60:雷霆
なんか…アレだな
ガッシュのゼオンみたいな環境だな
61:半妖
あ、俺も思った
けっこうきついよな~
62:世界
いや、やられてるの君・・・
63:闇石
滅茶苦茶厳しいな
俺も剣技の修行してたけどここまでじゃなかったぞ
64:絶鬼
僕も地獄で強くなるために苦行したけど、それにしたって厳しすぎだよ
65:黒死
なあ、大丈夫か?
66:半妖
別に平気
前世で慣れてる
67:背愛
まあ、それはわかってるだけどさ・・・
68:闇石
子供が大人の妖怪にボコボコにされてるって絵面がもうヤバいんだよ
69:半妖
言われたらそうだな
けど死なないだけマシじゃん
70:世界
・・・・まあ、共感は出来る
71:半妖
だろ?
ソレに厳しいっていっても回復するまでちゃんと待ってくれてるし、毒に侵されて寝込んだ時はちゃんと休暇くれたぜ?
客観的に見たら虐待だけど俺にとってはいい感じだと思うんだけど
72:絶鬼
ああ、この人もガチ勢か
生き残ってる人には多いよね
まあ僕も人の事言えないけど
73:闇石
まあ、アンタがいいなら俺らは何も言わない
力を求めるのは俺たち転生者の性だからな
74:半妖
ソレより特訓の成果だ
おかげで原作の犬夜叉にはない技や特性を目覚めた
75:半妖
一つ目は衝撃波
妖力を赤い雷みたいな衝撃波に変換して放つ
拡散や収束させて威力や範囲を上げたり、圧縮して爆弾みたいにも出来る
76:半妖
二つ目は爪撃
爪を振るう事で発生する
切るように振るうと斬撃波、貫くように振るうと刺突の矢、薙ぐように振るうと風のような衝撃波を発生して敵を吹っ飛ばせる
烈風爪、疾風爪、豪風爪とソレゾレ名付けている
連続で振るって弾幕を張る事も可能
77:半妖
三つ目は毒
衝撃波や爪撃に毒を籠める事が出来る
普通に毒気を吐く事も可能だが、毒単体では効果が薄い
78:半妖
とまあ、憶えた技はこんなもの
これに併用して結界術も使ってる
79:雷霆
なるほど、結構充実してるな
これで結界術も使えるんだろ?
80:半妖
まあな
それにしても妖怪の身体ってすごいわ
反射神経や身体能力が格段に上がってる
おかげで結界の形成スピードも大分アップした
81:世界
分かる
俺も吸血鬼になる事で反射スピードが上がり、スタンドの精密性が上がった
82:闇石
やっぱフィジカルって大事だよな
83:黒死
けど斬撃波か
良かったら俺の技見る?
俺、黒死牟の能力が特典で剣技と斬撃波が主な攻撃手段なんだ
剣技とかも鉄砕牙手に入れた時の参考になるかも
84:雷霆
じゃあ俺はザケルとか参考になるかもな
衝撃波って蒼龍波みたいに電撃っぽくなるんだろ?
あと、家庭環境が若干似てるからそこも参考になるかもしれない
85:半妖
似てる?どういうこと?
86:雷霆
言葉通り
俺、半分悪魔なんだよ
87:雷霆
父親が古い世代の悪魔で、その力を色濃く継いだ結果“特典”としてゼオンに似た力を得たんだよ
で、その力を制御するために幼少の頃から親父に修行つけられた
88:半妖
なるほど、じゃあアンタも俺みたいな感じ?
89:雷霆
いや、あんなに厳しくない
俺のはあくまで能力制御がメインだからな
けど同年代から見たら厳しいようだから親父は俺に恨まれてるんじゃないかって思ったらしい
90:絶鬼
まあ、普通なら恨まれるって思うよね
91:半妖
まあ確かに前世でジジイが厳しく修行してた時は『なんでこんなことしなくちゃいけないんだ』って思ったな
まあ、強くなる楽しさ知ったら逆に心配されるようになったけど
92:半妖
まあいいや、ソレより雷霆さんの親父が悪魔の半魔っていうのと、絶鬼さんの地獄での訓練、あと他の話も気になる・・・ん?
93:黒死
どした?
94:半妖
親父から妖怪討伐の指令
実戦だ
95:世界
マジ?じゃあライブ配信してくれない?
頭の中で『LIVE』って念じると出来るから
96:闇石
念のために注意しておくが、ここで配信されたら永久に残るからな
恥ずかしい戦い見せたくなかったら別にいいぜ
97:半妖
易い挑発だな
いいぜ、乗ってやる
【LIVE】
真夜中の廃村。
一体の巨大な百足か地面を這っていた。
百足上臈。上半身が女で下半身が百足の妖怪。
彼女は一夜でこの村の人間を惨殺し、女子供を食い殺したのだ。
妖怪によって一つの村が滅ぼされるのは、この時代ではよくある事。
しかし、ソレは妖怪が束になって襲ってきた場合であり、一体で滅ぼされるのは稀。
その場合はとても強い妖怪だと意味する。百足上臈はそんな妖怪…。
「散魂鉄爪!」
「ぎゃあああああああああ!!?」
突如現れた小さな影。
ソレは爪を振るって百足上臈を真っ二つに切り裂いた。
上半身は人間サイズだが、百足の下半身は十数mはある。
だというのに、その爪撃は斬撃波となって百足上臈を縦に六枚卸しにした。
「フン、所詮は雑魚だな」
小さな影―――犬夜叉はため息をついた。
未だ六歳の幼児。しかしその実力は村を壊滅させた妖怪を軽く凌駕する。
銀髪に金色の瞳。
頭部には犬のような耳に、手には鋭い爪。
火鼠の羽衣をマントのように羽織っている。
「さて、次は…来たか」
後ろを振り返る。
一寸先は完全な闇。しかし、犬夜叉の目は次の敵を捉えていた。
十数人程の盗賊たち。彼らは弓矢を一斉に放った。
「豪風爪!」
犬夜叉が腕を振るう。
途端に吹き荒れる強風。
ソレは矢を吹き飛ばすだけでなく、盗賊たちをも薙ぎ払った。
「烈風爪!」
続けて爪を連続で振るう。
カマイタチのように発生する斬撃波。
ソレは残った盗賊たちを悉く切り裂いた。
「疾風爪!」
今度は爪を貫く。
指先から生じる刺突の衝撃波。
ソレは逃げ惑い背を向ける盗賊へと矢のように射抜いていった。
「ギィ…ギャア・・・」
盗賊の死体から、三つ目のカラスのような妖怪が出て来た。
屍舞烏。人間の死体に巣食って操る烏妖怪。
犬夜叉は嗅覚で何処に屍舞烏が潜っているかを捉えていた。
豪風爪で動きを止め、烈風爪で死体を斬り、疾風爪で本体を貫く。
効率的かつスムーズ。人間らしいやり方。半妖だから出来る戦法である。
「まだいるのか」
空を見上げると、雑多な妖怪の群が向かっていた。
一体一体が武装出来ない村人にとっては脅威となる妖怪。
ソレが束になって犬夜叉に襲い掛かる。
「面倒くさい。一気に吹っ飛ばすか」
両手を翳して妖力を籠める。
圧縮された妖力は赤い光となり、バチバチと音を立てながら、空気を震わせる。
「ふっとべ」
放たれた妖力の塊。
ソレは妖怪群体の丁度中央に投げられ、盛大な爆発を起こした。
赤い電撃と衝撃波になって全体に広がる妖力の爆弾。
妖怪たちは一掃され、僅かな生き残りは逃げて行った。
「じゃ、残党狩りに行くか」
犬夜叉が妖気を纏う。
全身から発せられる赤いオーラ。
ソレはただでさえ高い犬夜叉の身体能力を更に引き上げ、爆発的な威力を生み出す。
その場から駆け出す。
凄まじいスピードで疾走する犬夜叉。
その様は傍から見れば赤い砲弾が撃ち出されるかのようだった。
「弱いな」
あの後、犬夜叉は難なく残党を処理した。
訓練を経て、犬夜叉は強くなった。
齢六歳の幼児。しかしその戦闘力は並の大人の妖怪を軽く超える。
原作で言えば、初期の鉄砕牙を持ってない犬夜叉程であろうか。
これでまだ成長途中。彼はもっと強くなれる。
「(けど何で今日は妖怪がこんなに出たんだ?)」
妖怪が束になって出る事は珍しい。
そもそも妖怪は群れない。自分勝手で協調が出来ない妖怪が集まっても争うかバラけるかのどっちかだ。よって集まるには何かしらの理由がいる。
何かに引き寄せられてただ集まったか、自分より強い者に命令されたか…。
「!?」
咄嗟に結界を張る犬夜叉。
間流結界術。転生して半妖になった今でも健在である。
ただ、この世界の呪力や結界は元の世界と法則が違うのか、若干変容しているが。
結界に何かが巻き付いて来た。
黒い糸のようなもの。髪の毛だ。
殺気を嗅覚で感知したから咄嗟に動いたが、大当たりだったようだ。
「(髪の毛による攻撃…確か、逆髪の結羅だったか)」
スレ民から聞いた原作情報。
犬夜叉は原作の知識を持ってない。故、予めスレ民から話を聞いた。
確か逆髪の結羅は初期の妖怪であり、犬夜叉の銀髪を狙っていたという。
「(ああ、コイツが原因か)」
犬夜叉は合点がいった。
この妖怪が先程の雑魚妖怪を支配していたのだと。
「じゃ、親玉の討伐しにいくか」
犬夜叉は一旦結界を解除し、その場から跳んだ。
今の犬夜叉は火鼠の羽衣をマントみたいに羽織ってます。
六歳児なのも相まってガッシュっぽくなってます。