。活動限界がそろそろ近いし、ミニーニャも私達の部隊直属の聖兵の皆さんを集めて出発の準備してますしね。

 

 一護お兄ちゃん。

 

 夏梨ちゃん。

 

 一旦ここはさようならだ。

 

 会えてうれしかったよ。

 

 また、いつか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし帰ったらそこには額に縦に太く青筋が張るバンビエッタが!

 

「ミニーに聞いたわよ、誰がばっちゃんですって?」

 

「 」

 

 し、しまった!とっさに考えた皆のあだ名についてミニーニャに口止めするの忘れてたー!彼女天然なんだぞ!私のバカバカバカ!

 

「ボクがじっちゃんかー、うーん、ちょっと複雑かなー?」

 

「きっちゃんって何だよ、そんなニックネームで呼ぶ奴いねーだろ」

 

「みっちゃんは結構いいと思うの」

 

「俺のりっちゃんが一番フツーか・・・」

 

「み、みんな!感想はいいからたすけ・・・アーーーーーッ!」

 

 こうして私はまたバンビエッタにお仕置きされましたとさ、ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

「・・・・・・よかったわね、ユノ」

 

「・・・・・・うん」

 

 そしてその途中で聞こえたバンビエッタの小さな呟きは、私の心に深く染み渡った。




ご清覧、ありがとうございました。これにて第五話終了です。

この世界線におけるとある会話:

Q.)一つ訊こう、旅禍の少年
君は何の為に私と戦う?
私に何か憎しみはあるか?

A.)(妹が居る尸魂界全体を壊そうとしてるので)ある!

守るものが増えた(と思ってる)一護の明日はどっちだ!

ではまた次回に。



オマケ:この世界線におけるBLEACH単行本のタイトル&ポエム、その2

BLEACH9巻「GOODNITE PARAKEET, GOODBYE MY SISTA」
表紙:黒崎遊子(4歳ver)

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