バンビーズみんなのバスターでバインバインしたかっただけなのに 作:カナダ次元
と言うわけで第七話。おそらくこの小説を書くにあたって一番書きたかった話です。気合が入りすぎて前回以上に長くなってしまった。あと書いてたら何故か予定になかった半オリキャラが生えて来た。一応原作で登場してる人物ですが、半オリキャラが苦手と言う方はご注意ください。
今回はいつも以上に独自解釈マシマシです。かなり説明回寄りの話になりますがお楽しみいただければ幸いです。
BLEACH543話「Letters」感想
さてさて、今週もやってきましたBLEACH543話!
先週、我らが主人公の新しい斬魄刀が完成!そして場面はユーハバッハら
数話前のブログ記事でも書きましたが、真咲さんと遊子ちゃんが滅却師だったと明かされた今、尸魂界編でチラッと話に上がった雨竜の妹弟子、実は遊子ちゃんだったって可能性がかなり高いのですよね。読み返してみると雨竜と遊子ちゃんは直接顔を合わせていないので確定情報ではないのですが。
しかし過去で真咲さんが石田家預かりだった以上遊子ちゃんに滅却師の技術を伝授する為に石田家を頼った可能性はかなり高く、その際に雨竜と遊子ちゃんは兄弟子と妹弟子の関係だったのではないでしょうか。つまり雨竜はそれを知り、彼女を助けに来たよき兄貴分と言う事に?兄二人に助けられる遊子ちゃんは果報者ですな!
しかし遊子ちゃんが攫われた原因は未だに不明のままですし、彼女の描写も今の所なし。まあ単純に見えざる帝国が彼女が滅却師だったって事で保護しただけかもしれませんが。今は彼女が無事でいる事を祈る事しかできませんね。今回の話でそのあたりが判明するといいのですが。
今話は壇上に立つユーハバッハからスタート。その下に居るハッシュヴァルトの号令が広間に響き渡ります。
『ユーハバッハ陛下に』
『敬礼!』
『揃ったか、
『千年前、我ら滅却師は死神共の非道な襲撃を受け、多くの同胞を失い存亡の危機に陥った』
『
『まもなく最後の戦いが始まる』
『
『・・・戦いに先立ち、諸君らに知らせがある』
『来い』
『・・・誰だ、あの野郎』
『なんで陛下と同じ壇上に居るのー?』
さっそく雨竜の登場です。バズビーや新たに登場した少女滅却師の反応から見て分かるように、どうやら他の滅却師は彼の事を知らない様子。それをわかっているのか、ユーハバッハが雨竜を星十字騎士団に紹介します。
『現世にて生き残った最後の滅却師だ』
『私はこの者を』
『五人目、最後の後継者候補に指名する」
『!!』
『何だって・・・?』
『今、陛下は何と・・・?』
『五人目、だと?』
『あの男がねぇ、ゲッゲッゲッ』
『どういう、事だ・・・』
『ユーゴー・・・!』
うわあ、なんだか凄いことになっちゃたぞ!後継者?というか五人目?他に四人もいる訳?となるとユーハバッハの傍にいたバンビエッタももしかしてその一人と言う事になるのでしょうか?もしそうならハッシュヴァルトが彼女を様呼びしてた説明がつきますね!
しかし当然ながらどこの馬の骨かもわからぬ人物をユーハバッハが突然指名した事で星十字騎士団は混乱し、受け入れがたい反応が返ってきます。「五人目、だと?」と言ったシロちゃんの相手をしてた口の左部分に切り傷がある東洋系っぽい滅却師の彼も悔しいのかギリィって歯軋りしてますし、笑い声からしておそらく兕丹坊に技術開発局を襲わせたグラサンと丸みを帯びた体形の黒人滅却師もどちらかと言うと呆れが混じってるように見えます。そしてバズビーも怒りの様な反応が。しかし彼の言うユーゴーとは誰の事なのでしょう?
『はっ』
『後継者候補はそれぞれ独自の部隊を率い、統括する権限を持つ』
『だが、来たばかりのお前にそれをすぐ組織するというのは酷なもの』
『よって、特別に貴様には我が
『なっ・・・!?』
『!!!』
更なる新情報です。四人いる後継者候補はそれぞれ独自の部隊を持っていると言う事は、今まで物語で登場した威力偵察部隊・虚圏狩猟部隊・情報開発部隊・突撃急襲部隊それぞれの統括隊長はユーハバッハの後継者候補と言う事になりますね!今までの描写から十中八九威力偵察部隊の統括隊長であろうバンビエッタもそのうちの一人と言う事はほぼ確定でしょう。
しかしここに来て後継者レースの描写が追加される事になるとは。この内輪の事情に付け込んで逆に死神達を有利に導くための要素なのでしょうか?そしてこういう後継者レースにありがちな敵側への内通とか裏切りとか、色々可能性ありそう!面白くなってきました!
そしてその後継者レースにいきなり参戦する事になった雨竜。当然彼は部隊を持ってませんが、どうやらユーハバッハには《シュッツシュタッフェル》と言う彼の親衛隊が居て、その権限を雨竜にそのまま渡すというとんでもない行動にでました。これも今まで以上の衝撃が星十字騎士団内に走ります。ここでまた新たに登場した左眼にXみたいな入れ墨を眼帯のように入れた黒人滅却師も寝耳に水なのか、ものすごく驚いた表情をしています。もしかして彼はその親衛隊に所属してる滅却師なのでしょうか?
『この者の持つ力は、彼が後継者候補に相応しいと、この先の戦いでここに居る全員がその身を以て知ることになるだろう』
『以上だ』
有無を言わさぬ圧で壇上から退場して行くユーハバッハとそれに続く雨竜。それを見届けた後、ため息を漏らすバンビエッタへとフォーカスが移ります。
『・・・・・・!』
『ユノ!』
バンビエッタがその場を離れ歩いていくと隣の人物となにか話してるユノワールを見つけ、声を掛けていきます。
『バンビ、何か用ですか?』
『アナタ・・・』
『?』
がっしという効果音と共にユノワールの腕を掴むバンビエッタ。彼女の目に映るのはユノワールの袖の下にある火傷のような跡。
『やっぱり・・・』
『部屋に行くわよ!』
『今すぐ!』
『ちょ、ちょっと待ってくださ・・・アーーーーーッ!』
『お、おい』
『いいのか、アレ?』
『ああ、お前新入りか?』
『何、ウチの隊ではいつもの事さ』
そしてコミカルにユノワールちゃんを引きずって大部屋から退場して行くバンビエッタ。どうやら周囲に居るモブからの反応を見るに彼女らの関係はいつもこんな感じの様子の様です。それにしたって慣れすぎじゃないですか?(笑)
場面は彼女らの部屋へと移っていきます。それぞれ椅子に座り治療術の様なものを受けるユノワールとそれを施すバンビエッタ。
『ケガしたままそのまま寝てた、ですって?』
『このお馬鹿さん!』
『いえ、ですから――』
『口調』
『・・・はいはい、これでいい?』
『よろしい』
『・・・アナタには苦労を掛けるわ』
『ありがとうね、そしてごめんなさい』
『いや、あれは私の自業自得みたいなモンだったしそんなに気にしなくてもいいよバンビちゃん』
『それに強力な卍解を手に入れたことだしね!』
おや、どうやらユノワールちゃんはキャラを作っていた模様。素の口調はかなりフランクな感じですね!見た目は幼いので舐められないように口調を作ってたのでしょうか?ですがどうやらバンビエッタには不評のようでせめて彼女らの間では直すように促し、それを受け入れるユノワール。
ユノワールを労うバンビエッタ、それに対してバンビエッタに大したことないと笑いながら返すユノワール。いやー、いいですねこういうの。仲が良くてなによりです!敵だけど!(笑)
『・・・・・・』
『バンビちゃん?』
『部屋の中なんだし、そのバイザーぐらい外しなさいよ』
『前々から思ってたけど、結構ダサいわよ?』
『ひっどいなー』
『私は気に入ってるのに』
『それとも、何?』
『三年前、アナタが殺した』
『
『・・・・・・』
おっと。何やら彼女らの過去について伏線らしきものが入りましたね。しかしバイザーを付けることが義理、とな?もしかしてユノワールちゃんが着けてるバイザー、その殺した男の持ち物だったとかですかね?あるいは前の考察であったようにユノワールちゃんは盲目で、その男から受けた傷が元で視力を失い、それをカバーするためのバイザーとか?
バンビエッタの問いかけに対して無言で返すユノワール。バンビエッタもこれ以上追求する気はないのか、ただため息だけを返します。
『でも一人で抱えるのは駄目』
『私達は、家族でしょう?』
『そうだな、バンビの言う通りだ』
『・・・・・・みんな』
『たまには俺達を頼れ、ユノ』
リルトット・ランパード
Liltotto Lamperd
『そーそー、悩みがあるんなら相談ぐらい乗るぜ?』
『何でも言ってみろ!』
キャンディス・キャットニップ
Candice Catnipp
『キャンディちゃんは逆に悩みが無さそうでいいよねーッ』
ジゼル・ジュエル
Giselle Gewelle
部屋に入ってくる三人の滅却師たち、そして一気にそれぞれの紹介が!上から順にリルトット、キャンディス、ジゼル。この中でキャンディスとジゼルは既に登場済みですね。キャンディスは狛村隊長の相手をして彼の卍解を奪った女滅却師で、ジゼルは先ほど雨竜がユーハバッハと壇上に上がってるのかに対して疑問に持ってた少女滅却師でした。全員が威力偵察部隊の所属で、今回初登場となる俺っ子のリルトットは部隊の統括副官。となると彼女がバンビエッタの副官と言う事か?
『あたしにも悩みあるしー!髪のケアとか!』
『こっち見な!!』
『やめなさい』
『ま、とりあえずはおかえり、リル、キャンディ、ジジ』
『・・・あれ、ミニーは?』
『ウチの
『先の侵攻で俺達の部隊に死者は出なかったが、いくつか負傷者は出たからな』
『鍛え直したいんだとよ』
『ミニーちゃんは訓練大好きだもんねー!』
『あいつ、あんなナリしてる癖に鬼教官だしな・・・』
どうやら皆それぞれ家族と言うだけあって部隊内の関係は良好な様子。少なくとも気軽に軽口を言い合うような仲みたいです。
この場に居る五人に加え、先ほどユノワールが話題にあげたミニーと言う名の人物もいる模様。部隊の兵隊の訓練を指導できる立場となるとその人物もおそらく聖文字持ちの騎士団員。となると六人もの聖文字持ちが部隊に所属してると言う事になりますね。ほぼ四分の一。先の侵攻で死亡した騎士団員もいるのでさらにその比率が高くなり、彼女らは星十字騎士団内でかなりの規模の勢力を築いている事になります。そしてそれを裏付ける発言も次のシーンにて語られます。
『なんかあったワケ?』
『ああ、それがね~・・・』
『バズビーの野郎があっちでギャーギャーやってんだよ』
『カオ、出せば?』
『一応あたしら最大派閥なワケだしね』
『ハァ・・・』
『・・・しょうがないわね』
『行くわよ、皆』
キャンディスから語られたように、やはりどうやら彼女らは星十字騎士団内で最大の派閥を築いてきた模様。そしてこの度の雨竜の突然参戦によりそれが崩れてしまったようです。ただバンビエッタ本人はあまり大して興味がなさそうにみえますね。あまり後継者レースに乗り気ではないのでしょうか?ですが部隊の長としての責任感があるのか、彼女らを率いてバズビーが騒いでる場所へと赴きます。
『あいつは何なんだよ!』
『誰か説明してくれよ!』
バズビー
Bazz-B
『誰がする?』
『できるとすれば陛下だけか、あるいは・・・』
『アタシも聞かされてないわよ』
『そもそも説明もクソもないだろうが』
『陛下が決めたことなんだ』
『俺たちはそれに従うだけだろうが、トサカ野郎』
壁に拳をぶつけるバズビーと共に正式に彼の聖文字と所属が明らかになりました。聖文字は"H"、そして突撃急襲部隊の所属の模様。なんていうか、ピッタリすぎる。(笑)
しかしバズビーの名前ってあだ名でよくあるフルネームの省略かと思ってたのですが、普通にソレが名前だったんですね・・・
部隊の同僚であるマスクから誰が説明すると質問を投げられ、シャウロン疑惑が付きまとうBG9もバンビエッタからその答えを聞けるかと期待されますがバンビエッタ自身もどうやら何も聞かされてなかった様子。彼女の副官であるリルトットちゃんもそれを援護するように口を挟みますが、口悪いですねリルトットちゃん!ユノワールちゃんみたく身内とそれ以外に対しての接し方が全然ちがうよ!君らってもしかして姉妹だったり?
『キャンディちゃん、あの新しい候補者のコ、つまんできたら~?』
『はァ!?』
『人を尻軽みたいに言うんじゃねぇよ!』
『情報聞けるかもしれないじゃ~ん』
『だからなんであたしがソレしなくちゃいけないんだっつーの!』
からかうジゼルと表情豊かなリアクションを返すキャンディス。この二人の関係も、なんというか、仲が良いのか仲が悪いのかはっきりとしませんね。でも好き。(笑)
『納得いくかよ・・・』
『どこへ行く、バズビー』
『ロバートさん・・・』
ロバート・アキュトロン
Robert Accutrone
ユーハバッハへと直接直訴しに行く気だったのか、部屋から出ていこうとするバズビーを止めたのは今まで名前が不明だった英国紳士風の滅却師。ようやく名前が判明したロバートさんの聖文字は"N"、そして彼はバズビーとマスクが所属する突撃急襲部隊の統括副官だったようです。脳筋だらけの部隊を諫める役割を持った苦労人のイメージをひしひしと感じてしまいます。(笑)
だがさすがのバズビーもどうやらロバートの言う事だけは聞くのか、舌打ちはするもののその場にとどまることを選択したようです。
『大体よぉ!』
『候補者が複数いるとはいえ、陛下の後継者はてっきりアンタで決まりだと思ってたんだぜ!』
『バンビエッタ!』
『・・・・・・・・・』
『認めるのは癪だが・・・あんたが後継者なら
『なんせお前の任命式でお前は文句のある奴らをすべて叩き伏せたからな!』
『その上お前の
『他の後継者候補にしたって、俺達の統括隊長はアレだし・・・』
『おい、バズビー』
『事実でしょうが、ロバートさん』
バズビーのありがたい解説のおかげで色々と新情報が。バンビエッタはどうやら任命式で文句のある星十字騎士団を全員叩き潰す事が出来るほどの実力を持つ人物であることが判明しました。最大派閥とは言え、やはり女性である事、そして外見は少女である事から舐められる事があったのでしょうね。それを乗り越えてまで認めさせることが出来るというのは並大抵ではない筈。さすが後継者候補と言うべきでしょうか。
あと、用語に関して
しかしバズビーにアレって言われる突撃急襲部隊の統括隊長ってどんな人物なんでしょう・・・?
『オマケにテメエらはあの
『あはっ、それってもしかしなくてもぼくの事かい?』
『!!』
『いつの間に・・・!』
『キミに最強って言ってもらえるなんて』
『照れるじゃないか、バズビー』
グレミィ・トゥミュー
Gremmy Thoumeaux
そして一護達の
そして最後の部隊である情報開発部隊もどうやら威力偵察部隊と同盟を結んでると言う情報も。これは興味深いですね。同盟を結んでいるという事は情報開発部隊の統括隊長は後継者レースから早々に見切りをつけ一番利をもたらすであろうバンビエッタについた、と言う事になるのでしょうか?情報開発部隊の統括隊長は滅却師側の科学者ポジという疑惑があるので、曲者くさいですねー。
そしてここに来て情報開発部隊から新キャラ登場です。突如として現れた"V"のグレミィ・トゥミュー。情報開発部隊の統括副官です。バズビーに最強と言われ、周りからも否定されてない様子からこの人物が星十字騎士団最強の滅却師なのでしょう。もちろんユーハバッハを除く、って解釈が付くと思いますが。
しかし最強の筈の彼はあくまで統括副官。最強を従える情報開発部隊の統括隊長って一体何者・・・?
『ウチの統括隊長の命令さ、たまには召集以外でも顔を出して来いってね』
『やあリル』
『・・・グレミィ』
『共同任務の件、了承したよ』
『BG9、キミもいいね?』
『了解しました、グレミィ・トゥミュー統括副官』
『・・・助かる』
『つれないなぁ、キミとぼくの仲じゃないか』
『任務だぁ?』
『おっと、これは秘密だったんだっけ?』
『これ以上は言わないでおくよ』
『それじゃあね』
『消えた・・・!』
おやおや、どうやらグレミィは同じ統括副官であるリルトットと浅からぬ縁がある模様。なんというか、ギンと乱菊の様と似たような関係が匂いますな~。かくいう私もこういう感じの関係は大好物なので、これから注目して見守っていきましょう!
そして共同任務とな?これも興味深いですが現時点であまりにも情報が少ないのでとりあえずは横に置いておきましょう。
『・・・で?』
『どうなんだ、バンビエッタ様よぉ』
『あんなポッと出に親衛隊が与えられて、これまで盤石だったオマエの地位の危機なんだぜ?』
『アンタ自身は何も無いのかよ!?』
『・・・リルも言ってたでしょ』
『アタシが口を挟む余地は無いわ』
『陛下のご意思が全てよ』
『その通りだ』
『・・・ユーゴー・・・』
ユーグラム・ハッシュヴァルト
Jugram Haschwalth
ここでハッシュヴァルトの正式登場となります。バズビーが先の集会でこぼしていたユーゴーとはハッシュヴァルトの事だったんですね。ユーグラムを省略してユーゴー。色々と立派な肩書をもってる事から星十字騎士団のナンバー2の地位があるみたいですね。というか親衛隊の統括副官と言う事はこれから彼が雨竜の部下って事になるのか。
しかしこのハッシュヴァルト、あくまで後継者候補を自分より上の地位として扱ってるからこそバンビエッタに対して敬語を使ってたんですかね。その内心を裏付けるような描写が次のシーンにて描かれます。
『腑抜けたモンだな、ガッカリだぜ』
『だったらその椅子ゆずれよ!!』
『あんなポッと出にくれてやって平気な椅子なら俺が奪って座ってやらァ!!』
『・・・落ち着けバズビー』
『後継者候補に対して余りにも無礼だ』
『あァ!?』
『俺なら落ち着いてンぜ!今のあんたらよりはずっとな!!』
ハッシュヴァルトに飛びかかろうとするバズビーですが、彼らの間に謎の禍々しい色の球体が突如として現れます!
『頭からツッ込まなかった』
『落ち着いてる、落ち着いてるよォ~~~』
アスキン・ナックルヴァール
Askin Nakk Le Vaar
『てめェ何の真似だ・・・』
『助けたのさ。喧嘩は良くない』
『陛下は争いを好まれないしね』
『・・・ユーゴーはともかく、お前もお前だ』
『いきなりあんな奴の下に就けって言われてお前ら納得できるのかよ!?』
『あ~そりゃ思う所が無いわけじゃないよ?リジェ部隊長なんかもうブチギレ寸前ってカンジだったし?』
『だけど言っただろ?落ち着け・って』
『特にアンタだ、バンビエッタ様』
『・・・なんの事かしら?』
『とぼけるのはナシにしましょうぜ』
『こんな争い、"毒"にしかならないって解ってる筈でしょ?』
『ねェ』
『三年前、一番最初に後継者に指名された――』
『序列一位サマ?』
『・・・・・・・・・』
バンビエッタ・バスターバイン
Bambietta Basterbine
神赦親衛隊から新キャラ、アスキン・ナックルヴァール。その同僚であり部隊長であるリジェと言う人物。そしてついにバンビエッタ・バスターバインが正式に紹介されました!考察しがいのある情報が次々と出てきますが、さすがに長くなってきたのですこし巻きで行きます!
場面は移り変わり、ユーハバッハと雨竜へと戻ります。王座に座るユーハバッハ、そして彼から杯を受けた雨竜が映されます。
『二つ、お前に与えよう』
『一つは五人目の皇帝候補者として序列五位の立場を』
『あえて序列としているが、コレはあくまで候補に成った順番だ』
『候補者はみな対等と心得ておけ』
『はい』
『そしてもう一つは力だ』
『お前には私と同じ"
『"A"の文字を与えよう』
石田 雨竜
Uryū Ishida
最後に雨竜が見えざる帝国で得た地位、そして彼とユーハバッハの聖文字が判明し今週はここで終了となりました!いやー、もう次から次へと新情報が出てきてこのまま記事を書いてると来週になってしまうから早々に切り上げる事にしますね!(笑)
考察厨の私としてはとても大満足な内容でした!皆様はいかがでしたでしょうか?コメント欄にばしばし書いていってね!この回で判明した情報を元に考察メモのまとめ記事を書く予定なので、皆様の考察もコメントに書いていただければ拾うかもしれないので、それまでとりあえずはまたねー!
ではみなさん、また来週!
みなさん、おはようございます・・・ユノワール・シュリーレーランズです・・・
ううー、寝起きが最悪だ。やっぱり制服のままベッドに直行したのはマズかったか。心身ともに疲れきっていたとはいえせめてシャワーぐらいは浴びるべきだったな。バイザーもつけたままだし、反省反省。というかバンビエッタからちょびっと治療を受けたとはいえ総隊長から受けた火傷はそのままだし制服は所々焦げたままだし、そりゃ寝起きが悪い筈だよ。しょうがない、治癒師の人達から小言言われるだろうけど診察所に顔出してくるか・・・
起き上がろうとベッド隣にある明かりのスイッチを入れようとしたら部屋のドアからノックの音が聞こえて来た。
「ユノワール様?失礼します、起きていらっしゃいますでしょうか?」
あー、彼か。気配は・・・うん、彼一人だね。だったら口調は普通でいいか。
「うん、おきてるよー。入っておいでー」
「はい、失礼しますねユノワール様・・・ユノワール様!一体どうなされたのです!」
あ、この恰好の事を言われてるのかな?そりゃ自分の上司がベッドの上でこんがりと焼けた姿のままでいるとそうなるわな。
「あはは、カッコ悪い所見せちゃったかな。まあちょっとだけやられちゃってね、これから診察所に行こうと思ってた所。見た目ほど酷くは無いからそんな心配しなくてもいいよ」
「は、はあ・・・ユノワール様がそうおっしゃるのなら」
さて、読者諸君はこの彼が一体誰なのか興味津々である事でしょう!最初に言っておくと、この人は私の付き人です。原作でハッシュポテトさんが侍らせてた女性滅却師のように、聖文字持ちのリッターは聖兵から身の回りの世話をする付き人を一人選べる権利があります。とは言っても実際に付き人を持ってる人はあんまりいない。私達バンビーズの間だと持ってるのは私と私生活がズボラなジゼルだけだし、バンビエッタの場合はリルトットって副官がいるしね。時々どっちが隊長でどっちが副官かわからなくなるけど。
最初は私も付き人を持つ気は無かったんだけど、二年ほど前に偶然彼と廊下ですれ違った時にあれっ?と思って引き留めてみて彼をよく見てみた。イケメン。黒髪。右目の下に泣きぼくろ。うん、ピンと来たね!
この人、原作でバンビエッタとにゃんにゃんした後にイケ/メンになった人だ!
正直二年前のあの時点でもバンビエッタの性格は原作と比べかなりマイルドになったしこのイケメンの人もクレイジーサイコクソビッチバンビちゃんの犠牲になることは無かっただろうが、まあなんだ。これも縁と言うやつなのだろう。せっかくだしその悲惨な運命から遠ざけるために私の付き人にならないかと誘ってみたら二つ返事で了承をもらえた。その返事の早さからこいつロリコンじゃないよな?って懸念は少々あったけど、実際そんなことはなく彼はよくやってくれてる。私の付き人になった時バンビーズの皆から圧迫面接受けちゃった件に関しては本当にゴメン。
しかし何故私がバンビーズ以外の滅却師を助けたのか?と言う疑問を持った人もいるだろう。一応言っておくと私は「
「あ、あの~、ユノワール様?」
おっと、ちょっと考え込んでしまったか。チラッと横の時計を見るとまだ早朝だと教えてくれる。
「ああ、ゴメンゴメン。それでこんな朝早くからどうしたの?」
「はい、ユーハバッハ陛下から
「・・・内容は?」
「
石田ァ!の星十字騎士団加入イベントだコレー!と言うか思ってたより早いなオイ!原作の描写的にてっきり第一次侵攻から数日経ってからと思ってたけどまさか翌日とは。あー、体がまだ重いけど行くしかないかー。あと一時間半はあるからシャワー入って着替えるぐらいは出来るけど、診察所は後回しだなこりゃ。
「ん、わかった。ちゃんと身だしなみを整えてから行くよ。伝言ありがとうね。君も集会に遅れないように」
「はっ!ありがとうございます!ではお先に失礼させていただきます!」
そういって付き人くんは私の部屋から退場していった。さてと、パパっと支度しますか。シャワー入って・・・って火傷のまま入るのは不味いか。ならば!術式起動!《閃刀姫-ユノ》!私の制服を素材に私の制服をそのままリンク召喚!
ふふふ、こんなこともあろうかと早着替えの術式を作っておいたのさ!針子さん達が作ってくれた服をカードに封じ込める術式を開発するのにはすごく苦労したけど、一旦やってしまえばカードに封じ込めた服をちょびっと能力でアンロックするだけであら不思議!魔法少女の気分を味わえる最高の術式が完成したというわけさ!
え?戦闘における実用性?それはカードが違いますね・・・
あとはちゃんと香水をつけて髪にちょいとブラシを入れて、これでヨシ!美少女はいい匂いをさせなくっちゃね!しかしアレだ、私もすっかり女性の精神に染まってきたなぁ。前世では自分の見栄えなんて気にしたためしはないけど、そういう事に関しては人一倍うるさいキャンディスの影響か気を付けないと鏡の前で一時間とかざらだ。まあまだ男性を意識したことはないからまだ男性よりの思考だとは思うんだけど。私はバンビーズとイチャイチャするんだ。(使命感)
そしてやってきました大聖堂。ここって陛下からのありがた~いお言葉(精一杯の皮肉)や演説を聞くために使用される場所なんだけど、平時には演劇やコンサート、ダンスパーティーや会食とか結構多目的にわたって使われている。星十字騎士団って要求値は高いけどその分福祉は意外としっかりしてるのよね。ホワイトな悪の組織ってやつです。上司の気まぐれで粛清されたりするけど。ホワイトは制服だけだったか・・・
さて並びますか。聖章騎士は一番前の列、そして後ろから見て左から右へ聖文字のアルファベット順に並ぶのが通例。なので「U」である私のポジションはかなり右の方にあり、とある二人の間に挟まれる形となる。
「よっ、ユノ!おはよう!」
「キャンディ。おはようございます、ご無事で何よりです」
一人は私の左に居る"T"のキャンディス・キャットニップ。私達バンビーズの中で一番の年長で、気さくな姉御肌である彼女は何かと私の世話を焼きたがる。私も彼女の事が大好きだ。私の口調に関しても理解してくれて他の皆と違い演技中でも嫌な顔をせずに普通に接してくれるのは私としても非常にやりやすくて助かってる。
「まあな、楽勝だったぜ!なんかデッケーオオカミみてーな隊長から卍解も奪ってきてやったしな!」
狛村隊長の事を言ってるのだろう。バンビエッタが陛下の隣に居た以上、この世界線ではどうやら彼女が狛村隊長の相手をする事になったようだ。間接的とはいえ狛村隊長はバンビエッタの死因となった人物。第二次侵攻では万が一キャンディスが彼にやられないように一緒に行動する必要がありそうだね。まあ元々次の侵攻では団体行動しようとバンビーズのみんなに提案するつもりだったけど。原作ではバンビエッタをハブった団体行動(笑)だった事だし。
「奇遇ですね。私も卍解の奪取に成功しました」
「えっ、ユノも隊長と当たったのか?ちぇーっ、卍解ゲットできたのあたしだけだと思ってたのによー!」
「ふふっ、残念でしたね」
「へー、大したものだ。ユノワールも成長したものだね」
「・・・グレミィ様」
「おや、ぼくには挨拶も無しかい?」
そしてもう一人。私の右隣に居るのは"V"のグレミィ・トゥミュー。星十字騎士団最強の滅却師であり、とある理由により私がちょっと苦手とする人物である。どちらかというと苦手と言うより申し訳なさの方があってるが。
「いえ、失礼いたしました。おはようございます、グレミィ様」
「相変わらずだね。まあいいさ」
その後キャンディスとグレミィとちょくちょくと会話してたら陛下がやってきた。なんか千年前に滅却師は死神共の非道な襲撃を受けたどうだこうだって言ってるけど、物は言いようだなーって思ってしまう。確かに陛下は嘘は言わないけど本当の事をぼかしたりはするからね。どうせ死神から大した被害も無いちょこっとの攻撃を受けて過剰防衛がごとく尸魂界に侵攻したってのが真相だろう。というか以前興味があって図書館で調べてみたら普通にそうだったと出て来た。あの和尚なにしてくれとんねん。もしかしてすべての元凶ってアイツでは?
そして石田ァ!が出てきて、五人目の後継者候補に指名されましたとさ。あーあ、覚悟はしてたけどやっぱりこうなったか。彼に任せる部隊に関してだけは予想できなかったがまさか親衛隊をそっくりそのまま預けるとは、太っ腹すぎないですか陛下?どうしてこうなった?
そう、この後継者候補うんぬんがこの世界線において一番原作から離反した事柄で、私が一番混乱した要素である。三年前、私以外のバンビーズ全員が聖章騎士に昇進したタイミングと同時にバンビエッタが突然後継者候補に指名されて、まさに青天の霹靂だった。そしてその混乱も冷めぬまま一年の間に他の3人も指名されて、私は現場猫の気持ちを嫌という程に味わったのである。どうして・・・
正直な話、なぜこうなったかは分からない。きっかけに関してはほんのちょっとだけ心当たりはあるけど、いや、まさかねぇ?多分違うでしょ。陛下は陛下だ。アレは根っからの暴君だ。アレが変わるなんてあり得ない。
まあ、こうなってしまった以上はしょうがないし、私は私でベストを尽くすのみだ。陛下がバンビエッタを後継者候補に指名するんだったら私はバンビエッタを皇帝にするように動く。くれるというなら貰ってやろうじゃないか。あとは陛下がさっさとくたばってくれれば問題ナシ!ああ、総隊長の時でチャンス逃がしたの、本当に痛かったなぁ・・・。せめてのお詫びに卍解、打倒陛下の為に有難く使わせてもらいますよ。
陛下からのプレゼンも終わりと思いきや、バンビエッタに隊舎部屋へと強制連行されてしまった。あれ、これって私が私の付き人ポジになってる?ヤメロー、シニタクナーイ!先の侵攻で馬鹿やらかした自分へお仕置きタイムと身構えてしまったがそんなことは無く、彼女は私の火傷を見て単に私を治療をしなければと思っただけらしい。
えへへ、バンビエッタの力、あったかいナリぃ・・・ってふざけてる場合じゃないか。口調が演技したままのやつだったからバンビエッタの機嫌がまた急降下してる。さっさと普通に戻して機嫌をよくしてあげなきゃ。
そんでもってちょっと軽口を交わしてたらバイザーの事を言われてナナナさんの事を持ち出してきた。あー、もー、別に気にしなくてもいいのに。彼を殺したのは私の意志だ。聖章騎士の席が全部埋まってた都合上、そうしなければ私はずっと聖兵のままで聖章騎士になれなかった。私はみんなと一緒に居たかったんだよ。
そしてやってきたバンビーズの他の面々。ここで原作と同様バンビーズの全員が紹介され・・・アレ、ミニーニャがいない?あー、もしかして私が尸魂界編でミニーニャと一緒に登場した事が影響してるのか?こうする事で「この世界線の読者」に対してみっちゃんことミニーニャの正体、そしてひいては私の正体がバレるのを防いだのか。なるほどねー。となると私の正体バレはかなりドラマチックなシーンになるのだろうか。
そう感心してると今度は原作に無い出来事が。いや、バズビーが雨竜の任命に関して文句言ってるのは原作通りなんだけどまさか多くのリッターが勢ぞろいしてる場所で行われてるとは思わないじゃん。私は当然として、他のバンビーズのみんなもこの場にいなかったし。しかもロバートおじさんがいたりグレミィもちらっと顔出して来たりして、紹介テロップいっぱい出てるんだろうなー。
そしてハッシュポテトとバズビーの拗らせフレンズの邂逅も終わり、ここいらのイベントも一旦これで終了かな?これから第二次侵攻まで星十字騎士団側の原作描写はないので一護達が霊王宮での修行を終えるまでに少々時間が余る。たぶん父さんから一護と夏梨に私が攫われた理由として私が滅却師だって事も語られるのだろう。
あのヒゲ親父、夏梨ちゃんに斬魄刀を渡したことで原作一話のルキアみたく夏梨ちゃんに力全部すっぽ抜かれてただの置物と化しているけど大丈夫なのだろうか。まあ石田パパが雨竜に例の鏃を渡すのに彼は別に必要ないか。原作でもその場に突っ立ってただけで何しに来たんだって感じだったし。彼が一護達に私が滅却師だと言ってくれることで私が彼らと直接相まみえる時そんなにショックを受けてくれないといいなー。とんでもない希望的観測だって事はわかってるけどね!夢みたっていいじゃないか!
さて、これからどうしよう?
「すまない、少しいいだろうか」
バンビーズの皆と一緒に隊舎部屋に戻ろうと建物を出た時、その人物は私達に声を掛けて来た。
「あなたは―――」
俺はツイてる。
最初はそうでもなかった。俺は聖兵育成学校は卒業はしたものの、入隊試験に3回失敗してしまった。でも三年前の4回目の試験でようやく合格して星十字騎士団に入った時、長年の苦労が報われたみたいで思わず涙が出たっけ。
星十字騎士団は精鋭中の精鋭しか入れない軍隊だ。その一員になった今、その入団難易度に見合った贅沢な量の物資が俺の家族に配給されるようになる。もちろん親にはすごく喜ばれた。彼らに今まで苦労をかけてきた分、これから精一杯親孝行していこうと思う。
最初の配属は一般兵科だったが、どういうわけか二年前にユノワール様の目に留まり威力偵察部隊に来ないかと誘われた。何たる幸運!もちろん飛びついたとも!威力偵察部隊はユーハバッハ様の四人の後継者候補の一人、バンビエッタ様が率いる部隊で4つの部隊の中で最も華がある部隊だ。なんせ統括隊長のバンビエッタ様含む幹部の皆様は全員麗しい美少女たち。女性兵はもちろん、彼女らは男性兵にとっても憧れの的だ。
威力偵察部隊に誘われたと言っても実際はユノワール様の付き人にならないかの誘いだったが、それでも俺は二つ返事で引き受けた。昇進ではあることに違いはないし、なんたって憧れの彼女たちに近づけるチャンスだ!俺はツイてるぞ!
なんでこんな新人の俺が?とは思ったけどそれは言わないことにした。そんなこと言って任を解かれたらせっかくのチャンスが無駄になる。彼女たちから圧迫面接受けた時は死ぬかと思ったが、あれは単にユノワール様の事を想っての行動だったのだろう。あとでユノワール様に謝られたが俺は大したことないですと笑いながら返した。なんせユノワール様のお陰で今の自分がある。恵まれた同僚。恵まれた立場。恵まれた環境。ユノワール様には感謝しかない。
ああそうとも!俺はツイてる!
「ゲッゲッゲッ」
なんたってこんなにも素晴らしい方の為に仕事ができるからな!
ご清覧、ありがとうございました。これにて第七話終了です。
補足になりますが、グレミィが漏らした任務についてバズビーはその場に居てその事を聞いてますが(前話参照)忘れてます。何で忘れてるかって?だってバズビーだし・・・
あとこの世界線でバンビエッタが後継者候補になった事で彼女のフルネームをバンビエッタ・バスターバイン・アドナイェウスにする案がありました。アドナイェウスを候補者が持つ称号にするみたいな。ボツにした理由は、まあ、その、ねぇ?
次回はちょっとした幕間みたいな話を入れる予定なので投稿間隔は短いと思います。
ではまた。